異世界イズク   作:規律式足

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 すいませんプレステ2接続変換器を購入してしまい懐かしゲームをプレイしまくってました。
 作者はプレステ2ならシャイニングフォースイクサが一番好きですが皆さんはどのプレステ2ソフトが好きですか?



111話 プッシーキャッツ再び。

 

 雄英高校文化祭が終わり、僕達の生活も通常のモノへと戻る。

 けれどあのワチャワチャした時間は少なくない影響を僕達へと齎していた。

 耳郎さんは出し物で発表したオリジナル曲を音楽関係者に評価され、峰田君は野球部のキャッチャー(♂)に夫婦になって欲しいと告白され、相澤先生のニャンニャンダンスが雄英高校内で意外なブレイクをして(心操君の目が死んでた)、かっちゃんはミルコへのデレ発言が本人にバレてデートする羽目になり、おじさんは異世界おじさんのチャンネルでエルフ動画の視聴数が爆上がりし、巨神兵先輩が雄英高校倫理委員会(別名カップリング被害者の会)と戦争し、ランチラッシュが出店の売り上げトップとなった、あと上鳴君が彼女が出来なくて凹んでいた。

 僕個人にしてもあれから耳郎さんとたびたび音楽関連のショップへと出かけるようになった、好きなことを語る彼女と過ごす時間は楽しいしね。

 オールマイト引退から大きな事件は今の所無い(死穢八斎會の時になりかけたけど)。

 気になることは雄英高校を襲撃し現在後ろ盾をなくして逃亡中のヴィラン連合。宿敵と呼ぶ程に因縁を感じることは無いけど(連中にしても僕らにこだわっているわけではないだろう)、どうなっているのだろうか。

 仮免を取得してもあくまで一学生にすぎない僕達に現在捜査中の彼らの情報を得る術はないのだ。

 

 ハイツアライアンス談話スペース。

 A組の皆は自室よりもここで過ごすことの方が多い。アニメみたりゲームしたり本読んだりと一人で自室で出来ることもここでしてたりする。

 僕も自室では呪符作製と勉強か睡眠くらいしかしていない、一人より皆と居る時間がリラックスできる。一人で部屋に居るとどうしてもグランバハマルでの牢屋暮らしとか思い出すからね。

 そんなマッタリ時間を堪能している中、今日は来賓がある。

 

「来たぞ皆!お出迎えだ!!」

 

 と飯田君が言えば、ポーズを取りながら彼女達は現れる。

 

『煌めく眼でロックオン!』

 

『猫の手 手助けやって来る!』

 

『どこからともなくやってくる』

 

『キュートにキャットにスティンガー!』

 

『『『『ワイルド・ワイルド・プッシーキャッツ(オフバージョン)』』』』

 

 コスチュームでなく私服姿のヒーロー達。

 身内以外は中々見れないその姿、うん。

 

「峰田君、ヒーローの普段着ってヤバいよね」

 

「お前の着ているキャミソールって書かれたシャツよりはヤバくねえよ」

 

 グランバハマルでの戦闘服や冒険者姿では無いアリシアさんも素朴な魅力が引き立って良かったけど、プッシーキャッツの皆さんもかなり萌える(虎は除く)。

 私服萌えなのかな僕。

 そして同調してくれると思った峰田君のまさかの反応。結構気に入っているデザインなんだけど、この単語シャツ。いや麗日さん達と出かける時に着てたら寮を出る前に毎回芦戸さんに捕まって強制的に着替えさせられてたな、彼女ってお母さんみたいだ。

 

「プッシーキャッツ!お久しぶりです!」

 

「文化祭では軽く会うくらいだったからね、元気そうねキティたち!」 

 

「合宿時はこちらの不手際で」

 

「あれは仕方ねえだろ」

 

「マスキュラーから庇って抱きしめてくれた緑谷君は格好良かったわ、トキメイたから婿に来ない?」

 

「あの時はお米様抱っこだったような?」

 

「雄英高校を卒業してから検討させてください」

 

「コレ断り文句じゃね?」

 

「だからエルフ化するな一部女子」

 

「ケロ、エルフ化で通じてしまうのがなんか不思議で悲しいわ」

 

「なんで緑谷ばっかりーーっ」

 

「羨む状況か?」

 

「刺されそうで不安になるよな」

 

「出久兄ちゃん、結婚相手なら後援者の娘さんを紹介するってパパが」

 

「「「お黙り洸汰」」」

 

「ギュフ」

 

 夏の合宿での出来事からかプッシーキャッツの皆さんはヒーローの中でも距離感が近い感じがする(結婚迫る件はからかわれてるだけだろうからスルー)。襲撃での負い目があるみたいだけど気にしないで欲しいと皆思っているのだ。

 

「しかしまたなんで雄英に?」

 

 虎から手渡されたにくきゅーまんじゅー(相澤先生も好きなヤツ)を受け取り、お茶の用意とテーブルのセットもしたところで砂藤君が尋ねると復帰の挨拶に来たと告げられる。

 合宿での責任を取り彼女達はヒーロー活動を自粛していた。やむを得ずとは言えヒーローとしての責任と襲撃されたマタタビ荘の警備の見直しや山の整備もあったからだ。

 それも一段落し、さらにヒーロービルボードチャートJP下半期もあって復帰すると決めたそうだ。

 

「私たち順位下がったけどまだ百位圏内でね」

 

「失態を犯して、全く活動してなかったにも拘らずこの順位!」

 

「支持率の項目で我々突出していたんだ」

 

「待ってくれてる人がいるの思いしらされたの」

 

「なら立ち止まってなんかいられにゃい!!」

  

 やっぱりプロは凄いな、周りの声を力にかえて立ち上がるのだから。

 マスキュラーと脳無、いくらヒーローでもあんな存在に襲われて辛くない筈ないのに。

 

「あとマタタビ荘の被害額をヴィラン連合から取り立てないとねえ」

 

「警備システムでの見直しと設備投資で資金繰りが、資金繰りが」

 

「写真集で取り返せる?グッズ販売はいくら見積れる?」

 

「雄英高校から援助されたのだがなあ」

 

 そしてかなり切実な理由もある模様。保険はきいたそうだしマウントレディよりはマシらしいけど、それでもかなり損害があったみたいだ。

 お金かぁ、収納空間にある金塊とか出せば解決するかな?

 

「それしたらガチで入籍されかねんから止めとけ」

 

「山田のお兄さんみたいな例もあるしね」

 

 かっちゃんに指摘されてやろうとしたことをひっこめる。メンヘラ彼女に入籍させられた親戚の太ましいお兄さんの姿を思い出す、女性に行動力があったらそんな事もあり得るのだから。

 

「ビルボードかァ」

 

「そういえば下半期まだ発表されてなかったもんね」

 

「色々あったからな」

 

「オールマイトのいないビルボードチャートかァ」

 

「どうなっているんだろう楽しみだな」

 

 オールマイトのいないビルボードチャート。

 僕達の知らない新たなヒーロー業界。

 その時はもう目の前に迫っていた。

 





 補足説明。
 最後のプッシーキャッツの資金繰り云々は独自設定かつオフザケが多大に含まれています。不快になりました方が居られましたら深く謝罪いたします。
 最後にでた山田という人物は最近読んで面白かったメメメメメメメメメメンヘラぁ…という作品の主人公でそのうちクロスオーバーネタをしたいで触れました。緑谷君の親戚のお兄さんという設定です。
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