とある聖槍の人理保存    作:ネシエル

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桜女美井奈《再誕》さん。
毎度ありがとうございます。
くん付けやさん付けなどの口調はあまり覚えていないので
助かりました。


第十四話 血

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 フェイトと響たちが戦闘を終えた直後、マリアたちは病院内にあった必要な全ての設備をエアキャリアに積んで脱出した。

 

 

 これほどの大荷物を積んだヘリをレーダーに探知されない理由は聖遺物、神獣鏡の特性を利用して開発したシステム。

 

 ウィザードリィステルス

 

 機体を不可視とするばかりか、振動、その他シグナルの一切を低減・遮断し、索敵機器の目をくらませる効果がある。

 索敵機器の目をくらませる効果がある。

 

 これを搭載した大型ヘリ、エアキャリアを使い無事に設備を運び出すことに成功し、後にフェイトを迎い、この倉庫に設備と身を潜めた。

 

 

 後処理はいろいろ大変だった。

 主に、フェイトが独断でネフィリムを殺した為、

 最初の計画を台無しにされてしまったこと。

 

 本人曰く貴重な聖遺物を食った割に役に立たないし、もういなくてもよくないとのことだ。

 もういなくてもよくないとのこと。

 

 ネフィリムの心臓は強力なエネルギー増幅器。

 だから、心臓さえあれば別にネフィリムは要らなくないと本人は釈明している。

 別にネフィリムは要らなくないと本人は釈明している。

 

 報告もなく独断で下したことであり、これにはマムもブチ切れたが一応、筋は通っている(?)から許したらしい。

 

 

 厳密に言えば、フェイトの協力は必要不可欠だから水に流しただけだが…

 水に流しただけ。

 

 

 正直言ってフェイトはあんまり信用できない。

 あのイカれているドクターよりも大分マシだか、正直言って五十歩百歩だ。

 

 身を潜めて数日も経っておらず、こちらの居場所を把握したアメリカ兵が襲撃しに来た。

 こちらの居場所を把握したアメリカ兵が襲撃しに来た。

 

 襲来するアメリカ兵に対しフェイトは独断で行ったケジメとしてマムにソロモンの杖を預け、ロンゴミニアドを使い単独で、生身のままで完全武装したアメリカ兵と戦った。

 

 

「さすが、アメリカ。なめていた。

こうも簡単に居場所を特定できるとは」

 

 その結果。

 僅か、数分もしないうちに全員を血祭りにした。

 

 シンフォギアも着けず、生身の状態で複数の訓練されたアメリカ兵をいとも簡単に翻弄し、戦う姿を見たマリアはゾッとした。

 

 

 死の弾丸の中をくぐり抜けて、古びた槍を変幻自在に使いこなし、相手の防弾服ごと串刺しにする姿はまるで、中世の英雄が現代に降臨したようであった。

 

 

 だか、それは空想の話ではなく、地面に散る血の花がこれらは現実だと告げる。

 散る赤い花がこれらは現実だと告げる。

 血は地面と壁を塗り、凄惨な現場を表現している。

 

 当の本人は血が一滴もついておらず、血がついてもよく見える白衣に返り血1つついていないこの事実は彼女の異常な実力を表している。

 血がついてもよく見える白衣のままでも、

 返り血1つもついていないこの事実は彼女の異常な実力を表している。

 

「すぐにここを立ち去ればならない。

 マリア、教授にすぐ……」

 

フェイトの忠告に耳を貸さず、マリアはアメリカ兵を見て痛々しそうに見つめる。

 マリアはアメリカ兵を見て痛々しそうに見つめる。

 

「やめろ、そんなことをするな。

正義を執行しようとしたんだろう。

ならば、こうなることくらい予想できるじゃないか」

 

「分かってる、でも」

 

 マリアは手を握りしめて己を恥じた。

 本来なら、これはマリアの仕事だ。

 世界の敵になることを決めたにも関わらず、迷いが出てきたからだ。

 迷いが出てきたからだ。

 

