きつねキツネ狐ギーツ   作:不死身の機動歩兵隊

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お待たせしました!新鮮な最新話だよッ!!

そして光の国に帰っていったウルトラマン、団時朗さん・・・さよなら、さよなら。


第2話「ギーツ、冒険者ギルドへ」

‐とある森‐

 

ウルフから周子に助けられた少女はその問い掛けに迷いつつも答える。

 

少女

「えっと・・・人ですか?」

 

周子

「正解は両方だよ。私は周子、浮世周子。お嬢さんは?」

 

フィナ

「フィナです!助けていいただきありがとうございました。」

 

周子

「どういたしまして。」

 

そう言って周子は右手をフィナに差し出す。フィナは周子の手を取って立ち上がる。その際に周子はある事を確認する。

 

周子

「(やっぱりNPCのステータス画面は見れないか・・・)所でフィナは1人で何をしに森へ来たの?」

 

フィナ

「あ、はい、お母さんが病気で薬草を探しに来たんです。」

 

周子

「護衛も付けずに?」

 

フィナ

「お金が無くて街では薬草買えないんです。それで森に採りにきたらウルフに襲われて。」

 

周子

「そっか。なら街まで案内してくれない?情けない話、道に迷っちゃてね。」

 

フィナ

「それは全然いいけど・・・周子さん、あのウルフこのままにするの?」

 

そう言ってフィナは先の戦闘で倒されたウルフを見てそう言う。

 

周子

「う~ん、流石にこの数を持ってくのは『~♪』ん?」

 

スパイダーフォンから通知音が鳴り、ポケットから出してメールを確認する。

 

差出人:神様

『君が現実世界で大切にしていた地球の所持金を異世界のお金に両替しておいてあげたよ。追記。ベストのポケットは異次元ボックスになってるから確認してね。』

 

周子

「(おー、これで生活費は当面大丈夫だね。それにこのスキルなら全部持ち運べるね。)じゃあ全部持っていこうか。」

 

フィナ

「じゃあ解体して持ち運べる様にするね。」

 

周子

「ならお願い。あっ、売れた金額は全部フィナが貰っていいよ。」

 

フィナ

「え?でも「私はまだ懐の貯えがあるから大丈夫だよ。薬を買ってお母さんの病気を治してあげて。」周子さん・・・ありがとうございますッ!」

 

フィナは小型ナイフを取り出し、テキパキと手際よく解体をしていく。

 

周子

「上手だね。」

 

フィナ

「うん、たまに仕事でするから。」

 

フィナが解体作業を進める間に周子は自身のステータスを確認する。

 


名前/浮世周子 Lv3 種族/妖狐

 

スキル

異世界言語 異世界文字 異次元ボックス*1

 

装備

DGPユニフォーム(タイプギーツ)

デザイアドライバー(仮面ライダーギーツコアIDセット)

 

アイテム

スパイダーフォン

マグナムレイズバックル

ブーストレイズバックル

ハンマーレイズバックルNEW


 

周子

(成程ね。試しにマグナムとブーストを入れてみよ。)

 

レイズバックルホルダーから取り外し、マグナムレイズバックルとブーストレイズバックルをベストのポケットへ入れる。

 

周子

(嵩張らずに2つ入ったね。これならどんなに大きいものも入りそう。)

 

フィナ

「周子さん、解体終わりましたよ!」

 

周子

「おぉ!結構あるね。それじゃあ全部仕舞うね。」

 

そう言って周子はフィナが解体した素材をポケットへ仕舞っていく。

 

フィナ

「そのベストってアイテム袋だったんですかッ!?」

 

周子

「まぁね。それじゃあ案内よろしくね。」

 

フィナ

「はい!」

 

ウインクした周子にフィナは元気よくそう答えた。

 

‐数十分後 クリモニアの街・正門前‐

 

暫く歩いて街道に出た周子達は道沿いに進んで行く間に周子はフィナから色々と話を聞いていると、遠目でも分かる程の巨大な城壁が見えてくる。

 

フィナ

「着いたよ~あれが私の街、クリモニア!」

 

周子

「おぉ、中々大きい街だね~。」

 

そして門前まで周子達が行くと、衛兵の1人がフィナに声を掛ける。

 

衛兵

「おぉ、嬢ちゃん!薬草は見付かったかい?」

 

フィナ

「はい!」

 

衛兵

「それはよかった。森の奥で行きやしないか心配してたんだ。」

 

フィナ

「アハハハ・・・」

 

衛兵

「それで、そっちの狐の嬢ちゃんは何なんだ?見た事ない格好だが・・・」

 

