機動戦士ガンダム Star sweeper   作:kaichan

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どうも8話です、ようやく戦闘まで来た.....
一番書きたい部分がグリプス戦役なんですがどうやってそこまで話を持っていこうか悩んでます

そういや3周目なんですが劇場版パトレイバーの1、2作品目を見てきました
アニメとは違う少し暗い内容といい一瞬しか無い戦闘シーンやすごくリアリティーのある演出がとても面白い作品ですよね
後イングラム達のデザインが....っとこれ以上は一旦やめときます
今度パトレイバーっぽい演出も入れてみようかな....

それではどうぞ!!


8話 模擬戦

8話

 

ポーン

指定座標に到着したことを知らせる効果音が鳴った

 

カリード

「俺はついたが、全員指定座標まで到着したか?」

 

 

ハギル

「到着したっす」

 

ミオル

「到着しました」

 

トリア

「到着したよ!」

 

 

カリード

「全員到着したな、じゃあ模擬戦開始時刻まで待機」

 

 

 

そうして開始時刻までの数分

 

作戦を考えていた

 

 

 

 

カリード

(ハギルは機動性と近距離戦は上手いがロングレンジが苦手だ、だからハギルとの戦闘ではあいつはビームライフルを使って距離を詰めて格闘戦に持っていこうとするはずだ、ハギルとはできるだけ距離を保っての戦闘をするか。

 

ミオルはなんと言っても操作だな、あいつはそこまで高機動には耐えれないが技術だけはある、一番怖いのはキャノンの狙撃だな、少しでもスキを見せたら撃ち抜かれて終わるな...

逆に言うと接近戦は苦手だからいざとなったら接近して格闘戦に持ち込むか。ミオルとはできるだけ予測できない挙動を意識して戦闘しなければ....

 

トリアは....一番わからないな、もしトリアが機体性能をフルで活かせるなら完璧に敗北というとこかな、あの機体のサイコミュが使えるなら戦闘にはスキは生まれない、更にあいつには二機のビットがついてる、本体に気が向いてる好きにビットのオールレンジ攻撃ですぐにやられてしまうだろう、だからといってビットに集中しすぎてもビットは細々してて攻撃しにくいしビットに時間を割いてるうちに本体に接近されてやられる......トリアに関しては対策が全くと行っていいほど思いつかないな....まあいざとなったら強行突破で距離を詰めて一撃離脱戦法でやるしか無いな.....)

 

 

 

戦闘の考察をしていると模擬戦まで残り一分となった

 

 

カリード

「頼むから模擬戦モードの機体HPが0になって撃墜判定になっても動いて攻撃してくるとかいうゾンビ行為はやめてくれよ」

 

ハギル

「もし隊長に腹が立ったらするかもしれないっすW」

 

カリード

「もしそんなことしたら艦長に頼んで一週間艦内のトイレ掃除の刑にしてもらうからな」

 

ハギル

「げげっ」

 

そんな会話をしていると模擬戦開始のアラームが鳴り響いた

 

カリード

「模擬戦開始だ!!」

 

 

模擬戦が始まった

 

 

ミノフスキー濃度があまり濃くないため広域接近レーダーが反応する

 

ピーッ ピーッ

 

 

一番最初に戦闘をしたのはハギルだった

 

ハギル

「隊長!!」

 

ビシューン ビシューン

宇宙空間の為、本来は音が聞こえないはずなのに、機体のセンサーがビームを捉え、立体音響システムが効果音を鳴らす

 

模擬戦闘モードの影響で、音は通常の威力だと感じる音なのに、スクリーンで映されている映像では、弾速は変わらないものの、見て分かるほどすごく弱々しいメガ粒子が飛んでくる

 

ビームライフルを連射しながら片手にビームサーベルを持ちながら接近してきた

 

ハギル

「今回は俺が撃破するっす!!!」

 

カリード

「そう簡単にやられてたまるかっ!!!」

 

そうして自分もビームサーベルを抜いてビームライフルを撃った

 

 

ピピッ

 

3番機のコックピット内に被弾警告が響く

ハギル

「うっ!一発だけ被弾した!けど簡単にやられるわけには!!」

 

 

二体ともすごい速度で接近する

 

ピーピーピーッ

機体同士が急接近したせいで2機のコックピット内に接近警報が鳴った

 

しかし二体とも止まらない

 

そうしてビームサーベルでの鍔迫り合いになった

 

バチバチバチッ

 

ビームサーベルどうしが反発し合う

ハギル

「絶対隊長のこと撃墜するっす!!!」

 