人が死んだ。

その赤い血が意思を揺さぶっている。

 

「仕方ないよ。

 覚悟を決めたと言っても人はそう簡単には変わらない。

 所詮、君は小娘なんだから。」

 

 

 

 

 

 

 

 

△▼△▼△▼△

 

 

 

 

 

 

 私立リディアン音楽院。

 かつて海を臨む高台に建てられた私立の音楽学校。

 だが、カ・ディンギルの起動に伴って破壊されてしまったのだが、

 

 その後、政府が廃校となっていた学校施設を買い取る事によって新生することとなった。

 

 生徒数は、春の新学期時と比較して6割程度にまで減少したものの、

 混乱は徐々に治まっており、新生活の活気すら漂わせ始めている。

 

 現在、開催されている秋桜祭は、共同作業による連帯感や、共通の想い出を作り上げる事で生徒たちが懐く新生活の戸惑いや不安を解消することを目的に企画されている。

 

 以前の私立リディアン音楽院にはシンフォギア装者の選出、ならびに音楽と生体から得られる様々な実験データの計測といった人道的に褒められたものでない暗い側面を有していたが、それらの機能は現在一時的に凍結し二課の意向により廃止の方向に進んでいる。

 

 

 

「未来は大丈夫かな……」

 

 彼女、立花響もこの私立リディアン音楽院の生徒の一人。

 病院から無事退院した彼女は疎かにしていた学業行事に参加した。

 

 しかし、依然として小日向未来を詳細を掴めておらず、

 不安と恐れを響は抱いている。

 

 

「心配するな、今、二課全体で探している

おっさんを信じろ。」

 

 そんな、彼女を擁護しているのは

 雪音クリス。

 日本人離れした容姿と小柄ながら非常にグラマラスな体を持つ彼女は響と同じシンフォギア奏者である。

 

 初対面は敵であったがルナアタックの事件を期にリディアン音楽院の2回生に編入し、現在は二課の庇護のもとで一人暮らしを始めていた。

 

 

「 うん、ありがとう。クリスちゃんはどう」

 

 クリスはフェイトによって首を絞められて殺されたと翼から聞かれた。

その後、翼と同じく傷がなく何事も無かったが、フェイトから与えられた死の体験が彼女の精神に少なからず傷を与えていた。

 

 

「あー、それは問題ない。 ちっと刺激的な体験をしたが、全然大丈夫だ」

 全然大丈夫で」

 

「そっか」

 

 怯える彼女の足を見てそれを嘘だと響は見抜いたが何も言うことはなかった。

 それを、嘘だと響は見抜いた。

 

「あと、お前はもうシンフォギアを使うな」

 

「え」

 

 

 突如として、ノイズとの戦いに不可欠なシンフォギアを使用を禁止するクリスに対し立花響は戸惑う。

 ただでさえF.IS.やフェイトのような強敵が存在しているのにもかかわらず数少ないシンフォギア奏者を戦闘に参加しないように忠告するクリスに響は驚愕する。

 数少ないシンフォギア奏者を戦闘に参加しないように忠告するクリスに問いだした。

 

「クリスちゃん。何で。」

 

「それは、……」

 

 前はクリスは風鳴司令の言ったことをそのまま、響に伝えようかと迷っていた。

 だが、響は自己犠牲が酷いとクリスは知っていた。その為、伝えようとした。

 伝えようとした。

 

「あ、やっと見つけたのデス」

 

 しかし、その前にクリスは聞き覚えがある声に向かって後ろを向いた。

 

 そこにいたのは、現在二課が総力を出して探しているF.I.S.の構成員のドームでマリアとフェイトと一緒に居た金髪と特徴的な喋り方をした女の子と響を罵倒した黒髪のツインテールの少女の二人がいた。

 

 

 今、二課全体で探しているフィーネの構成員である

 

 

「あたしの名前は暁切歌デス!」

 

「月読調」

 

「あなたたちに決闘を申し込みに来たのデス!」

 

 

 

 

 

 

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