【ヒトソウルが叫びたがってるんだ!】(完結)   作:ハヤモ

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作文も安定せず……。
薄らと目的を作り終わり方を模索中ですが、難しい事に変わりなく毎度ツライさん。

(ナンデモナオールを見て)
ツライ「これで人生が楽になるかな(虚)」


18.データ信奉者

エアシャカールを巻き込むべく、彼女がいるネカフェ、その個室に突撃したツライさん。

外出という事で社畜戦闘服"スーツ"を着込みお邪魔する。

 

 

「シャカさんのお宅は此方で宜しいでしょうか」

「アァッ!? 宜しくねぇよ、いきなりなんだテメェは! つーか、なんでスーツなんだよ!?」

 

 

不良ムーブをかまされるも、怯む事なく進む社畜ツライさん。

この程度、まだ優しい方であった故に。 短刀で襲われないし。

 

それでもシャカの見た目と言動は子供向けでは無いのは確かであるが。

ギザ歯にピアスに怖い目付き。 変なカラフルパーカーの私服。

 

 

「色気ゼロ。 そんな貴女に素敵情報を……」

 

 

センスの無いツライさんも思わず感想を言いいつつ話を進めようとする。

多忙な日々に脳死する社会に生きていながら、性欲だけはあるツライさん。 故のエロ本回収入学であり、全ての始まりである。

最もジュニアを失った今世では色々と残念美人と化しているのだが……。

 

 

「喧嘩売ってんのか?」

「噂に聞く通り聡明ですね。 ですが売りたいのは喧嘩ではなく貴重なデータです」

 

 

出る……ッ! 甘美の殺し文句……ッ!

貴重なデータ……シャカールホイホイ!

 

データをくれるというなら破天荒のゴルシにもホイホイしたデータ狂信奉者……泥団子の作り方……それで空いたという鉄骨……その謎に迫ったギャグデータは果たして得られたのか!?

 

しかし今回、怪し過ぎる!

初対面の相手、悪名高まるツライさん、対してシャカールは当然……警戒……ッ!

 

 

「いきなり過ぎて怪し過ぎるだろうが」

 

 

断る空気を醸し出し、さっさと追い払いに掛かるシャカール!

しかしツライさん、冷静にシャカールの弱点を突き回し攻撃……卑劣!

 

 

「なら要らないと。 残念です。 タキオンに売りにいきますかね」

「……待て。 見ネェとは言ってねぇだろが」

「そう言うと思いまして、ご用意しております」

「チッ」

 

 

策に嵌る! 哀れシャカ!

成績、データ、信仰心。 それだけで生き残るほど甘くはない世界にいたツライさんがあっさり上回る!

それでもデータを得られるならプライドのひとつやふたつ……そうして見る羽目になるヤバイ奴!

 

ツライさんは持ち込んだPC、そのモニターを見せて出方を伺う。

 

 

「そのお試し版が此方という訳ですね」

「………………おい」

「なんでしょう?」

「何でしょう、じゃねえよ。 こんなヤベェもん、何処で手に入れやがった」

「企業秘密です」

「その秘密が漏れてんじゃネェか!?」

 

 

シャカ、発狂……ッ! 笑顔なしッ!

トレセンどころかURA全体の予算額や名簿が表記されている時点でお察しである!

 

 

「これで共犯者、仲良死です(ニッコリ)」

「関係あるか! オレは知らねぇ!」

「己の不幸を呪うが良いです」

「何が望みだ、言ってみろ!」

 

 

シャカ、折れる!

