side チュチュ
天王星のおエロいさん、もといお偉いさんらがエロ本を大量に買って店を後にした。
「めちゃくちゃ買ってったわね………」
「売り上げランキング、一気に上位だな。」
「すんげえ上がり方………」
「いいい、いっぱい買ってくれて嬉しいですねっ!」
そのおかげで、あーしら地球寮は売り上げランキング一気に上位に。ブリオンを抜いて4位に躍り出たのだった。ちなみに上位3つは全部御三家。3位がグラスレー、2位がジェターク、そして1位がペイルだ。
「嘘でしょ、アタシらアレに抜かれたの?」
「凄い人たちだった。」
「色んな意味で、ね。」
「やったぜ……?」
「素直に喜びなさいよ。」
そして、あーしらが上位にランクインした理由が、とんでもない変態によるとんでもない量のエロ本の購入。ただそれだけで、それ以外は何もない。複雑な気持ちになって当然だろう。
「勝負は商品の性能のみで決まらず、店員の接客のみで決まらず、ただ売り上げのみが真実。こういうことでしょ?」
「上手く言ったつもりか⁉︎」
「
「レジの金ばら撒くな‼︎」
「社長の私が褒美で休憩を与えるわ。」
「休憩は労働者の権利だ‼︎」
「チュチュ、ならば一緒に学園祭回るか。」
「そうだな、グリグリ‼︎」
ということで、あーしとグリグリは一旦店を離れて遊ぶことにした。不在の間は、多分ミオリネが人を回してくれるだろ。コイツ自身がエロ本を売ったりして。それはそれで面白いから、もしそうなら後で暇になったリリッケに写真撮らせるか。
ということで、あーしとグリグリは学園祭巡りとして、校内を歩いていた。
「チュチュ、凄い人混みだな。」
「本当にな。マジで暑苦しい!」
通路はどこも人だらけ。広大なアス校の敷地でさえ、これだけぎゅうぎゅうになるほどの来客。いかにこの学園祭が盛り上がってるかが分かるだろう。通行人もあーしらを知らないからか、学園の生徒らがいつもあーしらに向けてくるような視線は無い。ただ………
「ねぇ、さっきヤバい変態たち居なかった?」
「ああ、あの5人組だろ?」
「ずっといやらしい視線を向けながら猥談してたよね……」
「しかもあの爺さん、エッチだしか言ってなかったし……」
おエロいさんたちはめちゃくちゃ話題になってるようだ。確かに、あんなのが5人も歩いてたら目立つだろうけど………
「陛下らが話題なってるな。」
「そりゃあな。」
「我らもあの人らみたいに、猥談しようではないか‼︎」
「しねえよ‼︎」
あーしらまで目立ったらめんどくせえからな*1。ただの一生徒として、普通に学園祭を楽しみたいし。
そんなことを考えながら、あーしらはまずジェターク寮の出し物に来た。
「ん?これはなんだ?」
「スポッチャか‼︎なるほどな‼︎」
ジェターク寮は体育会系らしさを存分に活かしたスポッチャ。ボーリングやバッティングセンター、スケート場にビリヤードなどなど、身体を動かして遊ぶところが盛りだくさんだ。更にはテニスコートやプールまで、普通のスポッチャには無いものまで完備してるらしい。
「チュチュ、ここでは何をするんだ?」
「運動だよ!」
「運動………となるとセックスか。」
「違えよ‼︎この間やったサッカーとかだよ‼︎」
「なるほどな………」
あーしはこういった運動が大好きなので、ここで一日中遊びたくなる。これほど大きな施設は地球には無いので、いくらクソスペが作ったものとはいえ、興奮が抑えきれない。
「受付のフェルシーだ。よく来たね、2人とも!」
「遊びに来たぞ。よろしく頼む。」
「なんか偉そうだな、
「今から2人には、変態の相手をしてもらおうと思う!」
「変態………だとっ⁉︎」
「絶対嫌‼︎」
その興奮が一瞬で怒りに変わった。どうせあの2人の相手だろ‼︎全く、コイツはあーしを変態処理屋だとでも思ってんのか⁉︎
そんなことを思ってると………
「ジェタークスポーツパークにご来場の皆様、連絡がある‼︎ただ今より、緊急イベントが開催されることになった‼︎」
エリアの中心に居たラウダが大声で叫び始めた。何々、緊急イベントだと?
「なんと我がジェターク寮が誇る、兄さんのパンティーが大怪盗ペトラに奪われてしまった‼︎」
どうでもいいな‼︎学園祭の場で何言ってんだよコイツは⁉︎知らない人が大勢居るの分かってる?
