第二十四話 巡る思い
side チュチュ
学園祭から1ヶ月半後、あーしらはGUNDの義足運用試験を行なっていた。テストに立ち会うのはグリグリ、ニカ姉、オジェロ、ヌーノ、そしてペイル社からベルメリアだ。
「ガンダム〜♪ガンダム〜♪希望の光〜♪」
「チュチュよ。社歌にある希望の光とは、アニメで急に局部を隠す謎の光のことか?」
「違えに決まってんだろ‼︎」
「そうか、確かに我々にとっては絶望の光だしな。」
「それはお前だけだ‼︎」
「ところでスレッタはどうした?今日のテスターだろう?」
「確かに、アイツ遅えな。」
「ミオリネの温室で致してるのではないか?」
「んなわけねえだろ‼︎」
社歌や社員の行動一つ一つにまでエロスを見出すグリグリ。その素晴らしき変態精神に、ちっとも憧れはしない。
「とりあえずあーしが電話かけっから!」
「頼んだ。」
そういや、肝心のテスターが全然来ない。何やってんだスレッタは?用事か?とりあえず、電話してみるか………
『はい!』
普通に電話に出やがった‼︎こりゃ忘れてたな‼︎
『スレッタぁ‼︎』
『チュチュ先輩⁉︎』
『どこで道草ぶっこいてんだ⁉︎GUNDの義足運用試験、忘れてんじゃねぇだろなぁ〜⁉︎』
『あっ………』
このとぼけた返事………マジで忘れてそう。後でアイスでも奢らせるか…………
しばらくすると、
「遅くなってすいません!」
「遅え‼︎」
スレッタが走ってやってきた。
「致してたのか?」
「致す………?何をです……?」
「グリグリ、今は後だ‼︎」
「とりあえず、ここに座って。義足は後で繋げるから。」
ということで、スレッタは早速テストする義足の上に座ることになった。座るといってもうんこ触りだけど。この姿勢膝がキツいし、動き以前にここは改善した方が良さそうだな。
「接続確認〜。ユニットロック、解除するぞ。」
「スレッタ、立ち上がって。」
「勃ち上がる………?」
「生えてねえだろ‼︎」
ということで、スレッタが立ち上がると………
「「「うわっ!」」」
「おっとっと………っ!」
「平気?」
「はい………っ!」
「じゃあ、始めよっか。」
最初こそよろけはしたものの、なんとか普通に立ち上がることができた。そしていよいよ、テストの開始だ‼︎
テストコースはハードルに階段ゾーン、斜面台に平均台。そして最後は丸いドラム缶の上を通るコースだ。コース考案時にグリグリが動くディルド等エッチな仕掛けを提案したが、当然却下した。
「ハードル、オーケー。」
「しゃあ‼︎」
「階段ゾーン、クリア。」
「斜面台、クリア‼︎」
「平均台、クリアしたな。」
それはともかく、スレッタは順調に各コースを突破していく。そしていよいよラストゾーンだ‼︎
「最後のコース‼︎」
「気ぃ抜くなよ‼︎」
「おちんちんも抜くでない‼︎」
「抜かねえだろ‼︎」
ここさえクリアすればテスト合格。頼んだぞ、スレッタ‼︎一歩一歩、ドラム缶を渡っていき………
「ふぅ………」
ついに、最後のドラム缶の上を渡り終えて、ゴール地点に辿り着いた。
「「「よっしゃぁぁぁぁぁ‼︎」」」
「A級基準テスト、クリアね。」
「これで医療業界に参入できるの?」
「審査資格を手に入れただけよ。安全基準や、ライセンスの問題もある。でも、GUNDの使用が認可されれば、あらゆる人工装具に応用出来るわ。」
「GUND-ARMの会社なんて、最初は何言ってんだと思ったけど………」
「やるよな〜、うちの社長。」
「ヤる⁉︎ミオリネが⁉︎」
「そのヤるじゃねえ‼︎」
「ミオリネさんは、前からやります!」
「なぬっ⁉︎ミオリネはエッチしたことが………」
「そのヤるじゃねえって言ってんだろ‼︎」
もちろんこれがゴールじゃない。一歩先に進んだだけだ。これからもどんどん進んでいくぞ!
