side チュチュ
グリグリの事情を知ってしまった。こんな状況ながらも、周りへの気遣いを忘れないのは本当にすげえ。アス校に来たのも、全然自分の欲望のためじゃなかったんだな。
「すまぬ………」
「なんでお前が謝んだよ。それより捜し方考えようぜ‼︎一緒に捜すから‼︎」
「チュチュ……っ!」
そんな友達を支えるのが、あーしの役目だ。今はあーしがお姉ちゃんしてやらねえとな‼︎
「ちなみに幼女愛護艦隊は姉ちゃんの捜索もしてるのか?」
「もちろんなのだ。」
「それにグエル先輩を追加する、でいい?」
「そうだな、ペトラ。」
「グエル先輩の写真とか特徴とかを送ればいいんか?」
「そうだな、フェルシー。」
グエルとスカーレットの捜索。あーしも一度でいいから、スカーレットに会ってみたいもんだ。喧嘩っ早いとことか気が合いそうだし。
そんなことを思ってると………
「大変〜!」
「どうした、リリッケ⁉︎」
「ニカ姉が怪我したみたい!」
「はぁ⁉︎」
「なんだとっ⁉︎」
「ファラクトの調整中に事故ったっぽいけど……」
またしても大ニュースが飛び込んできた。ニカ姉の怪我⁉︎
「チュチュ、向かうぞ‼︎」
「おう‼︎」
「私とフェルシーで保健室に連絡してくる!」
「サンキュー、フェルペト‼︎」
今すぐにでも向かわねえと‼︎ニカ姉を今すぐにでも助けるんだ‼︎
駆けつけた先で、ニカ姉はスレッタに抱えられ腕を痛めていた。
「大丈夫か、ニカ姉⁉︎」
「何があったのだ⁉︎」
「だ、大丈夫………」
「あ、あの………っ‼︎」
「スレッタ、何があったか分かる⁉︎」
「えっと、その………」
「とにかく私は大丈夫。大丈夫だから………」
本当に大丈夫か?明らかに何か隠してる顔なんだけど。怪我してる今追及するのはやめとくけど、後で話を聞くことにしよう。
「とりあえずフェルシーとペトラが保健室に連絡しておる。すぐに処置ができるだろう‼︎」
「それまで座って休んどけ‼︎」
「ありが……とう……」
それと、さっきソフィとノレアみたいな姿を見たんだが………気のせいか?何も無いといいけど…………
迎えたオープンキャンパス当日、あーしらは地球寮の建物の近くで、株式会社GUND-ARMの宣伝をしていた。
「栄養満点、ヤギミルクはいかがですか〜?」
「我のミルクも如何かな?」
「「うぇぇ…………」」
そして、リリッケが牛乳を、グリグリが母乳を出そうとして、観客に引かれてた。
「リリッケ、ヤギは知らねえ奴からすれば臭いらしいぞ〜。」
「え〜、そうなの〜?美味しいのにな〜?」
「我のは臭い大丈夫ぞ。」
「お前はそういう問題じゃねえ‼︎」
グリグリは昨日話をした後でも、平常通り下ネタまみれ。本当は辛いだろうに、よく頑張ってんな。ただ母乳は出すな。
そんなことを思ってると、
「おっ、メスガキ1号、発見‼︎」
ガタイのいい大人の男が来た。しかもあーしのことメスガキって呼びやがった。コイツ殺していいかな?
「誰がメスガキだ、ゴラァ⁉︎」
「君だよ、君。この反抗的な態度が、また俺のチンポをそそらせるんだ‼︎」
マジでイラつくんだけど。一発殴ってもいい?
「メスガキ王子よ、あまり彼女を困らせるでない。」
「な〜んだ、グリちゃんじゃねえか‼︎」
メスガキ王子⁉︎どんな名前してんだよ‼︎
「ということは、後ろは地球寮の皆か?」
「「「……………」」」
「図星だな‼︎」
全員が変態に呼ばれて目を逸らす。そりゃそうだ。こんな気持ち悪い奴と関わりたくないだろう。しかもコイツ、どう見ても新人教師くらいの年齢。グリグリと違って、全然可愛げが………いや、待てよ?新人教師くらいの年齢………?
