すいません、本編進めます。
というか69話でまだ原作9巻。
なんやかんやあって林間合宿当日。
ヴィラン連合の襲撃もあり今年の合宿先は例年とは違う場所で僕達も到着までその場所は秘密だ。
移動はバス、高さのせいか揺れやすく車酔いしやすいから酔止めの薬をきちんと飲んだ。まあグランバハマルで乗ったおじさんが操る馬車よりは大分マシだろう。おじさんてなぜか動物にも嫌われてたからな、僕の場合は髪の毛を食われるけど。
「え、A組補習いるの?つまり赤点取った人がいるってこと!?ええ!?おかしくない!?おかしくない!?A組はB組よりずっと優秀なハズなのにぃ!?あれれれえ!?」
物間君、僕に謝罪したけど煽りは止めないんだね。いや彼の場合は試験を合格しても補習確定だから余計に煽るのかも。
拳藤さんにトッされて回収される物間君の姿。もはや彼の煽りは不快より寸劇を見てる気持ちに僕らはなっていた。
「物間怖」
「体育祭じゃなんやかんやあったけど、まァよろしくねA組」
「ん」
そしてその気持ちはB組も同じらしく、物間組を見ながらB組女性陣が声をかけてくれた。
「よりどりみどりかよ、ハアハア」
「おまえダメだぞそろそろ」
ヨダレを垂らす峰田君。
綺麗な娘ばかりで気持ちは分かるけど、目が(性)犯罪者だよ。
「障子君、お願い」
「了解した」
しかし林間合宿で問題を起こされるわけにはいかないので対処しないと。
「なにすんだ、障子ィー!!」
障子君は峰田君の両足を掴んで逆さにするとカバンの中身をぶちまけるようにそのまま縦にブンブンと揺らす。その下に空間魔法の裂け目を開いて落ちた物の回収だ。小型カメラ、ビデオカメラ、集音機、盗聴器、望遠鏡、双眼鏡、小型ドリル、ピッキングツール、薄い夏服にどんだけ仕込んでいるのさ、峰田君は暗器術の達人かい。
「スパイかなんかかコイツ?」
落ちてくる林間合宿に不必要な品の数々にかっちゃんが呆れ果てながら呟いた。
「とりあえず相澤先生に渡すべきだね」
「強制送還されね?」
まだ未遂だからなんとかギリギリ。
「A組のバスはこっちだ、席順に並びたまえ!」
ああクラス委員長は僕なのにまた飯田君に仕事を押し付けてしまった。
相澤先生に回収した物品を渡してからバスは目的地まで出発した。
「一時間に一回止まる、その後しばらく」
「音楽流そうぜ、夏っぽいの!」
「ポッキーちょうだい」
「しりとりのり!」
「バス移動かあ、このまま異世界転移しないよね?あるいは事故にあって皆で転生」
「なろう展開だな、少し憧れるよな。グランバハマル以外なら」
「出久テメエ、洒落にならないことほざくな!?いやお前が言うとマジで洒落にならないんだよ!?」
「実はその展開て永○豪先生が、なろうブームになる前からマ○ンガーで書いてたんだよね」
「あの世代の巨匠達は時代を先取りしすぎなんだよ!?」
おじさんの影響からか、A組では古い漫画作品が流行っています。
(まァいいか、わいわいできるのも今のうちだけだ)
相澤先生がそんな思考であることも知らずに、僕達はわいわいと旅行気分で楽しんでいた。
短いです。
けど切りが良いので。
あと峰田君のシーンで、アンパンマンのラーメンの具みたいな人達がバイキンマンに似たような目に合わされたシーンを思い出してました。