ヒーローガールとヒーロー気質の転生者   作:振り子メンタル

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第9話です!

今回でアニメの3話部分が終わります。

それでは本編をどうぞ!


スカイジュエルを探そう!

「おばあちゃんが言っていたのはこの川だけど…」

 

休憩が終わった後、俺達はスカイジュエルがある川の近くにやってきていた。

 

「さぁ、宝探しの時間です!」

 

「うん、そうだな!さて、どこにあるかな…って、なんだこれ!?」

 

ふと、辺りを見渡すと、いくつもの大きな石が奇跡的なバランスで重なっていて、オブジェのようになっている石があった。

 

「すごい…!誰がなんのめに…」

 

「さぁ、それは謎だけど…これ、少しの衝撃で崩れちゃいそうだな」

 

俺がそう口にした瞬間。

 

「へくしっ!」

 

エルがくしゃみをした。

 

「「あっ…」」

 

ソラとましろさんの声が重なる。

 

そして、エルのくしゃみのせいか、奇跡的なバランスで重なっていた石が崩れた。

 

「まじか…」

 

「える…」

 

俺達はみんな唖然としながらそれを見ていた。

 

くしゃみで崩れるとか、どれだけギリギリのバランスだったんだ…

 

「あはは…とりあえず、他の所を探してみよう」

 

あの石を重ねていた人には申し訳ないが、俺達が来なくてもいずれは崩れていただろう。

 

そんなことを思いながら、辺りを見渡すと大玉ぐらいのとても大きな岩があった。

 

にしても、でかいな…あんな大きさの岩とか鬼◯の刃ぐらいでしか見たことないぞ…まぁ、俺が知らないだけで他の漫画にもあるとは思うけど。

 

「でっかいな…なんだこの岩…」

 

「そうだね…まさかこの中にあるとか?…な~んて」

 

「やってみましょう!」

 

「「えっ…!」」

 

ましろさんと声が重なる。

 

なにを言い出してるんだ…まぁ、確かにあれを使えば岩を砕くぐらいは出来るだろうけど。

 

そんなことを考えていると、ソラが岩の前に立つ。

 

そして構えを取り、まるで拳法のような動きを始める。

 

まぁ、今からソラがやろうとしているのは紛れもない拳法なんだが。

 

「ソウヤ君、ソラちゃんは何をやってるの?」

 

「あれはスカイランド神拳だよ」

 

「ス、スカイランド神拳って?」

 

「スカイランド神拳は、スカイランドに古くから伝わる拳法でさ、あの岩ぐらいなら普通に壊せる。一応、俺も使えるよ…ただ…」

 

ソラを見ながら、更に言葉を続ける。

 

「あの通り、溜め動作が長いから、実戦じゃほとんど使えないんだよね」

 

そんなことを話していると、ソラが真っ二つに岩を砕いていた。

 

その様に思わず拍手する。

 

「本当に割れた!」

 

「うん…やっぱ決まると強いよなぁ…あの長い溜め動作なしで使えればな…って、化石がある!しかもこれアンモナイトじゃん!おぉ、すげー!本物だ!」

 

ソラが割った岩の中にアンモナイトの化石があり、思わずテンションが上がる。

 

前世でも図鑑とかテレビでしか見たことなかったから、本物をこうして実際に見ることが出来たのは素直に嬉しい。

 

「押忍!」

 

「いや、確かにお宝だけど…」

 

「いやいや、ましろさん!これアンモナイトだよ!?めっちゃお宝だよ!どうにか持って帰れないかな?化石発掘の道具とか持ってきてないんだけど…」

 

「ソウヤ君のあんな楽しそうな顔、初めて見たかも…」

 

「そうですね…私もソウヤのあんな顔は初めて見ます」

 

「木の枝とかで出来るかな?いや、さすがに無理があるし化石を傷つけるわけにもいかないよな…」

 

「ふふっ!ましろさん、スカイジュエルはひとまず私達で探しましょうか!」

 

