クッソ手先が不器用なので、技巧に極振りしようと思います!   作:名無しの権左衛門

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技巧特化とダンジョン攻略

 

「ここかぁ」

念のためポーションを買い込み、掲示板で情報をかき集めた。

彼は風の妖精”シルフィード”の迷宮に挑戦しようと、ほぼマップ端の場所に来た。

ここへ来るには、AGI0で5日かかってしまうが、以前素材を売ったおかげで馬車の運賃を払うことができたのだ。

もちろん運賃の計算も、ネット上にある。おかげで、現状の資金であれば2日以内で到着できるとのこと。

 

到着したのは、険しい山々と厳しい風。

いわゆるノックバック効果のあるダンジョンだ。ここを超えれば、ダンジョンボスと戦うことができる。

 

道をふさぐ敵はバグズボマーのみ。ちなみに爆発テントウムシの上位版である。

そのため、界隈では希少素材として、多く取引されていることを彼は全く知らない。

 

「ノックバックの耐性はないよなぁ、そりゃそうか」

そらそうだ。そんなものあったら、重量級のモンスターや耐久型のプレイヤーを動かせられないし、ヒーラーの範囲回復魔法の範囲から外すという戦術もできない。

 

ロータスは迷宮といわれるが、ノックバック効果でうまく進めないだけの回廊を進んだ。

【狙撃】や【偏差射撃】、いろんなスキルを使っていく。

スキルを使用するとき、MPを使うが称号のようなスキルによって、INTが底上げされている。

おかげで、一撃必殺が多い。

 

そうして、最奥部まで進出できた。

 

最奥部は何らかの宮殿のようで、前人未到の場所のように思えた。

それもそのはず、この場所は力やAGIではなくDEXで捌いていく場所なのだから。

 

 

「おおお……あれが、シルフィード」

風の妖精というように、半透明の風として出現する。

その存在が出現したら、3分以内に撃破できるよう頑張る。

別に撃破できなくても、HPが0になっても死なないのだから余裕で撃破できるはず。

しかしその検証を行っていないので、自分以外の何かつまり想定外で死ぬかもしれない。

 

おかげでいい感じの緊張感をもってその場で、戦うことを選択できている。

 

「【弾幕】【サテライトアロー】!」

使用した矢以上のものが、弾幕として周囲を襲う。その矢は爆破・麻痺・毒のもの。

まさかの面攻撃にAIが反応しきれず、行動を止める。

そうして、確実に1を与え、なおかつ爆破と毒・麻痺にさらされる妖精は蒸発してしまった。

 

「め、目が痛い」

【サテライトアロー】は、光の線で攻撃するためきらきら光って見づらいのだ。

しかも弾幕で滅茶苦茶増える。視界不明瞭もいいところだった。

それでも何かが出現した音が、目の前から聞こえてきたのでスキルが終わった後そこへ行くことに。

 

経験値を得てステータスを振りながら、宮殿の場所までくる。

宮殿は厳かで何かを祭っていたのだろうか。

ギリシャ神殿めいた建築法で、神話を見ているかのようだ。

彼はこの光景に心躍る。

 

しばらく歩いていくと台座が見えてくる。

そこには大きな宝箱があり、掲示板でもあったユニークシリーズという唯一無二の存在を入手できるのではないかと

期待に胸を膨らませるのだった。

 

「ふふふ、今回は発想の勝利ってことで、いざオープン!」

 

『シルフィードの弓』【DEX+30】【破壊変化】スキルスロット空欄

『大鵬の鎧』【DEX+15】【破壊変化】スキルスロット空欄

『満月の光』【DEX+20】【再装填】最大本数100 

 

『スキル【レーザービーム】を入手しました』

『スキル【風の子】を入手しました』

『スキル【風の妖精】を入手しました』

 

「やべぇ、完全にロータス専用じゃんか。戻ってからみよう!」

プレイヤーキルがあるゲームなので、さっそく馬車を使って近くの町に戻る。

そして宿屋で完全個室を取って、その中で様々な確認をする。

 

 

【破壊変化】装備が破壊されるたびに相手に合わせて変化する。

【再装填】矢がなくなるたびに最大本数まで増える。

 

【レーザービーム】効果:満月の光を使用した数で、威力・有効射程・貫通・

            ノックバックなどの能力が決まる。

         条件:シルフィードの撃破。DEXが100以上。

            弓矢の使用率100%

【風の子】効果:ノックバック効果を無効化する。

        また悪天候のデバフを無効化する。

     条件:シルフィードの撃破。4分以内撃破。

        AGIを参照にした規定時間内の宮殿到達

【風の妖精】効果:空中を走れる。条件:シルフィードの撃破。DEXかAGI100以上。ノックバック効果無効可能スキル取得。

 

「これなら次あるというイベントも簡単にいけそうだなぁ。じゃあ、この装備を着装!」

宿の中でそれらを着飾ると、ロータスは白い光に包まれる。

しかし矢と一体化しているのを忘れているため、部屋に置かれている姿見を見ても

自分の姿を確認できないのだ!

 

「あ、解除しないと」

こうして解除するとようやく自分の姿を確認できる。

そこに映っていたのは、銀髪鏡眼超ロングヘア目隠れロリ巨乳に、

なぜか男子が好きそうなエルフっぽい服が反映されていた。

 

つまるところ、鎧というには薄くてミニスカというわけだ。

なお靴装備や腕装備はないが、セット効果ということで特別に似合いそうな服装

が描写されている。

それもまあハイニーソックスとロングブーツという現実では洗濯が面倒そうな

ものだ。

 

弓は初心者の弓と変わりがない。破壊されたら変化するため、一度壊れてもらう必要がある。

 

「へぇ、中々凝ってるじゃん。次は何しようかな……」

 

 

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