ガールズ&パンツァー Lost Time and Sisters※休止中 作:セナくん
チュンチュンと小鳥のさえずりが聞こえる
新聞屋の単車のエンジン音が鳴っている
よく見る平和な朝、まだ朝日が出る前...
私と中嶋は川の字に寝ている布団から、みほを起こさぬように起きた
まひろ「ふわぁ〜...お姉ちゃんおはよぉ...」
※説明しよう!中嶋と二人っきりの時、私は中嶋のことをお姉ちゃんと呼ぶのだ!
(普段は下の名前で呼びます あと他の人物も)
中嶋「まひろおはよ〜...」
と寝起きで元気が無さそうに おはようと言い合う
私はそういえばと思い レラに聞いた
まひろ「お姉ちゃん 今日って戦車の初訓練の日
だよね?早起きして戦車を全部点検とかめんどい...」
私は早起きなんてしたくないし、出来ればサボりたい
中嶋「仕方ないだろ〜 朝早くから整備してなくて
本番で動けませんとか話にならないよ...」
私は全くその通りだと思い布団から起きた
まひろ「わかった...まぁその前に朝ご飯だね〜」スタスタ
私は先にキッチンに向かった
中嶋「私も手伝うよ」スタスタ
有難い 料理は複数でやる方が楽だからね
目玉焼きにソーセージに食パンとコーヒー
と定番のご機嫌な朝食のメニュー
食べながら私と中嶋は雑談していた
まひろ「今日来るOBの教官って誰?うちの高校にそんなに有名な人いた?」
私は大洗の事はさっぱり分からん 隠滅のためか、昔の大洗についての資料や記録が無さすぎる
中嶋「う〜ん 会長から前にちらっと聞いたけど、自衛隊のベテラン教官らしいね
名前は分からなかったけど」
まひろ「私に関わりのある人物じゃなければいいが...」 ハァ...
特に西住に関する人物が来ると厄介だ
私の正体がバレてしまう...
中嶋「まぁ...なんとかなるでしょ!」
まひろ「適当すぎやろ」
とつい関西弁で私はツッコむ
あっ話してる間にもう家を出る時間だ 学校行かないと
中嶋「そういえばみほちゃんに、
目覚ましセットしろって言った?」
まひろ「昨日何回も言ったから大丈夫じゃない?まあ時間だし行こう」スタスタ
っと言ってもみほは、黒森峰時代から起きるの苦手だからな〜心配だ...
中嶋「そうだね急ごうか」スタスタ
私達は自動車部ツナギを着て愛車の初代NSXで
学校へ向かった
みほ「スー...スー...う〜ん やっぱりケーキは
いちごのショートが...♪」ムニャムニャ...
ピピピピピピ!!!!!!
時計のアラームが激しく鳴った
みほ「うわぁ!!」ガタガタ!!!
時計の示す時間を見てみほは 驚愕した タイマーを間違えて遅めに設定していたのだ
本来起きる時間はとっくに過ぎていた
みほ「あわわ 遅刻しちゃう〜!」バタバタ!!
急いで身支度とまひろが作り置きしてくれた朝食を食べ、みほは 家を飛び出す
すると、みほは目の前でフラフラと歩く女の子を見つけた。制服からしてうちの高校だ
みほ「大丈夫ですか!?」
とみほは駆け寄った
少女「辛い...」 みほ「えっ?」
少女「生きてるのが辛い…
これが夢の中なら…良いのに…」
みほは ゆっくり少女を抱えた
みほ「あ..あの!しっかりして下さい!」
少女「なぜ朝なんて来るんだ...
朝なんて来なければいいのに...」
みほ「あ..あの!しっかりして下さい!」
と、嘆く少女に肩を貸し みほは学園へと向かった
正門前に着くとおかっぱ頭で腕章を付けた生徒が立っていた
そど子「冷泉さんあなた最近遅刻ばっかりして緩みすぎよ!それに西住さんも 次からは冷泉さんが歩いてても無視してね!」
みほ「は...はぁ...」
立っていたのは風紀委員だったようだ
みほは困惑しながら正門を抜けた
麻子「借りができたな 私の名前は冷泉麻子だ。
必ずこの借りは返す」
みほ「えぇッと...私はただ助けただけなので!」
麻子「また会おう」スタスタ
みほ「はい...ってあっ遅刻してたんだった!
急げ〜!」タッタッタ!!!
みほはなんとか授業前までに着いた
まひろ「みほ何回遅刻するんだよ...ま〜たアラームの時間間違えただろ」ヤレヤレ...
みほ「遅刻しちゃった♪」テヘッ
まひろ「可愛いから許す」ナデナデ
みほのスマイルを見ると私はつい許してしまう
みほ「えへへ〜♡」テレテレ///
レラ「なに私抜きでイチャイチャしてるの?
