多分えたるのでそうなりそうだったら書きたいとこだけ書いて投げますね。
どれほどたったのだろう。空をどんよりとした雲が覆っていた。山を下り街中をおぼつかない足で歩く。街ゆく人々は一瞬こちらを見ると顔を顰め足早に去っていく。少し遠い所ではヴィランを倒したヒーローを皆が褒めたたえていた。
━━━ああ、そっか。私が人形だから誰も助けてくれないんだ。おじい様の言っていたことは本当だったんだ。
行く宛てもなく歩いていく。いつの間にか雨が降り出していた。
桜花爛漫の今日この日、まるで新たな出会いを歓迎するような素晴らしい麗らかな空。流石は雄英高校天気にも恵まれているらしい。
時刻は8時59分。恐らく入学式が始まる時間だろう。
運転している目良さんに不満を漏らしてしまう。
「ちょっと、今日は天下の雄英高の入学式のはずなのだけれど、これはいったいどういう事かしら?」
「いやすみませんねメルトさん、どうしても危険な個性な為貴女に対応していただくしかないんですよ」
入学式当日の突然の呼び出しに、仕方がない事だけれどイライラしてしまう。目良さんだって本当に申し訳なさそうな顔を見せていた。でも学校には少し憧れがあったのだ。入学式にガイダンス、校長の話が長くてウゼェとか眠くなっちゃうとか色々文句言っていたけど、受けてみたかった。
この個性がなければ、今頃━━━「メルトさん?聞いていますか?」
「……聞いてなかったわ。悪いけどもう一度言ってちょうだい」
「分かりました、今度はちゃんと聞いてくださいね。この件は個性が発現したばかりの男の子です。どうやら触ったものをガラスに変えるようで、母親をガラスにしてしまい父親がヒーローに通報している間に割ってしまったようです。何とか公安所属のヒーローが対応していますがそれも時間の問題でしょう」
「……」
「……私達は貴女の努力を知っています。会長はもう大丈夫だと判断されました。個性のせいで不幸になってしまう子をどうか、貴女の力で助けてあげてください」
一般人に個性を使う事はこれが初めて。いつもと違う
「お疲れ様でした、無事に済んで良かったです」
「…高くつくから」
「はい、会長に言っておきますね」
シートに身体を預け静かに息を吐いていた。初めてヴィラン以外に個性を使い酷く疲れている様子に心が痛む。……口調を変え強く見せようと、どんなに危険な個性を持っていようと彼女もまだ守るべき子供なのだ。
「……会長も気にしてましたよ、せっかく貴女が楽しみにしていたのに仕事を頼んでしまって」
「はぁ!?べ、別に楽しみになんてしてないわよ!入学式なんて!本当よ!?」
精一杯声を荒げているが、恥ずかしそうに頬を染め怒る姿は可愛らしく年相応だった。少女は特殊な生い立ちから学生生活を送ったことがない。雄英に特に思うところがあり、少女が行きたいと言った際には会長も裏で張り切り半ば無理やり雄英に話を通していた。試験は特殊厳しいものが宛てがわれたが素晴らしい出来で無事突破した。合格通知が届いた時の喜び様は凄まじく目を輝かせ何度も個性のペンギンにボタンを押させ再生させていた。
「今回の件は特殊でしたからね。次からはこのような依頼は無いと思うので安心してください」
今回の件は偶々父親以外の目撃者かおらず、なおかつ公安所属のヒーローが対応した為に今の少女に話が言ったのだ。プロヒーローとなるまで公表することは無いが、個性事故により苦しむ一般人を使ったデモンストレーションの練習といったところだった。
少女の個性は様々な能力を持っているがこの個性社会で特異たらしめているのが個性を壊す能力だ。1度壊してしまえば元に戻すことは出来ず無個性にすることが出来る。ヴィランにとってこれ程恐ろしいものはないだろう。そして自身の個性によって苦しむものにとってはこれほどない救いになるだろう。
ただ大切な人に幸せになって欲しいと願う少女に
せめて幸せになって欲しいと願うばかりである。
■■■■候補
オールマイト エンデヴァー ホークス ミルコ
プレゼントマイクetc…
除外対象
ベストジーニスト イレイザーヘッド ウォッシュ マウントレディ リュウキュウ
etc…
動きが非常に素早く、一撃でも受ければ■■の為一対多で■■する。■■で捕らえられても現時点ではタイムラグがある為対応出来る。
衣類含め自らの1部のためベストジーニストへの依頼は出来ない。