瑠璃・マツリ
3年生で神族で現生徒会長。
ミスコンで4位を獲るが不吉な数字との事で辞退。
登場はessence +が初だが攻略はファンディスクのlove rainbowから。
主人公である土見稟を見ると急に人見知りになる。
カレハとは2年の時に同じクラスになり仲良くなる。
デイジールートの主要キャラの1人。
あの日稟くんは消えた。
フェストゥムを全て倒した私はあの子とあの子のお父さんを保護して学園の校庭に戻った。
校庭にはみんながいた。
幹夫「これは・・・どう言う事ですか?」
あの子のお父さんが困惑している。
それを無視するように樹くんが私に聞いてきた。
樹「翔子ちゃん、・・・稟は?」
震える声で聞いてくる樹くん。
私はファフナーに乗った状態で応える。
翔子「・・・消えた・・・」
その瞬間私の目から涙が出た。
大切な人が死んだ。
その事実が私の背中にのしかかる。
守ると決めたのに・・・
幹夫「稟・・・くんが・・・?消えたって?」
麻弓「そのままの意味よ。あなた方を守って・・・死んだの。」
幹夫「えっ?」
理解が追いついていないあの子のおじさん。
楓「あの人が・・・死んだ?」
あの子が初めて声を出した。
幹夫「守ってって・・・なんで?どういう意味?」
樹「そのままの意味ですよ。あなた方が金色の化け物、フェストゥムに襲われそうだったところを機械に助けられた。機械を操縦していたのは稟なんだ。」
あの子のおじさんは絶句している。
どんだけ驚いても稟くんは帰ってこない。
私はファフナーから降りて学園の地下に戻った。
そして乙姫さんに会い、
翔子「次のフェストゥムの襲撃は?」
乙姫「早くて3日後、最長でも1週間。」
タイムリミットは少ない。
私はこの学園に待機する事にする。
ユーストマ「3日・・・ちと時間が足りない。」
乙姫「だったら早く全世界にこの脅威を説明しなさい。被害を減らすために。」
フォーべシー「そうさせてもらうよ。神ちゃん。私らのできる事は1人でも多くの人を救う事だよ。」
ユーストマ「ちげぇねぇ。シア。しばらく帰ってこれねぇ。それと先に神界にあいつらと一緒に戻っていてくれねぇか?」
シア「うん。お父さんも無事に帰ってきてね。絶対だよ。」
稟くんが死んで泣きたいはずなのに泣かないのはやっぱり王族だからだろう。
フォーべシー「ネリネちゃんも。ママと一緒にね。」
ネリネ「はい・・・お父様、どうかご無事で。」
撫子「・・・学園長にこの事を報告する。バーベナ学園はもうおしまいだな。」
人間界が無くなるとこのバーベナ学園も無くなる。
私は黙ってその話を聞いていた。
各自帰宅をしている中であの子とあの子のおじさんがこの地下室に残った。
幹夫「君は稟くんのお友達?でいいのかい?」
幽霊だから素直に友達と聞けない見たい。
翔子「そうです。」
幹夫「ずっと見守っていたんだね。」
翔子「そうです。」
正直この2人にいい印象を持っていない。
悪い人じゃない事は確か。
幹夫「稟くんは・・・家ではどんな感じだったんだい?」
翔子「普通です。料理して洗濯等の家事も行い勉強もしています。」
もうその光景は見れない。
翔子「なんであなた方はあそこに?」
ずっと疑問だった。
外出制限がある中なんで2人はあそこにいたのか?