衛兵の言葉にフィナは苦笑する。そして衛兵は周子の方へ眼を向け、そう問い掛ける。

 

周子

「私は異国からの旅人なので、良く言われます。」

 

衛兵

「そうかい。街へ入るなら身分証を見せてくれ。」

 

フィナは籠から住民カードを取り出して衛兵に見せ、周子は税金で銀貨1枚の支払いと犯罪者かどうかを水晶板で確認を行ってから街へ入る。

 

‐クリモニアの街中‐

 

街中はゲーム内の街とは違う雰囲気があり、様々な人が日常を過ごしていた。そして人々の視線がフィナの案内で冒険者ギルドへ向かう周子に集まる。

 

フィナ

「お姉ちゃんの格好目立つね。」

 

周子

「あーやっぱり?(まぁ、この世界じゃ見た事ない服だからしょうがないか・・・)」

 

そんな事を思いながら周子達は冒険者ギルドに到着する。

 

‐冒険者ギルド‐

 

施設内に周子達が入ると、剣や杖などを装備した冒険者達が思い思いに過ごしていた。そして2人はカウンターの奥へ行き、フィナは男性職員に声を掛ける。

 

フィナ

「ゲンツおじさん!」

 

ゲンツ

「フィナじゃないか。こんな時間にどうした?」

 

フィナ

「素材の買い取りに来たの。」

 

周子

「素材はウルフ13匹です。」

 

そう言って周子は異次元ボックスからウルフの素材を台の上に置く。

 

ゲンツ

「これ、ウルフの肉と毛皮じゃないか。どうしたんだ?」

 

フィナ

「ちょっと外に薬草を採りに行ったら、ウルフに襲われちゃって、そしたらこのお姉ちゃんに「お前、森に行ったのかッ!?」うん・・・無くなったから。」

 

ゲンツ

「何度も言っているだろう。薬草が欲しければ俺が手に入れてやるって!」

 

フィナ

「でっ、でもいつも頼む訳にもいかないよ。タダで貰っちゃってるし・・・」

 

ゲンツ

「だから、それはいいって言っているだろう。もし、何かあったらお前のお母さんに何て言ったらいいんだよ。」

 

頭を手で押さえながら溜息を吐いたゲンツは周子に眼を向ける。

 

ゲンツ

「狐の嬢ちゃん、フィナを助けてくれてありがとうな。」

 

周子

「いえいえ、私も道に迷ってた所を助けてもらったので。」

 

ゲンツ

「礼はしたいが、こっちも仕事だから買い取りは通常通りさせてもらうよ。」

 

周子

「私はいいよ。買い取ったお金は全部フィナにあげて。」

 

その言葉にゲンツは眼を開く。

 

ゲンツ

「いいのか?ウルフ12匹とリーダーを合わせて金貨12枚だぞ。」

 

周子

「懐はまだあるから大丈夫だよ。この後フィナに良い宿の案内をしてもらうので。」

 

ゲンツ

「そうか・・・ありがとうよ。」

 

‐数分後‐

 

冒険者ギルドを後にした周子達は話をしながら宿屋へ向かっていた。尚、周子は住民達から視線を浴びながら。

 

フィナ

「ゲンツさんはお母さんの昔からの知り合いで、色々とお世話になってるんです。お母さんの薬草を用意してくれたり、たまに解体の仕事をさせてもらったり。」

 

周子

「それで解体が上手だったんだ(身の上話を聞いた以上、少しでも何かしたいけれど、今は無理だね。私の事で手一杯だし)。」

 

フィナ

「ここだよ。ご飯もおいしいって評判の宿屋!」

 

周子

「ありがとう。お母さんに早く薬草を持っていってあげて。」

 

フィナ

「うん、周子お姉ちゃんありがとう!」

 

そう言ってフィナは周子に手を振って家に走っていく。それを見送った周子は宿へと入る。

 

‐数十分後 宿屋・風呂場‐

 

無事宿に泊まり、宿娘のエレナの料理を堪能した周子は宿に備わった風呂に入っていた。

 

周子

「あ~気持ちいい~。浴槽も結構広いし、ホントに良い宿だね。フィナには感謝しなきゃ。」

 

そして周子は木製の浴槽から上がり、身体を拭いて風呂場を出る際、備え付けられた鏡で妖狐となった自身の姿をもう一度見る。

 

周子

「ふむ。エレナさんが私の姿を見て可愛いって言ったけど、確かに可愛い。」

 

などと色々とポーズをとる周子は1つある事を思った。

 

周子

「自分でやってあれだけど、ちょっと色っぽい///

 

