ナザリック?知らん私の幻想郷を壊すなら容赦はしない 作:软糖哭泣
「なぁ聞いたか昨晩の事…」
「あぁ一晩でカッツ平野の…」
ギルド内は随分と騒がしく活気に満ちてた。
「一晩でミスリルだってよ」
私達はそんな彼らを尻目にギルド内の受付に話しかける。
「登録をしたいのだけれどもここでいいのかしら?」
私が話しかけるとギルドの受付は少し困惑し私とその後ろの仲間たちを見た。
「まだ子供に見えるけど…本当に登録しに来たの?」
見た目で明らかに子供に見える私を無視してまだ冒険者として年齢としては有り得そうな射命丸に向かって聞いてくる。
「ええ!我らがリーダーブレナンが数多なモンスターを血祭りにあげると仰っていました!」
元気よく言ってもいない事を受付に言い周りの冒険者も今日は元気がいいのがいるねーなどガハガハ笑っていた。
「わかりましたでは少し手続きがありますのでこちらに」
そう言われ私達は細々とした説明を受け冒険者として登録した。
「では、受付はこちらからお願いします。」
と掲示板を見せられそこから最低ランクで受けれるクエストを1つの選ぶ。
「えっ?」
妖夢が私の取ったクエストを見て驚いたようで小さく疑問を投げかける。
「こんなレベルの物をわざわざ討伐する為に依頼するんですか…」
あまりにレベルの低い依頼内容に驚いているようだ。
実際私の目から見てもどう見ても上のクラスの冒険者がやると言われるクエストもレベルの低い低級と言った感じだ。
(想像してはいたがこの世界は危険度がかなり落ちているのか…)
だが、油断は出来ない。私達は堅実に強いと証明しその実力がユグドラシル産と気づかれてはいけない。
相手に私達がその繋がりがあると既知されてはいけない。だから
「妖夢なら簡単ですね。頑張りましょ。」
私はあくまで自信がありちゃんと強い冒険者を演じる必要がある。
「そうですね…っ!」
妖夢は先程は違うオーラを感じとり刀に手をかざした。それは他のメンバーもそうであり各々気を張っていた。
「ではホニョペニョコの討伐頼みましたモモンさん。」
そこから出てきたのは漆黒の鎧に身を纏った大男。
「ホニョペニョコは、強力です。彼も間違わなければ良いのですが…」
モモンと呼ばれた男はそう言い残し後から来た女性と共に去っていった。
「彼は…」
「あぁー。モモンさんですね。彼はあなた達と一緒で最近冒険者になったのですがとても強くて一晩でミスリルにまで登りつめたんですよ。」
受付は、そう説明してくれた。
「彼の言ってたホニョペニョコとは?」
そう聞くと受付はさぁー?と答え。最近出たモンスターの事だとは思いますけど…と説明はしてくれたが知っていると言う訳では無いらしい。
(少し疲れるが…使うかあのモモンというのは…もう居ないか。ならあいつか)
そう言って私はギルド長と思われる人間の過去を覗き見る。
(この体で私の程度の能力を使うと恐ろしく疲れるからあまり使いたく無いが…確認の為に何時かは使わないといけないからな。)
(「最近…エランテル近郊の森で…ヴァンパイア…危険」)
「っ?!」
私がふらついたのを見て文が体を支える。
「どうしました?」
文は、心配そうに私を見る。
「いや…問題ないわ。早くクエストに行きましょ。」
私は文の手を取り急いでその場を立ち去る。
クエスト進行中
(程度の能力がここまで断片的になるとは…それにヴァンパイア…)
「…魔理沙、妖夢、文。少し方向転換するわ。」
3人は私の方を向き
「方向転換も何も私達は特に何も知らされてないんだぜ。」
魔理沙は、そう言い私に言ってくる。
「方向転換と言っても最初の上限を少し上にあげるという話よ。」
私が彼女達に伝えたのは力をほぼ制限するという事。
「力の制限を解放していかがなさるおつもりで?」
妖夢は目を閉じクエストの対象の雑魚を片手で握りつぶしていた。
「力を誇示するわ。早めの段階で私達もランクを上げる。このままあのモモンという男を上に据え置けば私達は後手に回るかもしれない。」
そう。私の感覚が彼を危険と発している。全ての能力を使えれば確実と言えるが、今は全力を出せない。だからこそタダの感。
「わかりました。では私達も早めに功績を挙げましょう。」
文は、死んだモンスターをカメラでパシャパシャ撮っている。
(いや趣味…)
若干引きつつ私はもうひとつの疑念の対処をする。
「少し私は眠るので文おんぶして連れて帰ってください。」
「はい。はい?」
次の瞬間私はばたりと倒れその場で眠る。
「あやややや?!」
文の驚いた声を最後に私は元の銀の体に戻る。
「あら?随分と早かったわね。」
紫が煎餅をボリボリ食べながら近づいてくる。
「それで?私はどうする?」
