柱田関連でも師匠関係でもない休日というのは、案外珍しくなっていたりする。
空いた時間はだいたい柱田との予定で埋まっているし、意図的に開けている日は伏花への近況報告という定期的な要件がある。だから俺個人が、一人で出かけているのは、月にそうある事では無いのだ。
という訳で、そんな数珍しい完全フリーの日。あてもなくふらつくのも悪くは無いんだが、今回選んだのはそういった根無し草的に彷徨う方針ではない。
俺の住んでいる地域――それこそ柱田の学校も含めた範囲内で、もっとも大型のショッピングセンター。ド安定の複合型施設へと、俺は足を運んでいた。
流石に全国展開しているだけあって、そこにはなんでも一通り揃っている。店がデカけりゃ駐車場も広く、しかし土日には満車もざらにあるぐらいには周辺地域の需要を満たす位置に建設されていた。
映画館でもゲーセンでも、衣服に本に家具に宝石、食品からフードコートまでが一か所に、かつデカい規模ともなれば、それらを求めて多くの人が集まってくる。ここらへんにはあんまし大型の店は無いしな、ひょっとしたら唯一かもしれない。
とにかくだ。田舎に出来た大型商業施設の例に漏れず、数多の欲が集まっても十分に対応出来る場所には色んな人物がやってくる。
長々と説明するまでも無く、それは良くも悪くもだ。
「あの……ごめんなさい、通してくれませんか……?」
「いーからいーから。ね、お姉さんこの後暇? 一緒になんか食べよーよ、奢るからさ?」
「そーそー。とりあえず俺らと一緒に行こうよ。ね? いいっしょ?」
「ええと、その、困ります……!」
にしたってこんなコテコテの輩がいるとは思わなかったがな!
本気で生業にしている人から見たらとりあえず十個は欠点を指摘されそうな、素人目に見ても下手糞なナンパを繰り広げる男が二人。
見るからにチャラい、そして染めた髪とどこか軽薄な気配のある服装が視覚にうるさい、そんな二人組に囲われている気弱そうに眉を下げている少女。
古典も古典。現代に蘇った恐竜並みにどこかで見た事があるような光景に、せっかくの休日に遭遇してしまった。ご丁寧に周囲は視線を逸らしながらスルーだ。ガン見しているのは俺ぐらいなものである。
一階の吹き抜け、エスカレーターを背にした少女と囲う男の図だ。なんでったってこんな人通りの多い所でやるのかとツッコみたくなるが、周囲の反応を見るに案外正解だったのかもしれない。
正直、困惑していた。というか驚いていた。こんなの実際に見る機会があるもんなんだな。ある種の感動すら覚えるぜ。
「あと、わたしはお姉さんじゃありません……!」
なんか言ってる。
少女は気弱そうな態度から一転、そこだけは譲れないのだとばかりにキリっと瞳を光らせながらそう言い返していた。そんなこだわるとこか?
