トンカツがまた食べたい。そんな人生だった   作:ロースカツおいしい

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第32話 回らない会議って傍で見てる分にはオモロイよね

甲2号作戦「アメリカの夜明け」失敗の知らせは世界各地に知れ渡りG弾の不発の原因究明にオルタネイティヴ第5計画推進派のメンバー達が血眼になっている時に、極東の横浜基地よりBETAのリーディング作業により判明した情報が伝えられてきた。

 

 

「G弾は既に解析されておりあらゆる手段で無効化できる」

 

 

投下した4発のG弾の不発はBETAによるものだという事実に室内は凍った。

 

「そ、それでは第5計画のG弾集中運用はBETAに全く通用しないということか?」

 

「それに米軍のG弾投入後の環境での戦術機運用ドクトリンも白紙にせざるを得ないということではないか!」

 

「……G弾集中運用により最終決戦を挑むという点は白紙にしてせざるを得ないのだろうか?」

 

「そもそもG弾の材料となるG元素が足りません」

 

「横浜もXG-70dの為に確保したG元素の割譲には納得すまい」

 

「鉄原、リヨンと2つのハイブを落としても新たなG元素獲得に至らなかったのもBETAがG元素を我々人類側に渡るのを避けるためだという仮説も事実そのとおりかも知れんな」

 

「香月博士はなんと言っている?」

 

「BETAの戦術情報伝播モデルは、ピラミッド型ではなくオリジナルハイヴを頂点とする箒型の命令系統を取っているということが今回のリーディング作業により判明したとのことで、喀什のオリジナルハイブを叩かないことには人類の未来はないと申されております」

 

「加えて19日ルールを鑑みるに即刻、解析されていないと考えられるXG-70bでの喀什ハイブ攻略を提案しております」

 

「諸君、残念だがG元素の獲得も出来ず対策がなされたG弾の集中運用が封ぜられた以上、第4計画に希望を託すしか無いのではないだろうか?」

 

高官の一言により国連に提案された第4計画派の喀什ハイブ攻略計画を米国も支持する事が決まった。

 

 

 

 

 

 

「アメリカの夜明けならず」で始まる一文が朝刊の一面を踊っているけど博多の街は韓半島へ引っ越す朝鮮人達が物資を買い漁ったりして騒がしいな位で平和である。

 

アメリカしかも東海岸側なんて遠すぎるからね

日本にとって緩衝地となる韓半島のお陰で街の空気もだいぶユルくなった気がする。

 

アメリカの甲2号作戦は大変残念な結果になったね。

ワシントンD.Cハイブも喀什ハイブに次ぐ世界2番目に古いハイブなんだけどBETA支配地域が第3,第4ハイブよりも何故狭いのか考えたことがある研究者は居るんだろうか?(注1)

 

アメリカには本土にハイブが居座られてるが、支配地域の拡張に阻止しつつ海外展開する余裕もなんとかある程度で頑張って欲しいのよ。

 

G元素なんていうファンタジックな謎物質ツリーが地球の科学技術ツリーに浸食しても碌な事がないと思うんだよね。

 

 

ぼちぼち横浜基地内で夕呼先生が、BETAの戦術情報伝播モデルの講義をA-01の面々にして喀什ハイブ攻略を宣言する頃じゃないかな

 

横浜基地内奥にあるゲージのカメラに視点を移すと最終調整を行い始めた凄乃皇・四型の姿を確認できた。

 

こっちも凄乃皇・四型に対処するユニットの最後の調整をして待ち構えよう。




(注1)ワシントンD.Cハイブは北東のフィラデルフィアからニューヨークの縁部分240kmのあたりまで支配地域としているが他の方角はワシントンD.Cから半径100〜150kmの範囲となっており第3,第4ハイブに比べて支配地域の広がり方に隔たりと支配域範囲が狭い

理由は主人公が言った通りアメリカにはケツに火がついた状態で頑張ってねーと手加減してるから
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