今話は、繋ぎ回です。
正直書いてて微妙でした。
閲覧注意。
僕の異世界転移について語ってからしばらく。
クラスの皆が優しくなったり、異世界について聞かれたりが日常に加わった。
ただ記憶再生の魔法の話を聞いてから青山君があまり僕に近寄らなくなったのは気の所為かな?まあ便利だけど自分には使われたくないよね。
そんな朝のホームルーム。
「えー、そろそろ夏休みも近いがもちろん君らが30日間一ヶ月休める道理はない」
うん知ってた。
「まさか」
「夏休み林間合宿やるぞ」
「知ってたよ、やったー!!」
行事予定にも書かれてる一年の夏の大イベントだからね。
「肝試そー!!」
人間が一番怖いけどね、いやエルフだった。
「風呂!!」
温泉もいいなー、夏はまた。
「花火」
皆と行きたいよね。
「風呂!!」
2回目だよ。
「カレーだな」
飯田君は毎日食べてるよね?
「行水!!」
滝壺にかな?
「自然環境ですとまた活動条件が変わって来ますわね」
こっちに戻ってきた時に、舗装された道の素晴らしさに泣きそうになったなあ。
「いかなる環境でも正しい選択を、か面白い」
ヒーローの活動圏は広いからね。
「湯浴み!!」
いいかげんにしなさい。
「寝食皆と!!ワクワクしてきたあ!!」
うん、楽しみだよね。
「ただし、その前の期末テストで合格点に満たなかった奴は学校で補習地獄だ」
「みんな頑張ろーぜ!!」
期末テスト。
範囲も広いけど演習試験がどうなるかだよね。
この学校って入試の救助ポイントなど隠し要素を組み込むから油断できないよね。
「んで、どういった集まりだあコレは?」
放課後、かっちゃんと一緒に学校の訓練場に呼び出された。まさか闇討ちかとも思うも、呼び出したのはクラスの皆だ。
「ワリーな、二人共。けどよ」
「私達はもっと強くなりたいんですの」
「緑谷の記憶見たらよ、なんかしたくてな」
皆が望んでいるのは強くなるための特訓らしい。だから体育祭のトップ二人に頼むのは分かるけど。
「くだらねえ、自分でやれ」
あっさり拒否するかっちゃんに今回ばかりは同意するかな。
「はっきり言って僕達は教えられるような実力はないよ?」
「「「「嘘だっ!!」」」」
「「えーー」」
皆からの否定にかっちゃんと二人でげんなりする。
「その、それは余りに過小評価なのでは?」
「「「うんうん」」」
八百万さんが過小評価だと言うけど。
「俺が強い俺が強者?はっ幼馴染の異世界転移野郎にゲームの技であっさり敗北した俺が?しかもなんだあの下突きって必殺技どころかコマンド技じゃねえかというか将来俺がヒーローになったらゴールデン○ックスの動画と並べられてコレに負けたヤツとか叩かれるんだろ。さらに職場体験終わったにも関わらず兎女は頻繁に家に来るしその度玩具にしてくるし抵抗しても一度も勝てなくて同じ布団に引きずり込まれるし女に負ける俺のどこが強者なんだチクショウ」
「かっちゃんソレ僕の持ち芸」
かっちゃんが精神的にヤバいから今。
今の彼は周囲に当たり散らさないけど、その分内面に溜め込んでるよね。
「僕にしても実戦経験あるから強いだけで、教えられる技能なんてないからなあ」
そもそも魔法は教えられるのか分からないし。
「さらに強さにも色々あるだろ。入試の救助ポイントの例もあるしな」
「ヒーローはヴィランを倒せば解決って訳じゃないからね」
そこら辺まで踏まえて教えるなんて本職じゃないと無理だって。
「そう言われれば、そうですが」
「けどなんかはしないと、って気が逸るんだよ」
「ケロ、同世代で抜きん出た存在がいるもの」
皆の焦り、強くなりたい、何かしたいという思い。敵の襲撃事件もあってそれが強いのだろうね。
「組み手だな」
「かっちゃん?」
「んなにこっちを強者扱いするなら、お望み通りボコッてやる」
どんな難関なステージも敗北を糧にクリアするものだからね。
「光剣顕現ー(トライドルギド リオルラン)。じゃあやろうか」
一理あるかっちゃんの意見に従って、僕達は戦うことにした。
とにかく戦いに慣れること、ヒーローには当たり前のソレがこっちの世界では一番難しいからね。
期末テストか、どうなるやら。