機動戦士ガンダム Star sweeper   作:kaichan

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2話です
授業中に書きましたwww



(1話だけガッツリ加筆するつもりが気になり過ぎて出来るまでやることにしました)


2話 少女

U.C0084

 

 

●月●日

 

月周辺 デブリ宙域 近辺

 

●時●分

 

ハギル

「ミオルぅ!!、この機体はAI操縦じゃなかったのかよ!」

 

3人の間に衝撃が走る

 

ミオル

「な...なんでコックピットに人が?....アナハイムからは新しいMS用AIを搭載した機体が

暴走したからそれを破壊しろとのことだったのに.....」

 

ミオルは冷静に分析をしようとした

 

カリード

「ミオル、アナハイムから他にもデータは送られてきたか?」

 

落ち着いた様子で聞く

 

ミオル

「いえ、他には座標ぐらいしか...」

 

カリード

「ハギル、パイロットはどこのパイロットスーツを着てる?そしてミオル、この機体の細部を見てみろ。」

 

機体の特徴から何処の機体かを特定しようとした

 

ハギル

「この色は見たことないっすけど、形は連邦っすね....」

 

ミオル

「E.F.S.F. .....地球連邦宇宙軍...そう各部に書いてありますね...」

 

 

《s》《/s》もしや実験体なのか

そう判断したカリードは

 

カリード

「嫌な予感がする.....パイロットの生死が心配だ、ハギル、3号機に戻ってコイツをパイロットごと母艦まで運搬するんだ、ミオルはその援護、俺は頭部を回収してから直で母艦に向かう」

 

ミオル&ハギル

「了解!!」

 

 

 

約一時間後

 

 

 

頭を回収してようやく艦の近くまで来れた

 

カリード

 

「こちら1番機カリード・ベルデ、ファントムアルビオン、ビーコンで誘導を頼む」

 

 

 

 

着艦用のビーコンが出てくる

 

機体制御用のバーニヤを噴かし減速、微調整をする

 

 

 

 

ガコン

 

機体の脚部がぶつかる音と振動がした

 

そして足元にいる誘導員の指示に従い一番ハンガーに機体を持っていく

 

 

手順に従い機体の電源を落とす

 

 

バシュー

 

ハッチを開けた

 

エンジニア

「カリードさんお疲れさまでした!、にしても偉いものを持ってきましたね..」

 

少し緊張した様子で言う

 

カリード

「俺が戻ってくる間にあの機体、調べたのか?」

 

エンジニア

「はい、多少は、後オペレーターさんが本社の上層部に問い合わせしてくれたみたいなんですがですが、この機体、少し面倒臭い立ち位置にいる機体みたいで、元々アナハイムが連邦にテストを頼んで提供した機体らしいんですが、なんと連邦と、どこかは特定できてないみたいなんですが今よく噂されてるニュータイプ研究所とかいう所でこの機体が勝手に弄られてたみたいで...アナハイム上層部はこのことを想定してなかったみたいで今回の大本の依頼は連邦から来てたらしく連邦には他の連邦の小隊が撃墜したと報告したみたいなんですが......」

 

エンジニアの本性が出てきたように早口で言う

 

カリード

「なんか訳わからさそうだがだいぶ面倒臭い機体のようだな...ありがとう、俺はブリッジに行くことにするよ」

 

エンジニア

「了解です!お疲れ様です!」

 

カリード

「ああ、ありがとう、これからもコイツの整備を頼む」

 

 

そうして沢山の整備士が機体に群がり、整備を始める

 

 

そうして私は一番ハンガーを降りた

 

そしてブリッジに向かう最中だった

 

ハギル

「隊長!カリードたーいちょーう!!」

 

無邪気に大きな声で話しかけてくる

 

カリード

「ハギルじゃないか、どうしたんだ?」

 

ハギル

「あの気絶してた白いMSのパイロット一応意識が回復したみたいなんすよ!ミオルから聞いた限り、うちより年下で女なんだとか!!」

 

カリード

「ハギルより??見に行くか、どこにいるんだ?」

 

ハギル

「医療室っす!ついてきてください!」

 

私達は医療室に急いだ

 

シューン 

 

医療室の自動ドアを開いた

 

カリード

「カトリスさん、例のパイロットは....」

 

医務室に入る途端に、医師のカリトス・キオスクに話しかける

 

 

 

 

そこにはブロンドヘアの戦場の香りがするはずのない、

してはいけないような、

美しいとしか表現しようのない少女がベッドの上で寝ていた

 

カトリス

「お、来たか、厄介なものを持ち込んだ張本人が」

 

やれやれ、といった様子で喋る

 

カリード

「なんだカトリスさん、その言い方は」

 

