機動戦士ガンダム 天王星の痴女   作:スピリタス3世

37 / 45
17話前にオリジナル挟みます。チュチュとグリグリがのんびり寮で休日を過ごすだけです。

また、アニメが17話後に再放送を挟むらしいので、本作ではアニメ17話後にオリジナルを数話挟みたいと思っています。


第三十七話 のどかでスケベな休日

  side チュチュ

 

 とある休日の朝。あーしが朝7時に目を覚ますと………

 

「おはようなのだ、チュチュ。」

「はええな、グリグリ。」

 

 グリグリは既に起きていた。

 

「何してたんだ?」

「ナニだ。」

「朝っぱらから何してんだよ⁉︎」

 

 アッチの方も起きていた。ホント煩悩まみれだな、コイツ………

 

「朝オナニーは健康にいいんだぞ。ほら、チュチュもやるか?」

「バイブ渡すな‼︎要らねえよ‼︎」

「そうか、チュチュは手でする派か………」

「違えっつーの‼︎」

 

 あーしは決して変態行為はしない。最近色んなやつがこぞって変態化してるけど、あーしはその流れに乗らねえ‼︎プライドってもんがあるからな‼︎

 

 

 

 その後、あーしとグリグリは朝飯を食いに食堂へ行った。他の皆は誰もいない。何故なら、休日は割と遅い時間にとる人が多いから。それかニカ姉みたいに最初からキャンセルしていて、午前中全部寝ているか。また朝がもっと早いアリヤとティルは、この時間ティルたちのところに行っているためいない。故にいつも休日の朝は2人きりなのだ。

 

「チュチュ、朝から肉は重くないか……?」

「ん?こんくらい食わねえと元気出ねえだろ、グリグリ!」

「我は夜でもそんなに食べられないぞ……」

「相変わらず細いな〜、食が!」

 

 ちなみにあーしは骨付きチキン一匹分にご飯2杯、それから少しのキャベツと味噌汁、そして牛乳。対してグリグリはハムが1枚乗ったパン1個とサラダが少し、プラスで牛乳。あーしの1/3くらいの量しかないのに、よく腹が減らないなと思ってしまう。

 

「チュチュはそんなに食べてるからおっぱいが大きいのか……」

「それ関係あんの?」

「発育は食べる量にも左右されるだろう。」

「確かにな〜。」

 

 とはいいつつも、あーしの方がグリグリより背が低い。単に育つ部位が違っただけの話だと思うけど。

 

「それにしても、地球の食材は本当に美味しいな‼︎」

「だろ⁉︎」

 

 それにしても、これしか量ないのに本当にうまそうに食うな、コイツ。地球のこと褒めてくれるのが、こっちまで嬉しくなっちまう。今まで料理を作る方には興味なかったけど、コイツのためなら作ってあげたくなるような、そんな姉心がふつふつとわいてくる。

 

「天王星では料理に必ず媚薬を入れねばならないからな。どうしても真に上手い料理は難しいのだ。」

「味犠牲にしてまで入れんな‼︎」

 

 ちなみに前聞いたんだけど、天王星にいた頃はほぼ外食だったらしい。拾ってくれたロリおじがめちゃくちゃ金持ってたのと、彼自身壊滅的に料理が下手だったかららしい。スカ姉もグリグリも子供だったから上手く作れなかったと。

 

 

 その後程よく雑談していると、

 

「ふぅ、美味しかったのだ。」

「あーしもな!」

 

 あーしらは朝飯を食べ終わった。

 

 

 

 

 朝食後、部屋に戻ると………

 

「さて、ニチアサの時間だ。」

 

 グリグリがタブレットを取り出してテレビを観始めた。

 

「ニチアサ………?」

「日曜朝にやっている戦隊モノの番組だ。正義のヒーローが悪の組織と戦うアニメやドラマだな。」

「なるほどな。」

 

 正直、あーしの地元じゃテレビはなかった。あの治安の中テレビ番組を作ろうと思う会社が無いから。だから最初アス校に来た時は驚いた。テレビ番組があるくらい平和なスペーシアンを恨んだりもしたが、今ではこれを地球にも広めたいと思っている。

 

「ちなみに今日から新シリーズだから、チュチュも追えると思うぞ。」

「マジ⁉︎どんなやつ⁉︎」

 

 それはともかく、天王星のニチアサとやらを観てみるか。勧善懲悪のヒーローモノはあーしも好きそうな予感がするし。

 

「股間の刃だ。」

「変態じゃねえか⁉︎」

 

 前言撤回。戦隊モノじゃなくて変態モノだった。あーしは絶対嫌いそう。

 

「原作が人気でな。我はこの日を楽しみにしていたのだ。」

「人気なのかよ、それ………。つーかどういうヤツなんだ?」

「勃起したおちんちんで鬼を退治する物語だ。」

「バカじゃねえの⁉︎」

 

 しかも頭おかしいだろ‼︎確かに天王星にはちんちん侍とかいうチンコで治安維持する連中が居るけどよぉ………。それを元に書いたのか⁉︎そんなん物語として成立すんのかよ⁉︎

 

「おっ、始まったのだ‼︎」

 

 そんなことを言ってる間に始まったし‼︎

 

『俺たちは侍じゃない、刀を持たない。しかし、股間に太刀を持っている。使うのは己のちんこのみ。それで鬼を、倒すのだ。』

「うぉぉぉぁぉ‼︎例の口上‼︎カッコいいのだ‼︎」

「どこが⁉︎」

 

 なんかナレーションの変なおっさんが変なこと言い始めたし‼︎

 

『貴様、鬼だな?』

 

 しかも超ゴツい下半身丸出しの露出狂が主人公なのかよ⁉︎お前のが鬼だろ‼︎

 

『ムカつくおっさんだな………殺してやるっ‼︎』

『おっさん?俺は16だが………』

『嘘つけ‼︎』

 

 46の間違いでは⁉︎

 

「うぉぉぉぉ‼︎カッコいいのだぁぁぁぁ‼︎」

「そうか………?」

 

 しかも、そんな変態主人公を見て興奮するグリグリ。カッコいいか、このおっさん?ただの露出狂の変態では?

