MS道【ガンダムのキャラとガルパンのキャラがMSで戦う物語】   作:小林雅文

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この話から台本書きをやめて投稿していきます。
よろしくお願いします。
ガンダムからのキャラクターもこれから増えていきます。


第4話「ガンダム強奪」

 

第四話

 

時間は現代から遡り、

アムロレイ5歳の頃、アムロはMS道で使用されるMS(モビルスーツ)開発の研究者である

父『テム・レイ』の仕事の都合でMS道の本家である西住家に迎えられる形となり、

 

その家元の『西住しほ』の、娘である『西住みほ』に初対面から何故か懐かれMSのシミュレーション操縦に誘われる毎日を送っているのだった。

 

〜西住家別邸

アムロの部屋〜

 

ガラッ!

 

「アムロくーん!遊ぼー!」

 

「みほ…。ここんとこ毎日操縦してるし、少しはゆっくりさせてくれよ。」

 

「えーでもお姉ちゃんはもうお母さんと遊んでるよー?」

 

「はぁ…、モビルスーツの操縦を遊びって思うのはみほ位だよ。」

 

「うん!モビルスーツ操縦してるとキラキラしてバチバチして楽しいから!」

 

「(なんかこわいよ、みほ。)」

 

「ほら!はやくはやく!」グイッ!

 

「分かったよ!行く!行くから!ひっぱらないでくれ!」

 

……

 

「…と、幼少期の頃のみほはかなり強引だったよ。」

 

「へーそんな頃があったのね副隊長に。

今とはぜんぜん違うのね。」

 

 

「もう!そんな昔話恥ずかしいから話さないで!」

 

グロリアーナ、プラウダ、アンツィオ、黒森峰での大会でのエキシビションが終わり、

束の間の日常を過ごす黒森峰女子高校唯一の

 

男子でありMS道履修者の少年『アムロ・レイ』は、

その同じ履修者である『西住流』と言われるMS道の名家、

 

その次女である『西住みほ』と

黒森峰女子校の『逸見エリカ』と達と同じ1年生同士で他愛もない雑談をしていた。

 

「アンツィオはもうMSが無くて今年はもう出場出来ないらしいわ。」

 

「へぇ、それじゃあアンツィオは今年は団体戦どころか個人戦も無理なのか。」

 

アムロが言う団体戦とは先のエキシビションの戦闘で行われた試合方式であり、

 

団体戦は大多数の機体で戦略や戦術を競いフラッグ機を決め争う試合方式(基本はこのルール)

 

他は個人戦(1対1で機体がダウンするまでの落とし合い。)と、

 

機体の数をあらかじめ両者で決めて団体戦と同じルールで争う方式とある。  

 

「まったく…!演習とはいえアンツィオなんかと組んでよくプラウダとグロリアーナに勝てたわよ。アンツィオはあんな機体数で団体戦にエントリーすんじゃないわよ…!」

 

「まほさんが組む相手を決めたんだし、文句言うなよ。それにアンツィオだって頑張ってたんだろ?」

 

「何よ庇うの?アイツら遅れて出撃してきたのよ?信じらんない!来たら来たで私達の足引っ張っただけよ!?」

 

「まぁまぁ逸見さん落ち着いて…ほらボコのチョコあげるから。」

 

パクッ

「はぁ〜あ。ポワポワしてるのとボサッとしてる2人がエース候補なんて黒森峰も危機感感じた方がいいかもしれな…」

 

「あっ、お姉ちゃん。」

 

「ヒィッ!」ビクッ!

 

「何を話してたんだ3人とも。」

 

「逸見さんがアンツィオの事で…」

 

「あー!副隊長ちょっと一緒にお花を摘みにいきましょうー!」ガシッ!

