ヒーローガールとヒーロー気質の転生者   作:振り子メンタル

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メインルート第70話です!

ついに、この小説も70話目に突入しました!これもこの小説を読んでくださっている皆様のおかげです!ありがとうございます!

今回は時間軸としてはアニメの20話部分が終わった後になります。20話部分はアニメと同じ展開だと思って頂いて大丈夫です。

それでは、本編をどうぞ!


帰宅と対抗策

「ただいま!」

 

「ソウヤ!お帰りなさい!スカイランドでの用事はどうでしたか?」

 

「うん。昔の戦いの跡地に行ってさ、ちょっとしたトラブルはあったけど、楽しかったよ」

 

「それは良かったです!」

 

「ソウヤ君、お帰りなさい!お姉さんとゆっくり過ごせた?」

 

ソラに続けて、ましろさんがそう言葉を続ける。

 

「そうだね…跡地に行った後は青の護衛隊の本部に行って、ベリィとアリリ副隊長にも挨拶して…後は姉さんと2人でゆっくり過ごしたよ。ましろさんはどうだった?良いことあった?」

 

「うん!実は、私のやりたいことが見つかったんだ!」

 

「そうなんだ!ちなみにましろさんのやりたいことって?」

 

「絵本作家!この前、絵本コンテストがあって、それがきっかけだったの!そのコンテストには落選しちゃったけど、私、もっと絵本を書きたい!そう思ったんだ!」

 

「そっか…良い夢だね!実は、俺もやりたいことが見つかったんだ」

 

「ソウヤ君も!?聞かせて!ソウヤ君!」

 

ましろさんは食い気味に俺に質問する。

 

そうして、俺が答えようとすると、ツバサ君とあげはさんも合流した。

 

「ソウヤ君、お帰り!」

 

「元気そうで良かった!それで、ソウヤ君のやりたいことって?」

 

「みんな居るし、言っちゃっても良いか…俺はスカイランドに遺跡調査隊を作りたいんだ…スカイランドに遺跡調査隊を作って、今回の跡地みたいないろんな場所を調査したいなって」

 

「確かに、スカイランドに遺跡調査隊なんてものはないですもんね…」

 

「うん。だから俺が作るんだ!それで、みんなから忘れられてるプリキュアの伝説…エトの物語をみんなに伝えていきたい。エトの生きた証を残したいんだ」

 

『…!ソウヤ様!ありがとうございます…!』

 

俺の言葉を聞いた、エトの嬉しそうな声が響く。

 

「そっか!うん…良い夢だと思う!ソウヤ君、私達の夢、見つかったね」

 

「そうだね」

 

そうして、俺とましろさんは笑い合う。

 

穏やかな時間が流れる中、俺はこの時間がいつまでも続くことを祈るのだった。

 

////////////////

 

「…やっぱり、ソラとましろさんは今日、スカイランドで一緒に戦ったことを覚えていない…いや、そもそも知らないみたいだな」

 

もちろん、2人に直接聞いたわけじゃないけど、おそらくそうだと思う。

 

ということは、俺の推測は残念ながら当たっているようだ。

 

自分の部屋でそんなことを考えていると、ふと人の気配を感じた。

 

「ソウヤ…」

 

気配を感じた方向に視線を移すと、そこには暗い表情をしているソラの姿があった。

 

そして、同じように暗い表情をしているましろさんの姿も確認できた。

 

「ソラ、ましろさん…2人は未来から来たソラとましろさんで良いんだよね?」

 

俺がそう尋ねると、2人は驚いたような顔をした。

 

「どうして、わかったんですか?」

 

「スカイランドで会った2人は様子が変だったし、バーストタイムに関しては誰にも言ってないのに、それを知っていたからな…」

 

「そうだったんですね…やっぱりソウヤはすごいです…」

 

「2人がどうして過去に来たのか…その理由もわかったよ」

 

俺はそう言って、一瞬間を置いて言葉を続けた。

 

「…何が起きたかまではわからないけど…未来で俺はやばいことになっていて、それを助けるために2人は過去に来てくれた…そうだろう?」

 

俺がそう言うと、2人は頷いた。

 

そして、そのまま2人は泣き出してしまった。

 

「ソウヤ…私…もうどうすれば良いかわからないんです…」

 

「ごめんね…ソウヤ君…こんなこと言ったらダメだってわかってるけど…助けて…ソウヤ君…私もどうすれば良いかわからないの…」

 

「もちろん。最初からそのつもりだよ…聞かせてくれるか?」

 

俺がそう尋ねると、2人はポツポツと今までの経緯を話してくれた。

 

_______

 

____

 

__

 

「なるほど…俺がランボーグに…」

 

2人から聞いた話はこうだ。

 

