side チュチュ
地球寮の皆がエランのばっくれにぶちギレてる中、
「おい、エバーグリーン・ウラヌスは居るか⁉︎」
一人乱暴に入ってくる男が居た。グエル・ジェターク、元ホルダーで、ジェターク寮の寮長だった男だ。頭にとさかみたいのが生えており、うるさいニワトリみたいだとたまに思う。
それはさておき、コイツはグリグリに何の用だ?
「我はここにいるが………」
「俺はお前に決闘を申し込む‼︎」
決闘………だと⁉︎
「「「「えええええ⁉︎」」」」
当然地球寮は大盛り上がり。それもそのはず、御三家のボンボンが、いきなり痴女に喧嘩をふっかけたからだ。
「どうしたのだ?そんなに我とヤりたいのか?」
「違えよ‼︎ジェターク社からの命令だ。」
「つまり、ジェターク社は我のAVを撮りたいのだな。」
「んなわけねぇだろ‼︎」
新たなツッコミ役にあーしは歓喜しつつも、突然やってきたジェターク社には驚きを隠せない。普通この変態に自分から関わるなんてあり得ない。それこそ、自分も変態じゃなきゃおかしいだろう。ただ、コイツはあんま変態っぽく見えないけど………
まあいいや、ここは素直にグリグリを応援しよう‼︎
「しゃあグリグリ‼︎都会の金持ちをぶちのめしちゃえ‼︎」
「喧嘩はあまり好きではないのだが……やるからには全力を尽くそう。」
「後で決闘委員会で正式に手続きを行う。それも決闘の日に。だからその時はラウンジに来るように。」
「承知した。」
それにしても、決闘委員会のラウンジって行ったこと無かったな。まあアーシアンに決闘を挑む連中なんて、それこそ弱いものいじめをしたいだけのクズだけだし。まあグリグリのおかげで、変態に近づきたくないからか、あーしらに喧嘩を売る連中はほぼ居なくなったけど。
side ヴィム・ジェターク
天王星………あまりにも変態過ぎて、見向きすらしなかったのだが………
「CEO、私の部下がある提案をしたい、と。」
「ほう、通せ。」
「失礼しマウス‼︎小生はマッケンジー・ネズミッチュだマウス‼︎」
「本当に失礼だな。」
「失礼ですが、有能です。どうか一度、お話を。」
「分かった。」
頭のおかしいおっさん平社員の話を聞いて、興味が湧いた。
「天王星は変態という事で有名マウス‼︎しかし、アバンネットグループを解散させた技術は本物だマウス‼︎」
「というと………?」
「まずはこちらの映像を見てくだマウス‼︎」
あらゆる装甲をすり抜け、他人の神経へ到達し作用する攻撃。また、放屁や性欲だけをエネルギーとしたMS。その他にも、明らかに他御三家を凌駕できる技術が盛りだくさん。それは一経営者として、喉から手が出るほど欲しいものだった。
「CEO、これを活かせば………我が社の利益は格段に上がりマウス‼︎」
「実に素晴らしい………が、どうやって手に入れるのだ?」
「そこで提案マウス………御子息に天王星人と決闘させマウス‼︎」
「なるほど、それで勝って、参考人として天王星人を連れてくるのだな。」
「マウス‼︎」
負け続きで信用が下がりつつある弊社を立て直すには、これしかない。グエルよ、これが最後のチャンスだ。勝って痴女を手に入れろ‼︎
side チュチュ
決闘の日、あーしとグリグリは決闘委員会のラウンジへと向かった。
「おお、実に豪華であるな。」
高級な革のソファーに、お洒落な間接照明。外周を取り囲む観葉植物も魅力的だが………なんといっても一番は、前面からの見晴らしだ。
「くそっ、金を感じる………っ‼︎」
「金玉を感じる……?」
「玉付けんなよ‼︎」
そんなあーしを横目に、グリグリは落ち着きながら中を歩く。すると、ある女の声が聞こえた。
「水星がダメなら、今度は天王星にアタックするんですねぇ〜!ひゅ〜、超肉食的〜♪」
「うるせえよ、セセリア。」
「肉食的……だと⁉︎やはり君は変態なのか⁉︎」
「違う‼︎」
「アンタは自分のこと言えないでしょw」
「そういう君も、卑猥な太ももをここぞとばかりに見せびらかしているが……」
「アタシのは………ズボンが短いだけ‼︎///*1」