 

「え、えええ〜…!離してー!」

 

「何なんだ…?」

「…変わらず騒がしい2人だ。」

 

 

「ええ、そうですね…。」

 

「…。」

 

「……(まほさんと2人きり、なぜか気まずいな…。)」

 

「…?」

 

「なぁアムロ。」

 

「は、はい!」

 

「なぜ話しかけて来ない?」

 

「い、いや…、別に…」

 

「…私と話しても楽しくないのか?」

 

「そ、そんな事は!」

 

「じゃあ何か話してくれ。」

 

「えー…と。」

 

「…お前は昔からだな、みほには砕けて喋るが私にはいつもこうだ。私とちゃんと喋るのは試合中とMSの事だけだ。」

 

「ハイ…。」 

 

「…。」「…。」

 

「正直傷つく」グスッ

 

「!?ま、まほさん!じゃあ何処か出かけましせんか!あっそうだ!新しいMSのカタログが届いたんです!僕の部屋に来ませんか!?」

 

「…そうか。それは楽しみだ、行かせてもらう。」ワクワク…!

 

「(何でだ…!幼少期の頃よりもこの人との関係がすごくやりにくくなった…と思う…!)」

 

 

…………………………  

 

〜プラウダ高校MS道部室〜

 

舞台変わってここはザビ家が管理するプラウダ高校部室。

隊長であるカチューシャは欲しいプラモデルの話をエースパイロットであるシャア・アズナブルにねだっている最中であった。

 

「ねぇねぇシャア、この新作ケンプファーのガンプラが欲しいわ!再現が前のよりすごいの!

前のはまっすぐ立っているだけで組み立ててもつまんなかったのよ!」

 

「フッ…、そう言うと思ってもう用意してあるさ。100個買ってある。訓練後に組み立てようか。」

 

「キャー!流石シャアね!楽しみだわ!」

 

「お、おのれ変態…!売り切れだと思ったら貴様の仕業か…!」

 

「ハハハ!キミが遅いのが悪いのだよノンナ!」

 

 

「ハァ…黒森峰に負けたというのにこの体たらく。やはり一度兄上に相談してみるか…。」

 

…………………………

 

 

……

… 

 

〜アムロ寮自室〜

 

まほとアムロ。久しぶりに2人きりになりギクシャク気味だったがMSの話をしていく内にアムロの口調も砕け、 

 

ペラッ

 

「この初期型の水中用のガンダム、昔黒森峰にあったみたいで父さんに無理言って見せてもらった事があるんだ。」

 

「ほう…、そういえば母様も乗った事があるとか何とか言ってたような…。」

 

「今使っても通用すると思うけどなぁ。」

 

「黒森峰は水陸両用の開発が遅れているから難しい問題だ。」

 

「mk2の機動力でも水中はカバー出来ないしなぁ…、」

 

コンコン

 

「ん?誰だ?はーい…って、なんだみほか。」

 

「うん、みほだよ、ねぇアムロくん。お姉ちゃんと何してるのかな?勝手にいなくなっちゃってさ?」

 

「あぁ悪い、まほさんを誘ってMSのカタログ見てたんだ。みほも見るかい?」

 

「…私はいいや。それより他に何もしてないんだよね。」

 

「?当たりまえだろ?変な質問だな。」

 

「ふーん…、それじゃあまた明日。」

 

「あ、おい!…?」

 

バタン

 

「どうしたんだ?みほのヤツ…、なんか不機嫌になる事したかのなぁ?」

 

「…ほらアムロ、続きを見よう。次はプラウダの機体だ。」

 

「あ、ああ、そうですね。」

 

何かみほとまほの間に不穏な気配を感じながらも気の所為だと思うようにしたアムロだった。

 

…………………………

 

〜???〜

 

ガシン!ガシン!ガシン!

 

所変わって漆黒が続く夜の森の中…、

あちこち補修をしているのが目に見える

MS『ジム』1機が少女3人を乗せ、森の中を進んでいた…

 

「ねぇミカー!本当に黒森峰のMSを奪うの?」

 

黄色がかった薄茶色のおさげ髪をした少女『アキ』にチューリップハットを被った『ミカ』と呼ばれた少女は言葉を返す

 

「…奪う、なんて言葉が悪いよアキ。風が呼んでいるのさ、黒森峰に迎えに行けってね。」

 

その言葉を聞いた茶髪でおさげの少女ミッコは愚痴をこぼした。

 

「それよりさー、ちゃんとしたお風呂入りたいよー黒森峰に向かってから3日は入ってないんだからさー」

 

「川の水にサーベル突っ込んで温泉にして毎日体は流してるでしょ。その言い方だとばっちく聞こえるからやめてよ!」

 

「ミッコの願望もきっと叶うさ。全ては黒森峰に到着してからだ。」

 

「本当!?よーし!飛ばすぜー!」

 

ギギギ…!ブワァァァァ!