少し顔を赤くしてそう呟いた。その後、風呂から上がった周子は服を着直して指定された部屋のベットで就寝する。

 

‐翌朝‐

 

早朝に眼を覚ました周子は1階に降りてテーブル掛けをしていたエレナから朝食を貰って今日の予定を考えながら朝食を食べる。

 

周子

(先ずは身分証と下着を含む衣類の確保。この世界の情報収集と今の戦闘力の把握かな。)

 

予定を決めた周子は朝食を食べ終え、昨日訪れた冒険者ギルドへ向かうその道中で後ろからフィナが声を掛ける。

 

フィナ

「周子お姉ちゃん、おはようございます!」

 

周子

「おはよう、フィナ。早朝から何処に行くの?」

 

フィナ

「ギルドで解体の仕事があるか聞きに行くんです。周子お姉ちゃんは?」

 

周子

「私はギルドで身分証を発行したら討伐と採取の依頼を受ける予定だよ。このまま一緒に行こうか。」

 

フィナ

「うん!」

 

‐冒険者ギルド‐

 

冒険者ギルドに到着後、フィナと別れた周子は受付カウンターへ向かう途中で7割近くの男性冒険者達から視線が集まるが、それを無視して受付カウンターにいる受付嬢の前に行く。

 

周子

「すいません。ここで身分証が発行されると聞いたのですが。」

 

受付嬢

「あぁ、はい!ギルドカードの事ですね。冒険ギルドに加入ですか?」

 

周子

「はい。お願い「ぎゃはははッ!おいおい、変な格好した小娘が冒険だと?冒険者も舐められたもんだなぁ!」?」

 

そう頼もうとした時に後ろからそう言われた周子が振り向くと、そこにはゴロツキ冒険者達がいた。その内の1人が周子に言い寄る。

 

ゴロツキ冒険者

「お前みたいな小娘がいるから冒険者の質が落ちるんだよッ!」

 

周子

「(ゲーム世界でもあったな~この展開。)私は身分証が欲しくて来ただけ。どの国でも使えるんですよね?」

 

受付嬢

「は、はい。そうです。」

 

ゴロツキ冒険者

「それじゃ、尚更だな。仕事もしない冒険者なんて必要ないな。」

 

周子

「サボりはしないよ、ちゃんと依頼は受けるし。」

 

ゴロツキ冒険者

「それが質を落とすって言っているんだよッ!」

 

周子

「だそうだけど、本当なの?受付嬢さん?」

 

受付嬢

「ギルドでは最低限の資格があれば登録上何の問題もございません。年齢が13歳以上、1年以内にランクEに上がる事・・・ゴブリンやウルフ等、低い魔物の討伐ができる様になる事です。」

 

周子

「なら道中でウルフ倒したから問題ないか。」

 

ゴロツキ冒険者

「ぎゃはははッ!お前みたいな小娘がウルフを倒せる訳無いだろうッ!」

 

そう言った周子にゴロツキ冒険者達はどっと笑う。それに周子は少しキレる。

 

周子

「受付嬢さん、この人達のランクは?」

 

受付嬢

「彼がランクDのデボラネさん。後ろの皆さんがランクD、Eの方々になります。」

 

周子

「ふーん、相手の実力を見た目で判断して群れなきゃ何もできないただのゴロツキとチンピラ集団じゃん。これでよく冒険者の質が落ちる何て言えるね。」

 

デボラネ

「何だと・・・?」

 

周子にそう言われたゴロツキ冒険者、デボラネは青筋を立て、その後ろにいる他の冒険者達もイラっとする。

 

周子

「だって対話の交渉は無理そうだし、手っ取り早い武力的交渉しか出来ないでしょ?頭の悪い貴方達じゃね。」

 

デボラネ

「貴様ァ・・・死にたいのかッ!?」

 

周子

「受付嬢さん、訓練場ってある?」

 

受付嬢

「えっはい、この裏にありますが・・・」

 

周子

「なら貴方達が勝ったら、私は諦めて立ち去る。私が勝ったら貴方達は冒険者を辞めて立ち去る。それでいい?」

 

デボラネ

「女だからって舐めた事を・・・本物の冒険者って奴を教えてやる!なあ、お前達ッ!!」

 

ゴロツキ・チンピラ冒険者達

「おうともッ!」

 

デボラネの言葉にニタニタ笑いながら返事をする男性冒険者達。少し先の未来でフルボッコにされるとも知らずに。それを見ていた周子は呆れた眼でそれを見ながら受付嬢に声を掛ける。

 

周子

「受付嬢さん今の話、聞いたね。」

 