幹夫「・・・ちょっとした喧嘩・・・かな。」
翔子「・・・もしかして・・・10年前のあの子のお母さんの事故の真相を伝えたのですか?」
あの子は目を見開きおじさんは驚いた。
翔子「稟くんから聞いていましたので。」
幹夫「・・・そうだよ。それが原因で楓は家を飛び出した。」
翔子「正直に言いますがあの子を思う親として真実を打ち明ける事は躊躇いがあったと思います。」
おじさんも知っている。
稟くんの言うただ生きるだけの感情のないベッドで横になっているだけのあの子を。
翔子「ですがその重荷を男の子に・・・それを10年も背負わせることは間違っています。貴方は言えたはずです。10年。稟くんが言っていました。もし真実を告げたら昔のようになってしまうのではないか。最悪自殺をするんじゃないか。それが怖くて稟くんは言えなかった。貴方も同じかもしれません。ですが10年。稟くんはまだ10年と言っていましたが10年は人の心も体も成長しています。貴方は成長した自分の子供を信用していなかったのですか?」
10年・・・
ずっと見てきた。
だからずっと言えなかった事を口にする。
幹夫「信用してないわけじゃないんだ。だけど・・・」
翔子「それでずっと稟くんに甘えていたんですね。」
10歳の子供に重荷を背負わせないで欲しいわ。
大人のあなたが行動しないでどうするんですか?
幹夫「・・・そうだね・・・私らはずっと稟くんに甘えていた。それを私は止めなかった。」
翔子「稟くんもある意味あの子を信用していなかったと思うけどまじかであの子の衰弱している姿を見ていたのは稟くんだから。だから言えなかった。どっちもどっちね。」
私はため息を吐いた。
楓「・・・私・・・知らなかった・・・」
翔子「そうよね。おじさんと稟くんが必死で隠していたからね。でも10年・・・貴方も17歳。少しも疑問に思わなかったかな?稟くんが7歳で携帯電話を使う事が出来るのか?あの長い番号をどうやって調べたのか?そして貴方のお母さんだけじゃなくて稟くんのご両親も死んでいる事。少しも疑問に思わなかったのかな?」
楓「・・・」
考えなかったんだ。
頭いいはずなのにね。
翔子「どれだけお2人を責めても稟くんは帰ってきません。後はゆっくりとお2人で話し合ってください。」
私はその場から離れていった。
???
「起きろ。」
誰だ?
「起きろ。」
声が聞こえる。
「いい加減に起きろ!」
「うお!?」
耳元で叫ばれて起きてしまった!
「やっと起きたか?」
「耳元で叫ばれたら誰でも起きるだろ?」
まだ耳が痛い。
「まぁ起きたなら話は早い。」
俺は目の前の男を見た。
片目に傷がある男。
「皆城くん。もう少し優しく起こさないと。」
「起きないコイツが悪いと思うんだが?」
隣に表情があまり変わらない女。
皆城・・・どこかで聞いた名前・・・
「総士。起きたか?」
「一騎か、今起きた。」
「皆城くんが強引に起こしたの。」
もう1人の男。
「あの・・・どちら様で?」
俺は思いっきり聞いてみた。
「お前は気にしなくていい。それより本題だがお前はどこまで覚えている?」
覚えている?
そう言えば俺って誰だっけ?
ここはどこ?
なんでここに?
「その様子なら何も覚えていないみたいだよ。」
「なるほど。」
傷のある男が俺の頭に手を置いた。
その瞬間コップに勢いよく注がれる水の如く記憶が頭に入ってきた。
「グッ!?」
「我慢しろ。記憶を一気に頭に入れているんだ。多少の痛みは我慢しろ。」
我慢を2回言われたが痛いものは痛いんだ。
だが・・・思い出した。
「土見・・・稟。なんで自分の名前を忘れていたんだ?」
「フェストゥムにお前は存在ごと消えた。その時記憶が無くなったんだ。」
そうだ!あの時楓とおじさんを守って!
