ヒーローガールとヒーロー気質の転生者   作:振り子メンタル

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メインルート第75話です!

今回で戦いの決着が着きます!

それでは、本編をどうぞ!


流星の想いと決着

「シャララ隊長…隙を作るってどうやって…?」

 

「…事情はエトから聞いている。お前がキュアサンライズ…別の世界からソウヤを助けにきてくれてありがとう…あの子は本当に仲間に恵まれているな」

 

「いや、そんな…ソウヤは俺達の世界を救ってくれました。だから、ソウヤが困っているなら、今度は俺が助ける…そう決めていただけです」

 

「そうか…」

 

シャララはサンライズに笑みを浮かべながら、そう口にする。

 

そして、青の護衛隊の剣を構え、ナイトランボーグに向かって歩いていく。

 

「死に損ないの護衛隊の隊長が、今更なんの用だい?」

 

「バッタモンダー…私の家族を返してもらうぞ」

 

「やってみなよ、出来るものなら」

 

そう言って、バッタモンダーがナイトランボーグをシャララに差し向ける。

 

「シャララ隊長!良かったら、これを使ってください!」

 

バタフライが蝶型のシールドを生成し、シャララに投げ渡す。

 

シャララはそれを受け取り、盾として構える。

 

「ありがとう。お前たちは私が戦っている間に作戦を考えるんだ!安心しろ、隙は必ず作る。…頼んだぞ、ヒーローガール」

 

そうして、シャララはナイトランボーグとの戦闘を開始した。

 

///////////////

 

「はぁっ!」

 

ランボーグと化したソウヤに剣を振る。

 

だが、ランボーグはそれを防ぎ反撃をしてきた。

 

それを何とか回避するが、凄まじい風圧が私を襲う。

 

「くっ…!これは一撃でも喰らったら、そのまま倒されてしまうな…」

 

ならば、戦い方を変えるまで。

 

落ち着け…私の役割はプリキュア達がソウヤを助け出せるように隙を作ることだ。

 

あの子の動きは私が一番良く知っている。

 

よく見ろ…ソウヤと稽古をしていたあの頃のように。

 

そうして、ナイトランボーグの攻撃を観察し、攻撃を受け流す。

 

続けざまに攻撃をされるが、それをすべて受け流すか、盾で防ぐ。

 

「ん?妙だ…」

 

さきほどから、攻撃を凌げてはいる。

 

だが、どの攻撃も途中で威力と速度が落ちている。

 

そのおかげで、ギリギリで攻撃を凌げている。

 

「…!そうか、そういうことか…!ソウヤも必死に抵抗しているのか…ならば、私がここで諦めるわけにはいかない!」

 

そうして、盾を構えて攻撃を防ぎ、好機を待つ。

 

そして、ナイトランボーグは再び大きく剣を振ってくる。

 

今だ!

 

剣が振るわれるタイミングに合わせ、盾を前に突き出す。

 

そして、剣を弾き体勢を崩す。

 

ナイトランボーグは体勢を崩し、隙が生まれた。

 

「はぁっ!」

 

そうして、そのまま剣を振り下ろし、ナイトランボーグを斬り裂いた。

 

_________

 

_______

 

____

 

〜シャララが戦闘を開始した直後〜

 

「サンライズ!」

 

シャララ隊長がナイトランボーグと戦闘を開始し、私はソウヤを助けるための作戦を考えるためにサンライズの元に向かう。

 

「どうしましょうか?何か作戦を考えないと」

 

「そうだな…といっても、やることはただひとつ、ヤタガラススタイルの攻撃を当てることだけ、なんだけど…」

 

「問題はどう当てるか、ですね…」

 

正直、ナイトランボーグに私達の攻撃が当たらない以上、シャララ隊長が隙を作ってくれることを信じるしかありません。

 

「シャララ隊長を信じるしかない…俺達は俺達に出来ることをしよう」

 

「私達に出来ること…そうです!ソウヤから託されたこのスカイトーンなら…」

 

そうして、スカイトーンを取り出す。

 

「スカイ、それは?」

 

「ソウヤが私のために用意してくれたスカイトーンです。1回きりの最後の切り札…私を気遣う言葉と一緒にこのスカイトーンについて手紙に書かれていました…これなら、きっと」

 

『このスカイトーンは、ソラの願いの強さによって、いくらでも力を発揮できるスカイトーンだ。ただ、この力は強大で、1回きりの最後の切り札だ…使いどころには気をつけて。…ソラ、心配かけてごめん。いくら未来を変えるためとはいえ、無茶して。でも、これだけは言える。俺の行動は何一つ無駄になんかならない…みんなを信じてるよ。

 

最後に。

 

帰ったら、一緒にいろんなところに行こう。後、ソラの両親に挨拶もしないとだ…やることがいっぱいだな…それじゃあ、またね。ソラ』

 

手紙の内容を思い出し、スカイトーンを握る手に力が入る。

 

…ソウヤ、絶対に助けます。私だって、ソウヤともっと一緒に未来を見たい!また一緒に笑い合いたい…いろんなものを見たい…だから、絶対に諦めません!