カリード

「前は俺に夢中になってる時にミオルに狙撃されて撃墜されてたろ!」

 

ハギル

「あれはまだヤップ級にいた頃だし、今は使ってる機体の性能は前より上ってるっす!」

 

カリード

「機体の性能についてはみんな上がって....ハッ!」

 

私は嫌な予感がしてハギルのジム・コマンド改を蹴飛ばした

 

 

ブッピガァーン

 

3番機にすごい衝撃が来る

ハギル

「くそ!油断した!やられr....」

 

 

その瞬間赤外線レーザーが二体の間を掠め、実弾兵器特有の爆発音が1、3番機のコックピット内に響く

 

ハギル

「っぶねぇ!!」

 

ミオル

「なんでそこで気づいちゃうんですか隊長!」

 

カリード

「やっぱり撃ってくるよな!見なかったからもしやと思いハギルと距離を取ったが、危うくやられるところだった」

 

そうして一対一対一の混戦に

 

 

 

 

 

 

 

ならなかった

 

ミオル

「いっつも隊長が勝つんですから!」

 

ハギル

「なんとしても隊長を撃墜するっすよ!ミオル!!」

 

 

そう、いつも私が勝つからといって2人は協力し始めたのだ

2体がこちらを向いてくる

 

ハギル

「ミオル!援護射撃よろしくっす!!」

 

ミオル

「わかったわ!」

 

そうしてミオルの精密なキャノンによる援護射撃の元、ハギルがライフルを撃ちながらまた距離を詰めてきた

 

ハギル

「ウオォぉぉぉぉぉ!!!!!!!」

 

 

カリード

「受けて立とうじゃないかハギルッ!!」

 

そうしてシールドを構え、シールドを犠牲にする覚悟で私も正面から突っ込んでいった

 

ピピッ ピピッ

《シールドが被弾しています》

《シールドが被弾しています》

 

操作パネルに映されている、機体の各部位の状況を表示する画面に、シールドのダメージが蓄積していっていることを知らせるために赤くなっていく

 

ピーピーピーッ

ピーピーピーッ

 

また接近警報が鳴る

 

そうしてあと少しで2体が衝突するという距離で私は無理やり上方向にスラスターを吹かした

 

物凄いすごいGが体にかかる

 

カリード

「取った!!」

 

ハギル

「何?!?上?!!」

 

私の機体はギリギリハギルのジム・コマンド改の頭部スレスレを通り過ぎ、頭部にたっぷりミノフスキー粒子を浴びせてやった

 

そうしてハギルの機体のダメージは頭部を貫通し胴体まで行き届いた

 

ハギル

「ここに来てからはじめての模擬戦なのにぃぃぃ!!!」

 

模擬戦闘モードになっていて、3番機の操作パネルは撃墜されたことを表すため、画面全体が真っ赤になった

 

カリード

「1機目はハギルか、次はミオルだな!」

 

キュイーン

熱核ハイブリッドエンジンの心地よい音が響く

 

そうしてミオルの機体の方向に加速していく

 

ミオル

「やっぱりやられるかっ!」

 

ハギル

「やっぱりってなんだよ!」

 

ミオル

「あんたはもう撃墜されたの!死人に口なしよ!!」

 

ハギル

「このぉ!」

 

 

カリード

「そんなに喋ってる暇があるのかっ?」

 

 

 

そうして不規則な旋回をしながら距離を詰める

 

やはりミオルの射撃の腕が良いのでいくら不規則な旋回をしても数発は当たってしまう

 

ピピッ ピピッ

 

《シールドが被弾しています》

《シールドが被弾しています》 

 

ピーッ ピーッ

 

《シールドが破損しました》

 

そうしてとうとう操作パネルに表示されているシールドが真っ赤になり破損状態になってしまった

 

ミオル

「よし!シールドをやった!」

 

 

カリード

「とうとうシールドが限界か!」

 

「物理的な攻撃は機体が破損しかねないできるだけよしてくれ」念には念にと整備士たちに何回も模擬戦前に言われたが、気にせずミオルのジム・コマンド改キャノン目掛けて投げる

 

 

 

 

ミオル

「シールド?!?まずい!距離を詰められるっ!」

 

 

 

そうしてシールドに気が移った隙を見てフルスロットルで直線的に距離を詰める

 

キュイィーン

熱核ハイブリッドエンジンの出力全開の時の加速音が鳴る

 

カリード

「そこだぁ!!」

 

 

ミオルがシールドを払ったタイミングでビームサーベルを振ろうとした瞬間だった

 

 

ミオル

「やらせるわけには!」

 

ビームライフルを持っていない左手をキャノンに添えているのが見えた

 