稟「みんなは!?」
「大丈夫。翔子が君が消えた後フェストゥムを全滅させたよ。」
翔子さんが・・・よかった。
だけど俺は死んだんだな。
「お前は死んだ訳じゃない。ただ消えただけだ。」
稟「それって死んだ事にならないか?」
「前に俺も体験したけど一時的に別の空間に移動した事になるのかな?あの時は無我夢中だったからどうやって戻ったかわからないけど。」
「全然参考になってないよ一騎くん。」
「だが遠見、そんな感じとしか言えないんだ。」
目の前で話し合っているけどなんの話か分からないんだが。
「とにかくだ。お前はここから出る事ができる。お前が強い思いでここから出たいと思えばきっと・・・」
傷のあり男がそう言うとだんだんと3人の姿が消えていく。
「最後にお前の乗っていたマークエルフは改修した。名前はマークツァールト。武装はマークエルフと変わらないがルガーランスを2つ装備に加えてある。今度は壊すな。」
「翔子によろしくね。それと・・・翔子を幸せにしないと許さないから。」
「羽佐間に伝えてくれ。島を・・・俺の帰る場所を守ってくれてありがとうって。」
そう言って消えていった。
誰かわかった気がする。
翔子さんが言ってた人達。
稟「あぁ・・・絶対に伝える。そして・・・絶対に幸せにする。」
俺はマークツァールトに搭乗した。
翔子
あれから3日が経った。
早くて今日、フェストゥムが襲撃に来る。
王族の方々は地球の首脳達に今回の事を説明して神界と魔界への避難を伝えたがすぐには信用されなかった。
フェストゥムがバーベナ学園しか襲わないためニュースなどでも報道されても他国が関心を示さない。
日本くらいしか騒がなかった。
翔子「なんで2人が居るの?」
私は学園の地下で待機をしているけどなんでか知らないけど樹くんと麻弓ちゃんがいた。
樹「美少女を置いていくなんて出来ないからね。」
麻弓「親友を置いて逃げるほど腐っていないのですよ。」
嬉しいけど2人には死んでほしくない。
翔子「今すぐ避難して。」
私は冷たく言うけど2人には通用しなかった。
樹「まぁ本当は逃げたいけど一緒に逃げたい子がここに残るのなら俺様も残らないといけないからね。」
麻弓「さっきも言ったけど親友を置いていくほど私の心は腐っていないのですよ。」
こうなると2人はテコでも動かない。
乙姫「それならこの地下から動かないで。守る対象が増えると羽佐間翔子も集中できないから。」
乙姫さんがやってきた。
乙姫「いいの?今なら逃げれるわよ。」
翔子「いいんです。せめて悪あがきをしたいの。それに・・・稟くんの大切な場所だから・・・今度こそ守りたい。」
乙姫「そう・・・」
乙姫さんはそう言ってどこかに歩いていった。
きっとこれが最後の出撃になる。
そして私はマークゼクスとともに今度こそ消える。
楽しかったな。
10年・・・稟くんに出会えて、樹くんに麻弓ちゃんと友達になれた。
その後先輩達に出会って神界と魔界のお姫様に出会ってプリムラちゃんに出会って・・・
稟くんの傷つく所をいっぱい見たけどそれ以上に稟くんとの思い出がいっぱいある。
翔子「海・・・行きたかったな。」
せっかく水着を買ったのに行けなかった。
私はそう思った。
デイジー「翔子さん?」
翔子「デイジーさん?なんで?」
もう、なんで今日はこんなに来るの?
デイジー「翔子さんは逃げないのですか?」
翔子「逃げないよ。デイジーさんこそ逃げないの?」
デイジー「神界のお母さんに今回の件を伝えたら逃げなさいって言われました。でも・・・翔子さんが気になって・・・」
「それで妾がここまで一緒についてきた。」
どこからか声が聞こえた。
デイジー「エリカ!出てきたらダメって言ったじゃ無いですか!」
「お主がくどくどと長話をするからじゃ。」
デイジーさんの後ろに黒いウサギのぬいぐるみが歩いていた。
魔法ってここまで来るとすごいね。
物語のように人形を動かしてる。
翔子「かわいいウサギだね。」
「ウサギではなくエリカ様と呼ぶが良い。」
翔子「はい、エリカ様。」
デイジー「翔子さん。エリカの事は気にしないでください。」
エリカ「デイジー、妾はちょくちょく少年の後ろに張り付く霊体に用があるのじゃ。」
張り付く?ちょくちょく?