 

「バカ!ゆっくり行かないとエネルギー持たないって!」

 

「あっ!そうだった!やばい!」

 

「(アムロ・レイ…、キミの感性確かめさせて貰うよ。)」

 

 

……

 

〜黒森峰校MS格納庫〜

 

怪しい人物が黒森峰に忍び寄ろうとしている間に逸見エリカと赤星小梅と他1年生は機体の整備と格納庫の掃除をこなしていた。

 

ヤットオワッター!カエリノミイコウヨ ガヤガヤ…!

 

「ふー終わった…!エリカさん、私MSの格納庫閉めておきますね。」

 

「任せたわ小梅。私は見回りをしておくから。」

 

「はい。」

 

……

 

赤星は格納庫を閉める前に自分が憧れるMSであるガンダムmk2(プロトタイプ)を眺める為に格納庫の中に入って下から見上げていた。

 

mk2 mk2 mk2 

 

「はぁ…!やっぱりガンダムはカッコいい…、

私もこの機体に乗りたいなぁ。」

 

「憧れるのはいい事だ、憧れは夢を叶える為の熱意になり、そしてその夢を実現するものとなるからね。」

 

「!?えっ!誰!?」

 

バッ!

「悪いけど説明しているヒマは無いんだ。この機体"もらっていく"」

 

「ま、待ちなさい!泥棒ー!」

 

「よっしゃー!」  

 

「ごめんねー!いつか返せる時返すね!」

 

グォォォォ…ン!ガシャン!ガシャン!

 

 

「あ…あ…!ど、どうしたら…!」

 

赤星が動き出すガンダム3機を見あげ、パニックになる中、駆けつけたアムロが声をかける。

 

「!これは…!どうしたんだ赤星!何があったんだ!?」

 

「ッ!アムロ君!mk2が…ガンダムmk2が…!知らない女の子達に奪われて…!」

 

「チィッ!何処の誰がこんな事を…!それに鍵も無しでどうやって動かしたんだ…!」

 

「小梅ー?格納庫まだ閉めてないのー…って、

はぁー!?何でmk2が…誰が動かしてんのよぉ!?」

 

「エリカ!そこのジムカスタムは動かせるか!?」

 

「えっ、えっーと…、私のなら鍵持ってるからすぐ動かせるわ…って、アンタまさか!」

 

「mk2を止める!鍵を!」

 

「相手は3機いるのよ!?しかもmk2!」ヒュッ!

 

パシッ!

「黒森峰のガンダムなんだ、奪ったヤツはまだそうは乗りこなせやしないさ…!」

 

……

 

シュバァァァァ…!

 

ガンダムmk2を3人で強奪したのは予定通りだったが、

アムロの言った通りアキ、ミッコはガンダムmk2に乗りにくさを実感していた。

 

「アキー!この機体なんかクセがあって乗りにくい!しかも全方位モニターじゃんこれ!始めて乗ったよ!」

 

「うん…。ミッコの言う通り確かに乗りにくいよコレ…、うぷ…酔いそう…。

ミカはどう?」

 

「私は平気。」ポロロン…

 

「ミカだけ当たりの機体だー!ずるい!」

 

「フフッ…、アキとミッコが言っているクセは私の機体にもあるよ?

…1つアドバイスをしようか。MSの声を聴くんだ。そうすれば満足に扱える様になる。」

 

「声ぇ?ナニソレ?聴こえるアキ?」

 

「…んーん、聴こえない。」

          

「いずれ2人も聴こえる様になるよ。」

 

「(…ミカは普段はヘンな事ばっかり言ってる、けどミカの行動は間違った方向には行かない気がする…!それって噂に聞くニュータイプってヤツだからかな。)私もなれるかな…?」

 

「なれるよ、子供は皆ニュータイプだからね。」

 

ピキーン!!