「あとは宣伝だね〜。」
「皆に知ってもらわねばな。」
「だから新作PV作るんだろ?」
「うん!」
次は新作PVの撮影。もっともっと広めて、あーしらの凄さで皆を救ってやる‼︎ここからもっと気を引き締めていくぞ‼︎
「スレッタ、撮影場所の許可取ってくれた?」
「あっ………」
「あっ……?」
「スレッタ、忘レッタ。」
そう思ってたのに………
「ぶはははは‼︎不意打ち過ぎんだよテメェw‼︎」
「くすっ………君は面白いことを言うなぁ!」
スレッタのギャグで不意に笑っちまった。気が抜けちまったよ。
「あとグリグリぃ‼︎お前笑う時上品だなw」
「そうか?」
口に手を軽く当てて、クスッと笑うグリグリ。これだけ見るとどっかのお嬢様みたいだ。可愛らしい。
「普段は下品なのに‼︎」
「下品ではない。エッチなだけだ!」
実態は痴女だけど。いやらしい。
side エラン4号
最近ベルメリアさんが来たせいで、僕が余計に喋れなくなった。それどころか、前までよりも隠れている時間が増えた。
「やあ、エラン。今は違うんだっけか。」
しかも隠れ仲間が増えた。シャディクだ。
「僕は氷仮面だ。それ以上は面倒だから触れないでくれ。」
「そっかそっか。今はそういうことにしておくよ。」
「ところでシャディク、君はなんでここに?まさかスレッタ・マーキュリーを狙って?」
「違う違う。僕が狙われているんだ。」
「君なんかを狙う人がいるの?」
「失礼だなぁ、元エランは。」
「元エラン言うな。」
どうやら僕が前エランだったのがバレてるみたい。
「とりあえず、協力しようじゃないか。お互い隠れるために。」
「そうだね。」
ただ、ここは味方にしておこう。でないと、僕がバレた時に大変なことになるから。
side シャディク
マズいな。そろそろ義父さんとのミーティングだ。即ち、彼女らと会う時間。ミーティングだけは参加して、そのあと爆速で逃げよう。
side チュチュ
しばらくして、あーしらは決闘委員会のラウンジで撮影することになった。
「な〜んで地球寮の奴らがラウンジにいるわけ?」
「会社の撮影でな。スレッタのホルダー権限を使って使用してるのだが………」
「まあ、普段手伝ってるアンタらがいるからいいけどさ〜。」
「感謝する‼︎」
セセリアは相変わらず悪態をついてる。自分は普段ロウジに責められまくってるくせに。
「凄いな、この機械。」
「あの、撮影中なんですけど………」
ちなみにそのロウジはあーしらが作った機械に夢中だ。
「義足足コキに使えるかも。」
「ちょっとロウジ⁉︎///」
「素晴らしい発想だ。我の方で検討しよう。」
「勝手にすんな‼︎」
セセリアへの使い道に夢中だ。
そんなことを思ってると、
「凄いですよね〜ミオリネ先輩!インタビューにも出ちゃうなんて!」
「はい!ミオリネさんは、凄い、ですっ‼︎」
ミオリネがテレビに映っている映像をリリッケやスレッタたちが観ていた。
「な〜んか遠い人になっちまったな〜。」
「最初っから近くないだろ。」
「はいはい!向こうはサラブレッドで、こっちは雑草だよ‼︎」
「食べられちゃいますね〜♪」
「食べられる⁉︎我々は誰にエッチなことをされるんだ⁉︎」
「お前は相変わらず呑気で変態だな〜。」
呑気にエロを考える。どこまでも天王星らしさを貫きつつも、周りの皆との調和を考える女グリグリ。
「呑気に戻れたのは君たちのおかげだ。感謝する‼︎」
「またまた〜!俺たちの地位を散々上げてくれたのによぉ!」
「ほんと、いい奴だな〜。」
「グリちゃんに会えて嬉しい、ですっ!」
「だな‼︎」
彼女のおかげで、今のあーしらがあるのだ。
忘れてたので、ネズミおじさんたちのプロフィールを書きます。
マッケンジー・ネズミッチュ
性別:男
身長:160cm
髪:黒の薄らハゲ
性格:狡猾
年齢:44歳
所属:ジェターク社 平社員
元アバンネットグループ 総裁直属社員
ケイン・ネズミッチュ
性別:男
身長:160cm
髪:黒の薄らハゲ
性格:狡猾
年齢:44歳
所属:グラスレー社 平社員
元アバンネットグループ 総裁直属社員