カトリス

「結論から言おう、この子は、ニュータイプだ」

 

カリード

「なんでそんなことが....」

 

カトリス

「僕は元々ジオンのフラナガンにいた、その後脳波系の技師としてアナハイムに入ったんだ、だからわかる」

 

カリード

「この子がニュータイプ....」

 

ハギル

「この女がニュータイプ??」

 

カトリス

「この子やあのジムらしきMSを見る限りニュータイプで間違いない、もしこの機体やこの子を連れてきたことが連邦にばれたとしてたら大惨事になっていたぞ!」

 

ハギル

「どっちにしろバレてないんですから隊長にそこまで言わなくたっていいじゃないですか」

 

事態の重大さを理解していないように楽観的に言う

 

カリード

「いや、カトリスさんの言うことは事実だ、 この艦の搭乗員を危険にさらしていたかも知れない行為をしてしまいすまない...」

 

ハギルとは違い、事の重大さを理解していた

 

ハギル

「隊長....」

 

カリード

「でカトリスさん、この子の体調は正常なのか?」

 

カトリス

「いや、多分相当過酷な実験に付き合わされていたんだろう、薬品や機体のGで身体はボロボロ、一人の医者としてなにか話を聞くとしてもまだ安静にしてあげてほしい」

 

この少女をこの艦に持ち込んだことはあまり良く思ってはいなかったが、医師としての優しさがしっかりと出ていた

 

カリード

「そうだな、わかった、カトリスさんありがとう、 俺は一旦ブリッジに行ってくるよ」

 

ハギル

「お..俺も行ってくるっす」

 

シューン

 

そうして2人は医療室を後にした

 

シューン

ブリッジに入った

 

二人がブリッジに入ると先にミオルが艦長の横にいた

 

ミオル

「艦長、来ましたよ」

 

カリード

「ミオル、先に来てたのか」

 

カリード

「館長、只今カリード・ベルデ、帰還しました」

 

今までの規律に則り、挨拶をする

 

ハギル

「ハギル・ボルド帰還しました!」

 

 

艦長

「ここはある意味正規の軍じゃない、軍隊じみた挨拶はいらんよ」

 

カリード

「そ...そうですか」

 

艦長

「所で、カリード君、ここに入ってからの初めての出撃、どうだったかね」

 

少し微笑みながら問いかける

 

カリード

「まだ連邦にいた頃を思い出しました」

 

何処か悲しげなように言う

 

艦長

「そうか、君も元連邦だったんだな」

 

同じ組織にいた事を知り、少し嬉しげな表情をする

 

カリード

「艦長も元連邦でありますか」

 

艦長

「そうだ、私はマゼランの艦長をしていてね、自分では中々やったつもりなんだが私の上官のミスを全てと言っていいほどなすりつけられ落ちる所まで落ちてしまってね、あのときは本当にt....」

 

長ったらしく語ろうとする

 

だが

 

オペレーター

「ゴホン、艦長!!」

 

艦長

「おっと、話に夢中になってしまった、本題に入ろう、オペレーター君や医療室のカトリス君から話は聞いたよ、今回君たちは中々にまずい物を持って帰ってきたそうだね、本部から連絡があり、本来ならばこのまま地球のアラスカ近辺に降下する予定だったが一度月のフォン・ブラウンに一度入港し、例の機体の検査、修理、改修をして、本艦に艦載することになった」

 

今まで少し楽観的な雰囲気だったが、急に真面目に話し始める

 

カリード

「本艦にあの機体を艦載ですか...」

 

少し困惑する

 

艦長

「そうだ」

 

カリード

「パ...パイロットは?....あの機体は確かニュータイプ用では...」

 

艦長

「上層部によるとあの少女を乗せられるなら乗せる予定らしい」

 

カリード

「あの少女ですか?!もしかしたらあの少女が暴走の原因かも知れないし、まだあの少女にはあの性能は強すぎますよ!裏切る可能性だって….」

 

焦りを顕にして喋る

 

艦長

「これは本部の決断だ、だが流石にすぐ乗せる訳じゃない、機体にリミッターをかけた上で色々教えさせてほしいとのことだそうだ、そして教育係として君を任命したい」

 

カリード

「俺が子供の教育係?!??」

 

あまりに想定外なことを言われたせいで、変な声を出してしまった

 

 

 

 

 

 

そうして我々は月のフォン・ブラウンへと向かう事になった

 

 

to be continued




2話を読んでいただきありがとうございます!!
中の人はよくガンプラを作っているのでもしこの作品に出てくるガンプラを作る機会があったら作ったガンプラのツイートを貼りたいと思います!

キャラクター名

艦長
アルト・スタール

医療室の人
カトリス・キオスク

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