「…来た。」

 

雑談しながらミカが気配を感じ取ると、3人に追いついたのは

逸見エリカのジム・カスタムに乗ったアムロ・レイだった。

 

「そこの3機待て!今降りれば見逃してやる!」

 

停止を促すと3機は逃げるのをやめアムロの方に向き直り、ミカは自分のモニターを開いた。

 

ピピー…ブンッ

 

「(オープンチャンネルを開いた…!?)お前達は誰だ!」

 

「私はミカ、そしてもう2人はアキとミッコ。」

 

「mk2をどうする気だ!」

 

「もちろんMS道で使わせて貰う為だよ、他意はないさ。」

 

「どうやら話が通じる相手ではないようだな…!」ジャキッ!

 

「おっと、あまり武力行使は好きではないんだ。向かって来ないでくれると助かるんだが…」

 

「このままやすやすと見逃す訳にはいかない…!」

 

「向こうのパイロットやる気だよミカ!」

「どうする?」

「あまり機体を傷つけたくないんだけれどね…」

 

「アムロ!師範代と隊長に連絡したけど家からだと後10分はかかるらしいわ!」

 

「10分…!分かった!危ないから下がっていろエリカ!」

 

「私の機体で偉そうに…!なるべく壊すんじゃないわよ!いいわね!?」

 

「ああ、やってみるさ!」

 

 

そしてジム・カスタムとガンダム3機の戦闘が始まった。

 

「(すまないmk2…、だが3機相手ではこうするしかない…!)」ダダダダダ…!

 

アムロはマシンガンでの先手を脚部に放ち、

各機を止めようとする。

 

「うわ!打ってきた!」

 

ギュォォ!バシュッ!

「散開」

 

ギュォォ!バシュッ! ギュォォ!バシュッ!

「りょーかい!」    「了解!」

 

ミカの合図で3機は上空へ散開し回避する。

 

「なんだとッ…!もう乗りこなしているのか…!?」

 

「う、うわー!視界がぐるぐる回るよぉぉおー!」

 

「き、気分が…うぇえ…!」

 

「(あの2機はまだのようだな…、だが…!)」

 

バシュウウ…!ガシィン!

「…」

 

「(奴は乗りこなすどころか手足の様に扱っている…!しかもアレは俺の機体だ…!)チィッ!」ババババババ!

 

「心を乱して闇雲に打っても成果は出ないよ?アムロ・レイ。」ヒュン!ヒュン!

 

「何ッ!?なぜ俺の名前を!?」

 

「キミは有名人だ。知っていてもおかしくはないさ。」

 

「お前のような奴に知られても気分のいいもんじゃあない!」バババババ!

 

 

「ずいぶんと嫌われたものだ、哀しいよ。」ヒュン!ヒュン!

 

性能差があるとはいえアムロが手こずっている様子を見たエリカは驚く。

 

「アムロの射撃をかすりもせずに躱すなんて…、一体あのパイロット何者なの…?」

 

「よーし…!大分慣れてきたぞー…!」

 

「データのハッキングも完了したよミカ!」

 

「よし、それじゃそろそろお邪魔させてもらおうかな。」

 

「…行かせはしない。」

 

「キミが今乗ってる機体じゃガンダムmk2に追いつけないのはキミが一番よく知ってるだろう?」

 

「…やってみなければ分からん!」

 

「フフフ…!やっぱり感じた通りだ、キミは面白い。言った事を可能にしてしまいそうだね。」

 

「(ミカが本気で楽しそう…、あのアムロとかいう人…そんなに凄い人なのかな。)」

 

 

 

 「…。」

ゴォォォォォ!

 

 

ピキーン!!

「これは…!」

 

ピキーン!!

「!?アキ!ミッコ!先に逃げるんだ!早く!!」

 

危険なプレッシャーを感じたミカはアキ、ミッコを先に離れさせるように促す。

 

「えっ!ミカはどうすんのさ!」

 

「いいから早く!」

 

「いいから行くよミッコ!ミカも必ずちゃんと来なよ!」バシュゥゥゥ!

 

「何だよもー!!」

バシュゥゥゥ!

 

「仲間の為に残るとは意外な一面もあるんだな。」

「先に行ってもらっただけさ、捕まる気なんてないよ。」

 

ゴォォォォォ…!ガション!

