ISに乗れるらしいので欲望のまま使い倒したいと思います 作:ラウラペロペロ部部長
「学年別タッグマッチ?」
「ああ、本来は個人戦だったらしいが最近のトラブルの多さを鑑みてタッグマッチになったらしい」
「ちょっと説明する場所がズレてる気がしなくも無いけど……なるほど」
この後に続くのは「一緒に出ないか?」とかだろう。もちろん言われなくても言われても俺はラウラと組むんだけどもね。断られたら腕へし折って棄権する。
そんな物騒なことを考えている俺の思考を当然のように読んだのだろう。ラウラはフフン! といった感じのドヤ顔で言う。
「当たり前だが、八雲は既に私とタッグを登録済みだ」
「予想を超えて来たか~……よく申請通ったな」
「織斑先生を脅迫したからな」
草生える――いや、生えないが? なぁに世界最強に喧嘩売るどころか脅迫してんのうちの番は? 別に俺としては世界を相手に戦争をしても良いんだけど世界最強は真正面からやり合いたくないよ??
「ち、ちなみにどうやって脅迫したんだ?」
「申請を通さなかったら私と八雲の馴れ初めから現在までを惚気ると脅した」
「ごめんやっぱ草」
教え子の惚気話をガチで嫌がるんじゃないよ大の大人がさぁ。まぁ、割と真面目にあの年齢で彼氏も居なさそうなのは同情する。今の時代、若いうちに結婚するべき古い価値観なのかもしれないけど……せめて恋愛は若いうちに経験しておくべきだとは思う。割と冗談抜きで世界観が変わるからな。
ソースは相棒。俺は精神年齢約70歳までロクに恋愛をしなかった負け組だから……ね。
ちょっと悲しくなって来たな。
「――嫌だったか?」
「何故? 滅茶苦茶嬉しいが??」
「そうか、なら良かった」
感情的には番と組めて嬉しいし、競技的にもラウラと組めて嬉しいのは当たり前だ。
そもそも俺のISはラウラのISとの同時運用を前提に作られた機体の改造品。本来
当然だが、無理矢理出来るようにした運用よりも本来の運用の方が良いに決まっている。このタッグマッチ……俺達の勝ち――
「あ――」
「ん、どうした八雲?」
「い、いや、なんでもない」
忘れていた。タッグマッチと言えばラウラの暴走イベントだ。正しくはラウラというよりかはシュヴァルツェア・レーゲンの暴走……更に、詳しく言うと
だが、あれは敗北の危機に瀕して弱ったラウラの心に付け込んで発動するシステムだ。俺とラウラが組めば負けることは無いため発動することは無いだろう。
まぁ、念のためレーゲンを診ておくべきではあるだろうが。そこまで危機に思う必要は無い。
「ああ、なんでもない――旨いなこの焼き魚」
「――――そうだろう? 新しい焼き方を試してみたんだ」
一瞬だけ嫌な雰囲気になりかけた昼食は、再び緩やかな雰囲気に戻る。番と食う飯はやっぱり最高に美味い。
ふっくらと炊かれた米に、焼き魚を乗せて食べる。うん、前世でコメを食わなかったことを後悔するくらい美味しい。ラウラの料理が上手なんだな、分かるよ。
俺が一口ごとに幸せな顔をしているのを見て、ラウラも微笑みながら昼食を口に運ぶ。本当なら毎日朝昼晩とこんな幸せな時間を過ごせていたはずなのに……あの行き遅れ教師はさぁ。
まぁ、シャルロットが食堂派だから今でも朝昼晩基本的に一緒に食べてるんだけどね。でも一緒に寝たり起きたりゲームしたりテレビ見たりできないからやっぱりゴミ。
「ふふっ、本当に美味しそうに食べるな?」
「そりゃァ美味しいからな。ラウラの手料理ってだけでアフロディテを見たかってくらい嬉しいのにそれが世界で一番美味しいんだから最高だ」
「そうか……やった」
まぁ、ラウラはアフロディテなんかよりも遥かに可愛いし美しいからこの表現ですら生温いんだよな。ブリッツにラウラモチーフのエンブレムでも描こうかな? 前世でも相棒の嫁さんをモデルにしたエンブレム描いてたし。