まるで見えていたような言い方。
エリカ「妾はお主を学園内でよく見かけておる。初めは悪霊の類かと思っておったが悪意は無かった。じゃから放置しておったのじゃ。」
初めてだよ。
見えていた人?に出会えたのは。
エリカ「お主がこの世界の命運を握っておるとは・・・すまないな。」
デイジー「えっ・・・エリカが謝った!?」
なんでデイジーさんが驚いているんだろう?
エリカ「どうか・・・生きて帰ってくれぬか?」
翔子「その保証は出来ない。きっと死ぬから。」
デイジー「翔子さん・・・」
翔子「でも・・・生きる努力はするよ。だって・・・稟くんの好きな街を守りたいから。」
エリカ「そうか・・・デイジー。お主がどうする?」
デイジー「ここで翔子さんを見守ります。」
エリカ「なら妾もここにおろう。何せ、デイジーの保護者じゃからな。」
人形が保護者ってやっぱり魔法がある世界って感じ。
また1つ楽しい思い出が増えた。
翌日、
アラートが鳴った。
私はファフナーに乗り込む。
樹「翔子ちゃん。生きて帰って来るんだよ。」
麻弓「翔子ちゃん。勝って。」
デイジー「翔子さん。どうかご無事で。」
エリカ「世界を頼んだぞ。人の子よ。」
乙姫「ファフナー。いつでも出れるわ。」
翔子「はい!マークゼクス!出ます!」
私の最後の出撃。
私は蒼穹を翔けた。
辺りが金色で埋め尽くされた。
街の避難は終わっているはず。
私はすぐにレールガンを撃つ。
少しでも多く。
撃って撃って何度も撃って。
エネルギーが少し減った所でデュランダルに持ち替えて前に出る。
確実に撃ち抜く。
途中乙姫さんのノルンによる援護が入る。
乙姫「微力ながら援護するわ。」
私はロングソードを構えて斬る。
何度も何度も斬る。
どれだけ切ったかわからないけどロングソードが折れた所で一度距離を取る。
減った気がしない。
1対無数。
終わりのない戦い。
だけど・・・
翔子「ただじゃ終わらない。」
片手にマインブレード、片手にデュランダルを持ってフェストゥムに突っ込む。
撃って斬って撃って斬って・・・それがどれだけ続いたのかわからない。
デュランダルの弾は切れてマインブレードは残り1本になった。
残るはエネルギー切れ覚悟でレールガンを撃つかマインブレードとレージングカッターでの特攻。
少なくともどちらも私の詰みなんだけどね。
乙姫「・・・羽佐間翔子。覚悟は出来ているか?」
私は頷く。
そしてフェンリル起動の準備を行う。
ごめんねみんな。
巻き込んで。
ごめんね稟くん。
守れなくて。
私はボタンを押そうとした。
その時。
蒼穹が割れた。
そして、
中から蒼ファフナーが降りてきた。
嘘・・・
蒼ファフナーは降りながらゲーグナーを撃ちフェストゥムを倒していく。
そして大地に立ち・・・
「お待たせしました。翔子さん。」
ずっと聞きたかった声が聞こえた。
翔子「稟・・・くん?」
「はい。翔子さん。」
帰ってきた。
稟くんが・・・
私の好きな人が・・・
乙姫「感動の再会中申し訳ないけどまだ戦うの?」
乙姫さんの声に我に返った私。
稟「まだ行けますか翔子さん?」
稟くんは自分のデュランダルを私に渡してきた。
翔子「うん!」
私はデュランダルを受け取った。
稟「俺は地上を一掃します!翔子さんは空から援護をお願いします!」
翔子「わかった!」
私は蒼穹を翔ぶ。
稟くんは地を走りゲーグナーを撃つ。
私は稟くんから受け取ったデュランダルを構えて撃つ。
稟くんに何があったか分からないけど強くなってる。
稟「次はコイツだ!