 

 

 

 

 ニチアサを観終わった後、あーしとグリグリは宿題をすることになった。

 

「う〜ん、むっず………」

「潤滑油におけるナビエ・ストークス方程式の問題か……」

「グリグリ、分かるか?」

「ああ。まずこの隙間が円筒なのか平板間なのか、どちらかが分かる必要がある。」

「えっとこれは………平板間か!」

「その通り。」

 

 悔しいけど、あーしはいつも年下のグリグリに教わっている。何度も合格ラインに達しており、ついに主席となって上を黙らせたその学力は、正直あーしじゃ勝てっこない。

 

「次は平板間流れの方程式を書いてみてほしいのだが……」

「えっと………それは………こうか?」

「合っておるぞ‼︎」

「っしゃあ‼︎」

 

 また、彼女の教え方は結構分かりやすい。あーしが学内でまあまあいい成績を収められてるのも、ひとえに彼女のおかげだ。

 

「それにしても、潤滑油の方程式はローションにも使えるな……」

「機械にローション入れんなよ?」

「それは分かっておる。」

 

 また、下ネタへの転換も相変わらずすごい。

 

 

 

 

 勉強を終えて昼飯を食った後、あーしとグリグリはバドミントンをしに寮の芝生広場へやってきた。

 

「この羽根を股間に入れるのか………?」

「違えよ‼︎」

 

 バドの羽根を見て真っ先にそれを思い浮かべるのは頭天王星としか言いようがない。あーしなんて思いついたこともねえよ!

 

「このラケットで相手の方に飛ばすんだ‼︎」バシッ!

「おお、飛んだ‼︎」

 

 とりあえず、バドのやり方を教えるか……。あーしが羽根をラケットで飛ばす。そしてラケットの飛んだ方に走り………

 

「それで向こうにいる人が………これを打ち返すんだ‼︎」バシッ!

「おおっ!チュチュ足速いのだ‼︎」

 

 飛んでった羽根をさっきまでいた場所、もといグリグリのいる場所に打ち返す!

 

「グリグリ〜、それをあーしのとこに打ち返してみろ‼︎」

「えっと………こうか?」ペチン

 

 グリグリはとりあえず軽く打ってみる。当然その力じゃあーしのところに届くはずもなく、羽根はすぐに地面へと落ちてゆく。

 

「すっ、すまない………」

「い〜よい〜よ!その羽根拾って、もっと強く打ってみ‼︎」

「あ、ああ………」ひょいっ、バシン!

 

 そして、次にグリグリが打った羽根は、見事あーしのとこまでやってきた。

 

「おお‼︎いーじゃんいーじゃん‼︎」

「ほ、本当か⁉︎」

「ほら、あーしが返すから打ち返してみ‼︎」バシン!

「わ、分かったのだ……っ‼︎」バシン!

 

 2回目も見事成功‼︎多少場所はずれたりしてるけど、そこはあーしが動けば問題なし‼︎

 

「上手いじゃん‼︎すっげー‼︎」バシン!

「褒めてくれて、感謝する‼︎」バシン!

 

 こうしてあーしとグリグリはしばらくバドミントンのラリーを続けた。本当は対戦して遊ぶものだけど、正直勝負事があんまり好きじゃないグリグリにはラリーで遊び続けるこの方がいいかもな。とにかく、喜んでくれてよかったよ‼︎

 

 

 

 バドが終わって部屋に帰ったあーしらは、しばらくダラダラ話していると、ある話になった。

 

「そういや、お前の枕元にある人形って何?グリグリそっくりだけど……」

「これはだな……スカ姉が作った最初の人形だ。」

 

 グリグリの枕元には、いつも本人にちょっと似せた、手のひらサイズの可愛らしい人形が置いてあった。ずっと大切にしているようで、気になったから聞いてみたけど………思ってたより大切なモノだった。

 

「そっか……。お前の姉ちゃん、すっげえ可愛い人形を作るんだな!」

「そうだろう……、一番最初はグリちゃんの人形がいい……って言って、作ってくれたな………」

「そうなのか……本当に、いい姉ちゃんなんだな。」

 

 当然グリグリは寂しそうにしている。そりゃそうだ。自分の大好きだった姉がいなくなったのだもの。こんなに優しいグリグリをずっとそばで見守ってきたスカ姉。きっととても優しい人物なのだろう。

 

「他にはどんな人形作ってたんだ?」

「別れる直前だと………こんなのとか?」

「嘘だろ⁉︎」

 

 そうしてグリグリに見せてもらったのは、なんとサイズまで本物そっくりと思われる、色んな人の人形だった。

 

「スカ姉はエッチな人形、ダッチワイフでエッチなライフを人々に提供したくてな……。本物そっくりのダッチワイフを作って、抱いた時の質感とかを作ろうとしたんだ。」

「すげえ…………」

 

 人間そっくりの大型人形、ダッチワイフ。幼少期の小さい人形からここまでのモノを作れるとは、本当に凄いな。だからこそ、早く見つけねえと……。これ以上、グリグリの悲しむ顔を見たくないから。

 

 

 

 そんなこんなで、グリグリとのなんてない休日の1日は終わったのだった。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。