機動戦士ガンダム 天王星の痴女   作:スピリタス3世

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第二十話 学園祭巡り

  side チュチュ

 

 天王星のおエロいさん、もといお偉いさんらがエロ本を大量に買って店を後にした。

 

「めちゃくちゃ買ってったわね………」

「売り上げランキング、一気に上位だな。」

「すんげえ上がり方………」

「いいい、いっぱい買ってくれて嬉しいですねっ!」

 

 そのおかげで、あーしら地球寮は売り上げランキング一気に上位に。ブリオンを抜いて4位に躍り出たのだった。ちなみに上位3つは全部御三家。3位がグラスレー、2位がジェターク、そして1位がペイルだ。

 

「嘘でしょ、アタシらアレに抜かれたの?」

「凄い人たちだった。」

「色んな意味で、ね。」

「やったぜ……?」

「素直に喜びなさいよ。」

 

 そして、あーしらが上位にランクインした理由が、とんでもない変態によるとんでもない量のエロ本の購入。ただそれだけで、それ以外は何もない。複雑な気持ちになって当然だろう。

 

「勝負は商品の性能のみで決まらず、店員の接客のみで決まらず、ただ売り上げのみが真実。こういうことでしょ?」

「上手く言ったつもりか⁉︎」

現金解放(キャッシュリリース)、ですっ!」

「レジの金ばら撒くな‼︎」

「社長の私が褒美で休憩を与えるわ。」

「休憩は労働者の権利だ‼︎」

「チュチュ、ならば一緒に学園祭回るか。」

「そうだな、グリグリ‼︎」

 

 ということで、あーしとグリグリは一旦店を離れて遊ぶことにした。不在の間は、多分ミオリネが人を回してくれるだろ。コイツ自身がエロ本を売ったりして。それはそれで面白いから、もしそうなら後で暇になったリリッケに写真撮らせるか。

 

 

 

 

 ということで、あーしとグリグリは学園祭巡りとして、校内を歩いていた。

 

「チュチュ、凄い人混みだな。」

「本当にな。マジで暑苦しい!」

 

 通路はどこも人だらけ。広大なアス校の敷地でさえ、これだけぎゅうぎゅうになるほどの来客。いかにこの学園祭が盛り上がってるかが分かるだろう。通行人もあーしらを知らないからか、学園の生徒らがいつもあーしらに向けてくるような視線は無い。ただ………

 

「ねぇ、さっきヤバい変態たち居なかった?」

「ああ、あの5人組だろ?」

「ずっといやらしい視線を向けながら猥談してたよね……」

「しかもあの爺さん、エッチだしか言ってなかったし……」

 

 おエロいさんたちはめちゃくちゃ話題になってるようだ。確かに、あんなのが5人も歩いてたら目立つだろうけど………

 

「陛下らが話題なってるな。」

「そりゃあな。」

「我らもあの人らみたいに、猥談しようではないか‼︎」

「しねえよ‼︎」

 

 あーしらまで目立ったらめんどくせえからな*1。ただの一生徒として、普通に学園祭を楽しみたいし。

 

 

 

 

 そんなことを考えながら、あーしらはまずジェターク寮の出し物に来た。

 

「ん?これはなんだ?」

「スポッチャか‼︎なるほどな‼︎」

 

 ジェターク寮は体育会系らしさを存分に活かしたスポッチャ。ボーリングやバッティングセンター、スケート場にビリヤードなどなど、身体を動かして遊ぶところが盛りだくさんだ。更にはテニスコートやプールまで、普通のスポッチャには無いものまで完備してるらしい。

 

「チュチュ、ここでは何をするんだ?」

「運動だよ!」

「運動………となるとセックスか。」

「違えよ‼︎この間やったサッカーとかだよ‼︎」

「なるほどな………」

 

 あーしはこういった運動が大好きなので、ここで一日中遊びたくなる。これほど大きな施設は地球には無いので、いくらクソスペが作ったものとはいえ、興奮が抑えきれない。

 

「受付のフェルシーだ。よく来たね、2人とも!」

「遊びに来たぞ。よろしく頼む。」

「なんか偉そうだな、フェルシー(おまえ)。」

「今から2人には、変態の相手をしてもらおうと思う!」

「変態………だとっ⁉︎」

「絶対嫌‼︎」

 

 その興奮が一瞬で怒りに変わった。どうせあの2人の相手だろ‼︎全く、コイツはあーしを変態処理屋だとでも思ってんのか⁉︎

 

 

 

 そんなことを思ってると………

 

「ジェタークスポーツパークにご来場の皆様、連絡がある‼︎ただ今より、緊急イベントが開催されることになった‼︎」

 

 エリアの中心に居たラウダが大声で叫び始めた。何々、緊急イベントだと?

 

「なんと我がジェターク寮が誇る、兄さんのパンティーが大怪盗ペトラに奪われてしまった‼︎」

 

 どうでもいいな‼︎学園祭の場で何言ってんだよコイツは⁉︎知らない人が大勢居るの分かってる?