「……お、おう」
「うん……そ、そうなんだ?」
ナンパ師の二人も困惑しちゃってんじゃねえか。
「は、はい。そうなんです……」
かと思えばまた俯いてるし。強いのか弱いのかはっきりしない子だな。
男どもはお姉さんと言っているが、多めに見ても中学生ぐらいにしか見えない。黒のロングヘアと困惑を示す様に結ばれた唇、丸まった背中は控えめで大人しい女の子としか取れないもんなんだが、だいぶ運が悪かったみたいだ。
そんな印象の割にはちょっとしたズレみたいなものも感じるんだが、気を取り直したらしい二人組はそこを意識せずにナンパを再開したみたいだ。口の端若干引きつっている気もするが。
手当たり次第もここまでくると逆に尊敬するな。推定中学生に変人の気配という、どう考えても手を出してはいけない組み合わせだろうに。
少女は本気で困っているようで、言い返した一件以外は口を挟もうとしても押し切られてしまっている。不安げにスカートを握りこみ、黙ってしまったままだ。
ちらちらと、時折目線を別の場所に寄越している。その先には時計があり、じれったそうに足踏みを繰り返していた。さっきから妙な所で図太いなこの少女はな。困惑とは別に自分の予定を、それはそれとして原因の目の前で気にするのはマイペース過ぎる。
どうやら少女には、急ぎか時限かは分からないがこんな事に巻き込まれている余裕はないらしい。足止めを食らいながらも話は半分も聞いている様子はなく、男たちは段々と苛つき始めていた。
まずいな。このままだと強引にって展開もあり得るかもしれねえ。
一度目に入ってしまった以上、見逃して去るのも気が引ける。さっさと助けて俺も自分の用を済ませねえとな。
という事で、突撃だ。さっさと双方の間に歩み寄り、割入る。どっちの話も意図的に無視するよう心掛けながらだ。男は当然として、なんとなくだが少女の反応も相手にしない方がいい気がするな。
「はいよ、ちょっと通るぜ」
「……あ? 誰だよあんた」
当然と言うべきか、男の内の一人が若干キレながら問いかけてくる。いちいち相手にしてたらキリがねえ。
「ほれそこの。とっとと行くぞ」
「え……っと? ど、どなたですか?」
無視して少女に話しかけるが、返ってくるのは警戒心。まあ俺も男と変わらず突然現れた不審な輩だからな、真っ当なリアクションだろう。
だが今はそれに構っている暇は無い。既に事は動いてるんだ、多少強引でもこの場を切り抜けるために、少女には悪いが無理やりにでもついて来てもらおう。
「いいから手ぇ貸せ手」
「ちょ、おま」
「あ、あの。知らない人についていくのは、ちょっと……」
いやまあそうなんだが、この状況でそれ言えるのすげえわ。俺に言った言葉だが、そのままナンパ男どもにも突き刺さってやがる。少女がその言葉を言った途端、不機嫌度が急上昇する気配。急いだ方が良さそうだ。
「さっさといくぞー」
「あっ……はい。分かり、ました……?」
少女の手を取って動き出すと、混乱、というか状況を把握し切れてないままにとりあえずついて来てくれる。なんかいたいけな子を騙しているようでいい気はしないが、緊急事態だ。このまま何の抵抗も無ければ助かるんだが。
見捨てたり、見てみぬふりをしたら柱田に顔向けできねえ。そんな個人的な事情もある。なにより柱田と歳が近そうな子を放ってはおけなかった。
疑問符を浮かべている少女を引っ張っていくと、後ろから怒声に近い呼び止め。
「おい待てって、あんたなに割り込んで――」
まともに付き合ったらその時点で終わりだ。
より強く手を引き、足を速める。
「走れ走れ!」
「??? 走るんですか?」
「そうだよっ!」
ここでその質問は大物だろ。
ともすれば呑気にも思える返答に力が抜けそうになるも気を取り直し、肯定する。同時に駆け出せば、少女もまた足を踏み込み俺の速度に合わせてくる。思ったよりもついて来れている事に驚きながらもショッピングセンター内を走り抜けていく。急げ急げ。
「っ、ふざけんなよ!」
遅れて怒りながら男どもが追いかけてくるが、一足遅い。
既に人混みを一つ二つと挟んでいる状態では、例え少女の足が遅くても追いつくには時間が掛かる。ありがたいことに少女は途中で何かを聞いて来るという事も無く、とりあえずは俺と逃げる事を選んでくれたようで、足の運び方から戸惑いが消えていた。