「うん!そうだね!」

 

///////////////

 

「あ、ありました!ソウヤ〜!スカイジュエルありましたよ!」

 

ソラの言葉が聞こえ、そちらに視線を移す。

 

しまった、思いの外夢中になりすぎていたみたいだ。

 

そうして、俺はソラ達の元へと駆け寄る。

 

「ごめん、ごめん…ついつい夢中になっちゃってた」

 

「大丈夫ですよ!むしろ、ソウヤの新しい一面を見られて嬉しかったです!」

 

「ソウヤ君、すごく目をキラキラさせてたもんね!写真撮っておけば良かったかな?」

 

「それはやめてくれ」

 

そんな会話をしていると、何かが崩れる音が聞こえ、思わず振り返る。

 

「びっくりして崩れちゃったじゃねえか!どうしてくれるのねん!」

 

そこには、見覚えがあるやつが居た。

 

「お前ら…!」

 

「あなたは…」

 

「カバピョン!」

 

「カ!バ!ト!ン!なのねん!いい加減覚えろっつうの!」

 

「え…毎回やるの?この流れ…」

 

もはや様式美になりそうな、ソラの名前間違いにそう呟きつつ、エルとましろさんを庇うように前に出る。

 

「まぁ、それはさておき…ましろさん達は隠れてくれ…こいつの狙いはエルだろうから」

 

「ソウヤの言う通りです!ここは私達に任せてください!」

 

「相変わらず威勢の良いやつらなのねん!まぁ良い、今度こそプリンセスを頂くのねん!カモン!アンダーグエナジー!」

 

そして、筍のランボーグが姿を現した。

 

「さて、やりますか…」

 

「はい!ヒーローの出番です!」

 

_______

 

____

 

__

 

「無限に広がる青い空!キュアスカイ!」

 

「それじゃあ行くか!」

 

そうして、構えを取って踏み込むとランボーグが攻撃をしかける。

 

ランボーグが地面に拳を叩きつけ、地面から無数の筍が槍のように出現し、こちらに向かってきた。

 

「うわっ!危な!」

 

スカイと俺はバク転しながらそれを避けていく。

 

そして、避けきり、俺は近くの竹藪に転がり込む。

 

スカイは岩の上に飛び乗るが、その岩が破壊されてしまった。

 

「うわっ!すごいパワー…!」

 

そうして空中に跳びつつ、スカイは空中からキックをするフリをして、そのまま懐に潜り込み、そのまま拳をぶつける。

 

「はぁーっ!」

 

そして、ランボーグが吹っ飛んでいった。

 

だが、そのままでは終わらず、筍状のミサイルが飛んできた。

 

いくつかのミサイルはスカイがすべて躱していたため、スカイ自身にダメージはなかったが、1つのミサイルがましろさん達に飛んでいく。

 

「まずっ!」

 

筍状のミサイルがましろさん達の所に飛んでいくのが目に入った瞬間、すぐに走りだす。

 

そして、そのままミサイルがぶつかる前に蹴り返して、ランボーグにぶつける。

 

そして、ランボーグはバランスを崩して倒れた。

 

「ふぅ…ギリギリセーフ…スカイ、後は任せた!」

 

「はい!」

 

そう返事をしながらスカイは必殺技の構えをとる。

 

「ヒーローガール!スカイパンチ!」

 

「スミキッタ〜」

 

スカイの必殺技がランボーグに命中し、そのままランボーグが消えていった。

 

「ランボーグが消えたか…ましろさん!エル!怪我はないか?」

 

「うん…ソウヤ君が助けてくれたから平気だよ!ありがとう!」

 

「える!」

 

「そっか…それは良かった」

 

そう伝えて、カバトンとスカイに視線を移す。

 

すると、カバトンがさきほど見かけた毒キノコを食べていた。

 

「あいつ、何やってんの…」

 

「うま、うま!これでパワー全開なのねん!いくぜ〜!」

 

「えぇ〜!まさかの2回目ですか!?」

 

2回目…だとしたら厄介だな!

