機動戦士ガンダム Star sweeper   作:kaichan

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どうも9話です

私生活がだいぶ忙しくなってしまい劇的に投稿頻度が落ちちゃいました....
申し訳ねぇッ!!!


9話 接戦

9話  

 

トリアの乗るジム・アルブスはカリードの乗るジムスナイパーⅡストライカーの攻撃をもろに食らった

 

 

 

カリード

「そこら辺の奴らと比べられるのは困るなぁ!、さぁやってみろ!!」

 

 

トリア

「このー!やってやる!」

 

そうしての反転したまま飛行している1番機に体当たりをするかのような勢いでトリアは突き進んでくる

 

そうしてその状況を活かすかのように急減速をし、蹴りを入れた

ブッピガァーン

トリア

「うわぁぁぁっ!!」

状況的に4番機は減速をせずに突っ込んでくるような状況なため4番機を物凄い衝撃が襲う

 

その瞬間アルブスの背中に接続されている2機の機器が背中を離れた

 

だがカリードはまだそのことに気づいていなかった

 

カリード

「終わりか?.....」

 

こんな呆気なく終わるもんなのか??

そう思った瞬間

後ろからジリジリと嫌な感覚がしてきた

まるで背中に虫眼鏡で光を当てられているような....

 

そしてその嫌な感覚がピークを迎えた

 

確実にこのままだと撃たれる

 

そう感じた

カリード

「まずいッ!!」

またスラスターを噴かす

なんでいつもこんな緊急回避をしなければいけないんだろうかと思いつつ避けた

 

そうして機体の方向を後ろに向けると

 

 

2機の機器

 

 

ビットがこちらを向いていた

 

カリード

「いつの間に!?ビットが??!?」

 

ビットの挙動、見たことがある.....

 

そう思った瞬間

 

ア・バオア・クーの記憶が鮮明に蘇る

 

あの記憶がフラッシュバックする

 

腕のような兵器が見たことのない挙動で攻撃してくるあの瞬間を思い出す

 

 

カリード

「なんでだ……手が震えて…き..機体を上手く操縦…できな…..うっ」

 

カリードを動悸や吐き気が襲う

 

ア・バオア・クーでの戦闘でMSの手の形状をしたサイコミュ兵器から受けた一方的な攻撃は少なからずカリードの中で心的外傷後ストレス障害(PTSD)、いわゆるトラウマになっていたのだ

 

トリア

「なに慌ててるの〜カリード!!」

 

カリード

「はぁはぁッ....う....うわぁっ!あ...あれは.....やめてくれぇッ!!」

 

カリードはパニックを起こしまともに操作できていないものの、スラスターを噴かし逃げようとする

 

その瞬間

 

ピシューン ピシューン

 

ビットのメガ粒子が機体を掠めた

 

カリード

「ハッ!」

 

カリードはあることに気づいた

 

カリード

「あの時と違う….」

 

カリードがア・バオア・クー攻略戦で遭遇したサイコミュ兵器はサイコミュ試験型ザクやジオングに搭載されていた有線式5連装メガ粒子砲だった

 

挙動は似ていてもビットに搭載されているビーム砲が違ったことが原因で、立体音響装置から出される効果音は違う音だったのだ

 

 

その些細な違いのおかげで、PTSDによるパニックが収まった

 

カリード

「これが心的外傷後ストレス障害(PTSD)か、映像でサイコミュ兵器を見たときは大丈夫だったのに、うちがPTSDになっていたなんて....と..とにかく体勢を建て直さないと」

しっかりと操縦桿を握り直しスラスターを噴かす

 

トリア

「お、カリード、落ち着きを取り戻した?」

 

カリード

「さっきほどではないがまだ少し手が震える....とにかく対策を考えなければ。ビットは腕部グレネードランチャーにセットしてある閃光弾で本体を目潰ししてどうにかするとして、あの本体とビットの連携が厄介そうだ.......とにかくやるだけやってみるしかないッ」

 

そうして閃光弾を打ち接近戦に持ち込もうとした

 

トリア

「うわぁぁ!!眩しい!!」

 

カリード

「今だ!」

 

そうしてスラスターを噴かし急接近した

 

トリア

「まずいやられちゃうよ!」

トリアもやられまいと視界不良のなか闇雲にスラスターを噴かす

 

トリアのジム・アルブスのモニターは真っ白に焼き付いていた

だが少しすると視界が戻ってくる

 

カリード

「当たれぇぇぇ!!」

カリードはビームサーベルを振りかざそうとする

 

トリア

「少しだけど見えた!!」

 

ビットが1番機めがけてビームを撃ってくる

 

カリード

「まずい!」

 

鋭い感覚が背中を刺す

 

スラスターを上部に噴かし回避する

 

カリード

「くそ!後少しだったのに...」

 

そうしてビットの攻撃から逃れるためフルスロットルで逃げようとする

 

だがやはり性能的に逃げれない

 

カリード

「フルスロットルでも数十秒しか稼げないかッ!」

 

 