このショッピングセンター、大通りの両端を店が埋めていく形態なんだが、店を挟んだ向こう側が案外見えにくい。店内を横切るように進んでいけば、視線はたやすく断ち切れる。そのまま通りを縫うように抜けていけば、後ろから聞こえていた足音が見当違いの方向へと進んでいくのが分かる。
後は適当に階段を上り下りし、息を潜めながらエスカレーターに乗れば簡単に気配は消せる。単純に人の数が多い事も幸いし、二人組から撒くことに成功した。
「……もう大丈夫そうだな」
「ふぅ、ふぅ……え、あ、終わったんですか?」
軽く息を整えている少女が、軽く驚きながらこちらを見上げてくる。当事者としての意識が無いような言い回し、やはり普通の子ではないよな、という直感はあっているように思える。能動的ではないが、伏花と似ているだろうか。
男どもの意表を突こう突こうと意識しながらの行動だったが、ここまで上手くいくのは予想外だ。その要因には、間違いなく少女が関わっている。
どこか独自のリズムを持った少女を相手にして、恐らく男は自分のペースを崩されていたんだろう。そこに俺という新たな要因が加わって、余計にだ。
案外備えていた運動神経しかり、つかみどころがない。
疲労感があるんだろう。若干前かがみになっている少女だが、改めて見てみると声を掛けられるのも納得の見た目だった。艶のある黒髪、おっとりとした垂れ目は大きく、線の細い体のラインが儚げだ。モノトーンで纏められたふんわりとした印象の服装に、ワンポイントのパステルカラーな飾りのリボンが良く似合っている。
柱田のせいで俺の美的感覚が少々ずれている自覚はあるが、その判断基準でもはっきりと美少女と言えるだろう。めげずに話しかけ続けた男の気持ちも分からんではない。
このまま放っておくのは不安ではあるが、まあ大丈夫だろ。いつまでも部外者な俺が連れ回す方がよっぽどだ。
「あー、すまんな。勝手に引っ張っちまって」
「……初めての体験でした」
「お、おう」
なんか目がめっちゃ輝いてないか?
キラキラした眼差しを向けられて思わずどもってしまった。嫌な思いをしてないならいいんだが……その反応は想定していなかったぜ。
まあ、いい。好意的に別れられるのなら最善だろ、多分。根拠は無いが。
「あんた、ああいう輩に狙われやすいだろうしな……気を付けた方がいいぜ? つっても俺も似たようなもんに見えるだろうが」
「……わたしがですか? そうなんですね」
「おい当事者」
不安が倍増したんだが?
心当たりがなかったらしい少女は、とりあえず言われたことを反復しているという感じでうなずいている。その首の動きにどれだけ理解が籠っているか……あまり期待するべきじゃないっぽいか。
その、どこか不思議な雰囲気が好きだという人も多そうなもんだが。可愛い系統の少女という風で、外だけでなく学校で声を掛けられたりもしているよな多分、どうやってこれまで切り抜けてきたんだこの子は。
なんというか、手ごたえがないんだよな。常にふわふわしてそうだ。
このまま少女に付き合っていたら、なんかこう、いつまでもうだうだと時間を持っていかれそうな気配がある。さっさと退散しとかないといけねえ。
「まあ、あれだ。またさっきみたいなのが言い寄ってきたら大声出しとけ。周りに助け求めろ。それか目の前で百当番してやれ、な?」
「はい、そうしますね」
「そんじゃな。ホントに気を付けろよな!」
なんだか子供に言い聞かせている気分だ。それも小学校の低学年に。
そんな感想を抱くのは失礼かもしれないが、妙に警戒心の薄い少女にはそれぐらいがちょうどいいようにも思える。そんな人間もいるもんなんだな、という驚きもあるかもしれない。
なかなかキャラの濃い子だったなという感想を浮かべながら、去ろうとした。
「え?」
「……あ?」
そのはず、だったんだが。
予想外だ、とでも言いたげな拍子の抜けた声と共に感じたのは、服を引っ張られる感覚。
振り返ると、俺のシャツは思い切り摘ままれており。少女はなんでか目を見開いて非常にびっくりしているようだった。驚きたいのはこっちだが?