 

「そこねご来場の皆様には、パーク内のどこかに出現した彼女と勝負をしてもらいたい‼︎彼女に1回勝つごとに、報酬として200Gキャッシュバックを与える‼︎」

 

 ここだけ聞いたらすげえ普通のイベントなんだけど。彼女がグエルのパンツ奪ったペトラってことを除けば。

 

「ふふふ。グエル先輩のパンティーは奪わせてもらったよ‼︎」

 

 更にペトラまで出てきたぁぁぁぁ⁉︎しかもグエルのパンツ被って‼︎変態過ぎんだろ、頭イカれてんのか⁉︎

 

「エッチだ。」

 

 お前らも来てんのかよ⁉︎

 

「ということで、アレの相手をしろよな!」

「ぜってえ嫌だ‼︎」

「我もシャディクのブラをグラサンにしたい‼︎」

「シャディクはブラ付けてねえだろ‼︎」

 

 つーかグエルやラウダの父親来るんだろ、来賓で⁉︎大丈夫なのか、これ⁉︎父親に見られて恥ずかしく無い⁉︎あーしは恥ずかしい‼︎こんな学校に地球を代表して来てることが恥ずかしい‼︎

 

「帰るぞ、グリグリ‼︎」

「チュチュ、もう出るのか……」

「おい!ちょっと待ってよ!」

「嫌だ‼︎」

 

 ということで、あーしは秒でジェターク寮を後にした。

 

 

 

 

 続いてあーしらが向かったのは、

 

「おっ、来てくれたんだね!可愛らしい本屋の店員さん♪」

「よう、エラン。」

「本は読んでくれたのか?」

「ごめん、店が忙しくてまだなんだよ。楽しみにしてる!」

 

 ペイル寮だった。何やら中から音楽が爆音で聞こえてくる。そして、それと同時に金属の音が鳴り響いている。

 

「それはさておき、僕たちペイルの出し物を紹介するね!」

 

 中で何をしているのか、すっげえ気になる。少なくとも、ジェタークよりはマシだと信じたい。そう思いたくなる自分がどこかにいる。

 

「僕らは大きく分けて、パチンコ屋と古物商に分かれるよ。」

「三店方式じゃねえか⁉︎」

 

 別の意味でまともじゃなかった。複数店舗出すことが出来る、で三店方式やる奴がどこにいるんだよ⁉︎

 

「厳密には、パチンコ以外にもスロットやポーカーといったゲームもあるカジノだけどね。」

「ゲームの種類が増えただけだろ⁉︎」

「チンコ⁉︎」

「パをつけろパを‼︎」

 

 そうか、このうるさい音はクソでかいBGMとパチンコ玉がぶつかる音だったんだな‼︎あーしの地元には全然カジノが無いし、あっても未成年は入れないから、通りで見慣れない雰囲気だと思ったよ。

 

「くそぉぉぉぉ‼︎全財産溶かしたぁぁぁぁ‼︎」

「オジェロ、元気出せって。」

 

 しかも中から、現金解放(キャッシュリリース)したオジェロと連れのヌーノが出て来たし。

 

「お前ら何やってんだよ………」

「見て分かるだろ………これから1,000ドルの牛丼を食べに行くんだ………」

「コイツが1,000ドル溶かしたってだけ。」

「大丈夫か?我のお金ならあるが……」

「グリグリ、絶対貸すなよ。金の貸し借りは友達でもダメだ。」

「承知した。」

「俺も要らないよ………流石に人から借りた金じゃギャンブル出来ない……」

 

 グリグリはお人好しが故に、将来借金の保証人とかになっちゃいそう。あーしが見張ってねえとな。

 

 

 

 

  side エラン5号

 

 僕の主?である本物のエラン・ケレス様。あの人は相変わらずヤバいこと考えるな〜。カジノを三店方式で出す。そして適度な遠隔を使って金を搾り取る。これでペイルが現在売り上げ1位。流石クズなだけあるよ。本当に、関わりたくないな☆

 

 ちなみに今なんと学園に来ている。僕が休憩の時に交代して、学園祭を満喫するらしい。ムカつくから、後でキンタマ蹴ってやろっと。

 

 

 

 

  

  side チュチュ

 

 あーしらはペイルのカジノで少しだけ遊んだ後、そこを出てグラスレーのところへ向かっていた。

 

「お金が動く………怖いな。」

「遊びの範囲でほどほどに、これ覚えとけよ〜!」

「承知した。」

 

 グリグリって本当素直だよな。しかも人懐っこい。だからついあーしも構いたくなる。なんていうか、自分に妹が出来たみたいな感じだ。相変わらず見た目のせいでグリグリのが姉キャラ扱いされてるが、それだけは認められないな。

 

 そんなことを思ってると………

 

「頼む、俺を地球寮に匿ってくれないか?」

 

 シャディクから意味不明なメッセージが飛んできた。

*1
作者「その髪型で目立たないと思ってるの?」

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