トリア

「えいえい!当たれー!」

そうしてビームライフルを撃ってきた

 

カリード

「まずいッ!」

 

被弾しないように不規則に動き回るも数弾被弾してしまった

 

カリード

「脚部に被弾したか!」

 

3番機の右の爪先辺りにビームが直撃した

 

カリード

「このままだとやられる!、もう一回閃光弾に頼るしか無いか!」

 

そうしてまた機体を反転させた

 

トリア

「なに??また眩しいやつ撃ってくるの?!??」

 

そうしてトリアはジム・アルブスの頭部を腕で隠した

 

カリード

「やっぱり閃光弾を防ごうとするよな!」

そうしてゴム弾を撃った

 

トリア

「やられた!!手をやられちゃった!」

 

カリードの作戦通りトリアは閃光弾を防ごうとしたおかげでゴム弾は見事に腕部に直撃した

 

カリード

「よし!!」

 

そしてジム・アルブスの腕部の損傷を知らせるため操作モニターが赤く点滅する

 

トリア

「このぉ!!」

破損判定になった腕で硝煙を振りほどく

 

トリア

「イライラする!本気出しちゃうもんね!!」

そうしてトリアがビットを操作するためにビットに意識を向けた瞬間

 

カリード

「この距離でグレネードをまともにくらったら腕は破損判定だろ!」

そうして閃光弾を撃った

 

トリア

「また?!??煙のせいでカリードがどこにいるかまだ分かってないのに!!やられちゃうよぉ!」

 

カリード

「よっしゃあ!今だ!!」

 

そうしてビームサーベルを抜き振りかざそうとする

 

だがトリアも甘くはなかった

 

トリア

「絶対接近戦しようとしてるよね!!」

トリアは正面にカリードが来ると予想しジム・アルブスの正面にビットの照準を定めた

 

そうしてカリードはビームサーベルを振りかざした

 

その瞬間

 

トリア

「見えた!!」

 

ビットがビームを撃った

 

ピーピーピーッ

 

《胴体が破損しました》

《胴体が破損しました》

 

ビットの放ったビームよりも僅かだビームサーベルのほうが早かった

 

《生存している機体が1機になったので模擬戦を終了します》

 

バチバチバチッ....

 

ビットが放ったビームが1号機の背中に当たる

 

 

トリア

「ま..負けた??.....」

 

 

カリード

「あっぶねぇー勝った.....危うく負けるところだった.....」

 

ハギル

「隊長が勝ったー!!」

 

ミオル

「あんな性能の機体に勝つなんて、流石隊長ね....」

ハギル

「流石俺たちの隊長っす!」

 

ミオル

「にしてもあの性能の機体を操れるトリアちゃんも化け物ね...」

 

カリード

「もし戦場だったら相打ちで死んでたぞ....トリア、ジム・アルブスを使ってみてどうだ?」

 

トリア

「前のときよりも乗りやすくなってるよ!!」

 

カリード

「体調はどうだ?」

 

トリア

「全然だいじょうぶだよ!ピンピンしてるよ!」

 

カリード

「そうか、ならよかった、よし、今回の機体のテストは終了だ、全員帰投するぞ」

 

カリードはトリアの身体に問題がなさそうなのに少し安心した、だがあの性能を自分よりか弱いはずの少女が自分よりも軽々しく扱っていることがすこし怖くなった

 

 

 

 

 

約1時間後

 

 

 

エイハブ

「4機とも搬入完了しましたね、にしてもよくビットに対してあそこまで戦闘できましたね...更に勝っちゃうなんて...」

 

カリード

「実際の戦闘ならうちは死んでたよ」

 

エイハブ

「今回のは模擬戦なんですから、カリードさんの勝利には変わりないですよ、所で.........なんであんな戦闘するんですか?うちは構いませんけど他の整備士が頭抱えて泣いてますよ」

 

カリード

「すまない...ああでもしないと勝てないほどに他の三人が強かったんだ....人ってのはすぐに成長してしまうんだな...改めて実感したよ...」

 

エイハブ

「何浸ってるんんですか、カリードさんまだ25歳ですよね?だからおじさんって言われるんですよ」

 

カリード

「仕方ないだろ?!ハギルとミオルとは一年戦争からの付き合いだし、2人とも年下だからな....」

 

エイハブ

「ま...まぁ...カリードさんの性格ならそうなりますよね.....てか!そんなのは置いといて!!この機体の損傷はどうするんですか?!?みんな言っててうちも警告したのに...何言われても知りませんよ??」

 

カリード

「ま....まぁ...今は戦闘宙域とかじゃないし....」

 

エイハブ

「それは確かにそうですけど...」

 

 

 

 

 

カリードは後から艦長にこっぴどく叱られました

 

 

 

to be continued

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




9話ご視聴ありがとうございました!!

前書きでも書きましたが私生活が忙しくなってしまい投稿が遅れました....
これからもまだまだ書いていこうと思いますので今後ともよろしくお願いします!
( `・∀・´)ノ

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