試しに無視して進もうとしても、その細腕からは想像も出来ない力強さで引っ張られ動きを止められる。そして頬を不満気に膨らませる。わあ真っ白な餅ってやかましいわ。
どうやらこの少女は、俺に勝手に動かれるのが不満であるらしかった。いやなんで?
「……なあ」
「はい」
「そんな強く摘ままれると、俺どこにも行けないんだが?」
「なんでどこかに行こうとしてるんですか?」
「そこからか?」
「そこってどこですか?」
「聞いてるのはこっちなんだけどな」
「……あっ。そうですね、そうみたいです、分かりました」
「いや何が?」
「何がって、どれの事ですか?」
「ああもう待て! 抜け出させろ! 迷宮入りじゃねーかっ!」
「迷宮……?」
なんで首を傾げる権利があると思ってんだこの子は!
だ、駄目だ。このままこの会話を続けてたら一生抜け出せる気がしねえ。俺が聞いてる立場だったはずなのにいつの間にか少女のペースだ。俺ただ理由を聞いてただけだよな? なんで追い込まれてるみたいになってんだよ。
疑問を抱きたいのは俺の方だわ。
「俺を、止める、理由はなんなんだ?」
「……ああ、それが知りたかったんですね」
「ようやくか……」
「ようやく……というと、それまでは」
「ああーっ! 待て待て待て! それ以上先に進むな! 行くな!」
「……? 行きませんけど」
「うおおお、息切れしそうだぜ……!」
「大丈夫ですか?」
「お陰様でな!!」
選択肢をミスると途端に持ってかれるなこの子はよお……! 体力をごっそり持っていかれる。よくナンパ続けようとしてたなあの男ども、尊敬するわ、逆に。
なおも伸びる続ける俺のシャツを片手に、少女は首を傾げている。多分そっちの不思議の百倍は俺の方が不思議に思ってるぞ。
「その」
「……なんだ?」
ようやく話が進みそうな気配がしてホッとしてるぜ俺はよ。
少女が真っすぐ見つめてくる。そこには強い信念が宿っているように見えた。
それはマイペースさに繋がっているが、同時に決してブレない軸を持っているという事でもある。なんで振り回されっぱなしなのか、理解できる気がした。ナンパ男相手に困っていたのが嘘みたいだ。
「助けられてしまいました、ので」
「……」
「お助けをしないとな、と」
「……おう?」
何の事だ?
と思っている間にも少女は距離を詰めてくる近い近い近い! ほぼ零距離! 俺のシャツ物凄い捲れあがってる! 縮まった分だけ巻き込まれてる! 胸倉掴まれてるのと変わらねえよこんなの!
そんなカツアゲ少女は、有無を言わせないとばかりに無表情で見つめてくる。圧。
しかも無言のままだ。満足気ですらある。言いたい事は言いました、と伝わって来そうな鼻息を一つ。それが妙に様になっている。
……こう言いたいのか?
「あー、つまりだ」
「……」
「助けられたから、なんか手伝いでもしたいって事か?」
「はい、そうです。お手伝いがしたいんです」
合ってたわ。答えに行き着くまで無意味な道を右往左往……!
いやまあ道中はともかく、したい事っていうのは至極真っ当なものだ。安心感すらある。相変わらずシャツがとんでもない事になったまんまだけどな。
少女は何度もこくこくと頷いて肯定している。そうしたいっていう欲が全面に出ているのか、ちょっと後光が差していそうな小さな笑みすら浮かべていた。
つっても、手伝いか。そう言われてもな。
「いや、その気遣いはありがたいんだけどな……そっちはいいのか? だいぶ時間が無さそうだったみたいだが」
「あの人たちに捕まっているよりも、あなたと一緒にいた方がわたしの目的も果たせそうな気がしますから」
「そうか……そうか?」
多分に気のせいが含まれてないかそれ? 移動するかしないかぐらいしか違いが無くないか?
