レ級に転生したんだけどどうすりゃいいですか? 作:ウィルキンソンタンサン
やる気が…吸われていく…投稿頻度が空く……
これはまさか、新手のスタンド使いの仕業!?
「色々あったけど、つまりオレは……」
「うん、正式に僕らの仲間入りだ。」
キタ────(゚∀゚)────!!!
これで俺は晴れて自由の身!鎮守府就職!内定!着任!!艦娘を拝みたい放題かつ、役に立つ事が出来る!! 僥☆倖!!!
「やったっぽい!!」
「まったく、ハラハラしたわ。」
「いやはやスマンスマン。ともあれ引き続きよろしくネ。」
「いやぁ良かったねレ級ちゃん。」
「仲間になるんだったら名前が欲しいわね……レ級はあくまで代名詞だし。これからも敵としてレ級と相見える事もあるし……」
うんうんと横須賀が頷く。
「ちゃんと我々陣営だって分かる個人の名前が欲しいよね。固有名詞。」
確かにタラバガニ、俺じゃないレ級が敵として現れたら名前が混同してグッチャグチャになるな。
『前方にレ級を確認!』
『ン?何?』
『お前じゃねぇ!』
『レ級か…レ級!あのレ級どうにかできる!?』
『このレ級に任せとけっテ!あんなレ級、このレ級の足元にも及ばんレ級よ…』
……国語の問題か?日本語って難しいね。
「じゃあ……レ級、何か思いつくか?」
「ふーム…そうだな…レ級、レキュウ、レキ、れき、歴……」
ん?歴?……!
その時、俺に電流走る─…!
「コヨミ。コヨミはどうダ!」
「連想ゲームみたいに思い付いたわね……」
「いいんじゃない?んじゃ、コヨミちゃんね。」
「ふむ、書類に書くなら
遂に新しい名前が出来たぜ!すまんな両親!改名したわ!
◆
「えー、では佐世保提督がいませんが、このまま次に入らせて頂きます。尚、こちらは最高機密となりますので、艦娘の皆様は待機室へ移動をお願いします。あ、コヨミさんはそのままで。」
そう言って加賀が会議室の扉を開ける。
ぞろぞろと部屋を出ていく艦娘達。
「じゃあまた後でっぽい、コヨミちゃん!」
「ン、マタノ。」
夕立達も部屋を出ていき、最後に加賀が出て扉が閉まる。
「それで?最高機密…この話の流れ的に…ってことは?」
「うん。コヨミに関してだ。これは──本人から言った方がいいね。」
「アーー、えっとだナ…」
実は、舞鶴提督とは来る前に1つ約束をしている。その内容は、『俺が元人間な事を話す』。ちなみにこれは俺から持ちかけた事だ。
やっぱりここら辺話しとかなきゃ後々面倒だし、色々と楽になるだろうからな。
もちろん、舞鶴提督に話した内容と言うことは同じだけどな!!
─────
深海棲艦説明中……
─────
「コヨミちゃんが…元人間?」
「そんな事が…」
「いやでも、もしそれが本当なら今までの…妙に人間のことに詳しいのも辻褄が合う。」
「人間が深海棲艦になるってとこから辻褄が合ってないべ」
「そうね…二千歩譲って身体ごと変化した、ならまだ納得できるけど。」
懐疑、疑惑、不信。
いやまぁ、分かってたよ?分かってましたよ。皆さん軍人ですから。いくら朗らかと言えども、それはなんでも信じて受け入れてしまうような無能ということではないし。彼らは自らの功績により、今の座を獲得しているのだから。
「まァ、別にオレが元人間だとしてどうということはないし、なんなら信じてくれなくとも結構。ただ、一応言っておきたかったダケなんデ。」
それと、と言葉を紡ぐ。
「オレの口調はあくまで、今世で身についたモノダ。前世が男だったのか女だったのカ…それはワカラナイ。」
嘘だけどな。清々しいまでの大嘘だけどな。俺の演技力が光る──!