受付嬢

「はい、ですがここは謝った方が・・・性格にかなり問題はありますが、彼がランクDである事は間違いありませんよ。」

 

周子

「構いませんよ。売られた喧嘩は倍にして返しますから。」

 

受付嬢

「ハァ、分かりました。付いて来てください。ただし命のやり取りは無しでお願いします。」

 

頭を押さえて溜息を吐いた受付嬢は周子とデボラネ達を裏の訓練場へ案内する。

 

‐訓練場‐

 

デボラネ

「おい、早く始めろッ!」

 

周子

(さて、いきなり大型バックルを使うと一方的だからハンマーを使うか。)

 

デボラネが大剣を構え、周子はベストのポケットからハンマーレイズバックルを取り出してデザイアドライバーにセットする前に騒ぎを聞いたフィナがやって来る。

 

フィナ

「周子お姉ちゃん!」

 

周子

「フィナ!」

 

フィナ

「戻ったら騒ぎになってて、それで・・・急いで・・・」

 

周子

「心配してくれてありがとう、フィナ。私は大丈夫だから離れてて。」

 

肩で息をするフィナの頭を撫でながら周子はそう言ってデボラネの前に行く。

 

デボラネ

「貴様、まさか丸腰で戦うんじゃないだろうな・・・」

 

周子

「まさか、ちゃんと武器は持つよ。」

 

『SET』

 

周子

「変身ッ!」

 

『ARMED HAMMER』 『READY FIGHT』

 

改めて右側にハンマーレイズバックルをセット。待機音が鳴り、周子はデボラネに向けて指で狐の影絵を作り、中指と親指でフィンガースナップと同時にハンマーヘッドを押して起動。

HAMMERのロゴをハンマーが叩き、右肩から拡張装備マゼンタオーバープレートが装着されたギーツの姿。

 

仮面ライダーギーツ

アームドハンマー

 

へと変身する。変身完了したギーツは、召喚されるレイズハンマーを手にする。フィナを除いてそれを見た者達は驚く。

 

ギーツ

「さぁ、開幕からハイライトだッ!」

 

ギーツの声でハッとした受付嬢は注意事項と試合開始の合図を言う。

 

受付嬢

「何度も言いますが、殺しはダメですからね。危険な場合、すぐに止めます。それじゃ・・・始めてください。」

 

デボラネ

「フンッ!どうせ見てくれだけの虚仮威しだッ!!」

 

そう言ってデボラネが走り出し、大剣を振りかざす。それに合わせる様にギーツはカウンターでレイズハンマーを振るう。そして大剣とレイズハンマーが激突した瞬間、デボラネの大剣が粉々となった。

 

デボラネ

「お、俺の大剣がッ!?」

 

ギーツ

「(結構頑丈そうだったけど、やっぱりライダーと怪人にダメージを与える武器じゃ相手にならないか。)受付嬢さん、この勝負は私でいいですよね?」

 

デボラネ

「ふざけるな、また勝負はついていないッ!!」

 

受付嬢はどう判断すればいいか分からず迷ってしまう間にも話が進む。

 

ギーツ

「ハァ、分かった。次は素手で相手してあげるから来な。」

 

デボラネ

「馬鹿にするなああああああッ!!」

 

ギーツはそう言ってレイズハンマーを手放し、右手でデボラネを誘う。それにブチ切れたデボラネは拳を振るうが、大振りの右拳を避けたギーツのカウンターの右ストレートが顔面に炸裂。

蹌踉けた瞬間を逃さずジャブを入れ、ワン・ツーを叩き込む。それを数回受けたデボラネは顔が大きく膨れ、白目を剥いて気絶した。そして呆気にとられた冒険者達にギーツは声を掛ける。

 

ギーツ

「それじゃ、貴方達は冒険者を辞めてもらうね。文句があったら聞くよ、武力で。」

 

ゴロツキ冒険者

「な、舐められてたままで終われるかよッ!」

 

チンピラ冒険者

「全員で掛かれッ!!」

 

ゴロツキ・チンピラ冒険者達

「ウオォォォーーーッ!!!」

 

ギーツ

(数も多いし、ブーストを使ちゃうか。)

 

『SET』 『DUAL ON』 『BOOST ARMED HAMMER』 『READY FIGHT』

 

ブーストレイズバックルを左側にセット。下半身に赤い装甲が装着したデュアルオン形態。

 

仮面ライダーギーツ

ブーストフォームアームドハンマー

 

へと変身。レイズハンマーを拾い、迫り来るゴロツキ・チンピラ冒険者達にブーストの高速移動で接近。打撃と蹴りで蹴散らしていく。

 

