ヒーローガールとヒーロー気質の転生者   作:振り子メンタル

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メインルート第61話です!

今回でアニメの18話部分が終わります!

それでは、本編をどうぞ!


誕生!キュアバタフライ!

「あげはさん、覚悟は出来てる?」

 

ソウヤ君が私にそう尋ねる。

 

「えるぅ!?」

 

「ソウヤく…ソウナちゃんがスカイトーンを!?」

 

「そんなことがあり得るんですか?」

 

「まさか、プリンセス以外がスカイトーンを生み出したなんて…」

 

「どういうことだよ!」

 

ソウヤ君がスカイトーンを生み出したことに、みんなが驚きを隠せていない。

 

まぁ、私もびっくりしてるんだけどね…

 

「まぁ、細かいことは後で…今はあげはさんの気持ちを聞かせて」

 

そう言って、ソウヤ君は私を見つめる。

 

真っ直ぐな目…本当にソウヤ君は真っ直ぐな男の子だよね…そんなソウヤ君が私は大好きなんだけど。

 

「…うん!覚悟は出来てるよ!ソウナちゃん」

 

「その、ソウナちゃん呼びは未だに慣れませんけど…まぁ、それは良いです。今の私はこの保育園の見習い先生ですからね!」

 

「そうだね!私達は保育士…最強の保育士も最強のヒーローも目指す所は一緒!それは…大切な人達を守ること!」

 

そう言いながら、髪をほどいていく。

 

「そのために…私は!」

 

そうして決意を固めると同時に、私の胸の辺りに光が現れ、プリキュアに変身するためのミラージュペンが出現する。

 

「たける君、多分どこかで見てるだろうから先に言っとくね!私とあげは先生は今から最強になるよ!」

 

ソウヤ君の言葉にどこからともなくたける君が返事をする。

 

「2人はもうさいきょうだよ!」

 

その言葉を聞き、私とソウヤ君は笑い合う。

 

「よし!それじゃあソウナちゃん!アゲアゲでいこっ!」

 

「はい!」

 

そうして、私達はプリキュアへと変身する。

 

________

 

_____

 

___

 

「スカイミラージュ!トーンコネクト!」

 

マイク状に変化したスカイミラージュにトーンコネクトをセットする。

 

「ひろがるチェンジ!バタフライ!」

 

スカイミラージュにBUTTERFLYの文字が現れ、ディスク上のステージが現れる。

 

そして、髪が金色の髪へと変化し、ハイカットブーツが装着される。

 

「煌めきホップ!」

 

頭に蝶を象った装飾がついた帽子のようなものが装着され、彼女の両耳には蝶の形を半分ずつにしたようなイヤリングが装着された。

 

「爽やかステップ!」

 

赤みがかったピンクのドレスが装着され、右足に黒タイツ、左足にアンクレットのついた白のニーハイソックスが出現する。

 

「晴れ晴れジャンプ!」

 

腕に中指で止められたアームカバーが肌と一体化するかのように広がった。そして、最後に目元にピンクのアイシャドウが描かれ、変身が完了する。

 

「アゲてひろがるワンダホー!キュアバタフライ!」

 

バタフライが名乗りを上げた後、同時に変身を終えたキュアナイトが名乗りを上げる。

 

「静寂ひろがる夜の帳!キュアナイト!」

 

「2人だけどやっちゃおう!」

 

「えぇ…まぁ良いですけど」

 

「「ひろがるスカイ!プリキュア!」」

 

そうして、2人の最強の保育士が誕生するのだった。

 

///////////////

 

「キュア…」

 

「「バタフライ!!」」

 

「あげは先生とソウナ先生がプリキュア!?」

 

いつの間にか近くに来ていたのか、たける君がそう口にする。

 

「キュアバタフライ、頑張れ〜!」

 

「了解!」

 

「私への応援はなしですか…まぁ、良いですけど…」

 

「まぁまぁ。今はランボーグを倒すことに集中しよ!」

 

バタフライの言葉にランボーグに再び向き直る。

 

「まさか、そこの外野がプリキュアになって…しかも、あの可憐な少女がキュアナイトだったとはね…」

 

「うへぇ…勘弁してよ…」

 

バッタモンダーに可憐な少女とか言われるとか、気持ち悪いんだけど…

 

「でも、僕達は敵同士だからね。容赦なく叩きのめしてあげるよ!」

 

バッタモンダーがそう言うと同時にランボーグから黒いエネルギーが発射される。

 

それをバタフライが蝶型のシールドを展開して防いでくれた。

 

「アゲアゲの私には効かないよ!」

 

なるほど…バタフライの力はそういう感じか。

 

「待ってて!さっさとあいつを倒して解放してあげるから!」

 

「「「はい!」」」

 

スカイ達の返事を聞き、俺達はランボーグへと向かう。

 

「バタフライ!」

 

「…!OK!」

 

バタフライは俺の意図を理解してくれたのか、そう返事をしてくれた。

 

そして、俺達はランボーグの攻撃を回避していく。

 

「お遊戯の時間はおしまい!」

 

そして、バタフライが投げキッスをすると蝶が出現し、そのままランボーグに向かって飛んでいき、ランボーグにぶつかると同時に爆発した。

 

「ナイト!受け取って!」

 

バタフライが蝶型のシールドを展開し、それを俺にパスしてくれた。

 

それを受け取りランボーグに接近していく。

 

俺の接近に気づいたランボーグが黒のエネルギーを放つ。

 

今だ!喰らえ!ブレワイリンク式、ビーム弾きだ!