「じゃ、オレはこれデ。まだあるんデショ?最高機密の会議とやらハ。」
「あぁ、そうだな。」
「はいヨ。そんじゃ、まったのーウ」
◆
パタン、と扉が閉まる。そのままガツンガツンと重厚な足音が聞こえなくなるまで待ったところで、話を切り出した。
「ええと、それでは続きなんですが──」
「おおう、ちょっと待て待て」
「いくらなんでも切り替えが早すぎるわ舞鶴。もうちょっと咀嚼する時間を頂戴。」
「早く飲み込んでくれませんかね」
「無茶言わないで…」
ぐでん、と机に突っ伏す呉提督。
「あのね、深海棲艦が普通に喋ってるってだけでもういっぱいいっぱいなのに、更にあんな特大情報流されても困る訳よ。キャパオーバー。」
「いくらなんでもファンタジー過ぎるって。そんな都合のいいことある?」
「そう言われてもね…」
チラリ、と流し目で元帥閣下を見る。
なにやら顎に手をつけて考え込んでいる。
「というか、元帥さんは何してらっしゃるんで?」
と横須賀提督。
「ん?あぁ…あれよ。元が男でも女でも…いいなって思ってたのよ。」
「何が!?」
「男ならそれはそれで唆るものが……」
「元帥!?アナタとうとう頭が──いや待って、やっぱり……」
「おーい2人ともー?」
「──ハッ!?危ない、戻って来れなくなるところだったわ。」
「もうだいぶ手遅れ」
「あははぶっ飛ばすわよ」
「突然声変わるの怖すぎ」
一見弛緩しているように見えるが、空気は張り詰めたまま。表面上、あんな風に振舞ってはいるが……
これは、言おうとしていたことを口に出すの躊躇うな……
「それで?舞鶴ちゃんはまだ何か爆弾があるわよね?言ってみなさい。」
「──やはり元帥閣下の目は誤魔化せませんね。」
仕方がない。覚悟を決めよう。
と、ため息を吐き、口を開く。
「レ級……もといコヨミの"別人格"の話です。」
「おう待てや舞鶴さん」
「こちとらもういっぱいいっぱいだってのに、更に投入してくるたァどう言うことや」
「お、落ち着いて落ち着いて。3人とも顔がヤのつく人みたいになってます」
「喧嘩なら買うわよ舞鶴ちゃん。」
「ええと…コヨミの別人格『ウラ』ですが、非常に凶暴極まりない性格をしています。恐らく深海棲艦『レ級』としてはこちらの人格が本来のものです。」
「おいおいおいおいおい」
「ですが、現在はあくまで彼女の防衛本能のような機能でして、我々が彼女の味方である限り心配はご無用です。」
「……あなたの所の艦娘ちゃん達が中破だかになってたのはソレが原因?」
「はい。恐れながら。」
「あの怪我、割と洒落にならないのよ。妖精ちゃんの防殻貫通して本人が怪我してるの。中破とは名ばかりの重症よ。」
……おそらく武蔵の事だ。
艦娘は普通、妖精の防殻によりダメージが服に行くようして本人が怪我を負わないようにされている。しかし、コヨミの別人格『ウラ』戦ではその防殻を無視して本人が重症を負った。
「それは、あの子が防殻では防ぎ切れない程の攻撃力を有している事になるのよ。コヨミちゃんにその気が無くとも、ウラは分からないわよ?」
「それは、承知しています。億が一ウラが暴走する事態があったならば、我が鎮守府の総力を持って鎮静化する所存です。」
「……本気?」
元帥の鋭い眼光が刺さる。
「……先程もご覧になられた通り、我々の総意です。」
一瞬、間を空けて元帥はフッと微笑む。
「そう言ってくれると思ったわ。実はそれ大体察してたのよ。」
「え?」
「最初廊下で会った時、試しに殺気出してみたらね、彼女の奥底に何かドス黒いものを感じたのよ。なるほどそれがウラなのね。本人はビビり散らかしてたけど。」
何してるんだこのカマは。
「防御貫通の攻撃……味方に付けれたら心強いわね!さぁ楽しくなってきたわよ!呉ちゃん、服新調するわよ!横須賀ちゃん、技術部に繋いで。義足作るわ!」
「えっちょっまだ飲み込めてな」
「デザインは任せたわよ!」
「デザイン……コヨミちゃん……セーラー───ッシャァァアァァ楽しくなってきたわァァァ!!!」
「コヨミの足ねぇ……どう設計したものか」
「そんなん技術部に任せときなさい!あの子らグチグチ言いながら結局期待以上のもん出してくるんだから!」
「─それもそうっすね!!おいゴラ技術部ゥゥッてここ横須賀鎮守府じゃねぇぇぇ!!!帰るぞネルソォォォォォン!!!!!」
「……エット…」
「ちょっと舞鶴!何呆けた顔してんのよ!」
バシン、と背中を叩かれる。
元帥、あなたの力で叩かれたら致命傷です。
「ほら、会議はお開き!各自仕事にかかりなさい!!佐世保は今度マジビンタするわ!!!!」
「「了解!!」」
……そうだ、元帥閣下が会議に来る時はいつも場を掻き乱して、皆を焚き付けて最後はこうなる。いつもの事だ。
何を恐れてたんだか……
「よし!それじゃあ皆さん!コヨミをよろしくお願いします!」
「「「応ッ!」」」
──────
物語もキリ良いんでちょいと主要な艦娘陣営紹介。長いので時間がある時に読んでみて下さい。各艦娘の近況とかあります。提督陣営はまた今度。
コヨミ
主人公。推しのためなら死ねるを地で行く元人間の深海棲艦。演技派。スイーツに目がないのは転生前からのもの。ネットスラングに強い。
最近の悩みは、今日のパンツがいつもの質感と違うことと、楽しみにしていた冷蔵庫のティラミスが無くなったこと。
ウラ
コヨミの別人格であり、防衛本能的存在。だがその他一切のことはわかりません!(チャージマン研感)
ネーちゃん
コヨミの親友であり、耐久力に定評のある重巡ネ級改。
とある鎮守府を襲った事件に関わった1人で、十年単位で捕らえられている。
最近の悩みは、コヨミが食べていたオムライスも食べたくなってきたこと。
夕立
いつの間にかコヨミ大好きになっていた艦娘。
コヨミが上着を脱いでいた際に、コヨミの胸が自分より大きいことに気付いたため、腹いせにコヨミが寝ている隙にパンツを熊さん柄にすり替えた。ついでにタンスの中もまとめて熊さんパンツにすり替えておいたのさ!(コッペパーントジャム!)