 

「はぁっ!」

 

直後、シャララ隊長がランボーグを斬り裂く姿が見え、私はソウヤから託されたスカイトーンを準備する。

 

「シャララ隊長がくれたチャンス…無駄にはしません!」

 

そうして、私はスカイトーンを起動する。

 

/////////////////

 

「プリキュア!スカイ・ミライレコード!ミライコネクト!シューティングスター!」

 

スカイミラージュにスカイトーンがセットされる。

 

すると、キュアスカイの青空のような色の長いツインテールが一つに束ねられ、ポニーテールに変化する、そして、羽のような髪飾りが飾られる。そして、髪の一部がキュアナイトのような青みがかった黒髪に変化した。

 

そして、スカイの白を基調とした衣装の白色の部分が黒へと変化し、星を模した装飾が施される。

 

そして、左肩にしかなかったマントが両肩から装着され、背中を覆う。

 

そうして、キュアスカイの切り札が姿を現した。

 

_________

 

______

 

___

 

「これが…ソウヤが託したスカイトーン…!」

 

「サンライズ!この力でさらに追撃します!ヤタガラススタイルの準備を!」

 

「あぁ!」

 

そうして、私は全力でナイトランボーグに浄化技を放つ。

 

「プリキュア!ナイト・スカイ・シューティングスター!!」

 

その技を放った瞬間、夜空が現れ、私は分身して流星の如くナイトランボーグに超速で接近し、分身が連続でパンチをし、トドメに私自身がナイトランボーグにパンチする。

 

ナイトランボーグはシャララ隊長の攻撃を喰らい、私の攻撃を避けることができず、咄嗟に防ぐ。

 

「ソウヤ!私の願いはソウヤを助け出すことです!…いえ、違いますね…たった一つだなんて、それだけじゃ足りません…私はもっとあなたと一緒に居たい!いろんな場所に行きたいし、もっと恋人らしいことだってしたい…あなたと未来を見ていたい!」

 

そう言っているうちに、私の眼から涙が流れてくる。

 

「また一緒に笑い合いたい…また声を聞きたい…また笑顔を見たい…だから!戻ってきて!ソウヤ!!」

 

私の想いに応えるように体が星の煌めきのように輝き始める。

 

「はぁぁぁあっ!」

 

私の中から力が溢れてくる…今なら、きっと!

 

そして、そのまま私の攻撃により、ナイトランボーグは吹き飛ばされる。

 

「今です!サンライズ!」

 

「あぁ!任せろ!スカイミラージュ!トーンコネクト!スタイルチェンジ!ヤタガラス!」

 

サンライズに漆黒の鳥、八咫烏がアーマーのように飛んでいき、夜を思わせる黒と青を基調としたアーマーが装着される。

 

それはまるでキュアナイトを思わせる姿で、サンライズのあのスカイトーンはソウヤとの絆の力というのがよくわかりました。

 

「ソウヤ!今助けるから!ひろがる!サンライズシャドー!」

 

サンライズが技を放つと、ソウヤを傷つけることなくナイトランボーグから救出した。

 

「ソウヤ!!」

 

「スカイ!ソウヤを!」

 

ソウヤを助けだし、サンライズは私にソウヤを預ける。

 

「後はソウヤが抜けたランボーグの後片付けだ!」

 

サンライズがそう言うと、サンライズを黒い炎が包み、槍がサンライズの周りを回転し、槍が重なる。

 

「ひろがる!サンライズエクリプス!」

 

そして、巨大な槍を持ち、サンライズが飛び上がると日食が起きる。そして、巨大な槍をランボーグに向けて投げつけた。

 

「スミキッタ〜」

 

そうして、ランボーグが浄化された。

 

「ミラーパッド!」

 

いつの間にか来ていた、ヨヨさんがミラーパッドにキラキラエナジーを回収していた。

 

「ソウヤ君!」

 

「大丈夫ですか!みなさん!」

 

「待たせてごめん!ミックスパレット!癒やしの力、アゲてこ!」

 

ようやく目を覚ましたプリズムとウィング、そしてバタフライが合流し、ソウヤに癒やしの力を掛けてくれる。

 

「ソウヤ!お願い…戻ってきて!」

 

私は必死にソウヤの手を握り、呼びかける。

 

「やれやれ…そんな悲しそうな顔をされたら、起きないわけにはいきませんね…ほら、私ってヒーローですから…泣いている誰かを見捨てるわけにはいきません」

 

そう言って、キュアナイトの姿のままソウヤは笑みを浮かべる。

 

私は耐えきれなくてソウヤに抱きついた。

 

「…!ソウヤぁ…良かった…良かった…!私、もうあなたに会えないかと…」

 

「心配かけてごめん…でも、全部上手くいったでしょ?」

 

「そういう問題じゃないですよ…!もう…!」

 

ソウヤの言葉に私は泣きながら笑みを浮かべた。

 

「…ソウヤ、スカイ…空気を壊すようで悪いんだけど…こいつのことはどうする?」

 

そう言って、サンライズは気まずそうにバッタモンダーにヤタガラススタイルの槍を向けていました。

 

「ひっ…!」

 

「……放っておきましょう。こいつには倒す価値もありません…というより、ソウヤが無事だったので、正直どうでもいいです」

 

「お、おう…こっちのソラは辛辣だな…でも、わかったよ。ソラがそう言うなら、バッタモンダーにトドメは差さない。みんなもそれで良い?」

 

サンライズの言葉にみなさんも頷き、私はソウヤを抱っこして帰路へと着く。

 

「と、トドメを差さなくて良いのか…?じゃないと、また来るぞ!またお前の嫌がることをしてやる!それでも良いのか?ソラ・ハレワタール!」

 

「…構いません」

 

「は?」

 

「何をされたって負けないぐらい、強くなりますから」

 

項垂れているバッタモンダーにそう告げて、私達は家へと帰るのでした。

 




といった感じのメインルート第75話でした!

次回はエピローグになると思います。

それでは、今回はここまで!ここまでの拝読ありがとうございます!
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