トリガー使いのヒーローのアカデミア   作:エドアルド

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戦闘訓練〈下〉

 

戦闘訓練その記念すべき初めての戦闘は何とも言えないものとなった。勝利は緑谷&麗日チームだったが緑谷の大怪我やビルの大きな破壊等戦闘訓練にしては中々に被害が多い事になった。

 

それはそれとして次の試合に移る。

第二回の対戦チームは、ヒーローチーム 障子&轟 VS ヴィランチーム 耳郎&星杖

 

 

耳郎と星杖はビルの最上階の一室にハリボテの核と共に居た。開始まではまだ時間があり今は作戦を立てる時間だ

 

「どうする?星杖。ウチは索敵は出来るけど攻撃に関しては近付かないと難しい。だけど相手の個性はわかんないから迂闊に近付けないし…」

「う〜む。障子は異形型なのはわかるけど、どんな能力かは分からないし。轟は個性把握テストで氷を使っていたから氷だとは思うけど」

 

二人は情報の少なさに頭を捻る。それもそうだろうまだ全員が個性を使った場など個性把握テストの場のみである。それも個性の全てを活用したとは思えない

 

「とりあえず耳郎これ」

「ん?何これ?」

 

そう言って継矢が耳郎に渡したのは長方形の物体、トリガーである。これは継矢の親が所属するサポート会社で作られた物の試作品である。継矢が持っているのは試用の為である。

 

「これは俺の個性を擬似的に使えるサポートアイテムだ。これで使えるのは防御用のシールドと拳銃型トリガーが使える。」

「え?いやいや!流石にそれを借りる訳にはいかないし!」

「これは親の会社で試作された奴でなるべく多くの人に使って欲しくて。モニターてやつだね。」

「……まぁ、そう言う事なら」

 

耳郎はトリガーを受け取った。

そして戦闘訓練が始まる

 

 

 

「氷が来るよ!」

 

そう言ったのはイヤホンジャックを床に刺した耳郎だった。そして二人は継矢がブースターで軽く浮き耳郎はそんな継矢に横抱きにされていた

 

「まさかホントにビルごと氷漬けにするとは」

「それはいいけど、下ろしてくんない?」

「あぁ、すまん」

 

耳郎は少々照れているのか、下ろすように継矢に急かす。

 

「さてこのまま待てば轟が来ると思うから。とりあえず耳郎は索敵お願い」

「了解」

 

耳郎はイヤホンジャックをそのまま床に突き刺して音を探る

 

「……来た。一人だけ、多分轟だと思う」

「わかった。とりあえず俺が迎撃に向かう、耳郎は核の方をお願い」

「了解」

 

継矢はそのまま部屋を後にしてビルでの通路で待ち構えていた。その手には杖が握られている。継矢がそのまま待っていると轟がやってくる

 

「ッ!!凍ってなかったか」

 

轟はもうビル全体を凍らせ、耳郎と星杖も同じく凍ってると思い。後は核を確保するだけと思っていたのに全く平気そうな顔をしながら現れた星杖に対して驚いた。

 

「さてここから先にはいかせない」

「ならもっとだ!」

 

 

轟の足元から分厚い氷の塊が波のように迫っていく。しかし次の瞬間──

 

「なっ!?」

 

氷は一瞬で切り刻まれ継矢には到達する事はなかった

 

星の杖(オルガノン)。言っただろ?これから先にはいかせないて」

 

そこからの攻防は轟が氷を継矢に放ちそれを継矢が切り刻むという状況が続く膠着状態になった。自身の氷で轟の動きも鈍って来た、後五分程でタイムアップという所で継矢に耳郎から通信が入った

 

『星杖の居る上の階に窓から誰か入った!』

「障子か。直ぐに向かう」

『了解!それまで障子を食い止めとくよ』

 

継矢は通信を切る。

 

「少し手荒になるけど……」

「何を言って」

炸裂弾(メテオラ)

 

オルガノンによる遅延戦闘を辞めた継矢はメテオラを使い轟を攻撃する。轟は氷で防ごうとするも、それはまさに爆撃。氷を次々と砕き轟にメテオラが当たる

 

「がはっ!?」

 

メテオラの爆発により吹き飛ばされ轟は壁に激突し気を失った。継矢はそんな轟に確保テープを巻き。確保する

 

『轟少年確保!!戦闘不能!!』

 

それと同時にアナウンスが響く

 

「さて、耳郎の所に向かうか」

 

継矢は耳郎のいる場所、おそらく核のある場所に向かう

 

 

 

 

 

 

****************

 

 

 

 

 

核の前に陣取って居た耳郎は部屋への唯一のドアへ銃型トリガーを構えていた。少し前にビルに入って来た新しい音を個性のイヤホンジャックで捉えたからだ。星杖は轟を抑えている今、核を守るのは自身しか居ない。耳郎はかなりきを引き締めている。

今彼女は片方のイヤホンジャックのみを床に刺し警戒している。そして音が扉の前で止まる

 

「来た……」

 

耳郎はイヤホンジャックも構えて隙なく構える。……暫くすると扉が勢い良く開き障子が出て来た。

 

障子は耳郎の個性をよく知らない。耳がイヤホンの様になっているのは耳を見ればわかるがどんな個性か詳細は分からない。そこで障子は賭けにでた。作戦はシンプル、速攻で耳郎を確保する事。体格的には障子が有利、個性を使われる前に確保テープを巻くことが障子の勝利条件

 

しかし、それは悪手だった。要因としては二つ、まず耳郎に継矢が拳銃型トリガーを渡していた事、そして耳郎はコスチュームにより爆音をイヤホンジャックを直接相手に刺さなくても相手に当てれる事

 

「があっ!?」

 

飛び出た障子は耳郎の爆音をくらい思わず耳を塞ぎしゃがみ込む。耳郎はその隙を逃さずに銃型トリガーを発砲する。

銃型トリガーに装填されている弾種は鉛弾(レッドバレット)。それは命中した箇所にトリオン出てきた重りを生成するものである。

 

「これは!?」

 

障子はその特徴的な両腕にレッドバレットを撃ち込まれ、身動きを取れなくなる。

そしてそのうちに確保テープを耳郎により巻かれる

 

「確保!」

『障子少年確保!!ヴィランチームWIN!!』

 

第二回戦はヴィランチームの勝利となった

 

 

 

 

 

************

 

 

 

 

 

「さて今回のMVPは誰かわかるかな!」

 

場所は移りモニタールームにて

 

「はい!耳郎さんと星杖さんのお二人だと思いますわ。耳郎さんは索敵を主体とした隙の無い行動でチームへの貢献と障子さんへの対応が素早くできていました。星杖さんは轟さんの足止めする事による時間稼ぎや障子さんがビルに現れた際には轟さんを下し即座に耳郎さんの援護へと向かう切り替えの速さ。どちらもそれぞれの強みを活かした良い動きでした」

「その通り!二人とも文句の付けようがない位には動けていた。特に星杖少年は無理に相手を無力化する事よりも勝利条件を優先する為の体力の温存も良かったね」

 

耳郎&星杖チームは中々高評価のを受けて戦闘訓練を終わらす事ができた。褒められた事が良かったのか二人は笑顔だ

 

「やったね!」

「おう!」

 

二人はハイタッチをしてより仲を深めた

 




ちなみに主人公はケリードーンとオルガノンを同時に使用できます。

サポート会社が作ったトリガーについては同時に使えるのはおよそ二つのトリガーのみ。トリオン体への換装もベイルアウトも無し
多分一部キャラはトリガーで強化されると思う
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