side チュチュ
スレッタの母ちゃんと思われる、仮面を被った変態おばさんが現れた。
「なっ⁉︎」
「ミオリネ・レンブラン、これは一体どういうことかしら?」
「あ、あ、アンタには関係ないわ‼︎///」
「いや、あるだろ。」
しかもスレッタとミオリネがこれから祝福しようと言う時に。
「お母さん、私は今からミオリネさんと祝福してきます‼︎」
「スレッタ、ちょっと待ってて。お母さんは花嫁さんにお話があるの。」
「わ、分かりました!待ちます‼︎」
スレッタはどうやら恥ずかしげもなく言えるらしい。自分の母親に祝福を。まあスレッタの場合、無知故に知らねえだけだけど。そして、これから祝福という時に、姑に突撃されたミオリネ。めちゃくちゃ焦ってるのが見てとれる。
「スレッタ、お母さんの言いなりにならないで‼︎///」
「お母さんの言ってることは常に正しいんです!」
「おいプロスペラ‼︎娘に何てことしてんのよ⁉︎///」
「それは私のセリフよ。」
いつも割と冷静でクレバーなミオリネがここまでパニクってる。なかなか珍しい光景だ。
そんな事を思ってると、
「スレッタ・マーキュリーを寝取られたっ⁉︎」
氷仮面こと旧エランがショックを受けた。そういやコイツ知らなかったんだっけ。まあいっか。
「寝てから言いなさい、旧エラン‼︎///」
「やっぱりスレッタと祝福したのね。いかがわしい花嫁さん。」
「いや、その、これは言葉のあやで……っ‼︎///」
スレッタの変態お母さんはどうやら一枚上手のよう。ミオリネがあっという間に恥を晒していく。
「お義母さん、ミオリネ・レンブランは危険です。」
「アンタまでプロスペラの味方すんじゃないわよ‼︎///」
「代わりに僕の元で預かりましょうか?」
「ダメよ!貴女も危険だわ。」
「何故……っ⁉︎」
「女の勘ね。」
「鬱陶しいな、プロスペラ・マーキュリー‼︎」
「はいはい、とりあえず退場しなさい。」
スレッタママの味方をしたかと思えば、裏切られて逆ギレする旧エラン。そりゃそうだろ、お前最近ムッツリ隠せてねえし。
「スレッタ、今のうちに行くわよ‼︎///」
「み、ミオリネさん!お母さんの話を聞かなきゃダメです‼︎」
「諦めなさい、ミオリネ・レンブラン。彼女は親孝行な娘なのよ。」
「あぁぁぁぁぁぁぁ‼︎///」
そして、ミオリネは相変わらず発狂している。普段の鋭い頭脳は息を潜め、IQが3くらいにまで低下。更には赤面して混乱する始末。もうダメだ、コイツは。
そんな事を思っていると、
「ならば我から提案があるのだが?」
なんとグリグリが口を挟んだ。コイツ、この拮抗状態を打開できる方法を知っているのか?
「親子丼はどうだろう?」
「「ダメに決まってるじゃない‼︎」」
何提案してんだよ、コイツは⁉︎煩悩を煩悩で塗りつぶすな‼︎
「天王星には、喧嘩した時にヤって仲直りするという風習がある。」
「どんな風習よ‼︎///」
「それに、嫁と姑がそんなことするわけないでしょう⁉︎」
「嫁と姑じゃなくてもしねえよ。」
「安心しろ。それについてはこちらの書物を参考にするといい。」
「「嫁と姑の禁断の恋愛………するわけない‼︎///」
「そういやそんな本あったな。」
学園祭の時に販売した本を見せながら、2人の仲を取り持とうとするグリグリ。そして、そんな変態に振り回される2人。あーしも出会った当初はこんな風に見えてたのだろうか?
「もしかして、貴女がクワイエット・エロの首謀者ね?」
「んなわけねえだろ‼︎」
「クワイエット・エロだと?なんだその面白そうな企画は⁉︎我に教えてくれ‼︎」
「えっ…………?」
にしても、スレッタの母親って見た目の割にアホだな。そんな名前の計画あるわけ………いや、天王星ならありそうか。
「それじゃあ、なんでこの学園に………?」
「それは……っ!」
「行方不明の姉を捜しに来たのだ。」
「………なんかごめんなさい。」
「お主が気にすることではないのだ。」
それはそうと、さっきからスレッタとミオリネの声がしねえな。アイツら一体どこに………?