俺がスカイランドに出かけた日から俺の姿が見えず、ベリィやアリリ副隊長に捜索を頼んで、数日が経った後、俺の姿を見かけたという情報が入ったらしい。

 

そして、街中で俺の姿を見たソラが後を追いかけると、それがバッタモンダーが作り出した幻であることが判明する。

 

そして、さらに衝撃的な事実が判明する。

 

ランボーグの素体は俺で、しかも浄化=死であり、ソラの心は折れてしまった。

 

そんな時にエトが姿を見せ、エトと俺の絆によって誕生したスカイトーンの力を使って、ソラとましろさんと共に過去へと跳んできたのだという。

 

その時に、エトから俺がアンノウンとの戦いで、バーストタイムを使用しすぎたせいで、体力を消耗しアンノウンと相討ちという形で倒れてしまったことを伝えられたらしい。

 

「だから、俺が跡地で戦闘した後の時間に跳んだのか…そして、介入した結果、俺は今回ランボーグにならずに済んだわけか…ありがとう。2人のおかげで今ここにいる」

 

「いえ、そんな…」

 

「結局、未来は変わらなかったし…私達のやったことは無駄だったのかな…」

 

「いや、それは違うよ。2人のおかげで猶予が出来た…そして、その猶予のおかげで、なんとかする方法を思いついた」

 

「「えっ!?」」

 

2人は同時に驚いたような声を上げる。

 

「といっても、博打みたいなものだけどね…でも、俺はみんなを信じてる。きっとこの方法だって上手くいくと思ってるよ」

 

「どんな方法ですか?」

 

「無茶な方法じゃないよね?」

 

「ある意味、無茶かもね…要するに、みんなに丸投げするわけだし…俺に出来るのはお膳立てぐらいなものさ」

 

そう口にして、俺は続けて思いついた方法を2人…いや、ソラ達を連れてきたエトも含めた3人に伝えた。

 

「まず、今回は俺がランボーグになるのを止めなくて良い」

 

「どうして?それじゃあソウヤ君が!」

 

「まぁ、多分だけど、仮に止めたとしても日にちがズレるだけで、最終的な結末はおそらく変わらない…某運命石の扉で言うところの世界線の収束みたいなものじゃないかな」

 

「世界線の収束?それは一体…」

 

「要するに、このまま過去を変えるだけじゃダメだってこと…俺がランボーグになることが決まっているなら、そこから救うのがベストだと思う」

 

どれだけ過去を変えても俺がランボーグになるのが確定しているというのは、逆に言えばその先のことは確定していないということだ…つまり、やりようによっては何とかなる…そういうふうに考えられる。

 

「確かにそれが出来るなら良いですが…でも、どうするんですか?」

 

「…これをエトに渡してくれ。本当はその辺にいるんだろうけど、過去の自分に会うとタイムパラドックス的な何かが起きるんだろうから、後でエトに渡してくれれば良い」

 

そう言いながら、俺はサンライズのスカイトーンをソラへと手渡す。

 

「これは…!良いんですか?」

 

「うん。これは俺とあさひの絆の証…これを使えば、あさひに助けを求められると思う。俺達の世界にランボーグ化した人間を助ける方法が今はなくても、あさひ達の世界にはあるかもしれない…今のエトなら、あさひをこちらの世界に呼ぶことも出来るはずだ」

 

まぁ、実際呼べるかどうかはわからないけど、何もしないよりはマシだろう。

 

それに、あさひを呼ぶことが出来るなら、きっと来てくれると信じている。

 

「…わかりました!必ずエトさんに渡します!」

 

「ありがとう。…後は姉さんにも協力してもらえるよう頼んでみてくれ…姉さんなら協力してくれるよ」

 

「わかった!後でシャララ隊長のところにも行ってみる!…ごめんね、ソウヤ君…私達がソウヤ君を助けないといけないのに、結局、頼っちゃって…」

 

「良いよ!2人が頑張っているのに、俺だけ何もしないわけにもいかないからさ」

 

俺がそう言うと、2人の表情が少し和らいだ。

 

さっき来たばかりの時は、2人共暗い表情をしていたから少し安心した。

 

「ソウヤ〜…ご飯が出来ましたよ!」

 

「おっと、こっちのソラが呼んでる…それじゃあ2人共、またね…大丈夫。きっと上手くいく!俺を…そしてみんなを信じてくれ」

 

俺がそう言うと、2人は大きく頷いた。

 

そんな2人を見た後、俺は部屋を出るのだった。

 




といった感じのメインルート第70話でした!

次回は、時間軸としてはアニメの21話部分になると思います!それにしても、明日のひろプリがどうなるのか気になりますね…ハッピーエンドなら良いんですが…

それでは、今回はここまで!ここまでの拝読ありがとうございます!
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