いくら関係なくても、お偉いさんが放置するとは思えず、そうでなくても目の前の問題児が危害ある行動をする恐れあり。

であれば、ツライさんの言う事を一旦聞いておいた方が時間は稼げる。

……欲しいデータは欲しいのだ。 最悪、罪をツライさんに擦れるのだし。

 

 

「データ整理の手が足りないから手伝って欲しいのです。 それだけです」

「……それだけに巻き込みやがって」

「腕があって信頼出来る相手が少なくてね」

「他で良かっただろ。 キーボードとマウス動かせる手さえあれば良いレベルだ」

 

 

そう。 既にあるデータを整理するだけならOSからPCを組み立てられ、ハッキングも出来る本職顔負けスキル持ちのシャカじゃなくて良い。

 

しかし、とツライさん。

金と権力だけで得られぬもの、信頼というものについて考慮しての選択肢であった。

 

 

「加えて記録を捌ける優秀な奴ですよ……期待してます、エアシャカール」

「勝手な真似を」

「とか言ってデータを取るつもりでしょうに。 罪をワイに押し付けて」

「……何度聞かれようが、オレは巻き込まれた被害者だ」

「脅迫されて無理矢理、という文面を加えといて良いですよ、シャカール君」

 

 

やる事やって、さっさと後にするツライさん。

データ整理の時間は分担して行うとして、結果が出るにはラグがある。 その間、理事長や他がどう出てくるか……。

 

 

「怖いねぇ……若さって」

 

 

ツライさん、若さは肉体のみ。

精神面では磨耗し魂は暗黒物質。

 

今世では、どんな死に様か。

 

本日もツライさんのみならず、人々は何かに追われる様に生きている。




思っていたより好評な為の後書き
【商売/転売】
Q.あなたはフリーマーケットで商品を出品しています。 ところが、あなたと全く同じ商品を安く売っている人がいました。 あなたはどうしますか。
A.ツユハライの解答
その人の商品を買い、高く売る。


【言葉の裏側】
Q.あなたは「やめてくれ」と叫ぶ相手に対して執拗に攻撃しています。 何故ですか?
A.ツユハライの解答
喜んでいるから。 この世から救ってあげる。


【家族】
Q.あなたは、ある家の1人を殺害しました。 ですが死体を隠しません。 何故ですか?
A.ツユハライの解答
家族団欒をさせてあげる為。

【自己犠牲/判断】
Q.暗い嵐の夜でした。 車を運転していると、3人が雨に濡れています。
死にかけの老人、昔からの友人、嫌いな上司です。 車は2人乗りで、あと1人しか乗せられません。 どうしますか?
A.ツユハライの解答
友人に車を貸して老人を乗せてあげる。 自分はその場に残り上司に暴行する。 人助けの名誉と暴行欲求を同時に満たせるから。


【平和と効率】
ウォッカ「上等だ!」
スカーレット「レースで勝負よ!」
ツライ「時短して、この場でケリつけよ」
ウォッカ&スカーレット「えっ?」
ツライ「この場で潰し合えば良い。 物理で」
ウォッカ「な、なにを言ってるんだ?」
スカーレット「(ッ!?)じょ、冗談よ!」
ツライ「冗談か。 若者の考えは分からん」
(笑顔でそう言うと、ツライの手から大きな石が落ちたのでした……)


【ありし日の思い出】
ハロー「(学生靴を見て)これは捨てられないな」
ツライ「思い出は呪物(ポイっ)」
ハロー「そんな……何故ですか?」
ツライ「辛いほど何も考えなくて良かった過去に縋りたくなるし、今の惨状がより虚しく無価値に感じるから。 昔は良かった、本当に……昔は……」
ハロー「その過去を思えるだけ、価値のある人生ではありませんか」
ツライ「ワイは貴女の様に明るく生きられない」
ライトハロー(晴れ)とツユハライ(雨系)の対比


ツライさんがもしウマ娘の幼馴染だったら。
【シャカール編】
シャカ「お前、お袋ントコのバーで入り浸ってた奴じゃねえか」
ツライ「そう言う君は、歌姫の娘かい」
シャカ「関係ネェだろーが。 それと、2度とその話すんじゃねぇぞ」
ツライ「晩酌に付き合ってくれるならな」
シャカ「アァッ!?」
ツライ「そのツラ拝んで飲む酒も一興でね」
シャカ「テメェ……酔ってンじゃねぇぞ」
(なんだかんだ付き合ってくれるシャカ君)


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