「この魔法の学園でもシャドウの意思を継ぐもの」 作:ブラックマッハ
さてモブらしく次はどうしようかと思ったら、あそこで盛り上がっていたから行くしかない。
このビッグウェーブに乗らないで本当のモブと言えるのか!!
モブなら少しでも友達が欲しいはずだ。
「俺も、混ぜてくれ。俺の名は影野空だ宜しくな」
突然の自己紹介に戸惑ったのか俺の方に注目が浴びる。やっぱり間違えたか?少しテンション高めで言って見たんだけどな。
「司波達也だ、よろしく」
「宜しくタツヤ。俺は空て言ってくれ。でこの二人をナンパしていたの?」
ニヤリと微笑みながらそう言った。
モブなら相手の恋愛を知りたがるのがモブである。
それは前世で学んだ事だ。だから堂々と聞いた?
「ふざけないでくれ」
「これは、すまない。ちょっとテンションが高くなりすぎたようだ」
「お兄様、お待たせしました!」
深雪がそう言ったので動き出した。
「ははは初めましちゅ」
盛大に噛んだ。だがここで終わらせるわけにはいかない。
「うつつくしいです」
余りの美しさを表すかのように言ったが、モブらしく言えた自信は無かった。告白するのは、早いと感じたから辞めておいた。
すると耳元にタツヤが近づき、ヒソヒソ話がスタートした。
「空、お前惚れたのか俺の妹に」
「何言ってるんだ。俺が簡単に惚れたら深雪さんが困るだろう。ばかやろう」
そう言って軽く頭を触った。
正直俺は、女性に慣れているから全然好きになっていない。だがモブは美しいやつに惚れるだろうと思い、勝手な解釈でそうしただけだ。
「タツヤ、絶対惚れさせてみせるから協力しろよ」
「ほら俺の言うとおりじゃないか。俺はお前にだけは渡さない」
「チェ、なんでだよ。」
「深雪は、俺の妹だからだ」
「妹?」
タツヤはそう言うと近づくのを辞めた。そう言えば深雪がお兄様って言っていた事を思い出す。その人物こそがタツヤだったんだと分かる。
「えっと二人が兄妹なの?そう言えばお兄さんと言っていたな」
わざと俺は叫んだ。ビックリした時モブなら叫びたくなるだろうと思ってそうしたのだ。
タツヤは頷いた。その言葉に俺は固まったふりをした。まるで石のように心を持たずにな。
夢だろうと思いおれは、頬をつねったが夢じゃない。
俺は嘘泣きをした。
「僕は振られてしまうんだ」
「ほら」
と言ってタツヤは手を貸してくれた。
「俺が言っても変わらないから安心しろ。俺が認めないだけだから。お前の意思は分かった。」
「タツヤ、お前はいい奴だな」
と言って物語をいい方向に持っていく。そしてタツヤの好感度も上がり、俺は頭がおかしい奴で好感度が上がる。
上げ方ミスしていないかと思った。
そもそもモブとしてのやり方がまだ分かっていないのが悪かったのかもしれない。
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