最近の悩みは、何とかして転売ヤーを合法的に射殺出来るようにしたいということ。
長門
最初はコヨミに警戒心むき出しだったが、その可愛さに気付いた。何とかして触りたいと思っているが、怖がられているんじゃないかと躊躇っている。
最近の悩みは、コヨミが誰かに似ている気がするが思い出せないこと。
陸奥
遠巻きにコヨミ達の事を後方お姉さん面で眺めている。
長門が大好きだが、長門からは若干ウザがられているため少し悲しい。
最近の悩みは、長門がコヨミばかり見ていること。
ビスマルク
提督の秘書艦。仕事は出来るがそれ以外が絶望的に出来ない。最近、ずっと食わず嫌いしていたティラミスをついに克服。
最近の悩みは、提督の料理もコヨミの料理も食べたいこと。
大和
武蔵がちゃんと重症で気が気でなかった人。最近駆逐艦達がコヨミの尻尾で寝ていたのを発見し、どんな感じなのか少し気になっている。
最近の悩みは、コヨミの艤装に叩かれた時の感覚を忘れられないこと。
武蔵
ウラと殴りあって怪我した。本人は大したこと無いと思っているが、普通に重症だった。
かなりのバトルジャンキーであり、コヨミとの演習を楽しみにしていたが少しガッカリした。
最近の悩みは、ウラ戦から地味に脱臼癖がついたこと。
金剛
演習の件からコヨミに絡み始めた。コヨミを捕まえては天龍とスマブラで数時間遊んでいたら榛名に正座させられた。
コヨミ曰く「ノリが大学生過ぎる。あと顔が良いから心臓に悪い。」
最近の悩みは、スマブラの技法"絶"を習得出来ないこと。
ヴェールヌイ
よく名前を間違えられる人。かなり頭がキレるが、そのせいで面倒な役柄になっている。よくロシア語が出るが、そのせいでドイツ艦と若干ギクシャクしている。
コヨミの尻尾の感想は「ビーズクッションみたい」
最近の悩みは、熊さんパンツが数枚姿を消したこと。
暁
割と優秀だが、ちょっと抜けている半人前のレディー。
自分をレディーと認めてくれたコヨミに懐いている。
コヨミの尻尾の感想は「もちもちしている」
最近の悩みは、夕立が大人な黒パンツを持っていたこと。夕立は「自分のでは無い」と容疑を否認。
雷
提督Love勢。最近密かにコヨミLove勢にもなってきている。
ヴェールヌイをしょっちゅう響と呼ぶが、それはうっかりなのかはたまた……
コヨミの尻尾の感想は「ジェル枕」
最近の悩みは、コヨミと見た目がなんか似ている気がすること。
電
天然でかなり無茶するタイプ。とりあえず「電の本気を見るのです!」する癖がある。提督側はこの癖を治すように要求。
コヨミの尻尾の感想は「つるつるすべすべですぐ寝れる」
最近の悩みは、熊さんパンツが数枚消えたこと。
雪風
しっかりした性格故にまとめ役になっている。
皆んなを励ましたり、喝を入れたりなどをしているため周りからは密かに「お母さん」とよばれている。
最近の悩みは、色んな艦娘に膝枕&耳かきを要求されること。
伊58
チャンプルー。作者持ってないシリーズ筆頭。とりあえず「でち」って言わせとけみたいになってる事が非常に遺憾。
最近の悩みは、地上でもスク水でいていいのかどうか。
以上です。
──一方その頃──
テレビ『右腕をやられた、お前でも勝てる。──来いよベネット……銃なんか捨てて、かかってこい』
一同「……ゴクリ」
テレビ『楽に殺しちゃつまらんだろう。ナイフを突き立て、俺が苦しみもがいて、死んでいく様を見るのが望みだったんだろう』
一同「……ハラハラ」
テレビ『さぁ、子供を放せ、一対一だ。楽しみをふいにしたくはないだろう』
ネルソン「Matrix……」
テレビ『来いよベネット。怖いのか?』
夕立「メイトリックス……」
テレビ『ぶっ殺してやる!ガキなんて必要ねぇ!……へへへへっ、ガキにはもう用はねぇ!』
ビス子「Jenny!……das verdammte!!」
テレビ『ハジキも必要ねぇや。へへへへっ……誰がてめぇなんか。てめぇなんか怖かねぇ!』
コヨミ「銃を捨てタ!」
テレビ『野郎、ぶっ殺してやぁぁる!!!』
一同「「来たァ!やれーメイトリックスゥゥゥ!!!!」」