カリード

「まずいッ!!!!」

 

 

逆噴射をして後方に下がる

 

ズドーン

赤外線レーザーが脚部を掠める

 

ミオル

「これを避けられるの?!??」

 

 

 

カリード

「っぶねぇ!!」

 

ミオルは私が接近戦をするとみたのかビームサーベルを抜き、距離を詰めてきた

 

ミオル

「当たって!!!」

 

ブゥォン

ビームサーベルで切りかかってくる

 

私はビームライフルの下部につけてもらっていた[ジュッテ]を使い、そのビームサーベルを受け止めた

 

ミオル

「ジュッテ?!??まだやられるわけには行かないですよ!」

 

そうしてこちらに二門のキャノンを向けてくる

 

だが近距離のため頭部の横を掠める

 

カリード

「あぶねぇ!当たってたら頭部が吹き飛んでたぞ!」

 

そうして頭部バルカンを撃つ

 

ブゥゥゥゥゥン

バルカンの音が鳴る

 

そうして2号機の頭部に赤外線レーザーが当たる

 

ミオル

「うわぁぁぁ!メインカメラが!」

 

そうしてミオルが一瞬行動が取れなくなったスキを見て機体を蹴飛ばしコックピットにビームライフルをお見舞いした

 

2号機の操作パネルも真っ赤になった

 

ミオル

「負けたぁーっ!隊長強すぎですよ!!!」

 

カリード

「よし!2、3号機撃墜!」

 

そうして私は安心した

 

 

 

ん?

 

 

 

何か忘れているような

 

 

 

4番機??....

 

 

 

その瞬間だった

 

いつも、身の危険が迫ったときに、稀に来る嫌な感覚が身体を走った

 

もしや....

 

カリード

「トリアかぁッ!」

 

最大出力でスラスターを吹かし後ろに下がった

 

下がった瞬間、メガ粒子が機体の前方を掠めた

 

カリード

「あっぶねぇ!」

 

 

ハギル

「なんでそれ避けられるんっすか?!??」

 

トリア

「バレないと思ったんだけどな〜」

 

私はとにかく攻撃されるまいと思って機体を動かす

 

トリア

「カリード逃げちゃうの??」

 

そういってトリアはえげつない速度で私を追いかけてくる

 

カリード

「待て待て〜のノリでそんな速度で追いかけてくるなッ!!」

 

確実に追いつかれる

 

このままでは追いつかれてしまう

 

 

どうにかする方法はないのか

 

そうして私は機体の向きを今の速度のまま反転させ、今あるありったけの武装を撃とうとする

 

といっても武装はビームライフルに頭部バルカンだけだ

 

 

 

 

そういえば腕部に小型のグレネードランチャーの装着を頼んでいたのを忘れていた

 

このグレネードランチャーは榴弾、散弾、発煙弾、閃光弾など様々なものを装填できるようになっている

 

そして今回は榴弾の代わりに訓練用のゴム弾と、閃光弾を入れていた

 

閃光弾はなにかに使えると思い、ゴム弾を装填した

 

ゆうて武装は3種類だけだが全武装を撃った

 

 

 

 

カリード

「当たってくれ!」

 

ブゥゥゥゥゥゥン

 

ビシューンビシューン

 

ズドーンズドーン

 

 

トリア

「うわぁぁ!機体が赤くなってくよぉ〜!!」

 

ジム・アルブスは攻撃をもろにくらったせいで操作パネルがダメージを受けていることを知らせるため赤くなっていく

 

カリード

「俺があれだけで倒せると思ったか?」

 

トリア

「今まで戦ってきたときはあれで倒せたもん!!」

 

カリード

「そこら辺の奴らと比べられるのは困るなぁ!、さぁやってみろ!!」

 

その瞬間アルブスの背中についていた2機の機器が動き始めた

 

 

   

 

 

to be continued




8話ご覧頂きありがとうございました!!

戦闘といっても模擬戦でしたがいかがだったでしょうか?
字だけではすごく表現するのが難しかったし、少し分かりにくかったと思うんですが、今回の模擬戦は改修した機体の動作テストを兼ねてたので、算出されたデータからできるシュミレーションではなく、1〜4番機にインストールされている、※模擬戦システムを使って模擬戦をしたという感じです。



※ビーム兵器は出力を機体に影響しない程度に下げ、実弾兵器は模擬戦用のゴム弾、もしくは模擬戦用の赤外線レーザー照射装置を装着し、それらを使って攻撃することによって、その模擬戦システムがまるで実戦のようにダメージ表現をしてくれるというものになっています。

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