ヒーローガールとヒーロー気質の転生者 作:振り子メンタル
今回は悩んだ結果、ましろさんのご両親とのオリジナル回になりました!といっても、アニメの描写が少ないので、ましろさんのご両親の口調など、おかしいところもあるかもしれませんが、楽しんで頂ければ幸いです。
それでは本編をどうぞ!
「な、なにこれ〜〜!?」
空港から家に帰ってきた俺達にましろさんのご両親がお土産があると言って渡してくれたのは、I ♡ MASIROと書かれたTシャツだった。
しかも、♡の部分にはましろさんの写真がプリントされていた。
それを渡されたましろさんは顔を真っ赤にしてる。
そりゃそうだ、俺だってこれをもらったらそういう反応をする自信がある。
「あはは…これは流石に…まぁ、外で着るのはあれだけど、部屋で着るぶんには、ギリギリセーフ…かな?」
俺は苦笑しつつ、精一杯のフォローをする。
ましろさんへの愛情を感じられるし、Tシャツの出来自体は良いものだったから、それを否定するのは憚られた。
「ソウヤ君…無理やりフォローしなくて良いよ…でも、ありがとう」
ましろさんが困惑しつつもそう口にする。
そして、しばらく黙った後、何かを閃いたのか、ましろさんが俺の近くに来る。
「ソウヤ君、良かったら一緒に着ない?」
「えっ!?それは構わないけど、ましろさんは良いの?」
「…ちょっと恥ずかしいけど、ソウヤ君と一緒なら大丈夫かなって…それに、私にとっても嬉しいことがあるし」
「嬉しいこと?」
「うん!ほら、着替えにいこ!」
「わ、わかった…」
そうして、俺は着替えに向かうのだった。
(ふふっ!やった!これでソウヤ君とペアルックだよ!それに、ソウヤ君があのTシャツを着るってことは、これは実質私への告白になるのでは?ふふっ、嬉しいなぁ!…まぁ、本当に告白されたわけじゃないけど、気分の問題だよね)
「ましろったら、積極的ね!」
「そうだね…ましろちゃんも恋をする年頃か…嬉しいような、悲しいような…複雑な気分だよ」
________
______
____
「一応着てみたけど…やっぱり、ちょっと恥ずかしいね…」
「俺も一緒だよ…まぁ、Tシャツのデザインはともかく、着心地は良いね」
「そうだね…ソウヤ君、ありがとう。私の我が儘を聞いてくれて」
「どういたしまして。…それで、どうしようか?これはもう脱いじゃう?」
「うーん…出来ればだけど、今日はこのままにしない?せっかく、パパとママが作ってくれた服だし」
「了解、そうしようか」
「うん!ありがとう!」
ましろさんが笑みを浮かべてそう口にする。
俺はましろさんの笑顔を見ながら、今日はこの恰好で過ごすことを決めるのだった。
////////////////
「うわぁ〜!すごく美味しそうです!まるで、宝石みたいです!なんですか!これ!」
ソラがテンション高めに聞いているのはましろさんのお母さんが作ってくれた天ぷらだ。
「これは天ぷらだよ。食材に衣をつけて揚げるんだけど、すごく美味しいんだよ!」
「そうなんですね!さっそくいただきます!」
「うんうん、どんどん食べて!ママの天ぷらはすごく美味しいんだよ!」
「それじゃあ私も!いただきまーす!」
「ボクもいただきます!」
「俺も!いや〜、久しぶりの天ぷら、楽しみだな!」
そうして、天ぷらを口に運ぶ。
美味しい!海老の天ぷらに、さつまいもの天ぷら…!他の天ぷらもめっちゃ美味い!
