ジムかん。(トレセン学園内ジムの管理人の話。   作:なっぞのひと

79 / 80
今回は短めです


70.仕方ないね。

トーセンジョーダンとハカタコマチに料理を提供した後、流は。

 

「管理人さんはもうちょっと相手のことを考えて喋りましょうよ。」

 

「別に悪い事は言ってないしむしろ褒めていた位ですが。」

 

「それなら、もうちょっと良い方があると思います。何を言ったかはジョーダンさんは詳しい事は聞かない方が良いって言うから知らないですけど。」

 

補食を取りにきたヴィブロスに発言を詰められていた。

 

「いや、わたしはただカフェに2、3日風呂に…」

 

「ヴィブロスの前でというか学園でそんな発言すんじゃねえよ、あんたは。」

 

蒸し鶏を切りながらとんでもない発言をする流に彼女のトレーナーである龍波が突っ込んだ。

 

「コーヒーは生鮮食品ですからね、衛生的にあまり良くありませんね。」

 

「そうじゃねえだろってか、会話が成立してねえ…にしても、美味いなこのパスタ。」

 

「人間性と料理の腕は必ずしも比例しませんからね。」

 

「ああ、そうだろうよ。」

 

ヴィブロスとお揃いで作ってもらったバジルと空芯菜を使った緑色のソースがかかったパスタをフォークで器用に巻きながら食べていた。

 

 金髪のチャラ男見たいな外見でありながら、見かけによらず行儀が良いと言うか作法は確りしていた。

 

「ちゃんとフォーク使えるんですね、流石中央のトレーナーさん。私は箸でズルズル啜りながらかき込むのが好きですけど。」

 

「イタリア人にぶん殴られるぞあんた。」

 

「流石に人前ではやりませんよ。でも、子供の頃タイでフランスのウマ娘の前でパッタイというタイの麺料理を啜ったら、凄え嫌な顔されましたからね。」

 

「そりゃ当然だろうよ、というかアンタバリスタだからマナーはよく勉強しただろ。」

 

「知ってても面倒くさいですから、彼女はこうした方が美味しいと食べ方を見せてくれました。」

 

ちなみに言われたのはこうだ。

 

« En plus de ce français grossier digne de la Légion, leurs manières à table laissent à désirer… On dirait vraiment des barbares. »

 

「そのとおりに食べたら、たしかに美味いは美味いのですが途中からめんどくさくなったので結局啜りながら食べました、物凄いしかめっ面をしていたのが印象的でしたね。」

 

「そりゃそうだろ。」

 

「まあそうですよね」

 

二人のやり取りを見ていたヴィブロスが少し考えながら。

 

「この前お姉ちゃんに、管理人さんの事を話したら、最初は優しく聞いてくれいたんですけど、管理人さんの名前を聞いた途端、あの男は危険だから、一人で近づいちゃだめって言われたんですけど、管理人さんはそういう人には見えないなって。」

 

「自分で言うのもなんですが、顔の傷、結構目だちますからね。」

 

「顔のことじゃなくて、ヴィブロスの姉貴はキックボクシングやってるから、そのせいじゃないのか?その関係者と戦ってるとか。」

 

「ふむ、ヴィブロスさんのお姉さんとは面識は…何年か前に試合でKO勝ちしたときにリングサイドでガン飛ばしてきたウマ娘がいてガン飛ばし返したら、泣きそうな顔で相手の彼女の後ろに隠れてったウマ娘がヴィブロスさんの面影があったような?」

 

「たぶんお姉ちゃんです。」

 

「なるほど、それは悪いことを、私もまだ未成年で試合直後で興奮していましたから、と言うことは彼の生徒さんだったのでしょうか。」

 

「はい、お姉ちゃんはコーチと彼女さんに可愛がられてたので。」

 

「それなら、気持ちもわかりますし、悪いことしてしまいましたね。彼とは別に険悪では無いんですけどね、私のジムにキッズクラスを連れて合同練習にきたり、私の仕事先にコーヒー飲みに来ていましたから。」

 

「それは仲良しじゃないですか、お姉ちゃんも今は勝負の世界の話ってわかっていると思うのでその点は大丈夫だと思います。」

 

「そうですか、なら気にしなくて良さそうですね。デザートに空芯菜のスムージーをどぞ」

 

「あ、ハイ」

 

捕食を食べ終えたヴィブロスと龍波はそのまま、帰っていった。

 

あと入れ違いできた、たづなさんに流はすっげえ詰められた。




何時もありがとうございます。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。