エスコン6でもやってたはずだ。やってたパイロットはナレ死してたけど。
それはそうとして小さな声でやったっていうラウラ可愛いね。軽く死んだわ。危うくもう一回転生してラウラとおねショタするところだった……ちょっと
なんてくだらないことを考えたりもしたが、至って幸せな気分で食事は終わる。食べ盛りの体とはいえそこまで食えるわけじゃないんだよなぁ俺。すぐに腹減るけど。
消化が早いタイプなんだろうな俺は。
「ごちそうさまでした……さて、真面目な話をしようか」
「む、分かった。とりあえず食器は水に漬けておくから待っていてくれ」
そういってそそくさと食器を撤収するラウラ。食器を水に漬けておくとかスゲェ主婦みたいだよな……漬けておくと良いって教えたのは俺なんだけどね。
カチャカチャと食器がぶつかる音や、蛇口から水が出る音が聞こえる。30秒としないうちにラウラが戻ってくる。急いでいたからか指先から滴る水滴がまだポツリポツリと落ちているのがエッチだと思いました。
「それで、真面目な話というのは何だ?」
「タッグマッチのことさ。ラウラはともかく俺はそろそろ何かしら実績を作らないとヤバい気がするんだ」
「……そうか?」
そうだよ。ラウラ&セシリア相手に一矢報いてボコされて、無人機相手には善戦したがあれは試合じゃない。公式なルールに則って行われる試合での実績が欲しいんだよ俺は……というか政府は。
「というわけでガチります。具体的には全試合塩試合にする覚悟をします」
「なるほど……もちろん、策はあるのだろうな?」
「当たり前だ。といってもレーゲンとブリッツの本来の運用をするだけだけどな」
「ほぉ、確かに実現できれば塩試合だな」
簡単な話だ。俺がいつも通りAIC弾丸で敵を止めて、そこをラウラがぶち抜けば良い。命中率を100%にしておけば……まぁ、いい感じの実績にはなるだろう。もしくは2人くらい電磁加速した銃弾でワンパンしても良いかもしれない。
どちらにせよ全試合圧勝すれば最低でも俺の評価は良い感じになるだろう。
「他の専用機持ち相手にそれが通用すると思ってるのか?」
「鈴、一夏は近接メインだから俺だけでも完封できる。セシリアは早撃ちじゃ俺には敵わない*1。デュノアは……使ってる機体は確かラファールの改造品だ。手数で優っても俺の早撃ちのほうが速い」
簪は申し訳ないがパスだ。あの状態で試合に出てきたら論外だと本人も分かってるはずなので専用機で出ないだろうからな。多分夏休みちょっと前くらいには最低限完成すると思うんだけどなぁ……頑張って欲しい。
「そんな感じで極論俺一人でも専用機持ちは完封出来なくはない。そして、そこにおそらくこの学年最強の俺の番……ラウラ、お前が入る訳だ。もう負ける訳が無いだろう?」
ここまで一切の迷いなく自信満々に言い切った。そんな俺を見て、ラウラはニヤリと笑って言う。
「馬鹿だな」
「おうとも、馬鹿だぜ俺は」
「だが、八雲のそういうところを私は愛してるんだ」
俺も俺のこういうところ大好きだ。やっぱ人間馬鹿になったほうが万事上手くいくんだよな。
笑っているラウラの瞳に映る俺も同じようにニヤリと笑っている。そんなことに気が付いて、似ちまったなぁとやっぱりニヤニヤしてしまう。
やっぱり俺は、ラウラの番に慣れて幸せだな。
「あ、午後の授業も行かないから俺成分たくさん摂取しとk――」
ロ、ロケット頭突き――!?
ラウラは
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可愛い
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美しい
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両方