だが、まあ、少女の目は真剣だ。少なくとも少女にとってはそうなんだろう。
「それに」
「……まだなんかあんのか?」
「一番重要です」
食い気味にそう言われたら黙るしかない。
少女はさらにもう一歩。初対面の人を相手にしているとは思えない程近い距離感で見上げてくる。
「……お礼もせずにただ立ち去るだけの人には、なりたくないので。わたしをそうさせないで下さい」
言って、少女はお願いをしてくる。お願いだ。頼み込みだ。
そこには必死さすら感じられて、だからこそ惑う。そこまでされるような事をした覚えはないんだけどな。ただのおせっかいでしかねえんだし。
ただ、それが少女の通したい信念なんだろうとは分かってしまう。無下にするにはまっすぐ過ぎる視線。射貫かれる側としては、乗っかってやるのも悪くないかという気分にさせてくれるものだ。
少女がいいって言うなら、まあいいか。
「……分かった。じゃあ遠慮なく手伝って貰う事に」
「よろしくお願いします」
「返事が早えんだよ返事が!」
深々と頭を下げるな! それは頭突きと言うんだよ!
「あうっ」
それ見た事か!
自爆で頭部に打撃を負った少女がようやく離れてくれる。あーあー服が皴まみれだ。なんかトルネードみたいに渦巻いてやがる。
ふらふらとデコを抑えながらふらつく少女。うっすら涙目だ。不思議な縁が生まれたもんだという感慨がじんわりと心に染みてくる。なかなか出会わねえよこんな人。
たまたま俺の目的に合いそうな少女だったからいいものを、これでもっと別の属性の人だったら買い物に同居人が一人増えただけになっていた所だ。そういう意味では、運がいいのかもしれない。いやいいのか?
「おい大丈夫か?」
「くらくらします」
「本当に大丈夫か!? おいおい頼むぜ、しっかりアドバイスしてもらわなきゃいけねえんだぞ」
「……アドバイス?」
少女が聞き返してくる。これから自分が何をするのか、ピンときてはいないらしい。
その背丈や、幼げな雰囲気からして、俺は中学生ぐらいかと推察したが。まあ合っていようがいまいがそこはどうでもいい。歳が近そうな少女というだけで、十分俺の助けになる条件は満たしている。
「そう、アドバイスだ――後輩の女子に何か買ってやろうと思ってたんだが、どうせなら女性らしいもんがいいなって考えててな。だから近しい目線があるってだけで助かるんだわ、これが」
「……なるほど」
柱田にはこれまで散々俺の趣味を受け継がせてきたが、そういえばそういった種類のもんは渡した事が無いなと、ふと思い立ってここに来た。もう結構な付き合いがあるのにそういったのを買ってやらないのは、本当にかわいがってやってると言えるのか、という不安がふとよぎった。
マジで突然だったからビビった。無性に不安になっちまったんだ。
最初に思い浮かんだ相談相手は師匠だったが、真っ先に違うなと切り捨てた。あの人は女らしさというもん大体捨ててるからな、伊達に半ケツババアと呼ばれてないぜ。
だからなんとなく出かけたんだが、これは思いがけない収穫かもしれない。
そのブレなさというか、リズムが独特な面が不安要素ではあるが、俺単体よりかはよっぽどいいだろう。手伝ってくれるというのなら、存分に頼らせてもらおうという魂胆だ。
そういう意図を込めての説明に、少女は顎に指を添えて深く頷いた。
そして、キラリと瞳を光らせて、自信満々に。
「ええ、それならわたしは適任です。大船に乗ったつもりで、色々聞いてくださいね」
「大船にとか言う奴だいたい役に立たなくないか?」
ビックマウスもいいとこなので俺は非常に不安になった。それは大抵の場合から回って失敗する展開の前振りなんだよマジで大丈夫なんだよなこれ?
疑惑の目を向けても、少女はドヤ顔で堂々とするのみだった。すっげえ心配。