 

報告を受けて家から急ピッチで駆けつけてきた西住流師範代『西住しほ』は

 

RX-78-2ガンダムのデータをフィードバックして製造された型式番号RGM-79

漆黒色の「ジム」で現場に到着した。

 

 

「やはりしほさんか。」

 

「状況は聞いていたわ。まずはこの残った1機を捕らえるわよ。」

 

「了解!」

 

「…本気を出さないといけないみたいだね。」

 

そしてアムロ、しほvsミカの戦闘が幕を開けた。

 

ギュォォォォォ!

「大人しく機体を返せ!」ブゥン…!ズバッ!

 

アムロが接近しビームサーベルで斬りつけるもミカはガンダムの機動力を活かした動きで躱す。

 

「そう言われて従う人はいないんじゃないかな?」ブワッ!ヒュゥゥンッ!

 

たが躱した直後に着地先を読んだ様にしほのビームライフルでの射撃がミカに襲い掛かる。

 

「そこね。」

ビキューン!ビキューン!

 

サッ!バヂィィン!バヂィィン!

「…!くっ!(防御した盾がこんなに押された…!

ジムなのにライフルがスプレーガンじゃない…!流石は西住流専用機、随分と魔改造されているみたいだね…!)」

 

「もらった!」ブゥン!ズバッ!

 

「そろそろ反撃させてもらうよ…!」ブゥン!ズバァッ!

 

バチィィィィ!

 

しほの正確無比な射撃で動きが止まり、そこにアムロがミカにサーベルで斬りかかる。

ミカもそれに反応しジムカスタムとガンダムmk2の鍔迫り合いとなる

 

「くっ…やはりパワーでは…!」

 

「こちらが上だねアムロ・レイ。」

 

「じゃあ2人がかりはどうかしら。」ブゥン!

 

「!」ブゥン!

 

バチッバチバチ!

 

グググ…!

 

「貴女はお呼びじゃないんだけれどね…!」

 

「あら、つれないわね。そんなにアムロが気に入ったのかしら。でももう予約はいっぱいなのよ。」

 

「こんな時に何の話をしてるんだしほさん!」

 

「それは…残念だ!」ピキーン!!

バチィッ!バチィッ!

 

ギュォォォォ…!バシュゥゥ…!

 

2対1の接近戦では分が悪いと悟ったミカは鍔迫り合いを解き、バーニアを吹かして場を離れようとする。

 

「逃げる!?」「撃ち落とすわよアムロ!」

 

クルッ!

「このガンダム…、いっぱい武器を携帯してるね、使わせてもらうよ。フルバーストだ。」

 

ピピピ…!カチッ!

 

背を見せて距離を離したミカは急転回し、

全武装のバルカンポッド、ビームライフル、ガンダムバズーカ(散弾)、を用いてアムロとしほに弾幕を張る。

 

バババババ…!ビキューン!ビキューン!

バシュッ!バラバラバラ!

 

「こんな弾幕…!」

「(避け…!いや、直撃する…!?)無理をするな!盾を使いなさい!」バッ!

 

アムロは弾幕を避けようとするが避けきれないと判断したしほはアムロに盾での防御を指示する

 

チュドーン!ズガガガガガガ!

 

「うわぁぁー!!」「ッ…!…!」

 

「また会おうアムロ・レイ!」

 

ギュィン!シュバァァァッ!

 

再会の言葉を残し、その場を去るミカにアムロは自身を責める。

 

「くそぉっ…!何も出来ないで…!」ダンッ!

 

「(…アレは間違いなくニュータイプ、

しかも完全に覚醒している…。

機体の性能差があったとはいえこの私が後手に回るとは。)」

 

「こ、こんなにあっさりと私達のガンダムが奪われたっていうの…?私が格納庫をすぐに閉めなかったから…!」

 

「小梅…」

 

……

 

ゴォォォォォ…!

 

 

「ハァッ…、ハァッ…、流石に追ってはこないようだね…、アキとミッコに連絡を…」

 

上手く逃げおおせたミカは息を切らしながら仲間に連絡をとろうとする。

 

ピーー

「…おっと、通信を切っていたんだったね。」

プンッ!

