お気に入り登録が増えているのに・・・これからも応援をお願いします!
それから自分はのびのびとイルシオンを回っていた、まずは邪竜を信仰している教会に向っていた。そこでは2年前からの付き合いでこの国に来た際には必ず向かうところだ。
これから向かう教会は孤児院としても機能しておりそこに自分は多くの食料など持ってきては喜ばれた。子供達を喜ばせる為に甘い食べ物などや果実などの作り方や栽培を頑張ったな。
だからなのか余計にこの国で英雄扱いされているけどそこは気にしないでおこう。ついでに今回もそれなりに集めてきている。
自分は教会の前の扉で自分の事がお気に入りしているのかよく話しかけてくる女の子が元気そうにしているなと思いながら扉を開けた。
「マロンちゃんにみんな、元気だった!」
そう言いながら扉を開けたら子供たちが一斉にお兄ちゃんだと言って集まってきた。本当に元気そうでなりよりだと思っているとやはり一番最初に声を掛けてきたのはマロンちゃんだった。
「もちろん、僕はこの通りに元気だったよ。でもエメラルドお兄ちゃん、遅いよ。僕たちのことを忘れちゃたのかなと思っていたよ」
「そんなことないさ、どうしても時間が無くて来れない期間が長くてごめんね。それにしてもみんなも大きくなってきたね、お兄ちゃんは嬉しいよ」
本当に無事にここまで大きくなってくれて本当に嬉しいよ。最初に出会った時は本当に危ない状況だったから余計にそう感じる。
ここの孤児院を任されているシスターさんに挨拶をした後に多くの食料を上げた上で今は調理をしていた。料理は昔から好きだったので色んな料理を作れる。
貴族となってからも作るほどでみんなから美味しいと評価をされているのは嬉しいけどアンバーにラピスは自分のほうが上手いからやって欲しいとずっと言われている。
それは逆に言えば美味しいの証拠になるけどだからと言っても毎日はキツイからこちらは貴族の仕事に騎士の仕事もしているだから。そう考えて作っているとマロンが自分に話しかけてきた。
「ねえねぇ、エメラルドお兄ちゃんはどれぐらい滞在してくれるの。出来ればずっといて欲しいな」
「出来る限りだけどここに居ようとしているよ。それでも三日間ぐらいになってしまうけど、ごめんねマロンちゃん」
もう、いつも全然滞在してくれないじゃんとほっぺを膨らませて怒っていた。ごめんごめんと頭を撫でて上げると嬉しそうにしながらもほっぺを必死に膨らませようとして面白い事になっている。
本当に子供と戯れるのは楽しいかなと思いながら料理を作り終えた。みんなでその日の夜は食事をとった、その後は子供たちから遊んでといろんな子達に言われて流されるままに遊んであげた。
こんなことを毎日するシスターは本当に凄い人だなと改めてそう感じた。そこから三日間は子供たちの遊び相手になりながら孤児院で壊れかけている場所などの修理をしていた。
出来る限りに節約はしたいからな、できる事であればラピスがこの場にいてくれたらどれだけ助かっただろう。彼女はこんな事に関しては真面目に天才だから頼りになる。いつも彼女と一緒に作業をしても自分の方が遅い上に完成度もラピスの方が上なのだ。
自分は戦闘と内政しか勝てない男ですよ、絶対にラピスの方がモテるよな。なんかそう考えると悲しくなってきたので考えるのを辞めて作業に集中した。
修理も終えて一段落して子供たちの遊び相手になりその後は作物の状態など確認していた。こちらも孤児院の食料源にもなりそして資金源でもあるので重要な事であった。
無論のことこちらの方も問題はなくてとりあえず落ち着いてきたかなと一安心した。するとシスターがここで気になる情報をくれたのである、なんでもソルム王国の国境付近で大規模な盗賊集団が発生したらしい。
自分はそれは困るなと考えた、イルシオンとソルム王国の国境付近はイルシオンの中でも多くの作物や温泉街も存在しており無視する事はできない情報であり、一度だけこの目で現状を見ておく必要があると判断した。
なんかイルシオン王国に滞在期間が長い気がするけどそれは厳重で帰るのに苦労しましたと嘘を言うしかないかと諦めた。まあ、イルシオン王国に関しては一応、調べてはいるから嘘でもないけど嘘に近いことでもある。
とりあえず向かう先は決まったので今から二日後には旅立つかと考えた。その後は子供たちの世話をして二日間は過ごした後に自分はイルシオンの南にソルム王国の国境付近に向けて出発した。
