「この魔法の学園でもシャドウの意思を継ぐもの」 作:ブラックマッハ
俺はあの盗賊と戦った後でも日常の生活に戻ることが出来る。それは何故か、……陰の俺だから表の俺は堂々としないと怪しまれてしまうからだ。
そして呑気に美味しそうに味わいながら
「これ美味いな。タツヤ」
と言って美味いの一言を聞きたく聞くと
「もう少し落ち着いて食べたらどうだ?」
とタツヤに促されてしまった。だが俺は気にせずガムシャラに美味しく料理を味わうのだ。
「お兄様」
と深雪が言う前に俺が椅子を移動して、みゆきを俺とタツヤの隣に仕向ける。
「深雪さんどうぞ、ここに座ってください」
「はーい」
余りの必死さに困惑したような顔をしていた。
「空、お前は相変わらずだな」
そう呟くと俺は、何言ってんだコイツみたいな顔をして食べた。
それより気になるのが後ろにいるモブどもだ。俺らを下で見てくる目と顔全てが気に入らない。
「君たちこの席を譲ってくれ」
「ハァ、意味分からないのだけど、せめて最低でも一緒に食べればいいだけじゃないか?机や椅子を持って来てさ。何様なの?」
俺は流石に料理の邪魔をするアホはモブではないと思っている。モブなら料理を食べてる所に邪魔するのがどれだけ悪か理解しているはずだ。
恋の次に食べ物ほど凄い嫉妬心はないのだから。
「僕は選ばれた人間だ。だから君達と食べるなんて考えなどする必要はない」
「なんていい言葉なんだ」
おいおい、アホA賛同するなよ。考えをやめた時点で負けてるて知らない訳なの。考えない事がどれほど愚かなのかをな。せめて考えてから発言しろよ。
「あのさ、ならこのキラキラ輝いている彼女を見ても言えるのかね」
俺は深雪をキラキラ感を演出しながら言った。
「そうよそうよ。深雪なんか言ってやってよ」
「そう、そこは分かっているじゃないか?僕たちこそが深雪さんと食べるのにふさわしいのだ。ささっと譲れ」
「わかっているんだ」
あまりの驚きにボン読みみたいな言い方をしてしまった。その間に食べ物を食べ終えた。とりあえず席は譲るか?いやこんな奴に譲りたくない。
「おかわりをしよう」
と思い、俺は立ち上がった。
「おい僕を無視するな」
「あれ僕に興味持たれてしまったの?ボーイズラブ。ごめんなさい俺は、男が好きじゃないの?あそこにいる中の女子が好きなの?だからごめんね」
そう言うと
「何故だ。僕が振られてしまうんだ」
「それもいい運命だと思えば環境も良くなるんじゃない。それで世界が救われる」
「世界が救われる?」
「あ聞こえていた。適当だよ、おかわりおかわりとな」
俺のことが気になり出して席を譲る事を忘れている。
いいね
「待て」
いいよ食いついた。これがモブの必殺技、「挑発」成功。
「僕を遊んでいるのか?」
「遊ぶ、別に仲良くはしたいけど、出来なさそうだよね」
「そうさ、僕は君と仲良くする暇はない」
そう言って何処かに行き席を譲るなんて事を忘れてしまったらしい。
だが 彼のしつこさは復活するのだった。何度も挑む姿は勇者と呼ぶべきなのだが、しつこい。そんな思いが俺の心にあった。
「お前、よくも俺をコケにしやがったな」
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