ヒーローガールとヒーロー気質の転生者 作:振り子メンタル
プリキュアオールスターズF、観てきました!ネタバレになるので詳しくは言えませんが、すごく良かったです!
それでは、本編をどうぞ!
「ふぅ…とりあえず欲しい情報は手に入ったかな…」
ネコさんのぬいぐるみとの生活が始まってから数日、俺は無事に持ち主を探し当てることが出来た。
詳しい情報は伏せるが、元の持ち主は小さな女の子だ。
約1年前に、あの洋館から引っ越した際にあのネコさんのぬいぐるみを忘れてしまったらしい。
やはり、俺の思っていた通り、捨てられたわけではなかったのだ。
今日、電話してネコさんのぬいぐるみを見つけたと話したら、持ち主の母親は明日、洋館で待ち合わせをしようと答えてくれた。
「ただいま〜」
「ただいま戻りました!」
俺がそんな風に情報をまとめていると、出かけていたソラとましろさんが帰ってきた。
「お帰り。大丈夫?何も問題はなかった?」
「それなんですが…実は」
そうして、ソラが今日あったことを話してくれた。
なんでも、ネコさんが急に動き出しかと思えば道行く人の元に向かったらしい。
なんとかましろさんがネコ型ドローンだと誤魔化し、事なきを得たようだが、一歩間違えたらアウトだった。
「…なるほどな、そんなことが…多分だけど、持ち主の女の子に似ている人がいたのかも」
「そうなんですか?」
「うん。ネコさんがうちに来てから、俺も持ち主を探しててさ、ようやく見つけたんだ。その持ち主が小さな女の子なんだよ」
「持ち主、見つけたんだ!すごいよ!ソウヤ君!」
「まぁ、探偵の仕事はよく手伝ってたから…物を探したり、人を探すのは得意なんだ。まぁ、これがネコさんにとって良いことかはわからないけど」
「きっと、ネコさんも喜びますよ!」
「そうだと良いけど…とりあえず、明日、洋館で待ち合わせしてるからネコさんも連れて行こう」
「そうですね!ソウヤ、ありがとうございます!」
「どういたしまして!」
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ネコさんを隣に寝かせ、一緒に眠る。
すると、辺りが虹色に輝いている空間にいました。
「うん?これは…」
これは夢でしょうか…もしかして、ネコさんの影響?
そんなことを思っていると、目の前にネコさんが姿を現した。
「ソラ、今日はごめんニャ」
「大丈夫ですよ。なんともありませんでしたし」
「でも騒ぎになっちゃったニャ…」
「大丈夫です。事情はわかってますから」
「そうなのニャ?」
「はい。ネコさんがあの女の子の元に向かったのは、お友達に似ていたから、ですよね?」
私がそう言うと、ネコさんは少し驚いたような顔をして、言葉を続けた。
「…そうニャ。友達に似てたんだニャ…その友達とは嬉しい時も悲しい時も一緒だったニャ」
ネコさんの言葉と共に、周りの景色が変化する。
それはネコさんとその友達の思い出の光景でした。
「ずっとずっと一緒にいられると思ってたニャ」
ですが、ネコさんの悲しそうな言葉と共に再び景色が変わる。
それはネコさんが洋館に忘れ去られてしまった時の記憶でした。
「でも、ひとりぼっちになったニャ…さみしいニャ。…昼間の子はあの子に似てたんだニャ」
「ネコさん…大丈夫です!ソウヤがネコさんの友達を見つけてくれたんです!一緒に会いに行きましょう!」
「ホントニャ?ソウヤが見つけてくれたのニャ?」
「はい!ネコさんのために頑張ってくれたんですよ!」
「…でも、やっぱり怖いニャ…もしかしたら、あの子はもうぼくのことなんて嫌いになっているかもしれないニャ…」
「そんなことはありません!それに、もしネコさんが嫌われていたとしても、その時は私がずっと一緒にいます!」
「ずっとなんてないニャ…それに、これ以上迷惑はかけられないニャ」
そう悲しそうに言って、ネコさんはさらに言葉を続ける。
「ソラ、見つけてくれて、一緒に遊んでくれて…嬉しかったニャ…ありがとニャ。ソウヤにもお礼を言っておいてほしいニャ」
ネコさんはそう言って、笑みを浮かべた。
それを最後に私は夢から醒めました。
「ネコさん!!」
目を覚まし隣を見ると、そこにはネコさんがいませんでした。
