疲れめクズ野郎のラプチャースローライフ、俺は指揮官辞めて自由に生きる!!!追放(死亡)された後に後悔してももう遅い   作:雨野坂

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クズ13

ミュータント芋を発見してから数日が経った。

ニケに芋を与えると案外美味しいようでハマったみたいだ。出所不明の怪しいモンスター芋なんで危険に思えたが味は大丈夫のようで俺にも食べろと言ってくる。

俺自身はもう食べたし特段普通の味だったように思う。彼女は今も視野を閉ざされているので少しの変化であっても劇的に写るのかもしれないなと一人納得した。

「食べてみてください!これすごく美味しいです!!!」

「あぁ分かってるよ、さっき食べたからな」

「以前食べた芋はこんなにも美味しく感じれませんでした!これほどの味とは土地がいいのでしょうか?」

「さぁな、まあここは地上だからそれが関係しているかもな」

「あとの分は全部食べてもいいからな」

「ありがとうございます。結構お腹すいてたんですよね」

そう言ってニケはパクパクと芋を食べていく、それにしてもかなり大喰らいなんだなこれでもう5個くらい食べてるよ。

小動物のように感じ彼女の頭を撫でる、彼女の髪は長い間手入れされていない事でボサボサで女性らしい髪とは言いがたい状態だった。

彼女は俺の行為にも意を介さずパクパクと芋を食べ続けている。どんなに腹が減っていたんだ。

 

 

30分後ようやくニケが食べ終えた。

「指揮官様先ほど私の頭を撫でていましたが何か気になる事でもありましたか?」

「いや、な風呂にも入れてやれず済まないなと思っていてな」

「風呂ですか?大丈夫です。こうやって生きていられるのが何よりもの幸せなのですし、これ以上を望むのも贅沢もの過ぎます」

「しかしなお前は俺たちの都合で視野も封じられているんだ風呂くらいは用意させてくれ」

「それはありがたいですが私は大丈夫ですよ。貴方には貴方の為すべきことが有るでしょう私のことは2の次で大丈夫です」

ニケはそう言うと眠りについた。

風呂を作るか…少し手間はかかるが作れないこともない

ただの人間との橋渡し用に拾ったニケにそこまでしてやる必要はあるのか?

しかしこんなボサボサな見た目では人間に信用される以前の問題のような気がする。仕方ないな作ろうか。

ふと横を見るとラプチャーの彼は右手を挙げてサムズアップしていた。彼にはいつも助けられるな。

 

私が目を覚ますと指揮官様が風呂に入れと仰られた。

どうやら私が寝ている間にお風呂を用意してくださったみたいだ。その時私は言葉にもならない感謝の感情が頭の中に溢れた。どうして指揮官様は私にここまでしてくれるのだろうか?

ちゃぽんと湯船の中に入る。

久しぶりのお風呂は今までの私のストレスを洗い流してくれる様な気がした。

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