ヒーローガールとヒーロー気質の転生者 作:振り子メンタル
キュアプリズムの変身シーン良かったですね!キュアスカイの変身シーンもめちゃくちゃ気合い入っててついつい何度も見てしまいます!
それでは本編をどうぞ!
「はぁ…やってしまった…」
ヨヨさんとましろさんが用意してくれた、朝食を目の前にしながら、そう口にする。
「ごめん、ましろさん…せっかく、夕飯を用意してくれたのに寝ちゃってさ」
「良いよ良いよ。ソウヤ君も疲れてただろうし無理ないよ」
「ありがとう…よし、切り替えて…頂きます!」
朝食は、ご飯に味噌汁、鮭の塩焼きかな?後はほうれん草のおひたしに玉子焼き、きんぴらごぼうという素晴らしい朝食だった。
おっと、梅干しまである!すごいな…こんなに頂いて良いのだろうか?
「いや、ここで食わない方が失礼だな…さて、どれから頂こうかな?」
「うんま〜!何ですか?この魚!くさみがなくて歯ごたえプリプリ…甘みが口の中にブワーっと広がって、まるで目の前に大海原が広がるようです!」
「「グルメリポーターかよ(かな?)」」
「うん?ソウヤ君、グルメリポーターとか知ってるの?」
しまった!つい、勢いでツッコんでしまった…とりあえず、返事をしないと。
「えっ…まぁ、知ってるけど…って、ソラ!それ梅干し!そのまま食べるとすっぱ…」
俺が注意するより先にソラが梅干しを食べ、顔をしかめていた。
「梅干しはまだ早かったかな…ん?あれ、また…」
「じゃあ俺はソラが美味しそうに食べてた鮭から頂こう…はむっ…うまっ!めちゃくちゃ美味い!ソラみたいに食レポはできないけど本当に美味い!」
鮭を食べ、ご飯を口に運ぶ。あぁ…美味い…まさかまたこんな風に鮭とご飯を食べられる日が来るとは。
味噌汁も美味しいし、本当に感謝しかないな。
「待って待って!ソウヤ君、詳しくない?スカイランドにも同じものがあるの?」
俺が朝食を食べ進めていると、ましろさんからそんな質問をされる。
くっ…!このまま何事もなかったかのように進めたかったんだけど…ダメだったか。
「いえ、私は見たことがありませんよ?ソウヤは物知りですね!」
「まぁね…こう見えて、物知りなんだよ俺」
「いや、それは無理があるんじゃないかな…」
「…まぁ、確かにね…とはいえ、説明しても信じてもらえるかわからないし、もう少し状況が落ち着いてから話すよ」
「わかった…ごめんね?問い詰めるみたいに聞いちゃって…」
「いや、こっちが話さなかったせいだから、ましろさんが気にすることじゃないよ…ごちそうさまでした!すごく美味しかった!ありがとう!」
「…ふふっ!どういたしまして!」
そうして、俺は食べ終わった食器を持っていった。
/////////////
「昨日、襲ってきたやつ…えっと、ザブトンだっけ?カツドンだっけ?」
「大体そんな名前だったと思います!」
「いや、流石に違うだろ…確か…あれ?そういえば俺も知らないな」
朝食を食べ終わった後、エルをヨヨさんに預け、俺達は買い物に向かっていた。
ソラもあの子の呼び名を考えていたようで、まさかの俺の呼び名と同じ、エルちゃんという呼び名になった。
まぁ、そんなこんなで買い物に向かったわけだ。
なんでも、昨日買い忘れたものを買いに行くのと一緒に俺とソラの服を買ってくれるようだ。
本当に感謝しかないな…この恩はしっかりと返さないとな。
「まだこの辺に居るのかな…ばったり出くわしちゃったらどうしよう…」
「私が追い払います!」
「まぁ、今のソラなら可能だろうけど…油断大敵だぞ?ちょっとした油断で足元を掬われかねないからな…」
「大丈夫ですよ!安心して私に任せて…」
ソラがそう言った直後、携帯の音が鳴り響き、ソラがびっくりした声を上げながら、思わず構えを取った。
「…任せても大丈夫かな?」
「うぅ…取り乱しました…ヒーローはたとえ火の中水の中、どこであろうと冷静沈着でなければなりません!この世界の機械に驚くのはこれで最後です!」
ふんす!と意気込みながらソラはそう言い切った。
「スマホの着信音にびっくりしてるようじゃ先が思いやられるけどな…」
なにせ、この世界にはスカイランドにはないものがたくさんあるからな。
そんなことを思いながら目的地へと向かうと、案の定、ソラが驚きの声を上げた。
「た、建物の中に市場が!?」
「これはショッピングモールってやつだよ。ソラの言う通り、建物の中に市場があって、食料品とか服、アクセサリー、後は本とか玩具、ゲームなんかも売ってたりするんだ」
「そうなんですか!ソウヤは本当に詳しいですね!」
「あはは…まぁね。それじゃあましろさんを追いかけようか」
「ま、待ってください!」
そう言いながら、ソラは俺の手を掴む。
「私、ここの場所に詳しくありませんし、迷ってしまいそうなので…て、手を握ってくれませんか?」
ソラが上目遣いでそう言ってくる。
