ISに乗れるらしいので欲望のまま使い倒したいと思います 作:ラウラペロペロ部部長
「面倒臭い……」
放課後、職員室へ向かう道すがら呟く。昨日の一件の後、織斑先生に明日の放課後に職員室へ来いと呼び出されたのだ。つまり、今である。
まぁ、呼び出された理由は分かる。十中八九ラウラとの関係のことだろう。
「俺だって好き好んでこんなことをしてるわけじゃないんだよなぁ……」
俺だって、そりゃあ番なんだからラウラとイチャイチャしたいと思うし、滅茶苦茶甘やかしたいし、貪りたいよ。伊達に一度性犯罪者になりかけた訳じゃないのだよ……これラウラにも当て嵌まるな。やだ俺達ってば似た者番!?
教師達が立場を明らかにしてくれて、その立場が俺の……ラウラの味方だったのなら今すぐにでも自室に帰ってラウラを抱きしめて眠りたいくらいだ。
はぁ……ただでさえ、最近はラウラの幻覚と幻聴を患っているのに面談なんぞして、俺に未練を思い出させないでくれよ織斑先生……まぁ、教師としての仕事だろうから面と向かって文句を言う気は無いけども。
「……着いちった」
パッと見は他の教室と同じ扉だが、ここが職員室と知っていれば謎の威圧感を感じる。精神的には75歳になっても職員室が怖いってヤバい気がする……まぁ、今は17歳だから問題ないな!
「はい、現実逃避終わり、失礼しまーす」
こんな所でウダウダしていても何にもならないので大人しく職員室に入る。この感じ、相棒と無断で飛行した後に呼び出された教官室を思い出すぜ……前世から碌な事して無いなぁ、俺。
「お、来たか」
「はい、来ましたよ」
中に入ると織斑先生が出迎えてくれた。嬉しくない出迎えだなぁ、と思いつつ織斑先生に連れられて職員室の中にある生活指導室的な場所に入る。絶対に逃さないという意思を感じる。
先に座った織斑先生に促されて席に座る。この話が始まる前のちょっとピリピリする時間が嫌いだ。軍人時代も月に1回は呼び出されてたから……ちょっと手の震えが止まらないぜ。
「さてと……前置き無しで始めようか、この後ラウラとの面談もあるからな」
「うぃっす」
何故長引く可能性のある面談に時間制限を設けたのだろうか……ちょっと文句言いたくなってきたけど、さっき文句を言わないと誓ったので我慢する。75歳だからね、我慢出来――て無かったなぁ(性犯罪未遂)。
「……なんとなくは分かっているが、一応聞こう。なぜラウラを避ける」
「それがラウラにとって良い事だからです」
織斑先生の目を見て答える。この人本当に30そこら? 絶対にその年齢が出しちゃいけない威圧感だぞ。
「確かに、お前と関わらない事はラウラにとって良い事ではあるだろう……」
そう言って織斑先生は溜息を吐く。明らかに呆れていると解るその仕草に思わずイラっとした。恋人も出来た事が無い(一夏情報)拗らせ女が高校生の恋愛事情に首を突っ込んだ挙句、呆れる権利は無いと思うの。
「そうだな、1つアドバイスだ。私は経験上、放り投げて良くなったことは無い」
「……放り投げてなんかいませんよ。これは、俺なりに考えた結果の――」
「ラウラにとって良い事と言い訳して、現実から目を背けているのは誰だ? この状況で放り投げていないと?」
……痛い所を突いて来る。現実から逃れているのは事実だ、格納庫に潜んでいる所とか本当に逃げてると思うし。
こちらを鋭い目線で射貫く織斑先生から目を逸らして、口を開く。
「……いいえ」
「自覚があるのにそれか……やはり、お前はなんとも捻くれた破綻者だ」
ちょっと反論できないですね……クソがよ、教育委員会に訴えてやろうかこの女。
……図星だからって脳内で悪口言うのは駄目だな、ちょっと熱くなってた、反省しよう。
「傍から見れば恋人一筋、だが実際には極度の自己中心的な考えを持つ破綻者……だから、ラウラの気持ちを考慮しない。かと思えば、その自己中心的な考えよりもラウラを優先させることがある……哲学者でももう少しマトモな事を考えるぞ」
「少なくとも夢野久作よりはマトモな思考だと思いますよ」
「私からすれば、勝るとも劣らないと思うがな」
それにしてもお前は博識だな、と笑われる。昔、日本に居た頃に読んだんですよ、ドグマ・マグラ。中身58歳じゃなかったら真面目に精神おかしくなってたかもしれない。まぁ、俺の精神はおかしくなってないんだけどな。
つまり素でこれなわけだ。そっちの方が問題な気がする。
「……後押しになるか解らないが。我々教師はお前
それは頼もしい……なら素を出して良いかもしれない。俺だってラウラが大好きだから色んな欲がある。今までは我慢してたけども、つまりこれからは我慢しなくて良いという事かもしれない。
「……つまり、我慢しなくても良いと?」
「不純異性交遊は――ヤらなければ見逃してやろう」
俺の勝利である(大本営発表)。とはいえ、ラウラの意見を聞くべきだけども。
「教師としてその発言は3アウトでは?」
「今の私は元ドイツ軍教官の織斑千冬だから問題ないな」
ケタケタと笑う織斑先生は、なるほど確かに30そこらの若造で間違いないだろうと俺に思わせる。これで彼氏が居ないって世界のバグだろバグ。
「さて、そろそろラウラとの面談の時間だ……最後に、お前のやるべき事は分かるな?」
「やるべき事なんて知りませんが、やりたい事は決めました」
「ならば良し、ほら、サッサと
織斑先生に促されて、俺は部屋から退出した。
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もしかしなくても八重之は麻薬なのではないか。妙に元気な様子で面談に来たラウラを見て千冬はそう考えた。なんせ、昨日までは砂の一粒が当たれば粉微塵になりそうな様相だったラウラが、今は元気いっぱいである。
ただ、濁ったその瞳は据え置きだ。
「では、面談を始めるとしようか。では最初に……あの時八重之に何をしようとしていた?」
「八雲をグチャグチャドロドロにしてバチボコに抱こうとしました」
今この瞬間、どこぞの黒ウサギ隊の副隊長が後々世界最強にシバかれる事が確定した。幸いにも八重之はアレを気にしていない様子だから不問とするか、そう現実から目を背けて千冬は続ける。
「アイツは今度〆るとして……これからどうするつもりだ?」
「……八雲と、話し合いがしたいです」
「ならば良し、さっさと八重之の部屋に行って来い!」
「は――え、終わり、でしょうか……?」
余りにも拍子抜けで驚いています、そんな感情が透けて見える表情で言うラウラ。正直なところ、6時間コースは覚悟して居たし、終わった後に説教部屋に入れられることも覚悟していた。
それが5分どころか1分ちょっとで終わったのだからそれもそうであろう。
そんな感じで驚いているラウラに対して、千冬は肯定の意を示す。
「ああ、これで終わりだ、だからさっさと行け」
「はっ、はい! ありがとうございました織斑先生!」
脱兎の如く駆けだしたラウラを見送ってから生活指導室から出た千冬が、自身のデスクで仕事をしている真耶を飲みに誘ったのは言うまでもない。
ラウラは
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可愛い
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美しい
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両方