「そこねご来場の皆様には、パーク内のどこかに出現した彼女と勝負をしてもらいたい‼︎彼女に1回勝つごとに、報酬として200Gキャッシュバックを与える‼︎」
ここだけ聞いたらすげえ普通のイベントなんだけど。彼女がグエルのパンツ奪ったペトラってことを除けば。
「ふふふ。グエル先輩のパンティーは奪わせてもらったよ‼︎」
更にペトラまで出てきたぁぁぁぁ⁉︎しかもグエルのパンツ被って‼︎変態過ぎんだろ、頭イカれてんのか⁉︎
「エッチだ。」
お前らも来てんのかよ⁉︎
「ということで、アレの相手をしろよな!」
「ぜってえ嫌だ‼︎」
「我もシャディクのブラをグラサンにしたい‼︎」
「シャディクはブラ付けてねえだろ‼︎」
つーかグエルやラウダの父親来るんだろ、来賓で⁉︎大丈夫なのか、これ⁉︎父親に見られて恥ずかしく無い⁉︎あーしは恥ずかしい‼︎こんな学校に地球を代表して来てることが恥ずかしい‼︎
「帰るぞ、グリグリ‼︎」
「チュチュ、もう出るのか……」
「おい!ちょっと待ってよ!」
「嫌だ‼︎」
ということで、あーしは秒でジェターク寮を後にした。
続いてあーしらが向かったのは、
「おっ、来てくれたんだね!可愛らしい本屋の店員さん♪」
「よう、エラン。」
「本は読んでくれたのか?」
「ごめん、店が忙しくてまだなんだよ。楽しみにしてる!」
ペイル寮だった。何やら中から音楽が爆音で聞こえてくる。そして、それと同時に金属の音が鳴り響いている。
「それはさておき、僕たちペイルの出し物を紹介するね!」
中で何をしているのか、すっげえ気になる。少なくとも、ジェタークよりはマシだと信じたい。そう思いたくなる自分がどこかにいる。
「僕らは大きく分けて、パチンコ屋と古物商に分かれるよ。」
「三店方式じゃねえか⁉︎」
別の意味でまともじゃなかった。複数店舗出すことが出来る、で三店方式やる奴がどこにいるんだよ⁉︎
「厳密には、パチンコ以外にもスロットやポーカーといったゲームもあるカジノだけどね。」
「ゲームの種類が増えただけだろ⁉︎」
「チンコ⁉︎」
「パをつけろパを‼︎」
そうか、このうるさい音はクソでかいBGMとパチンコ玉がぶつかる音だったんだな‼︎あーしの地元には全然カジノが無いし、あっても未成年は入れないから、通りで見慣れない雰囲気だと思ったよ。
「くそぉぉぉぉ‼︎全財産溶かしたぁぁぁぁ‼︎」
「オジェロ、元気出せって。」
しかも中から、
「お前ら何やってんだよ………」
「見て分かるだろ………これから1,000ドルの牛丼を食べに行くんだ………」
「コイツが1,000ドル溶かしたってだけ。」
「大丈夫か?我のお金ならあるが……」
「グリグリ、絶対貸すなよ。金の貸し借りは友達でもダメだ。」
「承知した。」
「俺も要らないよ………流石に人から借りた金じゃギャンブル出来ない……」
グリグリはお人好しが故に、将来借金の保証人とかになっちゃいそう。あーしが見張ってねえとな。
side エラン5号
僕の主?である本物のエラン・ケレス様。あの人は相変わらずヤバいこと考えるな〜。カジノを三店方式で出す。そして適度な遠隔を使って金を搾り取る。これでペイルが現在売り上げ1位。流石クズなだけあるよ。本当に、関わりたくないな☆
ちなみに今なんと学園に来ている。僕が休憩の時に交代して、学園祭を満喫するらしい。ムカつくから、後でキンタマ蹴ってやろっと。
side チュチュ
あーしらはペイルのカジノで少しだけ遊んだ後、そこを出てグラスレーのところへ向かっていた。
「お金が動く………怖いな。」
「遊びの範囲でほどほどに、これ覚えとけよ〜!」
「承知した。」
グリグリって本当素直だよな。しかも人懐っこい。だからついあーしも構いたくなる。なんていうか、自分に妹が出来たみたいな感じだ。相変わらず見た目のせいでグリグリのが姉キャラ扱いされてるが、それだけは認められないな。
そんなことを思ってると………
「頼む、俺を地球寮に匿ってくれないか?」
シャディクから意味不明なメッセージが飛んできた。