私は慌ててベッドから降り、皆さんにこのことを伝えに向かうのでした。
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「ネコさんはあの洋館にいるはずです!」
ソラがネコさんがいなくなったと俺達に伝えにきて、俺達は慌てて身支度をし、ネコさんを探しに向かっていた。
「ネコさん、大丈夫だと良いけど。…っ!この気配は何だ?ミノトンでもなく、アンノウンでもない…とりあえず、行くしかないか」
俺はそう呟きながら、方向転換をしようとする。
「ソウヤ?どうしたんですか?」
「今まで感じたことのない気配を感じた…ソラ、悪いけどネコさんのことはお願いして良いかな?俺も後で合流するから」
「…わかりました!ネコさんのことは私達に任せてください!…ソウヤ、無茶しないでくださいね」
「うん、大丈夫。…ソラ達も気をつけて!」
俺の言葉に皆が頷いてくれた。
俺はそれを見た後、気配の元に向かうのだった。
「気配はここからだけど…」
俺がそう呟くと同時に謎の空間が広がり、俺は閉じ込められてしまった。
「まさか、こんな偶然があるなんて…これは私の後悔が引き起こしたことなんでしょうか」
どこか聞き覚えがある声が響き、視線を移す。
そこにいたのはキュアナイトだった。
「俺?どうしてキュアナイトの姿が…もしかして、別の世界の俺とかそういうパターン?」
「流石、私。理解が早くて助かります」
「マジで?でも、どうして…」
「どうしてここに、という質問をされても困りますね…私も気づけばここに居たので…ですが、ちょうど良かった。さぁ、変身してください。今からあなたに試練を与えます」
「試練…わかった。詳しい状況はわからないけど、俺は今、あなたと戦わなければいけない気がする」
そうして、俺はミラージュペンを構えて、キュアナイトに変身する。
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「静寂ひろがる夜のとばり!キュアナイト!」
プリキュアへと変身した俺はさっそく臨戦態勢を取る。
「あなたのことはなんと呼べば?同じキュアナイトだとややこしいですし」
「そうですね…私のことはアナザーとでも呼んでください。別の世界のあなたでもありますし、これ以上ないネーミングでしょう?」
「なるほど…わかりました。いきますよ!アナザー!」
「えぇ。あなたの力を見せてもらいましょう」
そうして、戦闘を開始する。
俺とアナザーは同時に接近し、拳がぶつかり合う。
槍を出現させて、お互いに何度もぶつかり合う。
別の世界の俺ということもあってか、実力は互角。
お互いに思考も似通っているせいか、戦況は拮抗したままだ。
「ふむ、やはり自分同士の戦いのせいか、なかなか決着がつきませんね…そろそろギアをアゲていきましょう!」
そう言って、アナザーはαスタイルの姿へと変化する。
「ミライコネクトではないんですね…」
「えぇ。私の未来は、あの時にすでに閉ざされてしまいましたから。これは私の過去の力を再現する力によって、一時的に変化した姿にすぎません」
そう言って、アナザーはさらに言葉を続けた。
「そして、これから見せる力こそ、私があなたに試練を与えた理由です」
そうしてアナザーは力を開放し、αスタイルの姿が変化していく。
黒のミリロリ風の姿が白と黒のミリロリ風の姿に変化し、瞳の色が黒曜石のような黒い瞳と、翡翠色のオッドアイへと変化する。
そして、αスタイルの槍とプリズムスタイルの銃が手に握られていた。
「これは…!」
「そう。これこそが私の辿り着いた力…デュアルスタイルです」
「デュアルスタイル…!つまり、この姿はαスタイルとプリズムスタイルの力が合わさった姿…」
「えぇ。さぁ、ここからアゲていきますよ。あなたもちゃんとしないと、すぐに死んでしまいますよ?」
そう言い放つアナザーはとてつもない威圧感を放っていた。
といった感じのメインルート第95話でした!
今回出てきたデュアルスタイルには元ネタがあるんですが、わかる人いますかね…まぁ、特にわからなくても問題はありませんが。
それでは、今回はここまで!ここまでの拝読ありがとうございます!