セセリア。アス校一の煽りストと言われていたが、その噂は本当なようだ。会う人会う人に煽り散らかす、控えめに言って性格が終わってる。でも猥談には照れるのか………意外。
「………君が天王星の。今度機械について教えて欲しい。」
「ロウジ、どうしたの、急に⁉︎」
「天王星の技術に興味があって。」
「構わぬぞ。」
「ありがとう。」
その隣は根暗そうな男の子、ロウジ。どうやらニカ姉と同じく機械が好きらしい。
「やあ、君たちがエバーグリーン・ウラヌスとチュアチュリー・パンランチかい?初めまして、僕はシャディク・ゼネリだよ。」
そして奥からクッソチャラそうな男がやってきた。金髪長身の軽薄な口調。しかも上着を裸の上にそのまま着て、チャック全開というか、前全開。あーしの嫌いなタイプだな………
「おっぱい……っ‼︎エッッッッ、おっぱい‼︎ち、乳首ぃぃぃぃぃ‼︎」
何⁉︎グリグリが壊れたんだけど⁉︎元から、にしてもやべえよ‼︎
「どうしたグリグリ⁉︎しっかりしろ‼︎」
「チュチュも見えるだろう、あの男の乳を‼︎」
「見えるというか見せびらかしてるんだろ‼︎」
「ヤバい‼︎我が性癖は………おっぱい‼︎」
完全に興奮してやがる。目もギンギンだし。
「君、そんなに興奮しなくても大丈夫だよ。」
「分かった。とりあえず乳首を見せて欲しい。」
「それは無理かな。」
「ぬぉぉぉぉぉぉ‼︎」
そんな変態を軽くあしらうシャディク。何で余裕なんだよ、コイツは⁉︎今まで何人もの痴女と遊んできたような、そんな風格を感じる。とりあえず言えることは…………、今のこの空間はやべえってことだ。他の人は………
「ええ…………」
「それより、早く
「黙れエバーグリーン‼︎さっさと決闘を始めるぞ‼︎」
良かった〜、グエルは常識人で。
「グエル先輩〜!」
「痴女と戦うんっスか⁉︎」
「兄さん、大丈夫なのか⁉︎」
なんか
「とりあえず、決闘を始めようか。双方、魂の代償を
「ノーブラ?」
「違えよ‼︎」
とりあえず、シャディクが話をまとめてくれた。気に入らなかったけど、少しは許してやろう。さて、何を賭けるのか……
「エバーグリーン・ウラヌス、君はこの決闘に何を懸ける?」
「シャディクの乳首‼︎」
「それはダメ、グエルがどうにか出来るものにして。」
「ぐぬぬぬ………ならば、大人気エロ漫画『股間の刃』を買ってくれ………」
「よし。グエル、君はこの決闘に何を懸ける?」
グリグリは予想通り、エロ本を懸けて戦う。さて、グエルはどう出る…………?
「エバーグリーン・ウラヌスには、我がジェターク社の社員となってもらう。」
「ālea jacta est.*2」
「なっ⁉︎」
嘘だろ⁉︎コイツ雇うのかよ⁉︎確かに天王星の技術は凄いけど………大丈夫か?それにジェターク社の社員ってことは、地球寮からジェターク寮に変わるってことか………
「グリグリ、お前はどうなんだ⁉︎」
「安心しろ、チュチュ、我は負けん。なんせ地球寮が気に入ってるからな。」
「そっか………」
どうやら本人も、ジェターク寮には行きたくないらしい。それなら、決闘を中止したいが……それも出来ない。ならば全力で、友を応援するのみ‼︎
「分かった!あーしが全力で応援してやんよ‼︎負けたら許さねえからな‼︎」
「ああ‼︎」
絶対にグリグリを手放さないかんな‼︎
「もし負けた暁には、どのような凌辱も受けよう。」
「それはしねえよ⁉︎」
「嘘っ、アンタも変態だったの⁉︎」
「黙れセセリア‼︎」
やっぱ手放していいかな………
「決闘を承認する。それでは両者、今から始めるから早速準備してくれ。」
ということで、グリグリVSグエルの決闘が幕を開けた。
side マッケンジー・ネズミッチュ
小生らアバンネットグループの残党は、ひたすら準備をしているマウス。それは、小生らを解散させた天王星への復讐………。その一環として、ジェターク社にスパイで入り、有能で平凡な平社員を数年演じてきたマウス。そしてようやく認められたマウス‼︎
さぁ、グエル・ジェタークよ、ここで勝つマウス‼︎そうすれば………小生は彼女を誘拐し拷問するマウス。そして技術を洗いざらい絞り出して、最後は残酷に殺してやるマウス‼︎
長くなったので分けました。