するとここでシスターが自分に提案してきたのである、その内容はマロンを南の調査をする時だけでも一緒に同行させて挙げられませんかとお願いをしてきたのであった。
もちろん危険な旅になるかもしれないけどそれでもマロンちゃんは自分と一緒に行きたいと言っていると言うのだ。自分は考えた、でも確かにマロンちゃんがどこまで強くなったのかも知りたいと考えていた。
一人でこの孤児院から出ても良いようにいろんな知識を教えていた、他の孤児院の子供たちにも教えていたけど中でもマロンちゃんは飛び抜けて天才だった。
特に戦闘面では他の王宮兵と劣らないほどに強くなっていた、後は実戦でその強さを磨かないと成長しないほどに強くなっていた。とは言えこんな歳で戦場に出てほしくないのが本心だけど。
しかし、この情勢でいつ何か起きるか分からない以上は出来る限りに経験をさせたほうが良い。自分が近くにいる時は守ってあげる事もできるからな。
総合的に一緒に同行させるのは賛成かなと感じて素直にシスターの提案を受け入れるのだった。そうしてマロンちゃんと二人旅が始まった、マロンちゃんはとても楽しそうにして一緒に歩いていた。
お散歩気分で歩いているのは見て理解できている、本当に戦いも起きずにお散歩で終えたら良いのだけど。そんなに甘くはないよなと諦めていた。それにしてもここ数年は世界中通して治安が悪化している。自分が治めている領土やイルシオンでは治安は比較的に良い方だが他は良くない傾向だ。
そのような事も含めてまずは温泉街に泊まって情報を集めよう、それに自分の領土で温泉街を作れたのもこれから向かう温泉街にその恩人がいるのだ。その御礼も含めて挨拶しに向かおうとした。
本当にここの温泉街の宿屋夫婦には助けられたからな、それにそこの娘さんにもお世話になった事もあるからな・・・アイビーから逃げる時などにロサードと協力してくれた。
そのような事も考えながら自分とマロンちゃんは無事に目的していた温泉街に到着した。流石に長い歴史を持っている温泉街だけにあった賑わいを見せていた。
いずれ自分の領土にある温泉街もこの様に賑わいをさせたいなと感じながら街を見て回ることにした。するとマロンちゃんも嬉しそうに賛成してくれた。
マロンちゃんが饅頭を食べたいというので饅頭を買って二人で食べていた。それ以外もこの地には美味しい地元ならではの食べ物を食べながら歩いていた、温泉の煙などで辺りは生暖かい状態になっておりここが雪国とは思えない程であった。
だからかも知れないがこの地は昔から治安が良くなく野盗などが多くいたが自分がこの地に滞在して存在していた野盗や山賊などを全滅させた。
その後は自分がいなくなっても治安が悪くならない様に街の自衛団を作り上げて自分が鍛え上げた。だからかなそこらへんの軍隊よりも実力があるという悲しいのか嬉しいのかわからない事態になった。
長い滞在機関のせいで一部の人たちには自分の正体がバレてしまったが恩人が不利になることはしませんと黙ってくれたのであった。
本当に素晴らしい場所だよと思ってゆっくりとしていると遠くから聞き覚えがある声が聴こえてきた、自分はもしかしてと思いで振り返るとそこには自分の予想通りの人がそこにいたのである。
「ブ・・エメラルドさんー!久しぶりです、元気そうでなりよりです。どうでしょうか、私の親が経営している宿に休むのは・・・ところで隣にいる子は誰ですか」
「どうも初めまして、僕はマロンと言ってお兄ちゃんとは昔からの仲なんだよ」
そこまで昔からの付き合いではないよねと思っているとマロンちゃんは笑みを浮かべて自分の肩を掴んできた。すると自分に声をかけてきた、ゴルドマリーはなら私もと言ってマロンちゃんの逆側の肩を掴んでマロンちゃんから離そうとしてきた。
マロンちゃんもそれを感じたのか力を入れてきた、それに対抗するようにゴルドマリーも負けじと力を入れたけど痛い痛いから止めてくれ、真面目に痛いから。
その後はお互いにそのような綱引き状態がしばらく続いてゴルドマリーの親が自分を見つけてようやく終わりを迎えた。
その流れでお詫びとして温泉宿に泊めてくれることになったが悪いですよと伝えると娘も喜ぶし恩人ですから気にしないでくださいと言われてので言葉に甘えてゴルドマリーの親が運営している温泉宿に向かうのだった。