「あれ、スレッタ?おーい、スレッタ?」
「そういえばおらぬな。」
「逃げたのね……っ‼︎」
アイツら、しれっと逃げやがった‼︎どんだけ溜まってたんだよ⁉︎というか、スレッタ騙して逃げただろ、ミオリネ‼︎ホント、やべえ奴だな‼︎
side ミオリネ
スレッタに耳打ちして、プロスペラはグリグリと話したいことにしたわ。これでオッケー‼︎温室に連れ込めたから、後は進んで2つ手に入れるだけね!
side 5号
僕は今、ババア共と連絡を取り合ってる。もちろん、ファラクトの中で、他の人に聞かれない場所で、だ。
「単刀直入に言います。エアリアルを手に入れなさい。」
「スレッタ・マーキュリーを籠絡する段取りは?」
「総裁選が始まるわ。決闘ゲームはここまで。」
「それに、ランブルリングでの消極的な戦闘行為。私たちは失望しています。」
「状況を観察していただけですよ〜。」
「それに先日の猥談騒ぎ。一体何をしているのですか?」
「スレッタ・マーキュリーの性癖を知りたくて、ね。」
あぁ、うぜえなババア共。
「エアリアルは先の一件で、一時的に没収されています。」
「命が惜しければ、全力で遂行なさい。」
とりあえず、画面に猥談スプレーかけてみるか。意味ないと思うけど。
「はいはい、分かりました。」プシュー
「それにしても、4号に色々といやらしくしたいのですが……」
「貴女4号派なのね。私は本物派よ。」
嘘だろ、画面越しにも効くのかよ⁉︎嫌だ、クソババア共の猥談なんて聞きたくない‼︎
「私は5号派。わからせたくなりまして。」
「「「それはいいですね。」」」
「ぐわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ‼︎」
最悪だ‼︎ゴルネリが5号派なのかよ‼︎ふざけんな‼︎あんなゴツいイカれたババア共が僕を犯そうと思ってるのか⁉︎ヤバい、とりあえずエアリアルをパクらないと‼︎俺が変態ババア共にヤられる‼︎
ということで、とりあえずエアリアルを操作しようとしたんだけど………
「ぐわぁぁぁぁぁ‼︎」
エアリアルのコックピット内で、まさかのデータストームの影響を受けた。くそっ、身体が張り裂けそうに痛い‼︎4号はこんなことなかったはずだぞ⁉︎一体どうして⁉︎
「来ないで………」
「スレッタ・マーキュリー?」
突如浮かんだ白い世界に現れた、スレッタと思われる幼女。いや、違う。コイツスレッタじゃない‼︎他にもいっぱいいる幼女……っ!コイツら全員違う‼︎
「貴方はダメ………」
僕はダメ⁉︎まさかコイツ、僕と4号で扱いを変えたのか⁉︎
「なんで………っ!4号はいいのに……っ‼︎」
「あの人は………昔は良かった。今は貴方以上にダメ………。スレッタに……エッチなことするから………」
「そうか………だからこの前………」
「そう……怒って倒そうとした……」
4号評価下がってんじゃねえか‼︎アイツアホだな‼︎ムッツリが表に出たら、それは即ちただの変態だ‼︎だからエアリアルに拒否られたんだよ、ランブルリングの時に‼︎
それはともかく、早くここから逃げないと‼︎あと、ババアからも逃げないと………っ‼︎
side クソスペ女2人
私たちはエラン・ケレスに連れられて、アバンネットグループの隠し本社にやってきたことが分かった。そこで出会ったのは、暴力グループの頂点とは程遠い、類い稀なる聖人、ドボロ・アバンネットだった。
「天王星からの返り討ちを受け、私たちは見直したのです。我がグループの在り方を。暴力的な存在から、人を守る存在に。私はお嬢さんたちを守ります。変態集団・天王星から。」
「いえ、そんな………っ!」
「あ、ありがとうございます……っ‼︎」
ただ、飲み込めないことも多かった。そこで私たちは、会議が終わった後に、エランに事情を聞いた。
「あのさ、アンタはなんでアバンネットグループにいるわけ?」
「ペイルの御曹司なんじゃないの?」
「元々俺はアバンネットグループの人間なのさ。」
「じゃあペイルにいるのは……?」
「天王星復讐の足掛かりとして、スパイをしてたのさ。ペイルの技術を使って、グループも強化出来るしなァ。もちろんグラスレーにもジェタークにもいるよ、スパイが。」
エランはどうやらペイルに入社したスパイらしい。あとグラスレーとジェタークのスパイって、あのキモい語尾したネズミおじさんたちか。エバーグリーン糾弾した時、それぞれの会社名乗ってたし、さっきの会議の時もいたし。
「でも、あんな優しい総裁が、復讐なんか企むの?」
「天王星に全身性感帯にさせられ、グループの解体を余儀なくされた。それで職を失ったりした連中がいるんだよ。」
「もしや総裁は、それを悲しんで………」
「その通りだァ。なんせ総裁らアバンネット一族は、仏のように深い慈愛をお持ちだからなァ‼︎」
そして、ドボロ・アバンネット様は従業員たちの為に立ち上がったのだと。なんて素晴らしいお方なんだ………っ!
「それじゃあ、私らも頑張らないとね!」
「やるしかないわね!」
「ああ、その意気だァ‼︎もうすぐアスティカシア襲撃、頑張ろう‼︎」
あの人のためにも、頑張らないと‼︎
敵のアバンネットグループ、外には暴力・内には宗教ととんでもない人らです。
ちなみにサブタイは、乳輪って意味です。