クッソ手先が不器用なので、技巧に極振りしようと思います!   作:名無しの権左衛門

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読みやすさのため、原作よりの書き方をしてみました。
少し感情表現が乏しいと思います。そこは、頑張ります。


技巧特化と新規登録

「おおん、なんで皆小豆をお箸でつかめるの?」

握り箸でシードラムを作るように言われた山口蓮人。

学芸会でやる民族的ななんかをやるからと指示されて、断れないから引き受けてしまった。

手で触ると腐りやすくなるということで、家庭科室にあるアルコール消毒された菜箸で一粒ずつ

移動させている。

 

「やぁっと終わった……」

彼は1時間で作業を終わらせると、さっさと片づけをする。

 

「おーい蓮人。帰ったらNew World Onlineしようぜー」

「うげっ、今終わったばっかだよ?」

蓮人は友人である床西颯からついついフレンドギフトを受け取ってしまい、

はやりのVRMMOをする事を約束してしまった。

なんでも最近これがトレンドらしい。

 

「帰ったら即! 起動しろよ! 最近中学受験で忙しかったろ?」

「ちゃんと受かってるから。安心してよもー」

すでに合格している颯に気遣われる蓮人は、ため息をつきながら帰路につく。

最新のVR機はなかなか高価だが、半導体や希少資源を使わない優れもの。

パソコンより安いので手に入れやすい。

 

「宿題はないし、今日は颯に言われた通りにやるかぁ」

色々とこねくり回してヘルメット型の機材を頭にはめて、キャラ設定をするようだ。

 

「なにこのプレミアムギフト用初回限定盤10名樣先着って」

謎の文句を許諾してキャラ設定に移っていく。

普段なら男性として登録して肉体の特徴なども簡単にコピーされる。

しかしその特典を使うと、何やらおかしい。

 

「は!? なんで性別逆転してんの!?」

10名様限定の特典の一部は、現在の身体特徴を基にして性別を反転させ違和感なくさせるものだった。

本当は性自認の問題点があるが、もともとこのゲームは13歳以上のPvP要素もあるもの。

これくらいの羽目を外せばできることだった。

 

「名前ぇ? 外見は後でいいや。 名前は、そうだなぁ……ハス? ロータス?」

ネットリテラシーを考慮しつつ、パパっと入力したら次は武器を選択する。

 

「武器? うーん。いくらゲームでも切るのはちょっとなぁ。弓……弓くらいなら別に……

そういや中学校は弓道部あったなぁ。まあ、いいや」

そこで魔法にしないバカさもあるけれど、それはひとえにヘルプでみた内容で決めたのだ。

 

「なるほど弓は技巧が大切なのか。器用さとかねぇ。これがあれば、感覚掴めるし

なんなら小豆マスターにもなれるはず!」

そんなことしなくても、入れ物を逆さにして容器に移し替えればいいんだが?

おかしな発想で、技巧に全振りとともに弓と矢を設定する。

 

因みに矢ではなく短刀等のサブ武装を選べばよかったのだが、矢にしてしまったのが後々響いてくる。

そもそも矢は武器ではなく道具である。なぜこんなところに矢があるのかというと、単純に設定ミスだ。

というか10名限定特典のバグの一つである。

 

このゲームは火力至上主義が多いので、魔法や刀、メイス、斧、速さを生かした手数等でプレイする人が多い。

こんなちまちましたもので一つずつ射貫くということはしない。

 

 

「能力は技巧のDEX? に振る!」

なお速度・体力・防御・攻撃や魔力も皆無なでくの坊になってしまう。

普通はあり得ない。さらに言えば、このゲームの弓矢にDEXは必要ない。

回避に必要なAGIと矢の威力と速度を上げるATKがいる。それがないということは、残念なことが起こってしまうだろう。

 

 

「えーと、身長と体重、体は変えられないっていいつつなんか変な項目あるよね。

髪の毛伸ばすのか。まあ、邪魔だったら切れるだろうし、やってみるかね。

見た目完全なおこちゃまだし」

性別が転換してしまったので、仕方なしに女の子を楽しむことにしたようだ。

そこで髪が長いというのはどんなことになるのかということで、髪の毛を長くしている。

妖怪鬼婆もかくやというくらい長くなった。まさか目まで隠れるくらいに長くなるとは思いもよらなかったようだ。

 

「……これ、面白そうだな。よし、胸大きくして実質体重をマイナスにしてやろうっと!」

特典の一つ。男性でいえば、見た目筋肉の増加と同じことで重心が若干移動する。

あまりよろしくないことだが、実質体重が変化した場合得することが多いゲームは結構ある。

 

「ちょっと重心が……こんなもんかな?」

どう見ても二次元キャラになってしまったが、ゲームなので気にしない気にしない。

 

「これで準備完了! わっふー! ちょっとまって、声がかわいい!?」

こうして蓮人改めロータスは、光に包まれていく。

女の子になったために出た声は、甘くかわいい声のようで。

真っ暗な視界が明けた先にあるのは、多くのプレイヤーでにぎわう城下町の広場だった。

 

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