機動戦士ガンダム 天王星の痴女   作:スピリタス3世

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第二章 御三家
第七話 氷の瞳に映るのはエロ本


  side チュチュ

 

 地雷実習から2ヶ月経ったある日のこと、

 

「お前その本やけに気に入ってるな。」

「それは、チュチュがくれたエロ本だからな。」

「そりゃど〜も!」

 

 グリグリは相変わらずあーしがプレゼントしたエロ本を嬉々として読んでいる。これは地雷実習の時に完走したらプレゼントする、と言ったヤツだ。正直エロ本を拾う時に身体中の水が沸騰しそうになるほど恥ずかしくなったし、周りに変態アーシアンと言われて殴りそうになったりしたが、彼女の嬉しそうな顔を見ると買ってよかったと思える。

 

「それにしても………この本の内容からして、チュチュは男同士の卑猥な行為が好きなのか?」

「違えよ‼︎」

「そうか。」

 

 ちなみにあげたのはたまたま目についただけのやつ。あーしは全然興味ないので、勘違いしないで欲しい。あと、買うのは年齢的に出来なかったので拾った。

 

 

 

 ちなみに今は、ニカ姉、マルタン、ヌーノがスレッタのエアリアルとグリグリのMD(モビルディルド)を見ている。

 

「エアリアルとMD(モビルディルド)、どっちもすっごい技術の結晶………ヌーノ、システムはどんな感じ?」

「エアリアルは神技レベルに統合されてるよ〜。一級エンジニアをどれだけ動員したんだか〜。MD(モビルディルド)はマジで意味分から〜ん。」

「エアリアルはすっごいね〜。そしてMD(モビルディルド)、君は近未来から来たのかい?」

 

 どっちもイカれたレベルの代物。アーシアン達の技術じゃ到底製造出来ないだろう。悔しいけど。

 

「ねえグリちゃん。」

「どうしたニカ?」

「乗ってる人だけでなく攻撃した相手にも性的コネクトするって、要は機体の装甲を通り抜けて相手の脳や神経に到達してるってことでしょ?」

「まあ、そうだな。」

「それって誰にでも出来るの?」

「ああ。任意の敵にエロいことが可能だ。」

 

 特に天王星。使い道がバカすぎるだけで、やってること自体は相当危険だ。これを悪用すれば、物理的に攻撃が通らなくても相手にダメージを与えられる。性的快感ってことは、皮膚を透過して神経に直接作用する攻撃とも言える。これを使えば、例え核シェルターだろうが無意味なものとなるだろう。

 

「どうした、ニカはエロいことしたい人でもいるのか?」

「いや、いないよ。」

「そうか。ちなみにチュチュはいるか?」

「いるわけねえだろ‼︎」

 

 本当に、パイロットが頭ポンチだから成り立ってるような代物だ。

 

 

 

 そんなことを考えていると………

 

「えええ、エランさんが………つつつ付き合って欲しいって!」

「何っ⁉︎エランはスレッタとエロいことがしたいのか⁉︎」

「違えだろ‼︎」

 

 とんでもない話が舞い込んできた。エラン・ケレスがスレッタをデートに誘ったのだった。

 

 

 

 話が話なので、あーしらは女子部屋で女子会を開くことになった。

 

「…‥デート?」

「ちちち、違います!今度の休日、お出かけしませんかって………」

「それをデートっつーんだろうが。」

 

 スレッタはどうやら事の重さを分かってないみたい。まああの下ネタ知識じゃ、ろくに知らなくてもおかしくないだろう。

 

「スレッタ先輩!この間のプロポーズ断ったのって、エラン先輩が本命だからですか?」

「いいいいいやいやいやいや!」

 

 相変わらず恋バナにノリノリなリリッケ。

 

「エランのどこを卑猥だと感じたのかい?」

「ひひひ卑猥なことはっ、感じてません!」

 

 相変わらずエロバナにノリノリなグリグリ。

 

「でも意外だな。あの氷の君が。」

 

 そんな2人をよそに、アリヤが話し始めた。

 

「氷の………君?」

「彼、いつも無表情だろう?笑うところも怒るところも、誰も見たことがない。」

 

 エラン・ケレスはとても恋とかする類の人間じゃない。感情というものを捨てた、まるでロボットのような男だ。

 

「そこがクールでいいっ、て子も多いんですよね〜♪」

「息詰まりそ〜。あーしだったらソッコー断るね。」

「誘われたのはスレッタだよ。」

 

 正直、あーしは全然好きじゃない。特に性格が。もちろん、スペーシアンだから嫌いというのもあるが。

 

「無表情………つまりムッツリか?」

「つまりじゃねえよ‼︎」

 

 ちなみに、グリグリも割と表情筋は動かない類の人間だ。それだけだと、一見エラン・ケレスと似ているようだが、彼女の場合意外にも感情が分かりやすい。ほんのり嬉しくて笑ってるところも、泣くほどではないけど悲しそうにしているところも。同じクール系でも、2人は全然違うと思う。

 

 とまあこうして女子会で作戦を練った次の週、

 

「ででででは、行ってきます!」

「「「行ってらっしゃ〜い!」」」

 

 スレッタはデートへと旅立った。   

 

 

 

 

 そしてその結果………

 

「エランさんとグエルさんが決闘することになりましたっ!」

 

 意味わかんないことになった。

 

「な〜んでグエルとエランが決闘するんだよ?」

「決まってるじゃないですか〜♪ねっ、スレッタ先輩♪」

「そ、そんなんじゃ………」

「スレッタとのエッチを賭けた戦いか………」

「そそそそ、それは違います!」

 

 ちなみにミオリネは………

 

「いい展開ね。あいつらには潰しあってもらおうじゃない。」

「お前性格悪すぎんだろ。」

 

 内心喜んでそうだった。というかコイツ、いつから地球寮に来るようになったんだ?確かにスレッタの花婿だけど……。いつの間にか来て、いつの間にか常連のように図々しく居座っている。まあいいけど。

 

「ミオリネ・モンブランは……」

「レンブランよ。」

「スレッタとエッチがしたいのか?」

「違うわよ、エバーグリーン!」

「そそそそそうなんですか、ミオリネさん⁉︎」

「違うって言ってるでしょ、スレッタ!」

 

 グリグリの猥談の餌食になるから♪

 

「チュチュ、エバーグリーンの面倒ちゃんと見なさいよ‼︎」

「あーしはコイツの世話係じゃねえ‼︎」

 

 ミオリネには何故かあーしが世話係扱いされてるけど。

 

 

 

 

  side 4号

 

 グエルには勝った。これでスレッタとの決闘が出来る。エアリアルを奪うことができる。

 

 そしてもう一つ気になるのが………天王星のエバーグリーンだ。彼女の乗ってる機体………あれはガンダムの上位互換になるかもしれない。自分だけでなく、どんな相手にも強制的にパーメットリンクをさせることができる。相手に性的快感を与えるというのは、そういう事だろう?

 

 そうだ、スレッタ・マーキュリーが終わったら、彼女のMD(モビルディルド)も調べてみようか。もちろん、決してエロいことに興味があるわけじゃない。その技術の危険性を、ペイル社で調査したいだけだ。決してエロいことに興味があるわけじゃないからな。

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