「「「「「美味しい〜!」」」」」
「ふふっ!喜んでくれて良かった!まだまだあるから、いっぱい食べてね!」
「「「「「はい!」」」」」
俺達は次々と天ぷらを食べていく。
そして、あまりの美味しさに俺達は天ぷらを完食した。
「「「「「ご馳走様でした!」」」」」
「久しぶりの天ぷら、めっちゃ美味しかった…ましろさんのお母さん、ありがとうございます」
「良いのよ!喜んでくれて良かったわ」
ましろさんのお母さんは笑顔でそう言った。
そして、天ぷらに満足した俺達は後片付けの手伝いをするのだった。
________
_____
___
「ましろ」
「うん?どうかしたの?ママ」
片付けが終わって、ひと息ついていると、ママが話をする。
「ましろの気になっている男の子ってソウヤ君?」
「へっ!?…ま、まぁ、そうなんだけど…」
「やっぱり!…ましろのソウヤ君を見る目は恋する女の子そのものだったもの」
「そ、そんなにわかりやすいかな?」
「えぇ、とっても!」
ママには私の気持ちはお見通しだったみたい。
「そっか…ねぇ、ママ…私は間違ってるかな?」
「間違っているってどうして?」
「…実は、ソウヤ君には恋人が居るんだ」
ママの質問に私は悩みながらもそう答える。
「ソウヤ君の恋人…もしかして、ソラちゃん?」
「うん…恋人が居る人を好きになるって、間違ってるかな?」
「…これはなかなか難しいわね…確かに良いか悪いかで言えば、悪いのかもしれないけど…」
「うぅ…やっぱり?」
「でも、諦めきれないんでしょ?」
「うん。これだけは絶対に諦められないよ…私ね、初めてなんだ…こんなに誰かを好きになったの」
「…なら、諦めずにアピールしていくしかないわね!ちなみに、ソラちゃんはましろがソウヤ君のことが好きなのを知ってるの?」
「うん、知ってるよ…でも、ソウヤ君のことは譲らないって。まぁ、当然だよね」
「そうね。自分の恋人を奪われたい人なんて居ないでしょうし…ましろ、困難な道になるとは思うけど、頑張って」
「ほんとに困難な道だよぉ…あげはちゃんもライバルだし…」
「あげはちゃんも!?ソウヤ君、モテモテね…いっそのこと、全員と恋人になれば解決するんじゃないかと思っちゃうけど…そんなこと出来ないだろうし…」
「そうだよね…でも、頑張るよ!私!…ママ、ありがとう。おかげで元気が出たよ!」
「ふふっ、どういたしまして!」
「ましろちゃ〜ん!こっちで一緒に遊ばないかい?いや〜、カードゲームなんて、学生の頃にやった以来だけど、やっぱり面白いね」
ソウヤ君達と一緒に遊んでいるパパが楽しそうにそう口にする。
流石、ソウヤ君…もうパパと仲良くなってるよ。
「ましろさん、こっちに来て!一緒にカードゲームしよう!ましろさんの分のデッキも用意したよ!」
「ホント!?ありがとう!ソウヤ君!今から行くね!…それじゃあ、ママ、また後でね」
「えぇ、楽しんできてね」
「うん!」
そうして、私はみんなのところに向かうのだった。
////////////////
ましろさんのご両親が帰ってきて数日が経ち、ご両親が海外に戻る日がやってきた。
この数日、ご両親とは一緒にゲームをしたり、料理を作ったり…そして、買い物に行ったりと楽しい時間を過ごした。
ましろさんも、ご両親と久しぶりに過ごせて楽しそうだったし、良かった良かった。
それにしても、買い物に行く時、ご両親に誘われて俺達も一緒についていくことになったのだが本当に良かったんだろうか?
せっかくの家族水入らずの時間を邪魔したことにならないだろうか…まぁ、ご両親は『気にしないで、むしろ大歓迎だから!』と言ってくれたから、良かったのかもしれないが。
そんなことを思いながら、俺は飛び立つ飛行機に手を振る。
「いってらっしゃい!」
ましろさんのその言葉に続けて、俺達も『行ってらっしゃい』と言葉を続けた。
こうして、ましろさんのご両親との初めての対面はたくさんの思い出と共に過ぎ去っていくのだった。
といった感じのメインルート第88話でした!
次回からはアニメの27話部分に入っていく予定です。
それでは、今回はここまで!ここまでの拝読ありがとうございます!