ISに乗れるらしいので欲望のまま使い倒したいと思います   作:ラウラペロペロ部部長

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短めです


第27話「俺は何時だってラウラに惚れ直してるよ」

 どこかで見た気がする一家が経営するラーメン屋で激辛麻婆ラーメンを完食した後に、俺は服屋を連れ回されていた。さっきは待たされるだけで滅茶苦茶暇だったので連れ回されるだけ大分マシだ。

 

 とはいえこのまま年下彼女に服をプレゼントされ続けるのは精神衛生上すこぶる悪い。俺は別にヒモ願望とかないのだ、正直養いたい側なのだ……株とかそういうのは安定しないから早く定職に就きたい。

 

「なら、今のうちにたくさん養わなければな」

「魔性の女めェ……」

 

 物理的に勝てないので大人しく従うが、それはそうとして男としてのプライドに傷がつく。泥啜っても靴舐めても大してプライドに傷がつかないメンタルを持つ俺ではあるが、それはそうとしてラウラの前ではカッコつけたいお年頃だ。

 

 まぁ、今日のところは諦めるがね。無理無理、少なくとも今日の段階では勝てない。

 

「ふむ……どうせなら新しい部屋着も買ってしまおうか」

「それは……まぁ、ええんやない?」

「……どっちの意味だ?」

「買おうぜって方の意味だよ」

 

 今使ってるのは大分古くなってきたしな。成長期の俺としては所々キツくなってきたころだし。

 

「とりあえず私も八雲も着れるデザインのものを探さなければな」

「ウサギのデザイン探そうぜウサギ」

 

 当然のようにペアルックが決定しているのもデザインがウサギがデフォルトなのもいつも通りの事だ。いやぁ、最初はラウラに人間らしさを与えようと推し始めたウサギだけどまさか自分がその虜になるとはなぁ……あの洗練された姿から醸し出される可愛さは神の御業だぜ全く。

 

 現に今着てるスーツにも普段被ってる帽子にも黒ウサギの刺繡が入ってるしな。

 

「本当にウサギが好きなのだな、八雲は」

「ああ、それも特に黒ウサギが好きだぜ俺は」

 

 そんな事を話しながら手を繋いで服屋の中を歩く。さてさて、良さげな部屋着はあるかなぁ……と。

 

 2人でそれぞれ店内を物色し、良さげなものをそれぞれのサイズで選ぶ。互いの服のサイズくらいは把握していて当然なのでデザイン以外に悩む必要はない。

 

 暫くして、だいたい4種類くらいよさげなものを見繕ったのでラウラと合流する。

 

「相変わらずウサギ関連のモノを見つけるのが速いな」

「俺がウサギを見つけてるんじゃなくて、ウサギが俺を見つけるのさ」

「私とお前の出会いを考えると反論できないな」

 

 財布を取り出すから持っておいてくれと言って服を手渡す。なんやかんや言われてもここでまで奢られるとプライドが持たない。昼食は割り勘にさせられたからここでくらい奢らせてくれ――

 

「まぁ、そんな事はさせないんだが」

 

 ――俺の両腕はいつの間にかワイヤーで拘束されていた。まさか服を手渡す一瞬の間に……? と言うかどんだけ俺に良い顔させたくないの? と言うかちょっとガチで拘束しすぎじゃないかなこれ……ちょっと動かすだけで食い込んで凄く痛いんだけど。

 

 俺の不満を他所に、ラウラは会計を済ませてきてしまった。手早い会計だぜ畜生。

 

「ほら、外してやろう」

「こんなに俺の事をコケにして楽しいか……?」

「正直楽しい」

 

 俺に似ちゃったのかな?

 

「ほら、取れたぞ」

「よっしゃ自由だぜ」

 

 ラウラの手から荷物を奪い取る。買った物くらいは持たせてくれよ、頼むから。

 

「ふむ、ではお願いしようか」

「ありがとさん」

 

 俺の番はお優しいこって。

 

 

 

================

 

 

 

 今日は遠めの場所に来ているため、帰り始める時間が早い。パジャマを買ったと暫くウィンドウショッピングをして、俺達は帰路についていた。

 

「今日は楽しかったか?」

「ああ、今日も楽しかったぞ。当然、明日も明後日も……未来永劫、八雲と居るのなら楽しいだろうが」

「おっと、口説いたって無駄だぜ? 俺はもうラウラに落ちてるからな」

 

 まぁ、正直ドキッとしたんだけどさ。

 

「だが惚れ直しただろう?」

「俺は何時だってラウラに惚れ直してるよ」

 

 行きと違って俺が両手に荷物を持っているから、手を繋いではいないけれど、その代わりに距離感は近い。殆ど抱き着いているレベルだ。メッチャ幸せ。

 

「さて、明日からは訓練再開だ。しっかり気を引き締めるんだぞ」

「言われなくとも」

 

 タッグマッチに関してはマジで実績を残さないとマズい気がするからな。俺の戦績マジでゴミ! 頑張る!!

 

 こんな風に雑談しながら、明日の事を考えて2人で歩いている時が俺は最高に好きだ。これを長く堪能できるように、頑張らなきゃいけない。どうにか最低限の実績を残そう。

ラウラは

  • 可愛い
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