トンカツがまた食べたい。そんな人生だった   作:ロースカツおいしい

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活動報告で報告しましたが第19話と20話を加筆修正しました。

特に第19話で征夷大将軍の権威に陰りが出だした描写が不足していたと感じたので加筆をしました。


第21話 とあるBETA研究者の手記

私がBETAの生態を研究して10年以上になる。

 

未だにBETAが異星の知的生命体であるか意見が別れているが、私個人としては現在確認されている要塞級、光線級、重光線級、突撃級、要撃級、戦人級、戦車級、鬼人級(注1)といったBETA種は資源採掘の尖兵〜有機的なロボットなのではないかという仮説を提唱している。

 

BETA種は、大量物量によるゴリ押しながらも少しずつ成長、学習しているようで、当初は搭載コンピュータの能力がより高いオブジェクトを優先的に狙うかと思われたが、人間を生きたまま捕獲してハイブへ持ち帰ろうとする鬼人級の出現でBETAは人類も採掘するべき資源と見做していると私は確信している。

 

 

長らく鬼人級が異星の知的生命体ではないかと考える研究者たちが居たし私も当初そう考えていたのだが鬼人級と戦人級の死体を解剖した結果、頭蓋から人類由来の加工された脳髄が出てきたのだ。

 

BETAは人類すらも資源とし再利用して侵略しているのだという衝撃の事実に、箝口令は敷かれたものの噂として広く知れ渡るような事態となった。

 

BETAは人類から学びを得ている可能性がますます高まってきた。

 

というのもBETA種の基本戦術は大量物量によるゴリ押しというのは変わらないのだが、ここ数年各BETA種の連携が理にかなう形になり物量に任せた包囲戦術だけでなく挟撃、突破攻撃、包囲機動、迂回機動を試みる様になり、更に母艦級という巨大なワームにより地中からの奇襲戦術をやってのけるようになってきた。

 

更に現物の映像を確認していないが世界各地の戦線に新たな人型BETAが出現。

36mmに耐える甲殻をもち他の脆弱なBETA種を守りつつも近接格闘能力は並の衛士の力量を上回るという新種を従士級と仮称。シュミレータのデータにも一刻も早く追加を行いたいがまだデータ不足なので前線の兵士達には是非とも踏ん張って欲しいところであるが……

 

BETAの研究のために生きたサンプルが欲しいところだが、これまで生きたサンプル確保に成功した組織は居ない。何故なら捕獲を試みたBETAは皆自爆するのだ。

特殊な蛋白質を用いBETAを休眠状態にする手法を開発して捕獲を試みたが休眠した瞬間に自爆してしまう(注2)

 

横浜の香月博士も幾度となく捕獲を試みているようだが人員の消耗を積み重ねるだけで何ら成果を上げていない。

 

私もオルタネイティヴ第4計画に関わっているが、計画の進捗は捗々しくなく計画の修正も必要なのではないだろうか……




(注1)メタいけどBETA種の呼称については主人公と人類側は同一にします。

学術名? しらねーよ!かんがえるのめんどくさいです(まる)

(注2)BETAを捕獲して余計なことをしようとする人間が多いよなと思った主人公が捕虜になるくらいなら自爆しろと自爆システムを組み込んだ。
ハイブの反応炉による補給時の休眠以外に休眠状態になった場合も自爆のトリガーが引かれる
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