異世界イズク   作:規律式足

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 キャラの独自解釈有りです。



32話 職場体験とビッグ3?

  

 ヒーローネーム決めが終わり、職場体験先のリストを配られて授業が終わった後、塚内さんにミッドナイトの件を相談したら問題ないよと返された。

 塚内さんによると警察としての付き合いでも、彼女はヒーローとして真っ当で人間として信用できる。異世界の話をしても悪用などのトラブルはありえないだろうとのことだ。

 また、こういった時の女性の行動はどうにも出来ないからスルーしとけと助言も貰った。

 なんでも塚内さんも、実の妹さんが恋人のいる青年を公私共にサポートするために現在アメリカで活動しているらしい。色々な騒動の末になった現状だけど、その時の妹さんの行動力は尋常じゃなかったとか。

 だからか下手にミッドナイトを止めたりはやめといた方がいいそうだ。

 塚内さんも大変なんだなと思いながらその助言に従いおじさんとの関係性をミッドナイトに教えた。その時色々反応されたけど、結果としてよりおじさんに夢中になったみたい。

 まあそもそもおじさんに惚れた理由が、自分より強いセガユーザーという理想そのまんまな男性だかららしい。やはりおじさんには女性を惹きつける何かがあるのかなと思えてしまう。

 体育祭で藤宮さんと接触済らしいから今後アプローチしていくんだろうけど、エルフさんの二の舞いにだけはならないといいけど。

 

 そんな面倒事があった翌日。

 

「オイラはマウントレディ!!」

 

「峰田ちゃんやらしいこと考えてるわね」

 

「違うし!」

 

 指名を貰った生徒は指名の中から、無かった生徒は雄英高校からオファーした全国の受け入れ可の事務所四十件から選ぶ。

 B組にどれだけ指名が来てるか分からないが下手したら取り合いかな?好きなヒーローとか個性やしたい活動で選ぶわけだし。

 

「しかしマウントレディかあ、デビューしてまだ一年と少しなのに職場体験の受け入れ先になるとか凄いね」

 

「そういえば出久は、マウントレディのデビューした初事件の場に居たんだっけか?」

 

「うん、懐かしいなあ。その日にかっちゃんにノート爆破されたり、ヘドロヴィランに襲われたり、トラックに轢かれたり、半年間昏睡状態になったんだよね」

 

(((クソ重たいんだけどお!!)))

 

「お、おう」

 

(((爆豪も顔引き攣っているし)))

 

 そう考えたら彼女のヘドロヴィランの対応も仕方ないよね、まだ初日だったし。

 僕にしても呪われてんのかってくらいイベント盛りだくさんな一日だったな。

 

「それでかっちゃんは何処に?」

 

「ラビットヒーロー ミルコ。オイ、なんだエロ葡萄その同類を見る目は?爆破すんぞ」

 

「超現場主義な彼女ならかっちゃんに合ってそう。あと選んだ理由はランキング順位から?」

 

「この国の現女性ヒーロートップだしな。足技主体な戦闘スタイルなのも良い。オイエロ葡萄、お前は足派かとかいう表情向けるな、爆破すんぞ」

 

「かっちゃんはうなじ派だからね」

 

「黙れ二の腕派」

 

 良くない女性の二の腕?柔らかそうで。

 かっちゃんとしては、戦闘中に移動で両手が塞がるから足技に磨きをかけたいのかな?確かに彼女以上の足技使いはそうはいないし。

 

「事務所のかったるい書類仕事を見なくて良いのも魅力だしな」

 

「いやむしろ職場体験はそういった実務を学びに行くのが目的じゃないかな?」

 

 ヒーローの実際の仕事ぶりを知るとか。

 

「そういうお前は?」

 

「サー・ナイトアイ事務所」

 

「オールマイトの元サイドキックだったか。それより即決しないで一度くらい指名リストに目を通してやれ」

 

 でも卒業後も独り立ちするまではサー・ナイトアイ事務所に所属するつもりだしなあ。

 指名をたくさん貰えたのはありがたいけど同時に申し訳ないよ。リストを印刷してくれた先生にもだけど。

 

 場所が変わって食堂。

 放課後だけど軽食やらデザートが食べれるから雑談にもうってつけなんだよね此処。

 

