ヒーローガールとヒーロー気質の転生者 作:振り子メンタル
今回からアニメの31話部分に入っていきます。
といっても、今回はソラ達の出番はないです、ソウヤとアンノウン視点になります。
それでは本編をどうぞ!
「うーん…どうしたものか…」
「どうかしたのか?」
「いや、ディアベルスターのデッキを弄っててさ…このデッキは元々、黒魔女ディアベルスターで勝つためのデッキではあるんだけど、サブギミックとかもあった方が良いのかと思ってさ」
「なるほどな…なら、ブラックマジシャンを追加するのはどうだ?同じ魔法使い族レベル7で闇属性だ。相性は悪くないと思うが」
「あぁ、確かにな…黒の魔導陣とかもあれば効果破壊できないモンスターも除外出来るし、同じ魔法使い族、闇属性ではあるからシナジーもありそうだ。ディメンションマジックとかも入れたら、状況次第ではかなり強そうだし」
「悪くないと思うぞ。…そうだ、ついでに私の相談にも乗れ。実はピュアリィというデッキに興味があるのだが、足りないカードがあってな…持ってないか?」
「あぁ…そういえば、何枚か持ってたな…今度持ってきてあげるよ」
「それは助かる。ありがとう」
「どういたしまして…って!待て待て!なんかあんまりにも自然だから違和感なかったけど、俺達、なんでカードショップで普通に会話してるんだ!?」
危ない危ない…あやうく遊戯王の話だと勘違いされるところだった。
とまぁ、そんな誰に対する配慮なのかもわからない思考は置いておこう。
「何故と問われても…お前が私の気配を察して、来てくれたのだろう?」
「うん、まぁそうなんだけども…改めて考えると、不思議な状況だなと…」
「そうかもしれんな…そういえば、お前はこの世界のスマホという通信端末は持っていないのか?」
「持ってないな…流石に今お世話になっている人にこれ以上負担を掛けるわけにもいかないし」
「なるほどな…なら、これを受け取れ」
そう言って、アンノウンは俺に黒色のスマホを渡す。
「スマホ!?なんでこれをアンノウンが?」
「うん?あぁ…この世界のスマホを模して私が作ったんだ。これなら料金も掛からず、いつでも私と連絡が取れる」
「すごっ!こんな便利な能力を持ってるんだな…ちなみに聞くけど、なんか仕掛けてないだろうな?」
「当然だ。そんな姑息な真似はしない。これさえあれば、いつでもお前をデュエルに誘えるから便利というだけだ」
「あはは…そういえば、これは他の所にも連絡出来たりするのか?」
「もちろんだ。機能自体はこの世界のスマホと変わらないからな」
「マジか!お前、本当にすごいな!ちょっと電話を掛けてみて良いか?」
「あぁ、それはもうお前のものだからな、好きにしろ」
「ありがとう!それじゃあさっそく…」
そう言って、アンノウンからもらったスマホを操作し、ヨヨさんに電話を掛ける。
『もしもし?どちら様でしょうか?』
「ヨヨさん、ソウヤです。急に電話を掛けてすみません」
『あら、ソウヤさんだったのね。でも、あなたは携帯を持ってなかったはずだけど…』
「実はスマホをくれた人がいまして…と、それは後にするとして…ヨヨさん、ソラ達はいますか?」
『ソラさん達なら、ソラシド写真館に行ったわ』
「ソラシド写真館…?そうなんですね…でもどうしてそこに?」
『実は…』
そう言いながら、ヨヨさんは事情を説明してくれた。
なんでも、エルがプチイヤイヤ期になっていたらしく、エルの機嫌を治すために、みんなで写真館に向かったそうだ。
本当は俺も連れて行きたかったようだが、俺に連絡する手段がなく、仕方なく他のみんなで行くことになったらしい。
「なるほど…わかりました。教えてくれてありがとうございます」
そう言って、俺はヨヨさんとの通話を終了した。
「マジか…俺も行きたかったな、ソラシド写真館」
「ふむ…ならば、今から一緒に行くか?」
「そんなことまで出来るのか?」
「あぁ。この街については大まかに把握しているし、目ぼしい場所には印も残してある」
「なるほどな…でも、印になんの意味が?」
「私は印のある場所に瞬間移動できるのだ。まぁ、お前でいうαスタイルの槍を投げた場所に移動できる能力と同じだ」