ゲーグナーを撃ち切った稟くんが次にルガーランスを2本両手で持ち突撃した。
私はレールガンに持ち替えて援護する。
それでも数の暴力にはなかなか勝てない。
お互い消費しきっている。
乙姫「2人とも。もういいわ。後は私がマークゼクスに乗って時間稼ぎ後門をフェンリルで破壊するわ。」
乙姫さんが言うけど私は引く気は無い。
稟くんも引く気は無いみたい。
乙姫「そう。それが2人の決意なのね。わかった。だったら私も最後まで手伝うわ。」
乙姫さんがそう言うとノルンが飛んだ。
何かある。
フェストゥムを止める何か。
稟くんが2本のルガーランスを目の前に構えて刀身を上下に開ける。
稟「最大出力だーーーー!!」
その言葉と同時に巨大なエネルギー弾がフェストゥム達を襲い消した。
かなりの量のフェストゥムが消えた。
いつの間にあんな大技を。
だけどこれで・・・えっ?
あれって何?
稟「なんだ?あれ?」
黒い・・・ファフナー?
乙姫「マークニヒト!いけない!逃げて!」
そんな声が聞こえた瞬間ワームスフィアが私達の足元に発生した。
私と稟くんは避けたけどノルンは破壊された。
なんでファフナーが?
なんでファフナーがフェストゥムの攻撃を!?
乙姫「2人ともお願い!今すぐ逃げて!」
稟「出来ません。今逃げたら・・・みんなを守れない。」
稟くんがルガーランスを構える。
黒いファフナーもルガーランスを構えた。
私もレールガンを構えた。
稟「マークツァールト!行くぞ!」
翔子「マークゼクス!お願い!」
私らは黒いファフナーに向かった。
途中フェストゥムからの攻撃があったが避ける。
黒いファフナーと稟くんのファフナーのルガーランスがぶつかり合う。
私は周りのフェストゥムを確実に倒していく。
乙姫「マークニヒトのケーブルアンカーに気をつけて!あれに繋がれると強制的に同化される!」
なんでフェストゥムと同じこと出来るの!?
そう思うと黒いファフナーからケーブルアンカーが出てきた!
私はレールガンで撃ち落としていく!
だけど1つがマークゼクスの足の刺さりそこから急激に緑の結晶が出て来る!
翔子「がぁ!?」
稟「翔子さん!」
私が蒼穹から落ちると稟くんが駆け寄る。
そしてマークゼクスを受け止めた。
その瞬間同化現象が消えた。
なんで?
乙姫「マーク・・・ザイン?だけど同化現象の肩代わりじゃない・・・ツァールト・・・優しい・・・まるで彼のためのファフナー・・・同化を受け止めているような・・・守るような・・・」
なんでか分からないけど私は消えていない。
稟「翔子さん!無事ですか!?」
翔子「大丈夫!それよりあのファフナーを!」
黒いファフナーがこっちに来た!
私は稟くんの手を引いて蒼穹に翔ぶ!
稟くんがレールガンで黒いファフナーを撃つけど当たらない!
稟「翔子さん!俺を降ろして下さい!」
翔子「何か案があるの!?」
稟「出来るか分かりませんが1つだけ!」
翔子「わかった!」
私は稟くんの手を離した。
そしてすぐさま黒いファフナーに向けてレールガンを撃ち込む。
稟くんは地面に降りたと同時に2本のルガーランスを構えて刀身を上下に開ける。
さっきの大技を撃つの?
だけど時間がかかるし当たらないかも・・・
だけど稟くんはそのまま黒いファフナーに向かって走り出した。
まさか刀身を突き刺すの?
だったら!
私はレージングカッターを取り出して一気に近づく!
私がフェストゥムと一緒に蒼穹に飛んだ時と同じやり方だけど!
黒いファフナーのルガーランスをマインブレードで逸らしてその隙にレージングカッターを黒いファフナーの身体に巻き付ける!