「やっと連絡来た!ミカ!無事なの!?」

 

「ああ、作戦は成功だ。すぐそっちに合流するよ。2人が今居る場所を送ってく…」

 

ピキーン!!

 

「…!また強いプレッシャー…!」

 

ミカがまた何かが来るのを感じ取り、

アムロとしほを振り切ったと思った矢先、西住流の長女『西住まほ』が黒色の『ジム・カスタム』を駆り現れた。

 

「きっさまぁー!それはアムロの機体だ!!返せぇー!」ギュォォォ!

 

「西住まほ…!」

 

「ミカ!?どうしたの!?」

 

「…話は後だ!」プツン!

 

「貴様は必ず断罪する!!」

 

鬼気迫るプレッシャーで迫るまほに一瞬怯んだミカは動きが鈍くなる。

 

「落ちろ!!」バババババ!

 

「く…、ぅうっ……!(まずい…!直撃を受けた…!)」ズガガガガガ…!バチバチッ!

 

「落ちろォ!!」ブゥン!ズバッ!

 

「っ…!させない!」ギュォォッ!ヒュンッ!

 

「ちょこまかと…!小賢しい!」

 

まほはガンダムmk2に肉薄し卓越した操縦で落としにかかる。だが機体の機動力の差ゆえに、ミカの機体にダメージを与える事が出来ない。

 

シャン!シャッ!

 

「私の動きが完全に先読みされている…!?」

 

ピキーン!!

「さっきの射撃のお礼をさせてもらうよ!!落ちるんだ!」ブゥン!ズバ!ズバ!

 

ザンッ!

 

「(速い!?)うあぁぁぁー!!?」ビービービー!バチバチバチ!ズゥゥン!

 

……

 

《西住隊長が奪われたガンダムmk2一機と会敵し、交戦した結果撃墜されました!至急救護に向かいます!》

 

「うそぉ…!西住隊長がやられた…!?」

「まほさんが…!」

「はぁ…、今日は災難ね。」

 

「ここならまだ追いつけるハズだ、僕が出ます!」

 

「待ちなさい。この際もう盗られた機体は諦めましょう。mk2以上の性能を持った機体は今ウチにはない、追いついたとしてもまほのように落とされるだけ、追いかけても無駄よ。」

 

「しほさんはなんでそんなに冷静でいられるんですか…!」

 

「それは…」

 

「西住師範代!トレーラーとホバートラックが到着しました!」

 

「ご苦労。一度帰投しましょう、考えるのはそれからよ。」

 

……

 

「あのミカとかいう女…MS道に使う為と言ってましたが…」

 

「丁度いい、受けたこの屈辱は大会で晴らせ。

そしてガンダムmk2も壊しなさい。それが黒森峰のやるべき事よ。」

 

「そんな事しなくても出てきた時に返してもらえば…」

 

「そんな情けない事出来るもんですか。それよりも盗人の心と機体を壊せばいいのよ。貴方なら出来るわアムロ。」ニコッ

 

「か、買いかぶらないで下さい、しほさん。」

 

ザッ…!ザッ…!

 

「そうだアムロ…!母様の言う通りだ。奴を叩きのめすぞ…!機体なんてもうどうでもいい…!」ギリッ…!

 

「ま、まほさん…!平気なのか!?」

 

「アムロ君怪我してない?」

 

「みほ、お前がまほさんの救護に行っていたのか。」

 

「大丈夫、私とアムロ君とお姉ちゃんで戦えばきっとやれるよ!ボコボコにしちゃおうね!」ニコッ…!

 

「あ、ああ…。」

 

端で見ていたエリカは一連のやり取りを見ていて思った。

 

「(西住流こっわ…!!!)」

 

 

謎のパイロットの襲撃は黒森峰高校の歴史に「ガンダム強奪」の日として残された1日であった。

 

 

 





キャラクター紹介

ミカ
ガールズ&パンツァーからの登場
16歳 継続高校2年生
NT
登場機体 ガンダムmk2(プロトタイプ)

アキ
ガールズ&パンツァーからの登場
15歳 継続高校1年生
登場機体 ガンダムmk2(プロトタイプ)
ミッコ
ガールズ&パンツァーからの登場
15歳 継続高校1年生
登場機体 ガンダムmk2(プロトタイプ)


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