「そんな能力まであるのか…もしかして、アンノウンって結構万能だったりする?」
「お前ほどではないがな。それでどうする?」
「うーん…ぜひお願いしたいところだけど、お前が嘘をついて罠に嵌めようとしてるかもしれないしな…」
「そこまで落ちぶれてはいない…確かに罠を仕掛けることもあるだろうが、それはあくまでお前と戦う時のみだ。今の私に戦う気がないのはお前にもわかるはずだ」
「…まぁ、確かに今のお前からは敵意は感じないけど…仕方ない、どっちにしても俺はソラシド写真館の場所も知らないし、今回は頼んだ。…ただし、嘘ついてたらカードは渡さないからな」
「それは困る!…まったく、疑り深いやつだ」
そうぶつくさ言いながらもアンノウンは俺の手を握り、ソラシド写真館に瞬間移動しようとする。
「待て待て、カードショップの中から瞬間移動するつもりか?目立つからやめろ」
「…それもそうだな。外に出て、人目のつかないところから行くとしよう」
そうして、俺達はカードショップを出て、人目のつかないところに行ってから、ソラシド写真館に向かうのだった。
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「おぉ!本当に着いた!」
「だから言ったではないか…本当に疑り深いやつだ」
「あはは…ごめんごめん。ありがとう、連れてきてくれて」
「気にするな。さて、私はそろそろ帰るとしよう。…ソウヤ」
「うん?どうしたの?」
「…またな」
「あぁ、またな」
そうして俺が手を振り、アンノウンも手を振り返す。
そして、アンノウンはその場から消え去った。
それを見送った後、ソラシド写真館へと入る。
「失礼しまーす…あれ?ソラ達がいない?」
「いらっしゃいませ!お客様、どうかなさいましたか?」
「あぁ、えっと…ここに知り合いが来ているはず…なんですけど…あの、青い髪の女の子とその友達が小さい子を連れてここに来ていませんでしたか?」
「そのお客様達でしたら、先ほど帰られましたよ」
「そうだったんですね…行き違いになってしまったみたいです。ありがとうございます。…うん?これはプリキュアの衣装ですか?」
「その通りです!この衣装は当館限定の衣装、今話題のプリキュアの衣装になっております」
そう言って、店員の人が見せてくれた衣装はプリキュア達の衣装だった。
しかも、キュアナイトの衣装もあった。
「これはエルも大喜びだったろうな…後でみんなに教えてもらおうっと。…ありがとうございます…それじゃあここで失礼しますね」
そう言って、俺はソラシド写真館から出た。
「まさか、もう帰った後だったとは…どうやって帰ろうか…またアンノウンに頼むしかないか」
幸いにもスマホはあるし、連絡は可能だろう。
そう考えて、アンノウンに連絡をしようとすると、ふと嫌な気配を感じた。
「なんだこの気配…今までの誰とも違う…もしかして、この気配がスキアヘッドってやつか?」
「ソウヤ」
「アンノウンか…お前もこの気配を追ってきたのか?」
「あぁ。…スキアヘッドだ…この気配、忘れるものか」
「なるほどな…場所はわかるか?」
「もちろんだ。ついてこい!案内してやる…プリキュアに変身するのを忘れるなよ」
「了解!というか、なんで協力してくれるんだ?」
「別にお前のためというわけではない、私がスキアヘッドのやつを殴らなければ気が済まないだけだ」
「なるほどね…まぁ、理由はどうあれ、協力してくれるなら大歓迎だ」
「さぁ行くぞ!…フッフッフ…スキアヘッドめ、目にもの見せてやる」
そう言って、怪しく笑いながらアンノウンは俺の手を握る。
俺は瞬間移動する前にプリキュアへと変身し、アンノウンと一緒にスキアヘッドの居る所へと瞬間移動するのだった。
といった感じのメインルート第101話でした!
昨日のひろプリも良かったですね!そういえば、オトナプリキュアの方も放送も開始していたのに、見るのを忘れてしまいました…ちゃんと次からは録画しておかなければ。
それはさておき、今回はここまで!ここまでの拝読ありがとうございます!