機動戦士ガンダム 天王星の痴女   作:スピリタス3世

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第四十三話 一番じゃないヤり方

  side チュチュ

 

 スレッタをミオリネと仲直りさせるために、彼女を本社に送ったが………

 

「スレッタ。授業も休み、塞ぎ込んでおるのか………」

「ちゃんと対話出来たっぽくないんだよな〜。」

「例のテント、使われてなかったものな。もしや母やエアリアルと先に会ってたのか?」

「くそっ、アイツか……っ!」

 

 結果はダメ。それどころか、多分ミオリネと話した痕跡すら無し。あの仮面変態スレッタ母ちゃんが原因か?というか、現状それくらいしか考えられない。

 

「ひとまず、スレッタのメンタルケアだな。」

「ああ。」

 

 スレッタの母ちゃんには会いようが無い。なら彼女のケアだ。

 

「んじゃ、飯会だ‼︎」

「そうと決まれば話が早い。」

「あーしら冷蔵庫行ってくる!」

「では我はテーブル等の準備と他の人への声掛けだな。」

 

 ということで、急遽慰めパーティーが開催された。

 

 

 

 

 あーしが食料を取りに冷蔵庫へ向かうと………

 

「あっ…………」

 

 薄暗い暗室で、タヌキが冷蔵庫のものをつまみ食いしているのを見かけた。ので………

 

「来い、スレッタ‼︎」

「あ、あの、私まだ………心の準備が〜!」

 

 強引に引き摺り出した。

 

 

 

 

 

 食堂では、早速皆が準備していた。

 

「おはようなのだ、スレッタ。」

「スレッタ先輩の席、ここでいいですか?」

「そのハムも一緒にくれるかい?」

「ほえ?あっ、はい………」

 

 ちなみにスレッタはハムをつまみ食いしようとしていた。それを見たアリヤがハムを貰う。

 

「ちなみに、朝ごはんはティコのお乳のスープだよ。」

「我のお乳も飲むか?」

「それは要らねえ‼︎」

「いや〜、冷凍保存してたやつ使わなきゃいけなくなっちまってさ〜。」

「オジェロ、我の乳を冷凍保存だとっ⁉︎」

「してねえから‼︎」

「ティコのだろ。スイッチ入れ忘れてたからな。」

「げっ………」

「スレッタ・マーキュリー。僕のおち………」

「お前は喋んな。」

 

 ティルにオジェロ、そしてヌーノも協力者だ。4号は………喋らせるとろくなこと言わないし、黙らせとこう。

 

「そんなわけで、いつもより豪華なのですよ。」

「せっかくだから明るいところで食べよ〜、お姉ちゃん!」

「は、はい………」

 

 そして、ノレアとソフィから誘われて、恐る恐る歩み寄るスレッタ。

 

「はい、どうぞ。」

「いただきます………」

 

 アリヤがよそったスープを貰い、口にした彼女は………

 

「美味しいか………?」

「はい………っ!」ポロ、ポロ

 

 涙を流し、不安から安心へと移り変わったような、ほっこりする顔を見せてくれた。よかった、これで少しは和らいだみたい。

 

「よ〜し、食おうぜ‼︎」

「だな‼︎」

 

 こうして、皆で和気藹々と朝食をとろうとしていた時………

 

「皆、聞いてくれ。」

「マルタン?」

 

 マルタンがやっと来た。どうやら神妙な表情をしている。何かあったのか………?

