とある聖槍の人理保存 作:ネシエル
「しかし、あっけなかったな。
もう少し、粘ると思っていたのに。」
口から血が零れ、
血塗られた聖槍を引き抜き、
疑似シンフォギア礼装
シンフォギアの中に仕舞われた服が元に戻り、
「安心しろ、風穴を開けたが、
心臓は潰していない。
この程度なら治療は簡単だ。」
フェイトはそれでも、騎士の王である
アルトリアの槍。
悪党に落ちても外道に落ちた覚えはない。
自身を救った恩人くらいは情を与えることくらいの心はある。
「!!!」
フェイトは翼に触れて驚いた。
反射的に
血肉が辺りに散乱し、
返り血が顔に掛かっても動じない。
「手ごたえが変だ。」
「おや、気づかれましたか、
さすが、ロンゴミニアド。
見事な観察眼だ。」
魔力放出で素早く、後ろに向き
音速で槍を突き刺して、対処の腹に風穴を開けた。
真名がばれてた。
自分の正体を知るものはいないはずだ。
並行世界。
魔法の領域に到達した。
なぜの現象にせいでこの世界にやってきた後、自身の正体はおろか経歴など捏造した情報しか伝えなかったフェイトにとって、
自身の真名を言い当てることは
そう、この世界の
この世界の私はどんな
よって、この世界にも
または、それに酷似しているものが存在することは間違えない。
後ろにいる人物の声を察するに。
恐らく、私の正体を知り、
アーサー王が誕生して活躍していた5世紀から現在まで生き続けた正真正銘の
「
突き刺した腹からは、
文字通り、嵐の王の鉄槌を加えたのだから直撃してバラバラになるはずが、
散ったのは血肉ではなく美しき花片だった。
△▼△▼△▼△
花となって散った花の魔術師。
白いフード付きローブをまとった銀色の長髪の持ち主。
間違いない。
アーサー王伝説に登場する花の魔術師、マーリンに間違いないだろう。
忌々しい夢魔め。
Fateシリーズではそこまで嫌いわけではなかったが、
実際会ってみるもまあ、酷い。
とにかく酷い。
前世の私には感情はなく、正確には感じることができないが、
感情を真似し、他者の思考回路を理解し、
社会に溶け込んで生きてきた術を知っている私からすれば。
奴の思考回路は一切理解できない。
ざっと言えば同族嫌悪だ。
今でこそ、アルトリアに出会い、
感情らしきものを感じることができた。
今、感じれば感じるほど、あいつが嫌いになってきた。
とはいえ、こいつが出てきたと言うことは。
今、この世界にもあのお方が居るでしょう。
アーサー王
お待たせしました。
この前、シンフォギアのロンゴミニアトと
聖遺物のロンゴミニアトが紛らわしいという意見があったので、
シンフォギアのロンゴミニアトにはルビを付けました。
後にほかの話にもルビを付けようと思います