まひろは私のモノだよ?」ハイライトオフ
みほ「いや私のだけど?」ハイライトオフ
やっべ 喧嘩が始まりそう
桃「そこうるさいぞ!今から教官が来るから静かにしろ!」
と怒る河嶋に杏会長が落ち着けと促す
杏「かーしま落ち着いて
小山〜 教官はいつ来るの?」
小山「予定ではもうそろそろなんですが...」
沙織「教官も遅い!焦らすなんて
大人のテクニックだよね〜!」
沙織はホント男に飢えてるな...
まひろ「うわっゼクシィ戦士だ」
沙織「それどういう意味!?」プンプン
と冗談を言っていると上空から
自衛隊の輸送機が飛んできた
すると輸送機からパラシュートを開いて
10式戦車が降下して来て地面を滑った
あ〜...あのコースはやばい...
ガッシャーン!! とすごい音を立てて
学園長のF40が踏み潰された
杏「あちゃー...」 桃「ポテチ...」
2人はぺちゃんこになったフェラーリを見て
頭を抱えた
キュラキュラキュラ!!ガチャッ!!
教官「こんにちは〜!」
蝶野「今日から大洗の戦車道を指導する蝶野亜美1尉です!
戦車道は初めての子が多いと聞いてますが一緒に頑張りましょう!」
一同「よろしくお願いします!」
沙織「騙された〜!綺麗な人が来るって
言ってたのに〜!」
と沙織は落ち込んだ
華「別に男性が来るとは言ってませんよ...?」
すると教官はあることに気付く
蝶野「あれ?西住師範のお嬢様じゃありませんか!?」
と気づいた蝶野は、みほのそばに寄って行った
蝶野「師範にはお世話になってるんです!お姉様も元気?」
みほ「は、はい………」
と暗い顔をするみほに気付いた沙織が
フォローする
沙織「教官!教官はやっぱりモテるんですか!?」
蝶野「モテるというより…狙った獲物を外した事はないわ!撃破率は120%よ!」
一同「「おぉ〜!!」」
優花里「教官!今日はどのような訓練を
行うのですか?」
蝶野「今日は本格的な実戦型訓練を行うわ!
大丈夫!戦車なんてガンガン動かして
バンバン撃てばいいのよ!」
「え?いきなり?」 「まともに動かしたこともないのに...」「ありえなーい」
と、蝶野は笑顔で言うが、
皆はいきなりの実戦型訓練に戸惑っていた
訓練を開始するため、
各自持ち場の戦車に乗り込む
さて私も戦車に乗るとするか...
だが教官が呼び止めた
蝶野「!?ちょっとあなたいいかしら?」
まひろ「はい?なんでしょうか?」
クソッ 呼び止められたか...
蝶野「...!!!あなた...その顔...師範代の娘よね...!?何故ここに...」
もうバレてる!?いくら何でもおかしくねぇか!?私は思いっきり教官を睨んだ
まひろ「おい なんでアンタが私の事を知ってる...どこで知った...!!」ギロッ
蝶野「あなたの産みの親 つまりしほさんから...
私に密かにあなたの事を探してと頼まれて
そして会ったら伝えて欲しいと言われたの...
今までごめんなさいって...」
は...?今更親ヅラして探しにきやがったのか?
私がどんな思いで生きてきたことも知らないで...ふざけんな...!!
だがその思いを私は必死で抑える
まひろ「訳は分かった だがな まだ私が
生きてると伝えるな...私が直接会って話す
分かったな!」ギロッ
蝶野「ッッ!!(ビクッ)えぇ...分かったわ...」
私は蝶野を威圧して、戦車へ搭乗した
全員戦車に搭乗したタイミングで無線が入る
蝶野「皆 戦車に乗ったわね!それぞれの車内に
地図を置いたわ それを見てスタート地点に
向かって行ってね♪では全車パンツァーフォー!!」
(まひろちゃん...あなたの実力 見せてもらうわよ...!)
と教官の合図でそれぞれ発進していく
土屋「久しぶりに実戦でドリフトできる!」
久々の実戦だから土屋は興奮気味だ
まひろ「手加減はナシだ」
星野「それは可哀想だろ」
まひろ「可哀想って...私らとみほ以外初心者だよ?短期間で強くさせないといけないのに、手加減したら意味が無い...」
初心者チームで全国優勝させるなんて相当イカれてる...だがやらねば未来は無い...
鈴木「だけどやり過ぎないでね?
皆落ち込んで戦車道を辞められたら困るし」
まひろ「肝に銘じとくよ」
中嶋「そろそろ発進だね (ッスー)Panzer vor!!」
土屋「OK!」キュラキュラキュラ!!
星野「エンジン焼き付くから飛ばしすぎるなよ〜」
と星野が諭すと
土屋「わかってるって〜!」ヒャッホーイ!
ほんとに分かってるのか?この子は...