チンピラ冒険者A

「この―――グヘッ!?」

 

チンピラ冒険者B

「ぴぎゃッ!?」

 

ゴロツキ冒険者A

「は、早過ぎ―――るッ!?」

 

ゴロツキ冒険者

「こ、こっち来る、なッ!?」

 

ギーツ

「さて、そろそろ可哀そうだし、幕引きにしようかッ!」

 

ギーツはハンマーレイズバックルのハンマーヘッドを押し、ブーストレイズバックルのハンドルを捻る。

 

『BOOST HAMMER VICTORY』

 

音声と同時にレイズハンマーの柄が延長される。そして竜巻の様に回転して突撃。残ったゴロツキ・チンピラ冒険者達をなぎ倒し、人の山が出来た。それを見たフィナやその者達も唖然とする。

 

『ミッションクリア』

 

ミッションクリアの音声があると同時にギーツはレイズバックルを外して変身を解く。

 

周子

「さて、受付嬢さん。私の登録手続きと、この人達の登録抹消「そこまでだ。」ん?」

 

???

「騒がしいと思って来てみれば、何だこれは?説明してもらおうか。」

 

受付嬢

「ギルマス!」

 

すると騒ぎを聞いて駆け付けたギルドマスターがやって来た。そして事情を説明する為、受付嬢と周子、まだ意識のあるゴロツキ・チンピラ冒険者数名はギルドマスターの執務室へ移動する。そして気絶したデボラネを含めた冒険者達はギルド職員達が医務室へ運んだ。

 

‐ギルドマスターの執務室‐

 

執務室へ移った後、ギルドマスターのラーロックは受付嬢のヘレナから説明を受け、そこから周子からの要求を聞いて今回の件を治める。

 

ラーロック

「成程な。今後、お前さんと他の冒険者のトラブルは全てギルドが責任もって対応する。だから冒険者登録抹消は取り消してくれ。ほらお前らッ!

 

ゴロツキ・チンピラ冒険者数名

「すみませんでしたッ!」

 

周子

「今回は見逃すけど、もし闇討ちなどをした時は男として死んでもらうからね♪」

 

ゴロツキ・チンピラ冒険者数名

「ひぃぃぃッ!!?」

 

周子が黒い笑みで釘を刺した後、その場で解散となる。周子はヘレナと共に受付カウンターへ戻り、冒険者登録の手続きを行う。

 

‐受付カウンター‐

 

ヘレナ

「では登録用紙に名前、生年月日、職業を記入してください。」

 

周子

(名前と生年月日はいいとして、職業は・・・元の世界と同じ便利屋にしとこ。)

 

登録用紙に記入した後、登録が済むまで周子はヘレナから冒険者活動について簡単な説明を受けた。

 

ヘレナ

「依頼にはランクごとの提示版に別れており、ランクはFからSまで。1つ上の依頼も受ける事が可能です。ランクの昇格は1つ上の依頼の成否で決まります。」

 

周子

(大体想像通りだね。)

 

そう思っている間に登録が完了し、周子はギルドカードを受け取る。

 

ヘレナ

「カードの再発行は銀貨10枚掛かります。気を付けて下さいね。このまま依頼を受けていきますか?」

 

周子

「今日は街の散策をします。昨日来たばかりなので。」

 

そう言って周子はヘレナと別れ、冒険者ギルドを出るとフィナがいた。

 

フィナ

「周子お姉ちゃん!大丈夫だった!?」

 

周子

「フィナ?仕事の方はいいの?」

 

フィナ

「ううん、今日はお仕事なかったんです。それにあんな事があった後だし心配で・・・」

 

周子

「心配させてごめんね。登録は無事に出来たから大丈夫だよ。そうだ!これから街を散策するんだけど、フィナにはその案内をしてくれない?昼食付きで報酬は銀貨1枚。」

 

フィナ

「貰いすぎです。昨日もそうだったけど、10歳の子供が1日で銀貨なんて稼げないよ。」

 

周子

「なら今日は特別。それに私が街の事を知ったらこの仕事は無くなっちゃうよ。」

 

フィナ

「周子お姉ちゃんありがとう。」

 

周子はフィナの頭を優しく撫でた後、2人で街を散策するのであった。

 


WFOルール

IDとレイズバックルには相性がある。

その力を活かしきれるかどうかは使用者次第。


 

第2話END

*1
ベストのポケットは無限に広がる空間。様々な物を収納可能。収納している間は時間が止まる。何時でも出し入れ可能。但し、生きているものは収納不可能。




次回「ギーツの冒険」
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