 

タイミングを合わせ、ランボーグのエネルギー波を跳ね返し、逆にランボーグにぶつける。

 

そして、その攻撃を受けたランボーグは怯んだ。

 

よし、上手くいった!バタフライのシールドを見て思いついた戦い方だったが、上手くいって良かった。

 

バタフライのおかげだな…バタフライが咄嗟に俺のやりたいことを理解してくれたおかげだ。

 

「バタフライ!今だよ!」

 

「OK!…ひろがる!バタフライプレス!」

 

バタフライがそう言うと、巨大な蝶型のエネルギーが出現し、そのままランボーグを押し潰し、ランボーグを浄化する。

 

その時、一瞬蝶があげはさんが乗っている車…確か、ハマーって言うんだっけ?それに変化したのには驚いたが、ランボーグを浄化することが出来たため、一瞬の内にその考えは頭の片隅に移動した。

 

「スミキッタ〜」

 

「ミラーパッド!OK!」

 

そうして、あの空間から解放されたスカイがミラーパッドにキラキラエナジーを回収した。

 

「い…良い気になるなよ!僕がさらに本気を出せば…」

 

「いつでも相手になるよ」

 

バタフライがバッタモンダーを睨みつけながら、さらに言葉を続ける。

 

「でも…もし、また私の大切な人達に手を出したら…許さない!」

 

「ひっ…ば、バッタモンモン!」

 

バタフライの迫力に負けたのか、バッタモンダーは怯えながらその場から消えていった。

 

「やった〜!キュアバタフライもキュアナイトもかっこいい!」

 

「フフ…先生達のことはみんなに秘密ね!」

 

「たける君、約束できるかな?」

 

「うん!だれにもいわないよ!あげは先生、ソウナ先生…ぼく、大切な人を守る最強になるよ!」

 

あげはさんと俺の言葉にたける君はそう返してくれた。

 

「きっと、たける君ならなれるよ!先生も応援してるからね」

 

そう言いながら、俺はたける君の頭を撫でた。

 

そんな会話を交わしているとみんながこちらに集まってくる。

 

「バタフライ!これからは…」

 

「一緒に戦えるんですね!」

 

「すごくすごく嬉しいです!」

 

「あげっ!」

 

何故かみんなは両手の人差し指を上にあげるという、あげはさんがよくやっているアゲアゲのポーズをしながら次々に声を掛けてきた。

 

「そのポーズはともかくとして、確かにバタフライと一緒に戦えるのは私としても嬉しいです!これからよろしくお願いしますね!」

 

「ありがとー!これからは保育士とプリキュア、両方頑張っちゃうから、よろしくね〜!」

 

キュアバタフライが笑顔を浮かべながら、そう口にする。

 

俺は心強い仲間の姿を見ながら、思わず笑みを零すのだった。

 

///////////////

 

「たける君、バタフライも大好きになったみたいですね」

 

たける君の書いた絵を見ながら、ソラがそう口にする。

 

「そうみたいだな…」

 

「ソウヤ、保育園での実習はどうでしたか?」

 

「まぁ、色々あったけど、楽しかったかな」

 

「それなら良かったです!…あ、告白とかされませんでしたか?大丈夫でしたか?子ども達とかにも…」

 

「うん?なんで告白されるんだよ…最後まで、変装はバレなかったし、告白なんてされてないよ。子ども達の告白とかもなかったし…でも、なんでそんなことを聞くんだ?」

 

「いえいえ!なんでもありません!ともかく、それは良かったです…ほっ」

 

ソラが安堵したような表情でそう口にすると、何故かましろさんもホッとしたような顔をしていた。

 

どういうことなんだ?…まぁ、良いか。

 

「…あげはちゃん、また泊まりに来てほしいな…」

 

「ましろさん、そのことなら…」

 

俺がそう言うと同時に、インターホンが鳴り、ソラが出ようとした瞬間、大荷物を持ったあげはさんがやってきて、ソラに抱きついた。

 

「サプラーイズ!」

 

「わっ!うぅ…」

 

「はいはい。あげはさん、ソラがしんどそうだから退いてあげて」

 

「あっ!ごめんごめん!」

 

そう言いながら、あげはさんはソラから離れた。

 

「ソウヤ…ありがとうございます。助かりました…」

 

「どういたしまして。…それで、実はあげはさんは…」

 

「待って!そこから先は私が言うから!」

 

そう言って、あげはさんは少し間を空けて言葉を続けた。

 

「実は、今日から私もここに引っ越してきたんだ!ほら、私もプリキュアになったことだし!…みんなを驚かせたくて、ソウヤ君以外には内緒にしてたんだ!これからよろしくね!」

 

「「「サプラーイズ!」」」

 

「あげっ!」

 

「イエース!アゲアゲ!」

 

「…なんだこれ?」

 

謎の会話に思わずそう言いつつも、俺はこれからの生活に思いを馳せるのだった。

 




といった感じのメインルート第61話でした!

次回は前回も言ったように、BURNINGさんとのコラボ回のソウヤ側のエピローグ的なものを書こうと想っています。

それでは、今回はここまで!ここまでの拝読ありがとうございます!
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