「お前、まさか………っ‼︎」
「初めまして‼︎来年1年生として入学する、メスガキ王子(23)だ‼︎よろしく‼︎」
「「「23歳新入生⁉︎」」」
「ちなみに爺ちゃんは煩悩陛下だぜ‼︎」
「「「「あのエッチだ爺さん⁉︎」」」」
グリグリが昨日言ってた変態新入生じゃねえか⁉︎最悪だ‼︎まさかいきなり会うなんて‼︎つーかあのジジイの孫かよ‼︎それならガチで王子じゃねえか⁉︎
「よかった〜、私は卒業だから関係ないな。」
「アリヤ〜、留年してみないか〜?」
「絶対嫌。」
「ティル先輩と一緒なら?」
「…………」
「迷うな‼︎」
律儀にオープンキャンパス来て学校見てんじゃねえよ‼︎お前みたいな奴が入学できるわけねえだろ‼︎流石に嫌だぜ、8つも年上の後輩は‼︎しかも変態だし‼︎
「それはそうと………まだメスガキの匂いがする。デカ頭の君*1が100[
「警備員に連絡していいか⁉︎」
「安心しろ、今日はまだ何もしない。」
「これからする予定じゃねえか⁉︎」
逮捕まであと一歩というところ。とっとと捕まってくれ。
「あまり迷惑をかけぬよう頼む。」
「大丈夫‼︎きっと皆俺チンポの虜になるさ‼︎それじゃあまた‼︎」
「どっかいってしまった………」
ということで、あっという間に変態が去った。あーしはいいのだが、他は大丈夫なのか?グリグリもめちゃくちゃ心配そうな顔してるし。一応、警察に突き出す準備はしておくか…………
しばらく出し物の前にいると、
『これより、オープンキャンパス特別イベント、ランブルリングを開催しま〜す♪』
セセリアがふざけたテンションで校内放送を始めた。ランブルリング………確かフェルペトが昨日言ってたヤツか………。あーしよく知らねえんだよな。1年だし。
『ルールはバトルロイヤル方式、制限時間は30分。ブレードアンテナを折られた時点で戦闘不能とみなし、最後まで残ったパイロットの勝利とします。』
大乱闘ってわけね‼︎なんか面白そーじゃん‼︎
『参加は自由。まあ、エキシビジョ……んっ♡なんで、』
おいロウジ、今セセリアに何かしただろ?
『負けても恥かいたりぃ……っ!♡……ロウジ、今はちょっとやめて!……しませんよぉ♡』
お前が恥かいてんじゃねえか‼︎ロウジ、やめてあげろ‼︎
『立会人は、グラスレーリフェンスシステムのCEOん♡、サリウス・ゼネリ代表にぃ、務めていただきますぅ……』
とりあえず、セセリアのセリフは終わったっぽい。
「これ、あーしらは誰が出んの?」
「ホルダーのスレッタとペイル代表でもあるエラン。あとはソフィとノレアかな?」
「あの2人これ知ってたのかよ?」
「逆にチュチュとグリちゃんは知らなかったんだな。」
「ああ、その通りだ。」
「言いそびれてたか〜。」
「いつもそうだろ‼︎」
そして、あーしらからスレッタとエラン、更には新入り2人が出るという。新入り2人はともかく、他2人がいれば会社の宣伝にはなるか。グリグリとか出したら大乱交になりかねないし。
『ランブルリング、スタート。』
そんなことを思ってると、サリウスの合図でランブルリングは幕を開けた。
メスガキ王子のプロフィールです。
メスガキ王子
性別:男
身長:187cm
髪:金髪
性格:変態(メスガキわからせ)
年齢:23歳
所属:幼女愛護艦隊 第三分隊
身内:煩悩陛下(祖父)