黒いファフナーは逃げようとしたりワームスフィアを出すけど私はそのまま稟くんの元まで翔ぶ!
ワームスフィアがマークゼクスの足や手を消すけど私は止まらない!
翔子「稟くん!」
稟「翔子さん!」
私はレージングカッターをマインブレードで切り裂きその場から飛び去る!
それと同時に稟くんのルガーランスが黒いファフナーに突き刺さり、
稟「これでおしまいだーーーーーー!!!」
強大なエネルギーの塊がルガーランスから放出した。
黒いファフナーはエネルギーが発射したと同時に跡形も無く消え去った。
それと同時に周りにいたフェストゥム達が消えていった。
金色の粒となり消えていくフェストゥム。
勝った・・・の・・・?
私は倒れながらそう思った。
稟「勝った?終わった?」
稟くんもそう思っている・・・
乙姫「・・・終わったわ。貴方達の勝利よ。」
乙姫さんの声で私は緊張の糸が切れた。
勝った。
それだけでもう何も要らない。
私はファフナーから降りて大地に足をつけた・・・つけた?
あれ?なんで?
なんで私の足が地面に着くの?
ファフナーに触ってないのに?
なんで?
稟「翔子・・・さん?」
稟くんがファフナーから降りてきた。
そして近づいて来る。
一歩ずつ、一歩ずつ。
そして、
私の手に触れてきた。
稟「やっと・・・握れる。」
私の手を握る。
稟「10年・・・ずっと・・・こうしたかった。」
翔子「・・・私も・・・」
私は手を握り返す。
翔子「こうやって・・・触れたかった。」
強く握り返す。
翔子「稟くん。好きだよ。」
稟「俺のです。翔子さん。」
やっと言えた。
乙姫「マークツァールト・・・フェストゥム因子の持つ人が触れたらフェストゥム因子を抜き取り人に戻す・・・それが操縦者であっても。一度っきりしか乗れないファフナー・・・まさか羽佐間翔子をこの世界に存在させるなんて・・・それは予想外だったでしょ?皆城総士?」
エピローグ
学園防衛戦から数ヶ月。
今では学生達がちらほら登校している。
以前のような人数では無いにしろ学園に生徒が戻ってきている。
変わらない日常が戻ってきた。
その中で変わったことがある。
稟「おはよう。」
樹「やぁ稟。相変わらず辛気臭い顔をしているね。」
麻弓「それはいつもの事なのですよ。」
楓「稟くんは最近夜更かしをしているんですか?」
あの子、芙蓉楓さんと稟くんは和解をした。
あの戦いから数日して楓さんとおじさんが稟くんの元にやってきた。
そして今までの事を謝ってきた。
稟くんはそれを受け入れた。
楓さんは涙ながら謝り、そしてありがとうと言った。
その後は芙蓉家に住まないかと聞かれたが稟くんはそれを断った。
それからは稟くんは親衛隊に追いかけ回されたり・・・未だに追いかけ回されてる。
だけど以前のようなイジメは無くなった。
楓さんが親衛隊の人に頭を下げて今までのことは自分が悪い事を伝えた。
だけどアイドル的存在の楓さんと仲のいい稟くんは嫉妬の対象らしく時折走り回っている。
リシアンサス様とネリネ様は学園に戻ってきた。
それが更に稟くんを嫉妬の対象にして今では3つの親衛隊に追いかけ回されている。
私はというと、
翔子「いらっしゃいませ!」
カレハ先輩の紹介で喫茶フローラで働いている。
どうして存在できるようになったか分からないけど私は自由に生きようと思う。
カレハ「翔子さん。土見さんが来ましたわ。」
翔子「ありがとうございます。カレハ先輩。」
私は稟くんの元に向かう。
稟くんは席に着いており同じ席にカレハ先輩の妹のツボミちゃんが座ってた。
ツボミちゃんの前に教科書が広げているあたり勉強中らしい。
それを稟くんが教えている。
翔子「稟くん。ご注文はどうしますか?」
稟「そうだな。翔子さんのおすすめで。」
翔子「わかりました。ツボミちゃんはどうしますか?」
ツボミ「私も翔子お姉さんのオススメで!」
元気のいい子。
私は席を離れた。
マークゼクスとマークツァールトは乙姫さんが回収して学園の地下に収納、封印するとの事。
元々地下には私の声帯認証が無いと行く事が出来ないしあの地下は核兵器が飛んできてもびくともしないらしい。
マークツァールトだけは神王様と魔王様が地下に運んでたけどどうしてだろう?