紫は、なにかするんでしょ?と私に聞いてくる。
「いや紫は、動かなくていいよ。今回は紅魔館に動いてもらう。」
紫は、それを聞くとつまんなそうにスキマを開く。
「じゃ行ってきなさい。全く私の出番は何時になるやら…」
紫は、そのままお茶を作りに台所に向かっていった。
「お前が出る時はまだ先だよ紫。」
私は口から先に彼女の背中に向かって言った。
紅魔館につきレミリアの元に行く。
「あら?貴方がここにいるなんて珍しい。一体どの異変以来かしら?」
カリスマを見せつける様に私に話しかけるレミリアは、とても威厳たっぷりに見えるが口元に残っているクラッカーのカスが彼女のポンコツ具合を見事に表していた。
「今日もカリスマが溢れてて可愛いわね。口元の食べカスはファッションかしら?」
そう言うとレミリアは急いで口元をゴシゴシとこする。
「も〜!私にひっっっさしぶりに会いに来といてそんな酷い事言うんだー。もーーー!!」
さっきのカリスマたっぷりの話し方とは打って変わってただの子供のように頬を膨らませている。
「今日はフランに力を貸して欲しいと思ったんだ。」
それを聞きレミリアはまた頬を膨らませる。
「私じゃないの?」
レミリアは、ツンとそっぽを向いてしまう。
「レミリアはここの主だからね君がいなくなるのはまずいんだよ。フランなら自由に動けるしなんせ私の日除けの魔法を使えるからね。昼間に少し動いて貰う分には完璧でしょ?」
「そうだけど…むー」
レミリアは、尚も不満そうだが折れてフランを呼ぶ。
「どうしたのお姉様?」
フランは、テディベアを抱きながらレミリアに近づく、
「銀があなたにお願いがあるんだって。」
そう言うとフランは私に向かってばっと近づいて私をジーっと見る
「私に何かして欲しいの?」
フランはそう私の手に指を絡めて聞く。
「えぇ。フランにしか頼めないわ。」
そう言い私はフランにエランテル近郊の森に行くように指示を出した。
紅魔館を後にして空を散歩しながら懐かしい顔を見る。
「おや?随分とまた懐かしい顔が。儂もとうとう死にますかな。」
そう言いカッカッカッと笑う老人。
「こんな所にいたのか妖忌。」
そこにいたのは妖夢の先代魂魄妖忌。
(こんな所で会うとは思っていなかったがこれは絶好の機会。)
「妖忌実は…」
私は次の策を打ち始める。幻想郷を全てから守る為に。あらゆる不安因子を潰すために。
森の中。
「んーこれは操られてるのかな?」
フランはそう言って白い女の子の体を触り
「あっ!パッドだ。咲夜にあげよう。」
余計な所を触りながら色々見る。
「触っても特に攻撃してこないって事は多分戦闘態勢にならないと攻撃してこないのかな?」
フランはあーでもないこうでもない。とあっちこっち触ったり揺らしてみる。
「まぁやってみるかー」
そう言ってフランはレイヴァティーンをだし襲いかかる。
その瞬間目が覚めたかのようにフランに襲いかかる。
「あは!やっぱりこうすれば戦うんだね!」
心無しか楽しそうなフランを見て少女は、疑問に感じ
「楽しいでありんすか?」
と聞く。
「おーしゃべれるの?!そっかーいいね少し遊んで満足したら帰って報告すればいいんだね!」
フランは、少女の質問なんて無視してただひたすら笑っていた。
「楽しいね!ねー!楽しいよね!」
そう言ってフランは、レイヴァティーンを振り回す。
「楽しくはないでありんす。」
少女の目には明らかに新しい遊び道具でボロボロになるまで遊ぶと言った意志を感じ気味悪く感じていた。
「じゃー第2ラウンドいイクヨ!フォーオブアカインド!」
少女の目の前で4人になるフランは、さらにケタケタと笑いだし一斉に襲いかかる。
「なんなんでありんすか?!」
あまりに意味のわからない光景に唸り声をあげる少女。
目の前のフランは優れた機動力で相手を嬲る。
「うーんなんかつまんない。操られてるから?動きも全部微妙。あーもう飽きた!」
そう言ってフランは、いきなり少女の腹を蹴り無理やり距離を取らせた。
「その鎧だけぶっ壊れちゃえ!」
そう言うとフランは、手元を広げて
「ッキュッとしてドカーーン!」
その瞬間鎧はバラバラに砕ける。
「っな?!」
少女は、驚いた様に自分の鎧の残骸を見る。
「それじゃまた遊ぼうね!バイバイ!」
「っま」
追いかけようとした瞬間に自分の元に落ちてきた無数の人間の死体に押しつぶされ、
「これ以上したらコンティニューなんて出来ないよ?」
そう言い残しさっさとその場から消えてしまい少女は、落ちてきた死体を吸収し自身の鎧を直しまた同じ場所で立ち尽くしていた。
「うーん多分ワールドアイテムがあるっぽいなー」
フランはそう言いながら紫くれた簡易スキマを使って幻想郷に戻った。