アイリスフィール「八咫の烏の銃声を聞け」切嗣「ヒェッ」 作:テムテムLvMAX
願いを叶える万能の願望器『聖杯』を巡って七騎の英霊たちが繰り広げるバトルロイヤル
──聖杯戦争
僕はそれに勝利するためにアインツベルンに雇われた傭兵
──衛宮切嗣
裏に詳しい人間からは魔術師殺しなんて言われているが否定はしない、今回の聖杯戦争は日本で行われる事になりアインツベルンが用意した日本の拠点施設で戦争の準備をしている。
……同行者はアイリスフィール・フォン・アインツベルン、僕の妻、アインツベルンのホムンクルス。彼女は人間で言うならまだ幼い子供程の年数しか生きていない、造られた生命である彼女は魔力や魔術に優れはしているが何もかもが不安定だ、それでも僕と共に聖杯戦争に参加してくれる、貴重な戦力であり絶対に守るべき対象だ。
守るべき対象、うん、そのはずだ、いや、でも……どこで間違えたかなぁ
「イリア、マグナムはこう持つ」
「うんうん」
「ショットガンはこう構えろ」
「お、重い〜っ!」
「マシンガンはこのように操れ」
「え? 何その動き、こわ」
なんでそんな元気に銃弾ばら撒いているんだアイリ! やめなさい! 体に障る! というか僕みたいに死んだ目付きしないで!
いやなんで飛び上がりながら空中で回転してマシンガンが撃てるんだ!? 魔術か! 魔術なのか?! そんな使い方見たことないよ!
「あ、アイリ……あの」
「切嗣か、首尾はどうだった?」
「え? あ、うん、良かったよ、でもこの火薬臭い所では落ち着いて話もできないかな」
「あぁ気にするな、この匂いは我らの戦場の常だろう?」
そんな言われましても常にドンパチしてませんやん! 言葉遣いもいつの間に日本に染まったのか、いや日本はこんな過激なこと言わないけど、なんだろうな……一体なんの影響を受けたんだ?
「さて、舞弥」
「ハッ頭領、どのようなご要件で」
マイヤァァァァッ!? 頭領?! 頭領is何!? そんな忍者みたいにスッ……と出てこないで! アサシンだっけ君!? 気配が1ミリも感じられなかったけど?! もう切嗣泣いちゃうよ!?
「例の物はどうか?」
「は、予定より多く」
「重畳だな、早速見せてくれ」
「ここにありまする」
何だこの主従、僕より凄まじい上下関係作ってるじゃん! いや良いよ、悪くない、悪いとは言わない、でもなんだかなぁ!
えっ舞弥さんそれなんですかアタッシュケースに詰め込まれた拳銃、見たことない形なんだが?
「ふふっ出来たか、『八咫烏』早速身につけてみるか」
「……お似合いです、頭領」
「切嗣、どう思う?」
──目の前にいたのは右太もものホルスターに拳銃を大量に着けて、腰に巻いた布は左足を覆っていて左足に装着した手榴弾の目隠しなんだろうな、胴体は多分プレートアーマー、いつもの長い髪はバッサリショートにしてイメチェンしたのかな。あと全体的に露出が多い、肩出てるしズボンはホットパンツもいいとこだ。
総評、エッチすぎます! だめ!
「うん。凄く綺麗だよ、アイリ」
「……フッそうか、ではしばらくはこのままでいいか」
ダメに決まってんだろ早く服を着ろ、コートもあるぞ、着ろ、窓の外は銀世界だぞ、雪積もる程に寒いんだぞ?