「飯田君は?」

 

 話題になるのはやはり職場体験先についてだ。一年のこのイベントが進路に影響するから皆必死に考えて決めている。

 

「兄のインゲニウム事務所だな。他所のところで学ぼうとも思ったが僕の理想は兄のようなヒーローだからな」

 

 ヒーロー殺しの怪我も問題ないらしい。まああれくらいの怪我なら何度も治したからね。

 麗日さんは武闘派のガンヘッド事務所、かっちゃんの影響かうちのクラスは格闘技に興味を持つ人が増えているみたいだ。

 

「私はシンリンカムイの所にしようかと思います。勇者様と同じサー・ナイトアイ事務所が良いのですが、指名されませんでしたので」

 

 面識あったら別だっただろうけど、その時はついてこなかったからなあ。

 

「後、先日の物間なのですが勇者様に謝罪する意思はあるようですがどんな顔して会えば良いか分からないようで」

 

「謝罪って気にしなくて良いのに」

 

 あのくらいならネットで散々やられたって。

 

「ふんぎりがつかねえんだろ、気持ちは分かる」

 

 でもねかっちゃん、僕は気にしてないのに。

 

「ベストジーニストの事務所で職場体験するので踏ん切る何かを得られたら良いのですが」

 

 何気に大手事務所から指名来たんだね。最終種目残ってないのに凄いな。

 

「あー、いたいた緑谷君。放課後なのに食堂にいるとか不思議」

 

「待ってっ!!ねじれさーんっ!!」

 

 ん、この声は?

 

「ねぇねぇ緑谷君だよね、勇者で竜になった緑谷君だよね?勇者とか変身とか不思議」

 

「また濃いのきたな」

 

 食堂に入るなりこちらに来て話し始めたふんわりした女性。確かこの独特感は聞いたことあるような。

 

「あのねあのね聞いてほしいの!ほしいの!職場体験をリューキュウ事務所にしてほしいの」

 

「駄目だからね!緑谷君はサーのトコだから誘わないでってばねじれさん!!」

 

「でもねリューキュウも是非うちにって。知ってた!知らなかったでしょ!?だって竜だよ凄いよね」

 

「あ、ミリオさんお久しぶりです」

 

「うん久しぶりだね緑谷君」

 

 となるとこちらの女性がビッグ3の紅一点である波動ねじれ先輩か。成程独特な人だ。

 

「知り合いかイズク?」

 

「うん、ちょっと縁があってね」

 

 流石にオールマイトから経由した知り合いだとは言えないけど。

 

「職場体験でサーとグラントリノも待っているから」

 

「なんで決定してるの、不思議。リューキュウも同じ竜だからと期待してるのに」

 

 インターン先のリューキュウに頼まれたのか、けどなら余計に無理だよね。

 

「すいません、変身魔法はそう頻繁に使えない禁忌の魔法だから職場体験などでは活かせないので」

 

 正確には魔炎竜とか動物になるのは危険で人間ならある程度融通は効くけどね。

 

「そうなんだ、知らなかった。どんな魔法なのかな聞いていい」

 

「変身した生物そのものになるので自分の意識が保てず成り切るどころか、その存在に成り代わってしまうヤバい魔法です」

 

「んなもん体育祭で使用すんな」

 

 おじさんいるから平気かなって。

 

「そっかリューキュウが旦那候補とか期待してたけど、それなら無理ね、残念」

 

「女ヒーローって結婚願望強いのか?」

 

 特にミッドナイト見た後だと余計にそう思うよね、かっちゃん。

 

「ならね緑谷君のこと、もっと聞かせて知りたいことばかりなの。不思議」

 

 ミリオさんがごめん付き合ってと手を合わせてお願いしてくるので、その日は下校時間までねじれ先輩の質問攻めにあった。

 かっちゃんは雄英高校トップのビッグ3に興味津々みたいでミリオ先輩も睨みつけているし、他のみんなも三年生の体験話なども聞けたので満足そうだった。

 ちなみに入口付近で混じれずにポツンとこちらを見ていたビッグ3最後の一人もいたが、自己紹介もできずに終わってしまった。

 

 

 





 グラントリノは現在相談役としてサー・ナイトアイ事務所に所属している形です。
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