モンハン勢がダンまち世界に迷い込むのは間違っているだろうか 作:H-13
エイナ・チュールとのダンジョン講義は深層37層まで終了していた。
下層に行くにつれて覚える範囲は広がる為初日の半日で18階層までを覚える様な無茶振りは敵わなくなっていた。
だがヤマトはハンターである。そこらの一般人とは基礎体力が違う。
寝る時間を少し削ったとしても、未知を知る行為を止めることはなかった。
ゴライアスが復活すると推定される日にダンジョンに再度潜ることを決め、合間を縫っては着々と準備を重ねていた。
一番悩むのが装備である。アイルーに頼れていたユクモと違いソロでは深くまで潜ると帰りが辛い。
複数日に渡っての攻略も上位ファミリアでは不思議ではないことを聞くと準備も念入りになる。
悩んだ末に決めた装備は攻撃特化のシルソル一式では無い。弱点となる属性が比較的少なく属性やられを無効にしてくれるアルバ一式である。
心配症を打ち消した上で龍の護符と装飾品で無理矢理二つのスキルを発動させたスキル一覧は以下の通りである。
・属性やられ無効
・属性攻撃強化
・回避距離UP
・溜め短縮
・砥石使用高速化
器用貧乏な一品であるが故にクエストに制限時間があるユクモではシルソル一式で装備が固定化されてからは半分コレクション化していたのは悲しき事実。
合わせるのは無論アルバ太刀こと漆黒爪【終焉】
長く続く鋭い切れ味と高い属性攻撃値を有し、スロットも2つ持つ最強武器。
勿論護符周回で研ぎ師+6集中+5の当たりが出たから成立する事を忘れてはいけない。
一昔前ならばキメラ装備に護符や装飾品で性能を伸ばせないか考えたものだが今はあるが儘に膨大な時間をかけて厳選した一級品の護符のゴリ押しでスキルを大量に発動させていた。
「ヤマト君これはまた雰囲気が違う防具だね!似合ってるよ。」
「情報だけ知っていても実際初見だとあっちの装備は怖くてな。悪くはないだろう?」
「カッコいいじゃ無いか、若干威圧感はあるけど。気をつけて行ってくるんだよ、幾ら君が強くたってダンジョンは大変な所だ。」
「おかえりと言ってくれる者が居るのは有り難いな。無事、帰ってこよう。」
それに、今回のダンジョン攻略はソロでは無いのだから。
「ははははっ!お主!何だその装備は!先に言わぬかこの戯け!」
へファイストス・ファミリア団長、椿・コルブランド
オラリオの冒険者はなぜしっかりと身を守らぬのだろうか。
我が主神である神ヘスティアも大層立派なモノをお持ちだが此方も良いものを持っている。
申し訳程度に肩当てはつけているが後は完全に布である。
サラシに巻かれた上でたゆたゆ揺れるソレなぞどうでも良いと言わんばかりにクルクルとヤマトの着ているアルバ一式を舐めんばかり…いや、一部舐めてるぞこれ…!?
「何処かで見せる時間はある。…そんなに気になるか?」
「当たり前だ!我が主神にも見せておらぬだろう!?儂が、儂が一番に観察出来るのだから!」
大きなバックパックを背負い腰に刀を差した彼女の姿。
他のファミリアの団長をサポーター擬にでもするつもりか!
とお叱りと疑問の言葉があるかもしれないので言っておこう。
その通りだ。
然し言い出したのは椿自身であるし、神へファイストスもヘスティアも了承した上でヤマトにくっ付いて来る事になったのだ。
椿からして見ればヤマトという存在を間近でみる事により新たなインスピレーションを得たい。
へファイストスとしても子の成長は喜ぶことであるし、繋がりを強くする事に異論は無かった。
ヘスティアは椿の熱量に押されると同時にlv5という椿の強さをヤマトの安全の補助として頷いた形。
ヤマトはドロップアイテムに圧殺されなくて良いと分かれば勢い良く頷いた。
椿に支払われる対価はヤマトの所有する武具の観察。ダンジョンに向かう為ギルドへ脚を運ぶ途中でも今脱げる頭装備や籠手を奪われて中の中まで見られていた。
前なんか見ていなく危ない為にヤマトが歩行のサポートをしていたりしなかったり…。
「ヤ〜マ〜ト〜さ〜ん?」
次回!エイナ・チュールの胃死す!デュエルスタンバイ!
ネタです。