 

そうして、すぐに臨戦態勢を取る。

 

「カモン!アンダーグ…イテテテ」

 

そして、ランボーグを出そうとして、カバトンは急にお腹を押さえ出した。

 

「あんなの食べるからそうなるんだ…まぁ、戦わずに済みそうだし助かるけど」

 

「もう!山にあるものをむやみにとったり、食べたりしちゃダメなんですよ!めっ!」

 

「覚えてろ!カバトントン」

 

そう捨て台詞を吐きながら、カバトンは姿を消した。

 

「ソラ、お疲れ様!」

 

変身を解いたソラに労いの言葉を掛ける。

 

にしても、戦いはまだまだ続きそうだな…今の俺ではランボーグを倒すことはできないし…何かしら俺自身を強化する方法を考えないとな。

 

「ソウヤこそ、お疲れ様でした!ましろさんとエルちゃんを守ってくれてありがとうございます!」

 

「どういたしまして…それじゃあ、ヨヨさんに報告しに戻ろうか」

 

そうして、俺達はましろさんの家に戻るのだった。

 

//////////////

 

「エルが両親の顔を見れて良かった…これで、少しは安心できたかな?」

 

家に帰った後、すぐにスカイランドと通信をし、エルに両親の顔を見せてあげることが出来た。

 

エルの両親と通信してわかったのだが、どうやらエルの名前はエルで合っていたらしい。

 

しかも両親は王様と王妃様だったから、本当にプリンセスだったのだ。

 

カバトンがプリンセスと言っていたのはそういうことだったわけだ。

 

そういえば、王様達がヨヨさんのことをハイパースゴスギレジェンド名誉博学者だったかな?まぁ、ともかく謎の二つ名を口にしていたわけだが、あれは誰がつけたんだろうか?

 

流石にネーミングセンスがあれすぎる気が…いやまぁ、それだけヨヨさんがスカイランドで有名な博学者だったってことなんだろうけど。

 

「うん?あれはソラとましろさんか?何話してるんだろう?」

 

ソラとましろさんが何やら話しているのが見え、思わず近づきそうになる。

 

とはいえ、流石に話に割って入るのは無粋だよな…盗み聞きするのも忍びないし、部屋に戻るとするか。

 

そんなことを考えながら俺は部屋へと戻るのだった。

 

_______

 

____

 

__

 

「ソラちゃんは寂しくないの?両親に会えないのはソラちゃんも同じなのに…」

 

「私は大丈夫です。私にはやらなければならないこともありますし…それに、ソウヤの悲しみに比べれば、これぐらいは平気です」

 

「そっか…ソウヤ君は前世の両親には二度と会えないもんね…それなのに思い出だけは残ってるんだもん…きっと辛いよね…」

 

「はい…でも、今のソウヤには私やましろさんが居ますから、きっと大丈夫ですよ!いえ、私が絶対にソウヤを悲しませたりなんかしません!毎朝、ソウヤを起こしにいきますし、四六時中傍にいます!どこに行くのにもついていって、ソウヤが悲しい顔をしないように抱きしめますし、ソウヤの障害になるものはすべて倒します!」

 

「ソラちゃん…それは流石に重いんじゃ…でも、それだけソウヤ君のことが大好きってことだよね」

 

「はい!大好きです!誰にも渡したくないぐらいに…」

 

「うーん…やっぱり重いなぁ…」

 

(多分大変だろうけど…ファイトだよ!ソウヤ君!)

 




といった感じの第9話でした!

なんとなくソラって愛が重そうと感じたので、ノリと勢いで最後らへんの部分を書いてしまいました…ただ、重いってこのレベルで良いのかな?もっと重めにした方が良かったかな?と悩んだりはしましたが…

それでは、今回はここまで!ここまでの拝読ありがとうございます!
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