それから乙姫さんとは会っていない。
本人はもう会わないだろうって言ってた。
寂しい。
またマークツァールトはある人が改修したと言ってた稟くん。
どんな人なのか聞いてみると驚いた。
皆城くんだった。
それに真矢に一騎くんも一緒に居たらしい。
そして私は稟くんから2人の伝言を聞いて泣いた。
私のした事は無駄じゃなかったんだ。
一騎くんの居場所を守れたんだ。
それと真矢、私は幸せだよ。
翔子「お待たせしました。」
私は特性パフェを2人分稟くんのテーブルに持って行った。
ツボミ「美味しそうです!」
そう言って食べ出すツボミちゃん。
稟くんもパフェを食べる。
稟「美味しいですよ。翔子さん。」
翔子「どういたしまして。あっ。」
稟くんのほっぺにクリームが付いてる。
ほっぺにクリームってアニメや漫画だけかと思ったけど本当にあるんだ。
私は稟くんの頬のクリームを舐めた。
ツボミ「ふえ?」
稟「翔子さん?」
翔子「クリーム・・・付いてるよ。」
そう言って次は稟くんの口を舐めた。
そのまま口づけをした。
ツボミ「・・・ごちそうさまです・・・」
近くで恥ずかしそうにそう言うツボミちゃんの声が聞こえた。
エリカ
本名エリカ・スズラン
黒いうさぎでデイジーの保護者。
キャロットケーキが好物。
デイジールートの主要キャラの1人。
他キャラ攻略後のエンディングクレジットで名前と同時に別の姿で登場した時誰となった。
ツボミ
カレハの妹で稟とは3つ違い。
ON the stageで初登場してessence +から攻略可能となる。
元気がよく運動神経がいいのか稟をストーカーしてバーベナ学園に入った所を見届けた後、隣町にある自分の学校に走って向かい間に合うくらいのバイタルの持ち主。
姉にカレハと同じ妄想癖持ちできゃきゃきゃ♪が妄想スイッチの合図。
稟のマークツァールトのツァールトはドイツ語で優しいという意味。
優しさだとツァールトハルトと読むらしくマークツァールトハルトだと語呂が悪い為優しいのツァールトにしました。
マーク〇〇の〇〇の部分はドイツ語の数字、あるいは言葉、アイン、ツヴァイ、ドライと数字が入り、マークエルフは11という意味だったはずです。
また、マークニヒトのニヒトは否定、マークザインのザインは存在を意味するはずです(調べましたがあってるかわかりません)
マークツァールトはオリジナルファフナーです。
本来マークエルフは改修されたらスサノオと改名されますが稟が乗るにはなんか違う気がした為ツァールトにしました。
性能は飛べません!(これ重要!)
ルガーランス二刀流は蒼穹のファフナーの主人公の真壁一騎がやっていた技である。ルガーランス最大出力射撃も可能。
またマークザインの能力である同化現象肩代わりに近い能力を持っている。
だが肩代わりしているわけじゃないため稟に負担はない。
またどれだけ結晶化が進んでも瞬時に同化現象を無くすことが可能。
ただし、フェストゥム因子を触れる事で消失するため触れたら操縦者はファフナーに乗れなくなる。
マークツァールトの操縦者も同様である意味一回きりしか乗れないファフナー。
その為コアである皆城乙姫も触れれない為ユーストマとフォーべシーに運ばせた。
そこまで凝った内容では無いですが読んでいただきありがとうございます。