トンカツがまた食べたい。そんな人生だった   作:ロースカツおいしい

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第36話 「桜花作戦」陽動部隊Side

BETAの地球侵略で戦場の主役となった戦術機に搭乗する衛士達にとって光線級を駆逐する「光線級吶喊(レーザーヤークト)」こそ戦術機乗りの華である。

 

支援砲撃で吹き飛ぶ土塊もなんのその。突撃級、要撃級に吶喊し戦車級を散らし地平線の彼方から照射されるレーザー警報に心臓を鷲掴みされるような感覚に耐えて奥でふんぞり返る光線級を蹴散らした時に感じるBETAどもに一矢報いたという達成感たるや……

 

命知らずの衛士達が光線級吶喊に志願し前線を押し上げてきたが、BETAも学んだのか対抗策を出してきた。

 

ます戦人級の登場だ。戦術機を模したかの様な人型BETAによる高空からのレーザー照射は、新たな脅威だった。これまで極端な言い方をすれば前からくるレーザー警報にさえ注意していれば当たることはなかったレーザーが空からも降ってくるのだから……

 

レーザー警戒センサーがアップグレードされるまで、地平線の彼方からの照射なのか、空からの照射なのか判断が難しく(注1)咄嗟の回避が出来ない衛士が何人も餌食になった。

そしてレーザー照射で吶喊したと思ったら、並の衛士では刃が立たないほどの近接格闘能力で暴れまわり光線級吶喊部隊が光線級の群れが居るエリアに辿り着く前に全滅することもザラになってしまった。

 

次に従士級。奴らは半年ほど前から戦場に姿を表したニューカマーだが、36mmが効かない甲殻を持つ異形の巨人で要撃級と協働して36mmで潰せる戦車級、鬼人級を守りつつ堅実にこちらを囲み物量で押しつぶそうとしてきやがる。

 

新種が増えた事で光線級吶喊の成功率もダダ下がりなんだが、「桜花作戦」の陽動で派手にやらなきゃならねぇ……

 

 

「それなのになんでお前がいやがる!?「黒騎士」っ!!!」

 

 

 

 

 

1時間後、H9アンバールハイヴ陽動部隊壊滅。

司令部は作戦続行は困難と報じた直後に通信途絶

 

 

 

 

「桜花作戦」発動で世界各地の12個のハイブに同時攻撃を開始した人類だが、11ケ所で甲2号作戦で白銀武により撃破されたと報告された「黒騎士」が同時に出現(注2)

戦術機甲部隊は「黒騎士」単騎で壊乱しつつあった。

 

 

そして「黒騎士」がまだ確認されていない、陽動作戦で最大規模の展開を行う旧ソ連領エヴェンスクハイヴでは---------------

 

 

 

夥しい光の奔流が大地を削りオホーツク湾で支援砲撃を行っていた軍艦を消し飛ばした

エヴェンスクハイヴのモニュメントを守るように浮上する大きな影が放った光だった。

 

 

エヴェンスクハイヴ攻略部隊の中には甲20号作戦に従事した者も居れば、連日ネットやTVで映像を観た者が多く居た……

 

 

 

「ど、どうしてXG-70bがBETAを守っているんだ!!」

 

 

黒いXG-70bの各所の装甲板が展開され光が迸る

 

 

「レーザー照射だ! こいつBETAだぞ!」

 

 

再び荷電粒子砲の奔流が迸り洋上の艦船が吹き飛ばされてゆく

 

「唯依!このままじゃ全滅だ!アイツをやるぞ!」

 

「無茶だユウヤ!」

 

 

ユウヤ・ブリッジスの駆るXFJ-01が飛び出しそれに追随するように篁 唯依の武御雷が黒いXG-70bに突貫する。

 

黒いXG-70bを守るように6体の戦人級が立ちはだかり激しいドックファイトが開始された……

 

 

約1時間後、戦術機部隊の奮闘により黒いXG-70bは大地に沈んだが、エヴェンスクハイヴ攻略部隊は甚大な被害を受けたため司令代理は陽動に成功したがこれ以上の戦闘は不可能と断じ撤退を命じた。

 

黒いXG-70bを撃破したユウヤ・ブリッジス少尉、篁 唯依中尉ともにMIA

 




(注1)本作では戦術機にレーザー照射された場合、どの方向から照射されているのかセンサーのアップグレードが行われるまでは判らず、漠然と準備照射来てるぞくらいにしかアテにならない精度だった。とします

感想で本作世界バルジャーノンが普及してるし白銀の変態機動も珍しくなはいのでは?という疑問に対するアンサーですが、本作世界も空は光線級に封じられている世界なので白銀の様な立体機動を行うという発想に至る衛士が居ませんでした。
更に本作世界では空からレーザー撃ってくる戦人級や黒騎士の存在もあるので……


(注2)主人公が「黒騎士」はコストがバカ高い!と言ってますが従来のBETAに比べてはの比較なので全ハイブに1体ずつくらい置いても資源には余裕がある。


黒いXG-70b

00ユニットデータくれてありがとうな!
BETA製XG-70b
荷電粒子砲以外に中近距離牽制用に光線級の照射器官を12個内装

外観イメージとしてはSTG「R-Type」のバイド汚染された感じといえば通じるかなー?

懐に入って長刀でぶっ刺せば普通に倒せるので戦人級が護衛していたけど倒されてしまった。
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