まひろ「とにかく目的地に向かおう この戦車の
ポテンシャルがどれだけか調べたい」
全チームがスタート地点に到着したタイミングで、教官から開始の合図が出る
蝶野「戦車道は礼に始まり礼に終わるの 一同!礼!」
全員「「「「よろしくお願いします!!!!」」」」
中嶋「よーし まずは察敵だね
まずは生徒会から倒そっか」
まひろ「本当は教官を倒したいけど...」
中嶋「あぁ〜さっきのF40の事で?」
そう言った私に中嶋が訳を聞くので答える
まひろ「あぁ 私達が学園長から整備委託されてるF40をせんべいにしたからだよ...それだけは許せん 」
土屋「国に賠償請求すればいいじゃん」
まひろ「それしかないね...」
そうしてる間に私達は生徒会が乗ってる38tを発見した
中嶋「Cチーム発見!10時の方向!撃て!」
車長の指示で私は生徒会を捉えてドンッ!!と砲弾を発射したはずだった...
すると突然 38tが視界から消えたかと思えば、
こちらに砲弾を打ち込んできた
まひろ「なっ...!!」
だがこちらも回避機動を取ったので車体を掠っただけで済んだ
中嶋「くっ!いきなり初心者がここまでやれるの!?まるでベテランじゃん!?」
まひろ「考えるのは後だ!星野!榴弾を装填してくれ!」
星野「榴弾?はっそうか!」
まひろ「あぁ それなら撃破できる!」
私の考えに気付いた星野は瞬時に榴弾に切り替える
まひろ「発射!」ドンッ!!
私は地面の砂に向かい砲撃し視界が遮られる
同時に中嶋は土屋に指示をした
中嶋「ドリフトして後ろに回り込め!」
土屋「了解!!」ギャリキャリギャリ!!
私は星野にまた指示をする
まひろ「星野!徹甲弾用意!」
星野「了解!」ガシャンッ!!
戦車が横滑りを始めて相手が視界を遮られてる内に後ろに回る
だが後ろに回られるのを予測して、相手は砲をこちらに向けていた
中嶋「回避行動!!」
土屋「おりゃ!」キーッ!!
私は、その間冷静に砲を動かし、相手に向ける
そして撃った
まひろ「終わりだ」ドンッ!!
砲弾は38tに当たり、なんとか撃破判定を取った
中嶋「っっ...!!はぁ〜ビビった〜...」
まひろ「何とかいけたか...ってレラ大丈夫か?」
中嶋「あぁ大丈夫だよ...てかよく撃破できたね 私は回避の指示で精一杯だったよ〜」
まひろ「私もビビって相手より先に弾撃ちそうになった...もし先に撃ってたらやられてたよ...」
一体なんだったんだ...?何かがおかしい...
あの動き...どこかで見たぞ...?だがどこで...
と考えていると相手のハッチが開き会長が顔を出した
杏「いや〜 勝てるかと思ったンャンナワカルけどやっぱり強いね〜流石 元黒森峰のエースだね〜」
と明るく振る舞う会長に私は質問をした
まひろ「さっきの砲撃 撃ったのアンタだろ?」
杏「そうだよ〜よく分かったね!」
まひろ「あの動きが出来るとは 流石 山下流だな」パチパチパチ
杏「(ピクッ)なぜその名前を知ってるの...?」
まひろ「やっぱりか 山下流には、一人娘がいるとは聞いてたが...アンタだったのか」
杏「質問に答えろ!!」
まひろ「昔見た資料でね 潰された流派だって書いてたもんでね で、アンタが一人娘なんだろ?」
と質問すると杏は観念したように語った
杏「あぁそうだよ 私が山下流長女の山下杏だ。山下流は、相手の動きを予測することに長けていた。まぁ西住流や島田流よりは小さかったけどね。だがあまりの強さに他の流派を怒らせちゃったみたいで、圧力で流派を潰された。だから私は逃げるように、この大洗に来たんだ。アイツらに全てを奪われた...家族も何もかも...!」グッ!!
と、会長は語りながら悲しい顔をし拳を握りしめた そこで私は会長に1つ提案をした
まひろ「そうか...訳はわかった。それでこれからどうする?」
杏「(ピクッ)どういうこと...?」
杏は困惑したが、まひろは構わず続ける
まひろ「やり返したいのか それとも手前で折れちまうか どっちがいい?」
杏「やり返したいよ...全力で挑んで全国で勝ってやりたいよ!!」
まひろ「よく言った 私も協力する 一緒に黒森峰を倒そう!」
私は杏の決意を聞き 答えた すると杏は涙を流す
杏「グスッ...ウァ...ありがとう...」ポロポロ
中嶋「まひろ そろそろ行かないと」
と言われ私は頷き会長にもう一言
まひろ「角谷会長 全国大会 全力で行こうぜ!私達ならいける!」
杏「グスッ...うん...!」
と車内から 他の生徒会メンバーが出て来て会長を慰める それを見届けた後、私達は他のチームを探すためその場を去った
次は出来るだけ早く出したいです