くっ…こんなの断われるわけないだろ…
「わかった。それじゃあ手を繋いで行こうか」
「はい!」
そう言って嬉しそうに笑みを浮かべるソラを見ながら、ましろさんの後を追いかけるのだった。
「2人とも、早く〜!」
「ごめん、お待たせしちゃって…」
「大丈夫だよ!…あっ、ふふっ!2人は本当に仲が良いね!」
俺とソラが手を繋いでいるのを見て、ましろさんが笑みを浮かべながらそう言った。
なんかちょっと照れくさいな…ソラと手を繋ぐのは悪い気はしないけどさ。
そんなことを思いながら歩き始めると上へと向かうエスカレーターが目に入る。
「ソ、ソウヤ!あれ!あれは何ですか!?階段が動いてます!」
「あれはエスカレーターだな…自動で動く階段で、乗るだけで上の階へと行けるし、逆に上から下の階にも行けるんだ。まぁ、初めて乗る時は緊張するけど、大丈夫だよ」
そう伝えながらソラの手を引き、エスカレーターに近づき、ソラがエスカレーターに上手く乗れるように誘導しながら乗った。
「すごいです!本当に動いてます!」
「落ちないように気をつけろよ」
「は、はい…」
そんなふうにソラをエスコートしつつ、服屋へと向かう道中、今度は小さなロボットが現れ、ましろさんの元へと向かっていた。
「ソウヤ!今度は人形が動いてます!あれはなんだか怪しげです!ましろさんを助けにいかなければ!」
「待て待て、あれはお客様が道に迷ったり、行きたい場所がわからなかったりした時なんかに、あの人形…ロボットって言うんだけど、そいつに聞いたら教えてくれるんだよ…まぁ、俺もあれはあんまり見たことないから、詳しいことはわからないけど」
「そうなんですか…怪しげな存在ですが、ましろさんに悪さをしようとしているわけではないんですね…」
「そうそう。だから安心して良いぞ」
そんなふうに会話をしていると、ましろさんがこちらに来た。
「2人共、お待たせ!今から案内するね!」
そうして、ましろさんに案内されながら、俺達は服屋に向けて歩を進めるのだった。
///////////////
「うーん…俺はこの場に居て良いのだろうか?」
「全然大丈夫だよ!ソラちゃんもソウヤ君に見て欲しいって言ってたんだし!」
「まぁ、それなら良いのかな?」
ましろさんに案内されて服屋に辿り着いたまでは良かったが、俺にはファッションはよくわからないし、ましろさんに服を選ぶのを任せて、自分の服を先に買ってこようと思っていたら、ソラに…
『ソウヤにも見てほしいです…それで、どれが一番似合っていたか教えてくれませんか?』
などと言われてしまい、断ることが出来なかった。
「ソラは普段から可愛いし、なに着ても似合いそうだけどな…」
全部似合っていた場合はどうしたものか…まぁ、俺の主観で決めるしかないか。
そんなことを思っていると、ソラの小さなファッションショーが始まった。
まず、見せてくれたのはお嬢様学校の制服のような服装だった。
言わずもがな可愛いと思う…ただ、ソラのイメージとは合わないような気もする。
その次はセーラージャケット、その次はワンピースを着ていて、両方ともすごく似合っていた。
だけど、どうにもしっくりこない…似合っているのにしっくりこないって変な感じだが。
そして、ワンピースの後は青のシャツにサスペンダーという服装で、これも似合っていて、今まで見た服装の中ではかなりソラに合っている気がした。
そうして、次々と服装を見ていき、ようやく一番似合っていると思う格好が決まった。
「ソウヤ、どうでしたか?」
「どれも似合ってたよ!…正直悩みどころだけど、俺はこの服装が一番好きかな?」
そうして、俺は今ソラが着ている服装を指差した。
その服装は白色と空色を基調とした袖口が広い長袖のTシャツとネイビーミニスカートに青のニーハイソックスにスニーカーという服装だった。
「今着ているこれですか?」
「そ。どれも似合っていたけど、この服装がソラに一番合ってるかなと…ソラらしさって言うのかな?それを出しつつも、可愛くオシャレに仕上がってるなって思ってさ」
「そ、そうですか?えへへ!嬉しいです!ましろさん、この服、買った後にそのまま着ていくことって出来ますか?」
「出来るよ!じゃあこれを着て行こっか!」
「はい!」
「えっ、ちょ…自分で言っておいてあれだけどそれで良いのか?」
「もちろんです!これが良いんです…ソウヤが選んでくれたこの服が」
そう言いながら、ソラは微笑みを浮かべる。
「そうなのか?まぁ、ソラがそれで良いんなら構わないけど」
そうして、俺は少し照れくささを覚えながら、会計に向かうソラ達に視線を移すのだった。
といった感じの第6話でした!
色々と詰め込んだ結果、ソラとソウヤ君のデート回みたいになりました!いつかは2人きりデート回とかも書きたいですね!
それでは今回はここまで!ここまでの拝読ありがとうございます!