 

「どうしたのだ、マルタン?」

「話したいことがあって。」

 

 そして彼の口から告げられた内容は、衝撃的なものだった。

 

 

 

 

 ニカ姉がテログループに協力してたとの判明。それをマルタンが管理者に通報したとのこと。

 

「ニカ、嘘だろ………?」

「ソフィ、ノレア‼︎お前ら知ってんだろうな?」

「知ってた。本当は私たちと同じタイミングで天王星の懲罰対象になる予定だった。」

「でも、あの人は先に捕まった。というか、気がついたら居なかった。」

 

 ニカ姉……ったく、今まであーしらを騙して何してたんだよ⁉︎本人が居ないせいで、やり場のない怒りがただ溜まっていく。

 

「とりあえずマルタン、ごめん。1人で悩んでたの、気づかなくて。」

「ティル………」

「でも厩舎の掃除、ティコたちの機嫌が治るまでだよ。」

「ごめん………ティル!」

 

 とりあえず、マルタンの悩みには全く気付けなかった。ニカ姉は仲間だから通報したくないけど、でもあーしら他の皆も大切だって。その間でどうすべきか悩んでた、と。もしあーしが同じ立場だったら、どうしてただろう?今までマルタンに無意識に甘えてたところ、あったのかもな………

 

「一番いいやり方じゃないって分かってても、そうするしかないって時、あるんじゃないでしょうか?」

 

 確かに、そういうことか………。もしかしたらニカ姉も、何か抱えていたのかもな。こればかりは本人に聞かねえと分かんねえけど。

 

「例えば、本当はショタおねで致したいと思っていても、おねショタしかなかったからそれで致すとか?」

「それは違えよ‼︎」

「待てよ、ヤり方の問題か!本当はペニパン使いたかったが、無いからディルドで代用したとか………」

「一番じゃないヤり方の話じゃねえ‼︎」

「ミオリネさん、もしかして………」

「絶対違えよ‼︎」

 

 それにしても、またもやエロに着地したか。すげえな、グリグリは。どんな話してても、最終的にエロに着地するんだから。

 

 

 

 

 

 その後しばらく皆と団欒していると、衝撃ニュースが飛んできた。

 

「ミオリネが、地球で戦争を起こした………?」

「何やってんだよ、ミオリネ⁉︎」

「エアリアルも映っておるな………」

 

 どういうことなんだ?株式会社GUND-ARMは軍事産業に手を出さないんじゃなかったのか⁉︎というかエアリアルもいんの⁉︎スレッタはこっちにいんのに⁉︎なんで………

 

「今、分かりました。」

「スレッタ?」

 

 そして、それを見て何かが分かったスレッタ。

 

「エアリアルは、マルタンさんと同じだったんです。」

「えっ?」

「お母さんなら、きっとこうするって分かってたから………。一番いいやり方じゃなくても………ああするしかなかったから。私、何も分かってなかった………」

 

 お母さん………つまりスレッタの母ちゃんがエアリアルに乗ってんのか⁉︎娘からパクって、何がしたいんだ?

 

 とりあえず、スレッタは自分の母ちゃんを止めたいと思っている。ならあーしらは、ミオリネを止めねえと‼︎

 

 

 

 

 

 

 

  side エラン3号(ガナティクト・バレンタイン)

 

 アバンネットにやってきた女の子2人*1。向上心と復讐心があり、とても素晴らしい‼︎

 

「「ガナディクトさん、一通り出来るようになりました!」」

「素晴らしいなァ‼︎この調子だァ‼︎」

「「はいっ‼︎」」

 

 そんなことを思っていると…………

 

「素晴らしい新入社員ですね。」

「「「総裁‼︎」」」

 

 にこやかに笑うドボロ・アバンネット総裁が現れた。本当にこの人は、素晴らしいお方だ………

 

「この調子で頑張って下さい。」

「「「はい!」」」

 

 この人のためなら、なんでも出来る気がする‼︎

 

 

 

 

 そして、今入ったニュース。ベネリットのミオリネ・レンブランが派手に地球で戦争を起こしたと。これは好都合だ。是非ともこう提案しよう、総裁に。ベネリットを糾弾しつつ、エバーグリーン・ウラヌスを拉致するチャンスは今だと‼︎

*1
クソスペ女2人組




19話分終わっちゃったよ。どうしよう………?

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